採用ロボット(RPA)革命vol.3 RPAとは?

 

  石井 貴善   >>採用ロボット

 


採用ロボット(RPA)革命ブログをお読み頂きありがとうございます。

前回の記事をまだ読んでいない方は

「採用ロボット(RPA)革命vol.1_10年後には47%の仕事がなくなる!?」

「採用ロボット(RPA)革命vol.2_生産性革命の最前線」

 

さて、いよいよ本日は生産性革命の救世主として注目されているRPAについて解説していきたいと思います。

RPAとはいったいなんの事を指すのでしょうか。

これを読めば今日からあなたもRPAについて上司から聞かれた時に、自信をもって受け答えができる事間違いなし!・・・になるよう頑張って書きますので是非最後までお付き合いください<(_ _)>

ではさっそく進めていきたいと思います。

 

今日のテーマ

・RPAとは?

・RPAでどんな事ができるのか?

・RPAが解決する3つのトリレンマ

・まとめ

 

 

・RPAとは?

RPAとはRobotic Process Automationの略語です。

直訳するとロボットによる工程 (過程・手順)の自動化という意味です。

RPAは今まで人が行っていた作業工程と同じことを自動で行います。通常、ロボットと言われて一般的にイメージするのは工場等で動いている機械のようなものだと思いますが、RPAの指すロボットとは簡単に言うとソフトウェアの事です。RPAは仮想知的労働者(デジタルレイバー)とも呼ばれ、まるで人のような動きをします。

 

エクセルのマクロ機能はご存知でしょうか。エクセル内の作業を手順化してエクセルに覚えさせる事によってボタン1つで同じ作業を秒単位で行ってしまう機能です。RPAはエクセルに限らず、クラウド上に浮かんでいる多くのシステムを横断した作業でもエクセルのマクロのように作業手順を覚え、自動化する事ができる、まさに巨大なマクロのような働きをします。

 

RPAに作業を覚えさせるためにプログラミング等の高度な知識は必要なく、パソコン上でやってもらいたい作業を実際に行うだけでその作業を習得します。一度作業を覚えさせた上で、この作業はこの場合はAに進むけど、この場合はBに進む、この場合はここで終了する等の調整を行っていきます。上限を設けたければこの作業を500回行ったら終了等の指示を出します。また、毎日、毎週、決まった時間に行って欲しい作業であれば、その時間から作業をスタートするように指示を出します。

 

システムエンジニアがいない会社でも作業手順を明確にする事さえできれば、その作業用のロボットを次々と開発する事ができるのです。

 

ホワイトカラーの仕事の中には同じ作業を毎月、毎週、毎日繰り返し行うような定型業務がゴロゴロ眠っています。厚生労働省の調べによると現在日本の人口は約1億2600万人、うち約半分の6,648万人が日本の労働力人口としてカウントされています。更に総務省統計局の調査によるとホワイトカラーの就業人口はそのうちの約55%というデータも出ています。労働人口の約半数が従事しているホワイトカラーの生産性を飛躍的にアップさせる事ができれば、今盛んに言われている「働き方改革」の救世主にもなりますし、今後日本が迎える労働人口不足問題の解決にも繋がると、大いに期待されているのが、RPAです。

 

 

・RPAでどんな事ができるのか?

では、実際RPAを使うとどんな事ができるのでしょうか。

代表的な事例を挙げてみたいと思います。

 

◆SEOロボ

SEOの分析・実行代行

 

◆失注予測ロボ

顧客情報をウォッチングし、失注予測をする

 

◆新規営業情報ロボ

新規営業の際の事前資料準備や過去の取引状況のチェック

 

◆監査ロボ

与信チェック等の監査業務を代行する

 

◆サイバー監視業務

フェイズブック内で不正なアプリへの誘導がないか

官公庁のオークションで不正な利用がないか

ネットショップで違法なものが取引されてないか等の監視業務

2016年4月にサイバーセキュリティ監視法が改正され中央省庁の他、日本年金機構などの9法人が対象に加わった事でサイバー監視へのRPAの期待は更に高まっています。

 

◆データ収集ロボ

・ホテルの口コミデータを取得

宿泊予約サイト「一休.com」

3~4時間で、掲載している1528軒のホテルの10万880件の口コミを取得した実績有

・営業リストの作成

リクナビ等の就職サイト掲載企業の情報(電話番号・メールアドレス・担当名等)を取得

数時間で掲載企業約5万件のデータ取得実績有

 

どこの企業でも何かの施策を実行する際には現状の分析から実施する事がほとんどです。その分析作業やデータ収集作業がRPAによりスピーディーにできれば、打てる手が増え、対応スピードも上がり、経営にとっても非常に大きなインパクトを与えます。

 

 

・RPAが解決する3つのトリレンマ

通常どんな仕事にも以下の3つが求められ、それら3つの質を同時に高める事は不可能と言われてきました。その3つとは以下の3つです。

 

「品質」

「スピード」

「コスト」

 

通常「品質」を高めようとすればどうしても時間がかかるため「スピード」は落ち、人手もかける必要があるため「コスト」が上がってしまいます。

また、「スピード」を早めようと思うと短納期になるため「コスト」は下がる可能性もありますが、「品質」は落ちてしまいます。

そして「コスト」を下げようとすると人手をかけられないため、「スピード」は落ちてしまい、「品質」も下がってしまう事がほとんどです。

まさにどれかを重視すればどれかがおざなりになってしまい、3つの質を同時に高める事は非常に難しいのです。

この3つのトリレンマを解決するのがRPAです。

RPAを使えば「品質」を高め、「スピード」を上げ、「コスト」を下げるという3つの質を同時に高める事が可能なのです。

 

 

・まとめ

RPAとはロボットによる作業工程の自動化を行うソフトウェアの事

RPAはホワイトカラーの生産性向上を通じて「労働力不足問題の解決」「働き方改革」を推進すると期待されている

RPAは分析作業やデータ収集作業等の定型業務が得意

RPAは「品質」「スピード」「コスト」の3つの質を同時に上げる事が可能

 

この夢のような技術が現在日本で多くの企業に導入されつつあります。

しかしRPAは全てを叶える魔法の杖なのでしょうか。

現在のRPAにはまだまだ課題も山積されています。

次回はRPAのメリットデメリット、まだまだRPAでは対応できない業務についても解説していきたいと思います。

 

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