就活カフェとは?企業が利用するメリットと代表的な就活カフェを紹介

就活カフェとは?企業が利用するメリットと代表的な就活カフェを紹介

就活中の学生が集まる就活カフェをご存知ですか?近年、就活カフェの数は増えており、本選考に進む前の学生の情報収集の場として注目を集めています。

今回は「就活カフェの概要と、企業が活用するときのポイント、代表的な就活カフェについて」ご紹介します。

就活カフェとは?

就活カフェとは、就活に関する資料を閲覧したり、就活相談をしたりできる学生向けのカフェのことです。

ほとんどの就活カフェは無料で利用ができますが、無料Wi-Fiやコピー機の設置、パソコンやスマートフォンの充電ができる電源席が完備されているなど、非常に使い勝手が良いため人気があります。

就活カフェの利用者数

就活カフェの利用者数は年々増加しています。就活カフェでは就活に関する資料を閲覧できるだけでなく、会社説明会や学生同士が交流できるイベントも実施されているため、就活を控えた学生たちから根強い人気があるのです。

また、就活カフェは多くの企業がスポンサーとなり運営費用を支えられているため、学生側の費用負担がない点も魅力のひとつと言えます。学生と企業が接点を持てる場、そして就職活動のサポートになる場として、就活カフェの利用者数は増えているのです。

なぜ学生は就活カフェを利用するのか?

多くの学生が就活カフェを利用するのはなぜでしょうか?学生にとって、就活カフェの利用にどのようなメリットがあるのか確認してみましょう。

設備が整えられていて使い勝手がよい

先にご紹介した通り、就活カフェはWi-Fiや電源席、コピー機、就活に関する資料や書籍の閲覧、ドリンクバーの設置など、設備がとても充実しています。ネットカフェを利用すると1000円~1500円ほど費用がかかってしまいますし、大学の学生課ではカフェのようなドリンクサービスがないので、ゆっくり利用ができません。

カフェ形態で足を運びやすいうえ、必要な設備がひととおり整えられている点は、学生が利用する最大のメリットと言えるでしょう。

宿泊施設、着替えスペースの提供なども

地方在住の学生は、都心部の企業受験のために宿泊場所を探して予約する手間がかかります。就活カフェの中には、地方学生のために宿泊スペースを提供していたり、トランクケースなど大型の荷物の一時預かりや、スーツへ着替えるスペースの提供をしていることもあります。

学生の就職活動の負担を減らすために、就活カフェは幅広いサービスを提供してくれているのです。

カジュアルなOBOG訪問や企業面談ができる

就活カフェでは、気になっている企業の先輩社員に対してOBOG訪問ができたり、企業との面談の機会を提供してくれたりする場合があります。就活カフェで開催されるイベントや企業面談は、本選考前のカジュアルなものが多くなっているため、学生たちがリラックスして望めるところがメリットとなります。

一般的な大手の合同企業説明会や、本選考への参加の場合はスーツの準備なども必要になるので、学生にはハードルが高くなることもあるでしょう。就活カフェなら、気軽に企業の話を聞くことができるので、参加もしやすく情報収集が容易になります。

企業側「就活カフェ」の活用方法

続いて、企業が就活カフェを活用する方法についてご紹介していきます。

気になる大学の学生が集まる就活カフェを狙って活用する

東京大学や京都大学、早慶MARCHなど有名私大の近隣に設置されている就活カフェがあります。そのため、自社が狙っている大学の学生が訪れる就活カフェを狙って、企業イベントを開いたりアプローチを行うと効率的です。

学生の本音を引き出すきっかけになる

多くの学生たちは、本選考の場で緊張してしまい、なかなか本音で話せないこともあるでしょう。また、本選考となると事前に面接対策を重ねているため、あらかじめ用意してきた回答をすることも多く、学生の本音がなかなか聞きづらいケースもあります。

就活カフェを利用することで、面接対策していない素の学生にアプローチをすることが可能です。何気ない日常会話の中から本音を引き出していくことで、本選考では出会えないような優秀な学生を発掘することもできるかもしれません。

学生にとっても、素に近い状態で企業と話せることはメリットとなります。無理にとりつくろった姿で採用されるよりも、ミスマッチを減らせる可能性があるためです。

学生からの人気が高い「就活カフェ」は?

最後に、学生から人気が高い就活カフェをピックアップしてご紹介していきます。

知るカフェ

株式会社エンリッションが運営している就活カフェです。

知るカフェは海外展開をしており、関東関西を中心に有名大学の前に店舗展開をしている点が特徴です。優秀層にターゲットを絞って活用したい企業におすすめです。なお、オンライン・オフラインともにミートアップなどのイベントを開催しています。

 所在地 

関東:早稲田大学前、慶応義塾大学前、東京大学本郷前、東京大学駒場前など
関西:同支社大学前、京都大学前、神戸大学前、関西大学前、大阪大学前など
名古屋:名古屋大学前
福岡:九州大学前

インド:IIT HYDERABAD、IIT BOMBAY、IIT INDORE、IIT DELHI、IIT ROORKEE、IIT KANPUR

利用者数

年間500,000人以上

BEYOND CAFE

株式会社Beyond Cafeが運営している就活カフェです。学生向けのフリースペースの提供、無料のキャリア相談も随時受け付けています。

 所在地 

東京都渋谷区桜丘を中心に、仙台、大阪、福岡にも拡大中

利用者数

年間20,000人以上

地方のミカタ

株式会社地方のミカタが運営する就活カフェです。地方のミカタは、学生の利用料金が発生するため注意しましょう。地方のミカタでは、地方学生に対して就活シェアハウスのサービスもあわせて提供している点が特徴です。

利用者数は不明ですが、地方の国公立大学生が多く活用しています。

所在地

東京都新宿区西新宿

START BAR for Students

株式会社ライトマップが運営する就活カフェです。

学生の中でも、起業家志向の方や、スタートアップやベンチャーで働きたい層を中心に集客をしています。学生のバーテンスタッフが常駐し、お酒を飲みながらカジュアルにディスカッションをできる点が特徴です。

また、企業説明会のようなスタンダードなイベントよりも、ロジカルシンキング講座やケース面談講座、戦略思考になるための勉強会など、独自のテーマでイベントを実施しています。

所在地

東京都渋谷区桜丘町

セカンドキャンパス

株式会社ユニバースクリエイトが運営する就活カフェです。

セカンドキャンパスは、大学と株式会社ユニバースクリエイトが共同運営しているもので、第2の就活課として就活を支援する役割を持っています。

ほかの就活カフェと同様に、就活本やWi-Fiなどを完備しているのに加えて、大学指定の履歴書も用意されています。

現在は新型コロナウイルスの影響で、営業時間が通常よりも短くなっている店舗があるため、訪問前に公式サイトで確認をしてください。また、店舗の営業時間が変更となっている代わりに、全国からオンライン参加できるYoutubeのオンライン配信なども実施しています。

 所在地 

新宿、大阪、福岡、広島の4拠点、提携大学数35校

利用者数

年間12,000人以上(2017年度)

まとめ

就活カフェは今後も多くの学生が利用していく見込みです。就職活動が早期化している今、大学1年生や2年生なども就活カフェを利用することも増えていくでしょう。

早い段階で、優秀な学生と接点を持っておくためにも、就活カフェの活用をおすすめします。

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