合同企業説明会・説明会・選考に参加するときの身だしなみ

合同企業説明会・説明会・選考に参加するときの身だしなみ

学生にとって合同企業説明会や企業説明会に参加するときのマナーはとても気にするもの。そんなとき、企業側はどんな風に伝えてあげれば学生の不安は解消するのでしょうか。

学生は、リクルートスーツに黒髪という方がよい!というのはわかってはいるが、私服参加でOKと書いてあったりするものだと悩むのも当然。また、ネクタイの色や、靴・かばんの色、女性なら化粧や髪形など、見た目で個性を出せるのが私服OKの説明会となります。そこで、本日は合同企業説明会の身だしなみについてご紹介させて頂きます!

学生の半数が、合説の身だしなみに悩んでいる!

こちらは、ポート株式会社が運営する合説「キャリアパーク」が、メール配信で学生にとったアンケート結果になります。

合説身だしなみ調査

約半数の学生が「合説・説明会時の服装、身だしなみについて悩んで焦ったことがある」と回答しています。特に、【服装自由・私服でお越しください】などと記載があれば、なおのこと悩んでしまうことでしょう…。

でも、リクルートスーツばかりの学生では、見極めるのはなかなか大変なので、せめて服装は自由として、その学生の個性を外見からも判断したいですよね!では、どのくらいの企業が、合説~選考において「服装自由」としているのでしょうか?

約5割の企業が「服装自由」と設定したことがある

私服でお越しくださいと回答企業

リクナビが人事担当者500人に行ったアンケート結果です。

「服装自由」「私服でお越しください」のどちらでも指定したことがある・・・11.1%
「私服でお越しください」と指定したことがある・・・12.6%
「服装自由」と指定したことがある・・・23.2%
「服装自由」「私服でお越しください」のどちらも指定したことがない・・・53.2%

46.8%の企業が新卒採用において、「服装自由」もしくは「私服でお越しください」と指定したことがあることがわかりました。

服装自由、私服OK・・・具体的にはどんな格好?

服装自由=オフィスカジュアル・スーツ

こちらも上記と同アンケート結果です。質問内容は「服装自由」と指定した時、どんな服装で来てほしいか、というもの。オフィスカジュアルが55.6%と最多回答となっています。

服装自由とは

私服でお越しください=オフィスカジュアル・普段着

続いて、質問内容は「私服でお越しください」と指定した時、どんな服装で来てほしいか、という内容。

合説私服でお越しください

今度は、スーツよりも「その人らしさが伝わる普段着」がスーツを上回っています。

ここまでをまとめると、
スーツよりのオフィスカジュアルで来てほしい場合は・・・「服装自由」
より普段着に近いラフな格好を求める場合は・・・「私服でお越しください」
と明記するのがよさそうですね!

でもこの情報は、人事による「来てほしい」とする理想の服装のアンケート結果…。学生にはどのように身だしなみについて情報が伝わっているのでしょうか・・・。

学生向けの「身だしなみ」に関する記事

「合説 身だしなみ」と検索した結果、1番上に出てきた検索結果の記事を覗いてみましょう。

学生向け 身だしなみに関する記事

 

就活ノウハウを伝授している「就職の未来」というサイトの記事でした。内容は、以下の通り。

「基本的に、合説にはスーツで行く」

「スーツはリクルートスーツがお勧め」

「私服指定がある場合はオフィスカジュアル」

「服装自由」は基本的にスーツ、業界によっては私服も可能

このサイトの情報からは、人事担当者が望んでいる条件と一致していることがわかりました。また、就活においてほとんどの学生が利用するマイナビでも、「学生の窓口」就活スタイルで同様に説明しています。

▶「自由な服装」「私服」の場合はどうすればいい?

「自由な服装でお越しください」「私服でお越しください」と案内されている場合は、本当に自由な服装でOKというケースもありますが、基本的には「オフィスカジュアル」で行くのが無難です。

▶私服OKの場合は私服で行こう!

最近では、完全に私服OKの合同説明会も増えています。例えば「志望者の個性を見たい」という企業の場合、普段の服装で参加してくださいと案内を出すことがあります。このケースでは、できれば就活スーツの着用は避けましょう。

「自由な服装」で見るべきポイント

TPOに応じた服装選びができているか

「服装自由」と指定した場合、人事担当者がみるべきポイントは、「TPOに応じた適切な服装選び」ができているかどうかということです。合説や説明・選考時に合わせて、適切な服装選びができる学生は、入社後も様々な場面において、TPOに応じた対応ができる学生であると考えられます。

また、自社の社員の服装を思い浮かべて見比べてみるのも、会社に合っているか否かを判断する材料になるかもしれないですね。

スーツ学生の中から「個性」を見極めるには…

スーツを着用しつつ他の就活生より、外見で印象を残したいと思う学生は、他の学生とはちょっとだけ異なる格好で来るかもしれません。例えば、紺やダークグレーのスーツを着ている学生。ほとんどの就活生が、黒のリクルートスーツを着ていますが、就活で適切なスーツの色は黒の他に、紺やダークグレーも含まれます。

良くも悪くも目立ってしまうこともありますが、合説においては、面接など本格的に選考が進む前ですので、チャレンジしてみる学生もいるはずです。

会社説明会で、適切な髪型

これまでの定義

会社説明会や就職説明会に参加する際にふさわしい髪型は、

 男性 
・短く切り揃えられた髪型

 女性 
・ロングヘアは一つに束ねる
・こめかみから上の髪だけを束ねて残りの髪は、そのままおろす
・ショートヘアは前髪が眉にかからないようピンなどでとめる

上記が、会社説明会で適切な髪型 とされていました。

パンテーン「#令和ヘアの就活をもっと自由に」

 

こちらの記事内末尾でも説明していますが、平成から令和へと年号を変えた昨年、P&Gが展開するヘアケアブランドのパンテーンでは「#令和の就活ヘアをもっと自由に」と、139社と共創する広告キャンペーンを打ち出しました。

令和就活ヘア

学生はこれを受けて、これまでよりも自由度の高い髪型で、説明会・選考に臨んでくるのではないかと私は予想しております。全員が全員、同じ髪型でなくてもいいと思いますが、こちらも「TPOに応じた適切な髪型」かどうかというところが重要なポイントになってきそうです。いくら「自由な髪型」といえど、取引先にその髪型で行くのか?という学生も、もしかしたらいるかもしれないですからね。

ファッション業界、アパレル業界など、個性を生かす職種であれば、このキャンペーンは多いに活用していきたいですね!

学生は「合説が就活の一部ということを忘れがち」…⁉

合同説明会(合同会社説明会)や就職説明会、会社説明会は、基本的に予約不要・入退場自由という非常にラフなイベントです。ゆえに、多くの就活生でごった返したフランクな会場を前にすると、一般イベントに来たのと勘違いしてしまいそうになってしまうのです。

企業にとっては、これもれっきとした採用活動の一環ですから合同説明会では参加者の方も、きちんと「お仕事モード」であってほしいところ。合説という場所において、「仕事をする際の自分の姿をイメージし、服装や髪型のマナーを万全にして会場にきているか」が学生見極めの重要なポイントになってきます。

本日は少し、学生さん向けの記事をご紹介させて頂きました。人事様は学生さんがこういったところに気を使いながら、合同企業説明会に参加をしているんだな~って知っておくことが大事だと思います!

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