エンジニア採用におすすめ!マッチングサービス・転職サイト24選

ITエンジニアの中途採用の現状おすすめマッチングサービス
  • 「なかなかエンジニアの採用に結びつかない」
  • 「エンジニアの採用基準が難しくミスマッチが起こってしまう」

などとお困りの人事担当者も多いのではないでしょうか。

エンジニアは人材不足のうえ、専門性が高いことから採用は難しいといわれています。

今回は、求人広告媒体・ダイレクトリクルーティング・人材紹介の3つの採用手法に分けて、おすすめ転職サイトを紹介します。ぜひ、比較検討の参考にしてみてください。

目次

最新エンジニア採用市場

まずは、最新のエンジニア採用市場について見ていきましょう。

ITエンジニアの新規有効求人倍率

転職サイト「type」が厚生労働省の『一般職業紹介状況[季節調整値(除パート)](令和4年7月分)』の統計表をもとに作成した資料によると、 ITエンジニアの新規有効求人倍率は2019年12月に4.7倍とピークを迎え、新型コロナウイルスが流行し始めた2020年4月には2.4倍へと下がりました。

その後は微増減を繰り返しながら、2022年6月は3.6倍となっています。

ITエンジニア有効求人倍率

画像引用:転職Type

なぜエンジニア採用は難しいのか?

エンジニア採用が難しいといわれる理由の1つに、エンジニア不足が挙げられます。IT需要の拡大がこのまま続けば、2030年にはエンジニアが約79万人不足するともいわれているのです。

2019年にみずほ情報総研株式会社が経済産業省に委託されて行った「IT人材需給に関する調査」によると、IT需要が拡大する一方で、今後労働人口は減少しIT人材の需要と供給の差はどんどん広がる可能性が高いと試算されています。

IT業界はすでに売り手市場と言われており、多くの企業がITエンジニアの人手不足に悩んでいるのが現状です。

また、エンジニアは専門性が高く、現場経験がないと判断が難しいため、エンジニア採用は難しいといわれています。

優秀なエンジニアを確保するための行動5つ

ここでは、人事がどのような対策をとれば優秀なエンジニアが確保できるのか見ていきましょう。

働きやすい条件をつくり、将来性を発信する

ITエンジニアは、労働条件が厳しいという印象があるかもしれません。残業過多になってしまっても、決まったスケジュール通りにこなさなければいけないという風潮があるためです。

優秀なエンジニアを集めるためには、求職者に働きたいと思ってもらえるよう、企業の方針や魅力をアピールすることが大切です。リモートワークやフレックス制の導入など、ITエンジニアにとって働きやすいと感じる条件を作ることは企業努力として必要なことと言えます。

昨今働き方改革が推奨されていますが、働きやすい環境づくりは社内雰囲気の向上に加え、よりよい人材を確保できる可能性が高まるでしょう。

また、入社してから将来性が感じられないという理由で人材が流出してしまわないよう、将来性もしっかりとアピールしてください!

欲しい人材を明確にする

新たにITエンジニアを採用する場合、どんな人材が欲しいか明確にしておくことが大切です。

優秀なエンジニアを採用するにあたり、採用基準が明確になっていないと、ターゲットのズレが生じる可能性があり、また開発の場合チーム制で業務を行うため、コミュニケーション能力も大切なチェック項目となります。

即戦力を求めた経験者採用であるのなら、採用したいITエンジニアの経験値やスキル、組織内での役割などを明確にして採用をすすめてください!

仕事内容を明確にする

ひと言でITエンジニアと言っても、扱っている範囲は幅広く専門分野によって職種が異なります。同じ開発分野でも、その業種の開発経験があるかないかでは経験値が大きく変わってきます。

こんなシステム開発に加わって欲しいなど、採用する際にはどんな仕事内容なのか明確にすることが重要です。

採用コストを設定する

採用コストがどれくらいかけられるかによってエンジニアの採用方法は異なってくるため、先に採用方法を決定するのではなく、まずは採用コストを設定しましょう。十分な予算を確保できるのなら、採用要件に合った人材を紹介してもらえる人材紹介サービスがおすすめです。低コストで抑えたい場合は、転職サイトや転職イベントを活用すると良いでしょう。

採用にかけられる労力を把握する

採用方法により、採用に携わる人員や費やす時間なども変わってくるため、まずは採用にかけられる人員や時間を決めましょう。

とくにダイレクトリクルーティングを活用する場合、自社でスカウトメールの文面作成や定期的な配信などの運用を行うため、時間や労力がかかります。どのくらい採用に労力や時間を費やせるのか把握してから、採用方法を選んでいくと良いでしょう。

エンジニアの知識を深める

専門分野であるITエンジニアの採用には、ある程度知識のある人が関わって人事を行なわないと採用活動がうまくいかない場合もあるため、優秀なエンジニアを採用するには、採用側がエンジニアに関する知識を身につける必要があります。

知識がなければ求人を出す際に、現場の声にばかり頼りすぎて採用のミスマッチが起こることも考えられます。

面接時も、エンジニアの話が理解できず、履歴書上の経験や資格ばかりが判断材料となってしまうでしょう。人事であるからこそ責任を持ってエンジニアの知識を深めることが重要です。

エンジニア採用の採用手法と選定のコツ

ここでは、エンジニア採用で用いられる採用手法と、自社に合った採用手法を選ぶ際のコツを紹介します。

エンジニア採用の主な手法

まずは、エンジニア採用でよく使われている採用手法を6つ紹介します。

手法名 説明
求人広告(求人サイト) 求人サイトに企業が求人情報を掲載して、求職者が応募する採用方法です。
ダイレクトリクルーティングサイト 企業から求職者にアプローチをかけて採用していく方法で、専用サイトや社員の紹介などを活用します。
人材紹介(エージェント) 企業と求職者の間に担当者が入り、マッチングしてくれるサービスです。
リファラル採用 自社の社員から、自社が求めている人材を紹介してもらう採用方法です。
転職イベント 転職希望者を対象に行う、合同企業説明会です。
ハローワーク 厚生労働省が、各都道府県に設置する公共職業安定所です。ハローワーク内の求人情報を載せる端末に、無料で掲載が可能です。

自社にあったエンジニア採用手法の選定ポイント

エンジニア採用は難易度が高いため、低コストや労力のかからない手法を選ぶと、なかなか採用に結びつかず、かえって採用が難航してしまう可能性があります。

コストや労力の面だけでなく、各手法やサービスの特徴を理解し、自社が求める人材のレベルや採用期間を考慮したうえで、採用手法を選ぶようにしましょう。できれば採用手法は複数利用するのがおすすめです。

人材紹介を利用して求職者を探しつつ、応募がなかったときに備えて転職サイトに長い期間掲載する

というのも1つの手です。

エンジニア採用の面接で聞くべき質問例

エンジニア採用の面接時に、聞いておくと面接時の判断材料になる質問例を3つ紹介します。

  • 「これまでに開発したサービスを教えてください」
    サービス開発の経験を質問することで、業務内容への理解力が見極められます。
  • 「困難な課題をどう乗り越えましたか」
    困難な課題に直面したときに、求職者の課題解決能力を把握することができます。
  • 「どのような言語やツール、サーバー構成を経験してきましたか」
    言語やツール、サーバー構成についての質問は、実際に何ができるのか、技術の精通度はどのくらいか判断でき、業務に対するマッチング度合いを把握するのに有効です。

エンジニア採用におすすめの人材紹介(エージェント)

まずは、エンジニア採用におすすめの人材紹介を見ていきます。少人数を短期的に採用したい場合には、人材紹介の利用がおすすめです。

マイナビITエージェント

マイナビITエージェント「マイナビITエージェント」は、人材紹介大手である株式会社マイナビが運営するITに特化した転職エージェントです。転職後の定着率が97.5%ととても高い数字を誇っており、求職者にとっては学生時代から馴染みのあるマイナビ社が運営しているだけあって、信頼性も高いです。

業界専任のスタッフによる採用サポートもあるのが嬉しいポイントです。料金は公式HPより、お問い合わせください。

quick AGENT(クイックエージェント)

クイックエージェント

株式会社ポテパンが運営する「quick AGENT」は、業務委託人材紹介に強い300人のエージェントが参画しているプラットフォームで、ITエンジニアの紹介に特化したエージェントに一括募集ができる採用代行サービスです。

急な人材確保などスピード採用にも対応可能で、複数のエージェントとのスケジュール調整も無理なく行えます。クイックエージェントに支払う導入費用や月額利用料は無料であり、エージェントよりマージン込みの月額単価で紹介が届く制度となっています。

paiza転職(パイザ)

paiza転職

paiza株式会社が運営する「paiza」は、求職者のプログラミングのスキルを可視化し、自社に合った人材を探すことのできるスカウトサービスです。

求めるスキルを持つ人材に限定してスカウトできるので、効率的に選考が可能です。初期費用や掲載費用は無料であり、成果報酬型をとっています。

Tech Stars(テックスター)

Tech Stars

「Tech Stars」は、株式会社 Branding Engineerが運営する、IT・Web・ゲーム業界のエンジニアを専門とした転職エージェントです。入社後短期離職率は1%以下を誇り、自社にマッチした人材を探せます。

メンバーは全員エンジニア経験者のため、細かいニーズにも対応可能です。求職者に対し専門のキャリアアドバイザーがきめ細やかなカウンセリングをし、先のキャリアを見越した企業を紹介するので、再就職後の離職率の低さが特徴の一つです。

費用については、公式HPよりお問い合わせください。

レバテックキャリア

レバテックキャリアレバテック株式会社が運営する「レバテックキャリア」は、デザイナーとITエンジニアを専門とした採用支援サービスです。

新卒社員や中途採用、業務委託など、採用ニーズに合わせて人材を紹介してもらえます。費用は成果報酬型であり、入社が決定するまでは無料で利用することが可能です。

type転職エージェント

type転職エージェント「type転職エージェント」は、転職サイトtypeを運営する株式会社キャリアデザインセンターのグループ転職エージェントです。さまざまなスキルや嗜好性を考慮したうえで、企業に最適な人材紹介を行っています。料金は公式HPよりお問い合わせください。

Geekly(ギーグリー)

ギーグリー株式会社Geeklyが運営する「Geekly(ギーグリー)」は、IT業界最大級の紹介実績です。専門性のあるギークリーのコンサルタントが、スキルや企業文化などに適した求職者を紹介しています。料金は完全成果報酬型です。

メイテックネクスト

メイテックネクスト株式会社メイテックネクストが運営する「メイテックネクスト」は、エンジニアに特化したサービスを提供しています。エンジニア経験者や製造業に精通しした担当者が企業をサポートしています。料金は、完全成功報酬型であり、採用に至るまでは一切無料です。

Bridgersエンジニア

Bridgersエンジニア「Bridgersエンジニア」は、株式会社ネオキャリアが運営する、海外在住のスキルを持った外国人エンジニアを採用できる単独海外面接会サービスです。

エンジニア不足が課題となっている国内において、視野を広く持ち海外のエンジニアに目を向けることは大切となります。

費用は採用が決定した場合にのみ成果報酬が課金される仕組みです。別途、面接会の渡航費が必要になります。

ワークポート

WORKPORT株式会社ワークポートが運営する「ワークポート」は、19年の実績を持つ人材紹介サービスです。

国内に21拠点を展開しているため、エリアごとの特性を理解したうえで専任のアドバイザーが優秀な人材を紹介しています。費用は完全報酬型であり、採用が決まるまでは無料で利用可能です。

富士誇

富士誇株式会社富士誇(フジコ)が運営する「富士誇」は、企業と求職者のマッチング率の高さが特徴の転職エージェントです。

企業との定期的な打ち合わせや過去の内定者データをもとに、求める人材を把握しスカウトに活かしています。料金は公式HPからお問い合わせください。

エンジニア採用におすすめ求人広告媒体サービス

次に、エンジニアを探す際のおすすめの求人広告媒体サービスを紹介していきます。

type

type株式会社キャリアデザインセンターが運営するWebサイト「type」には、Web・ITエンジニアに特化した検索サイトがあります。

ほかの転職サイトと比べると、エンジニア経験者の比率が高く、会員の5人に1人がエンジニア経験者です。料金は連載順位数やスカウトメール数などにより異なり、低価格のものだとtype-Dの35万円、一番サービスの手厚いtype-Aが100万円となっています。

doda

doda「doda」は、パーソルキャリア株式会社が運営する転職サイトです。業界最大級の会員登録者数を誇り、職種や業種に応じた専門サイトも展開しています。料金は10~180万円と幅広く、職種や条件に合わせて最適なプランを提案してもらえます。

イーキャリア

イーキャリア「イーキャリア」はSBヒューマンキャピタル株式会社が運営している転職サービス。最短1日から掲載が可能で、掲載中の修正は何度もできるところが多くの企業から選ばれているポイントです。料金プランは3つに分かれており40万円からの設定になっています。

Find Job!(ファインドジョブ)

FINDJOB!

「Find Job」は、株式会社ミクシィ・リクルートメントが運営するIT・Web業界特化型の転職サイトです。

企業が求めるスキルや労働条件にマッチする求職者を、「マッチ度」でわかりやすく数値化しているため選考判断が行いやすいのが特徴です。料金プランは掲載料のみで、掲載期間によって料金が異なります。

ベティ

ベティ

IT業界で働いている、または働きたい女性に向けの転職サイトです。

女性のキャリアアップを応援しており、女性社員の採用を検討している企業におすすめです。ベティを通して採用が決まるとお祝い金として最大10万円がもらえるシステムもあります。

株式会社アルバイトタイムスが運営する「ベティ」は、IT業界への転職を目指す女性をサポートする転職サイトです。採用をして初めて利用料が発生する成果報酬課金型のため、無駄なコストがかかりません。

IT就職チャレンジャー

IT転職チャレンジャー

株式会社TONAMIが運営する「IT転職チャレンジャー」はウェブやゲーム、スマホ業界などで働きたいITエンジニアのためにIT業界専門の求人サイトです。

取り扱う求人は正社員の他に、契約社員や派遣社員、フリーランス、アルバイトなどさまざまです。

月々の掲載料金は、採用人数に関係なく低コストの定額制となっています。3つのプランの設定があり、最大月額12,800円です。

エンジニア採用におすすめダイレクトリクルーティング

最後に、エンジニア採用におすすめのダイレクトリクルーティングサービスを7つ紹介します。

Wantedly(ウォンテッドリー)

Wantedlyトップ「Wantedly」は採用を専門にしたビジネスSNSであり、IT企業のウォンテッドリー株式会社が運営しています。

給与や待遇などの条件は記載できず、社風や方針など自社の魅力で勝負する共感採用を行っているのが特徴です。料金プランについては非公開であり、メールでの問い合わせが必要です。

Green(グリーン)

Green株式会社アトラエが運営する「Green」は、20~30代の若手IT・Web系の経験者採用に強く、成果報酬型のダイレクトリクルーティングを行っているサービスです。料金プランは3種類あり、プレミアムが120万円、ベーシックが75万円、ライトが60万円の初期費用が設定されています。

現在は募集勤務地別に成果報酬金額が設定されていますが、2022年11月以降は職種分類によって金額が変わります。

Findy(ファインディ)

Findy「Findy」はファインディ株式会社が運営しています。AIによるスキル判定により、自社にふさわしいエンジニアとのマッチングを叶えるスカウト型のエンジニア採用サービスを提供しています。

料金プランは、ベーシックプランとプレミアムプランが用意されていますが、料金は非公開のため、公式HPより問い合わせが必要です。

Forkwell Jobs(フォークウェルジョブズ)

Forkwell Jobs

株式会社groovesが運営する「Forkwell jobs(フォークウェルジョブズ)」は、ITエンジニアに特化したスカウトサービスです。

4万人以上のスキルの高いエンジニアが登録しているのが強みです。

経験技術や技術レベルなど自分のスキルで求人を検索できるため、より希望に沿った人材確保が可能です。定期的に勉強会やイベントを開催して集客を行なうので、より優秀な人材にリーチすることができます。料金に関しては、公式HPより問い合わせる必要があります。

転職ドラフト

転職DRAFT株式会社リブセンスが運営する「転職ドラフト」は、エンジニアのスキルや経験をもとに、企業が年収や業務内容を提示して指名を行う競争入札型の転職サービスです。

求職者のエンジニアには、技術面だけでなく、課題解決する力や記載内容の再現性などの審査をクリアしてきたエンジニアばかりが揃っています。料金は、公式HPからお問い合わせください。

LAPRAS SCOUT(ラプラス スカウト)

LAPRAS SCOUTLAPRAS株式会社が運営する「LAPRAS SCOUT(ラプラススカウト)」は、転職希望のエンジニアにAI技術か企業にピッタリな人材を抽出し、スカウトメールを送れるサービスです。

気になる求職者がいれば、興味があることを求職者へワンクリックで伝えることができ、カジュアル面談につながります。料金は月額固定料金のみであり、成果報酬は発生しません。詳細は公式HPより問い合わせが必要です。

コアデル

コアデル

コデアル株式会社が運営する「コアデル(CODEAL)」は、業務委託の雇用形態をとるエンジニアを中心とした人材との架け橋となるダイレクトマッチングサービスです。登録者の6割がエンジニアであり、そのうちの6割が3年以上の業務経験者となっています。

料金は、公式HPより問い合わせをお願いします。

まとめ

ITエンジニアの採用は、人手不足に悩む企業にとって重要な課題です。これからますます企業間でエンジニア獲得の競争が激化し、優秀なエンジニアを獲得することが難しくなっていくでしょう。

特殊な職種だからこそ、それぞれの企業にあった採用方法を検討する必要があります。

自社が求める人材を獲得するためにも、採用アウトソーシングや人材紹介を活用するのも1つの手です。

効率的に優秀な人材の獲得をするために、ITエンジニアに特化したサービスの利用もぜひ検討して自社に合った採用手法を探し、優秀なエンジニアを獲得していきましょう。

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