モンスター中途社員の人物特徴!中途採用の見極めポイント

モンスター中途社員、即戦力人材採用、見極めの極意

業界経験が長く、人柄も良さそうだと思って中途社員を採用したものの、現場で全く使い物にならなくて困っている企業様は少なくないでしょう。即戦力になりそうだと経験者を採用したにも関わらず、彼らのスキルを活かしきれないのは何故なのでしょうか?

どのような人がモンスター中途社員になってしまうのか理解し、即戦力となる人材の見極め方をこの記事でおさえておきましょう。

こんな特徴がある人は「モンスター中途社員」かも!?

モンスター中途社員の代表的な特徴は次のポイントがあげられます。

自己中で「過去のやり方・自分の仕事の進め方」に固執する

どんなに業界経験が長かったとしても、中途入社者は新しい会社の業務の進め方に柔軟に合わせる必要があります。自己中なモンスター中途社員は、たしかに経験豊富ではあるものの、新しい環境でも自分のこだわりを貫いてしまう傾向にあります。

前職でのやり方に固執し過ぎて、転職先のやり方を受け入れられないのが、モンスター中途社員の特徴です。中には、前職では有給を好きなタイミングで取っていたからと言って、新しい会社でのルールに従わず、好き勝手に有給申請をするようなモンスター中途社員も存在するようです。

プライドが高い

プライドが高く、今までの仕事実績に誇りを持っているタイプもモンスター中途社員になることがあります。

実績を評価され採用されているからこそ、「こんな小さなことは恥ずかしくて聞けない」とプライドが邪魔をしてしまう場合があります。どんなに優秀な人材でも、職場が変われば分からないことは発生するもの。高いプライドを捨てて、どんどん新しい職場に馴染んでいける柔軟さがないと、扱いづらいモンスター中途社員になってしまいます

仕事に対する意識が低い

上記2つとは対照的ですが、全くと言っていいほど「仕事に対してやる気のない」人というのもモンスター中途社員と言っていいでしょう。

お昼休憩に2時間も外に出たまま帰ってこない、週に1度は突然休む、など、仕事に対しての責任感が全く感じられないといったモンスター中途社員の事例も報告されています。

 

せっかく時間とお金をかけて採用したのに、いざ仕事に就かせてみたら、現場から大ブーイング…そんな事にはなりたくないですよね。そうならないためにも、面接時にしっかりと「モンスター中途社員になってしまう人or即戦力になる人」を見極めることが非常に重要になってきます。

「即戦力になる人」の採用見極めポイント3つ

【1】転職理由を深掘りする

多くの転職者は以下のようなネガティブな理由をきっかけに転職することがほとんどになります。

「給与が全然上がらない」「残業が多い」「人間関係がもういやだ」

しかし、面接の場で「なぜ転職したいのですか?」とストレートに聞いても「貴社の〇〇部の理念に惹かれたためです」と、ポジティブな返事をすることが通例であり、なかなか本音の転職理由を聞き出せないものです。

本音の転職理由を聞き出せないまま安易に採用をしてしまうと、入社後にミスマッチが起きてしまいます。では、どうしたら本音を聞き出すことができるのでしょうか

モンスター中途社員面接ポイント面接時に「転職理由は何ですか?」と聞くのではなく、「転職を考えた経緯を教えて下さい」や「転職を考え出したきっかけは何ですか?」と聞いてみましょう。

多くの転職者は、転職理由を聞かれたらこう答えようと綺麗な回答を用意しています。1番大事なことは、転職を考えるに至った経緯の部分に眠っていることが多いのです。

ほとんどの場合が、「上司とうまくいかなくて転職を考えた」「残業が多くてなかなか改善されなく嫌気がさしてきた」というネガティブな気持ちが隠れています。ある日突然、転職しよう!と思い立つものではなく、小さなモヤモヤがたまった結果、転職を選択する人が多いため、転職を考えるに至った経緯をたどっていくと本音が聞き取りやすくなるでしょう。

【2】優秀な職務経歴に騙されず「人柄」をしっかり見極める

中途採用をするとき、「~業界の経験が〇年以上の方」「~の資格を保有している方」と経験値を重視して採用活動をしていると、経歴の良い方=優秀な方、と色眼鏡で見てしまうことがあります。

大手企業で活躍していた、素晴らしい実績がある方であっても、人柄によっては自社にフィットしないことは往々にしてあるでしょう。

職務経歴書に記載された内容に惑わされず、面接のコミュニケーションの中で、採用見極めをしていくことが重要です。

【3】仕事への想いや熱意があるか見極める

中途採用の面接では、過去の経験やスキルがもっとも重要視されることが多いですが、どんなに経験が豊富な人でも、あなたの会社に対する想いや業務に対する熱意がないと活躍人材になれない可能性があります。

第二新卒の採用では、スキルが身についていないためポテンシャル採用を行いますが、中途採用の場合もポテンシャルがあるかどうか、やる気に満ち溢れた人材かどうかは重要視すべきポイントです。

繰り返しになりますが、学歴や職務経歴、転職回数などにまどわされず、面接の会話の中で相手の本気度を見極めることが非常に重要なのです。

まとめ

中途社員は即戦力となることを期待されるので、どうしても目先の実績や経験で評価されることが少なくありません。

本当に即戦力となる人材なのか、モンスター中途社員にならないかを見極めるためには、面接で転職理由を深掘りしながらじっくり判断をしていきましょう。

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