アカリク(Acaric)とは?料金や特徴、評判について徹底解説!

アカリク(Acaric)

近年たくさんの採用媒体が溢れている中、どのサイトが自社の採用に向いているのか悩む企業は多いのではないでしょうか?

今回はその中でも理系の学生の採用についてお悩みの企業様に向けて、理系院生採用に特化した「アカリク」について、特徴やメリット・デメリット等を紹介します。

アカリク(Acaric)とは

アカリク(Acaric)とは

アカリクとは、理系大学院生やポスドク(博士号取得後に任期制の職に就いている研究員)に特化した、ダイレクトリクルーティングや採用イベント、人材紹介サービス等を行っている採用サイトです。

スカウトやイベントも理系や特定の専攻院生の採用向きのものが多く、専門性や高いスキルを必要とする人材の獲得に向いています。

アカリク(Acaric)の特徴3つ

それでは、アカリクの特徴について3つ紹介します。

国内最大級の理系データベースを保持している

アカリクの最大の特徴は国内最大級である理系データベースを保有している点です。

2006年から15年、理系人材の採用支援を行ってきた実績から累計登録者数は15万人以上(2022年10月時点)であり、理系大学院生やポスドクに特化した採用を得意としているサービスです。

様々な理系学生に出会うことができる

登録学生の内訳としては、MARCH・国公立学生が85%以上を占めており、専攻も機電、情報から化学・生物系等幅広く優秀な学生に出会うことができるのが特徴です。

理系優秀層の採用に特化しているため、専門性を必要とする業種や高度なスキルが求められる人材の採用に活用できます。

特定の分野に特化したイベントを定期的に開催

アカリクでは、大学院生・ポスドクを対象に年間100回以上ものイベントを開催しています。イベント参加者の選考希望率は60%(※)と、毎年多くの学生がそこから就職先を決定しています。

参照:アカリク

セミナー規模は大小様々で、学生の専攻別でのイベント開催もあるため、よりターゲット層に近い学生に会うことが可能です。

アカリク(Acaric)の料金体系

アカリクの料金体系は以下の通りです。

掲載+スカウト利用プラン 広告掲載プラン
料金 96万円/年 60万円/年
初期追加スカウト 300通
単独メルマガ 2回無料 1回無料
エントリー学生ヒアリング 3名まで/月
注目バナー掲載 1回無料
インタビュー記事掲載 1記事無料
イベント出展チケット
追加購入
1イベント
+40万円
1イベント
+60万円
  • 媒体用追加オプション スカウト追加:+1万円/10通

イベント用追加オプション

  • 全体プレゼン:+10万円/1回
  • 事前メール配信:+5万円/1回
  • フリーターム(学生が企業に質疑応答を個別で行える時間):+10万円/1回

イベント用のオプションにはイベント開始後全参加者に向けて3~5分間のプレゼンができる「全体プレゼン」やイベント開始前に参加予約者に対してのメッセージを配信できる「事前メール配信」、個別ターム終了後に任意で質疑応答を個別で行える「フリーターム」等があります。

アカリク(Acaric)のスカウト機能と実績

アカリクではスカウト利用プランを利用した場合、学生に直接スカウトを送信できるようになります。専攻や希望職種以外にも学生の研究等でも対象を絞れるようになっており、より採用したい学生像に近い学生の検索が可能です。

アカリク スカウト返信率

画像引用:アカリク

スカウト開封率は約80%(※)、スカウトの返信率は平均40%と他サイトと比較しても高くなっており、スカウトから採用に繋がっている企業も多く存在しています。

※参照:アカリクサービス資料

また1通ずつでしかスカウトが送れないように企業側に通数制限を設けることで、学生に届く通数が過剰にならないようになっていることも反応率の高さの要因の1つです。

アカリク(Acaric)と他の理系就活サイトの違い

続いて、アカリクと他の理系就活サイトの違いを見ていきましょう。

エンジニア就活

エンジニア就活

エンジニア就活はITエンジニア志望学生に特化したサイトであるのに対して、アカリクはエンジニア以外にも理系を専攻していた学生の採用が可能です。

また、エンジニア就活は文系のITエンジニア志望の学生の登録もありますが、アカリクは基本理系の学生の採用をメインとしているところが大きな特徴となります。

エンジニアの中でも専門的なスキルを既に持っている・学んだ経験のある学生の採用にはアカリクが向いています。

LabBase

labBase

LabBaseは理系に特化した逆求人サイトとなっており、スカウトでの採用活動がメインとなっているサイトとなっています。一方アカリクは就活サイトの機能の一部でスカウトも含まれているような形となっています。

またLabBaseは大学生の登録が多いのに対して、アカリクは大学院生やポスドクの登録が多くなっており、より高度な知識やスキルを保有している学生が多いです。

そのため、上記のようなより高度な知識やスキルを保有する学生が採用ターゲットの企業は、アカリクの方が向いています。

こちらの記事でLabBaseの特徴や、料金、利用に向いている企業を紹介しているので、あわせてご覧ください。

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LabBase就職とは

アカリク(Acaric)のメリット・デメリット

続いて、アカリクのメリットとデメリットについてそれぞれ紹介していきます。

メリット

  • 幅広い専攻の理系大学院生・ポスドク等の登録があり、高度なスキルや専門性のある学生の採用に適していること
  • 母集団強化や歩留まりの改善をはじめとした理系採用をトータルでサポート可能

理系の採用に苦戦している企業にとって、理系に特化しているサイトであることや採用の見直し等もできることは大きなメリットであり、理系の中でもさらに専門性のある学生を狙っていくにはおすすめのサイトと言えます。

デメリット

  • 理系の大学院生をメインターゲットとしているため、その他の学部をターゲットとした採用も行う場合はアカリク1つで完結させるのが難しいこと
  • 大手企業の登録も多数あり、知名度の低い企業にとって不利になる場合もあること

理系大学院生をターゲットとしているサイトということもあり、文系学生の登録は少ない傾向にあります。そのため、理系以外も募集する際はアカリク以外の採用手法を併用する必要が出てきます。

アカリク(Acaric)利用までの流れ

アカリク 利用の流れ

  1. 無料デモや打ち合わせ:人材検索等の体験ができます
  2. メールでの申込:1~2営業日後にアカウント発行
  3. 運用開始

打ち合わせから運用まで、短期間で可能となっています。

アカリク(Acaric)の良い評判

アカリクに登録している学生からの評判をまとめてみました。
良い評判は以下の通りです。

  • 院生が欲しいという企業から直接スカウトが届く
    →院生のスキルや経験を評価した企業から直接学生に向けてスカウトが届くので、学生目線では知らなかった優良企業とも出会えるのが学生からもいい評価となっています。
  • 満足度の高いセミナーが多数
    →合同説明会や選考対策をはじめターゲット別に様々なセミナーの開催があり、学生から高い評価を得ています。
  • 手厚いエージェントのサポート体制
    →アカリクの提供しているアカリク就職エージェントでは、アドバイザーは全員大学院卒業生で構成されており、大学院のことについての理解が深い担当者が企業紹介を行うため、学生からの信頼も厚く評価も高くなっています。

アカリク(Acaric)の悪い評判

一方で悪い評判もあったため、下記にまとめてみました。

  • エントリーの仕方がわからない
    →アカリクにはアカリクからエントリーできる企業と直接エントリーできない企業と2パターンの掲載があるため、学生にはわかりづらくなっているようです。
  • メールと電話が多い
    →これはどこの求人媒体でも言われることですが、求人案内がメールで定期的に届くなど、連絡が多いことが学生側のデメリットの1つにもなっているようです。
  • 文系院生向けの求人が少ない
    →アカリクは理系院生に特化したサイトとなっているため、文系の大学院生向けの求人の掲載は少なくなっています。
    しかしイベントでは文系院生向けのものもあるため、必ずしも理系院生の登録のみとは限らないようです。

アカリク(Acaric)の利用に向いている企業

アカリクの利用に向いている企業を紹介します。

理系院生の母集団を増やしたい企業

理系院生に特化している媒体であることから、今までの媒体では中々出会えなかったような理系院生の母集団形成をするのに適しています。

また多くの理系学生のデータベースを用いて採用を行えるため、理系採用に対して有効的な施策を考えられることも利点の一つです。

専門性や専攻を重視したターゲットの学生を採用したい企業

理系学生の中でも、自社のターゲットとする専攻やスキルを所持した学生に対して直接アプローチが可能なため、より有効的な母集団の形成が可能になります。

アカリク(Acaric)の導入成功事例3社

実際にアカリクを導入し、成功した採用事例を紹介します。

業種:ソフトウェア S社

≪導入前の課題≫

  • 自社の求める人物像に適した学生にアプローチしたい
  • 開発実績の公開に制限があり、企業知名度が上がらない

≪導入の決め手≫

  • 研究にしっかり取り組んでいる学生の豊富さ
  • 導入前に課題としていた学生に出会えた

≪施策内容≫

  • スカウトの利用
    →自社との親和性の訴求や、自社のことを知ってもらうための案内を行う
    →自社の欲しい学生像に響くような文面の工夫

≪効果≫

  • 運用サポートが手厚い
  • 他媒体では接点が中々持てないような学生と出会えた

業種:コンサルティング A社

≪導入前の課題≫

  • 新卒採用の仕組みができておらず、イチから構築の必要があった
  • 文理問わずデータサイエンスに対して熱意のある学生を採用したい

≪導入の決め手≫

  • アカリクの学生の質が良かった
  • 初年度はコンサルティングを依頼し、採用の仕組みの確立を図る

≪施策内容≫

  • 採用コンサルティングの利用
    →自社の求めている人材を採用するための仕組みを確立するため
    →その中でアカリクの登録学生に欲しい人材が多いことがわかる

≪効果≫

  • 採用の仕組みの確立ができた他、アカリクでほとんど採用が完結した
  • 将来会社の重要な部分を担う人材の採用もできた
  • 新卒に注力したことで結果として中途採用も活発に

業種:メーカー O社

≪導入前の課題≫

  • 世の中のイメージと実際のギャップを埋める必要があった
  • 欲しい学生に十分な職種説明を行うことができない

≪導入の決め手≫

  • IT系人材向けのイベントが自社のニーズに合っていた
  • 課題でもあったターゲット人材に自社の職種説明をしっかり行えた

≪施策内容≫

  • アカリクイベントの活用
    →老舗大企業というイメージが先行していたため、堅苦しいイメージや裁量があまりないのではと思われていた学生に対しても、イメージとのギャップを埋められた他、業種についての詳しい説明も同時に行えた
    →そのためIT系で活躍したいと考えている学生にもアプローチができ、期待していた反応を学生から得ることができた

≪効果≫

  • 自社の魅力のみならず職種の魅力もしっかり伝えられた
  • 学生の反応が期待しているものになった

まとめ

今回は理系院生に特化した採用サイト「アカリク」の特徴や料金、導入成功事例について紹介しました。多数の採用媒体が溢れている今、採用ターゲットごとに適した媒体を選定することが採用成功に向けて重要なポイントになってきます。

新卒か中途どちらでエンジニアを採用しようか迷っている企業も多いでしょう。こちらの記事で新卒でエンジニアを採用するメリットや採用するときにおすすめの媒体を紹介しているので、あわせてご覧ください。

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