19卒:2018年10月1日時点での内定状況
・19卒:2018年10月時点での内定状況
上記と同じく、ディスコ【2019年卒就活モニター調査】によると、10月1日時点での内定率は90.5%!
見ての通り、10人中/9人以上が内定保持者となりました。
しかし、意外なことに前年同月の92.7%には届かない結果に・・・
ディスコ【2019年卒就活モニター調査】
つまり2019卒採用は、7月までは前年を上回る内定率でしたが、7月以降は前年を下回るという決して早期化だけでなく、後半で就職以外の選択肢を模索する学生の動きが目立った年度となりました。
・19卒:10月以降の動向は?
内定率が9割を超え、調査したその時点で活動を終了した学生は87.5%。
10月1日時点で、未内定含む活動継続学生は今後どのように動こうと思っているのでしょうか。
1位:「就職先が決まるまで就職活動を続ける」
2位:「大学院に進学する」
3位:「卒業して非正規雇用で働く」
上位はこちらとなりました。
中には、「卒業して就職活動をやり直す(就職浪人を決めた)」という学生が未内定学生の4.3%と、売り手市場といわれた就職活動に満足がいっていない学生もいるという結果になりました。
・19卒:今後の就職活動の方針・戦略
第一ピークを終えた学生は、自分がこれからどうするべきか、このように考えています。
◆2019年卒者
・新たな企業を探しながら、持ち駒企業を広げていく 28.0%
・これまで興味をもった企業を中心に活動する 43.8%
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(累計:71.8%)
・現在選考が進んでいる企業に絞って活動する 10.3%
・志望度の高い企業のみに絞って活動する 17.8%
なんと、今後活発に動くであろう学生が昨年対比7.4%も減少している結果となりました・・・。
・19卒:就職先を決定して、就職活動を終了したい時期
4月:7.9% (6.5%)
5月:16.8% (13.6%)
6月:48.2% (51.9%)
7月:12.6% (14.3%)
8月:6.7% (6.5%)
※()は前年同時期数値です。
上記数字で注目していただきたいのは、『4~6月』です。
倫理憲章上は選考解禁月は6月とされているにも関わらず、6月より前に就職活動を終了させたい!と思っている学生が増えて、6月以降に就職活動を終えるイメージを持っている学生が減っています・・・。
企業側の内定出しが早まっているとはいえ、上記の「1.今後の就職活動の方針・戦略」でご紹介したとおり、GW頃までには志望度の高い企業を絞り込むことができていて、あとはそこに向かって一直線の学生が多いということが見受けられます。
以上を通してずばり言えることは、
学生が就職活動を行うピークは、『6月』まで!と思っていただいた方がよいでしょう。
そのため、必然的に5月はとても重要な1か月となります。
だからこそ、5月にするべきことは明確です!
下記が最も今月に行うべき優先順位の高い項目です。
■説明会開催数を増やし、接触学生を増やす。
■選考日程の調整もスピーディーに行い、学生に辞退の隙を与えない
■合否結果も惜しまず、できるだけ早く伝える
上記3点に限ると思います。
6月に入ると各社から内定が出そろいます。
その時に土俵に乗っていなかったら話になりません。
そのため、活動ピーク時は接触数増加と選考スピードを高めることを意識していただきたいです。
さて、今回のテーマは【21卒・22卒学生の学生動向】です。新型コロナウイルスの影響を受けて、慌ただしくスタートした21卒採用も内定式を終えてホッとしたのも束の間。内定式後の辞退に悩まされている企業も少なくないのでは…? 22卒採用では[…]