採用係長とは?料金や評判、導入事例を徹底解説!

採用係長とは

人手不足が加速していく現代。日本のみならず世界中が労働者不足に陥ってており、その中でも日本の中小企業は特に人材不足に悩まされています。

中途採用の手法といえば求人広告媒体や、人材紹介、リファラル、縁故、最近では、ダイレクトリクルーティングサイトという新しい採用手法も徐々に浸透してきています。

そんな多様化している中途採用市場の中で中小企業をメインとした総合サービスがあります。

それが今回説明する「採用係長」です。今回はこの「採用係長」について、概要や費用感、特徴、強みをメリット、デメリットを交えながらお伝えしていきます。

採用係長とは

採用係長

採用係長とは、中小企業の方々に向けた総合的な採用支援サービスです。一括採用管理と広告運用で効率化し、最適な人材獲得をサポートします。自社の採用サイトの作成・採用サポートなどと一緒にindeedや求人ボックス、Google、Yahoo!などの広告の運用サービスも一緒に提供しています。

2023年5月時点では、58,000以上の事業所が登録しており、多くの企業で利用されることがわかります。

採用係長の特徴・強み

採用係長の特徴を4つ紹介します。

簡単に採用サイトの制作ができる

採用係長には、応募意欲を高める求人票を作るための機能が豊富に備わっています。

採用サイトをコーディング作業無しで簡単に作ることができます、例えば、豊富なテンプレートがあるので自社のブランドイメージに合わせたデザインを選べたり、画像やYoutube動画もURLを張り付けるだけで掲載可能です。

会社PR文章や求人内容の自動生成機能、最低賃金のチェック機能など担当者の人的コストを削減してくれる機能が豊富です。

応募者の情報や選考状況を一元化できる

採用係長では、応募者情報の確認やステータスの管理、応募者とのやり取りまで管理画面からできるので、管理を大幅に効率化できます。

WEB面接の機能や返信テンプレート機能などもあり面接に至るまでスムーズに進められます。自動返信機能を利用することで、応募時の返信を自動で送れるなど、採用担当者の負担を軽減してくれます。

費用感が安い

他の求人広告媒体や、人材紹介、採用管理システムに比べて費用感が圧倒的に安くなっています。費用が安い代わりに内容やシステムは簡素化されていますが、そこまで採用人数が多くない企業や、採用関連のシステムを初めて導入する企業にはちょうどいいでしょう。

indeedや求人ボックス、Googleなどの広告にも連携できる

基本的にボタン1つでindeedや求人ボックスなどと連携ができるので、採用担当や人事にとってはとてもありがたい機能といえます。

採用係長の標準機能

採用係長で利用できる標準機能を紹介します。

求人票作成機能

採用係長は、テキストだけの求人ページに比べ、応募意欲を高める求人票を作成するための機能が充実しています。

企業カラーに合わせた求人票のテンプレート選択や、働いた時のイメージができる画像のアップロード機能、1分で完了する会社PR文の自動生成、最低賃金チェック機能など、かゆいところに手が届く機能がたくさん詰まっています。

求人ページの連携機能

  • indeed
  • Googleしごと検索連携
  • 求人ボックス ・スタンバイ
  • careerJETt
  • キュウサク

採用係長は、上記の6つの求人検索エンジンと連携することが可能です。1つの求人票を作成することで、各求人検索サイトに一括で連携されるのも魅力的です。

共有機能

作成した求人票は、TwitterやFacebook・LINEなどの大手のメディアにボタン1つで発信できます。また、採用係長で作成した求人票内に、現在公開中の求人情報が表示されるため、応募者にその他の求人票のアピールが可能です。

応募管理の機能

応募管理を手助けする機能も充実しています。

返信の手間が省ける「返信テンプレートの作成」、連休時の応募に対する「自動返信機能」など、さまざまな機能が用意されています。

面接に関する機能

採用係長では、面接実施に関してもサポートする機能が充実しています。

面接内容が記録できるほか、面接質問項目のテンプレートも用意されており、面接に不慣れな方でもスムーズに進めることができます。また、直観的に面接評価を記録することが可能で、評価結果をグラフィカルに確認することもできます。

サポートに関する機能

基本的にベーシックプラン以上にはほとんどのサポートがついています。初めて導入する時や、不安な場合にはサポート体制が一通りついているベーシックプランがおすすめです。

特に採用支援サポートでは、採用HPや、求人票の作成、求人検索エンジン対応、応募者対応など、「採用の仕組み構築」から「採用成功」のためのアドバイスをしてもらうことが出来ます。

採用係長の料金・費用

採用係長の料金について見ていきましょう。

4つのプラン

採用係長には以下の4つのプランがあります。

採用係長の料金プラン

引用:採用係長公式サイト

採用係長のプランにはライト、ベーシック、プロ、エンタープライズの4種類があり、公式HPで1番オススメされているのは月額約26000円から購入できるベーシックプランになります。

1番安価なのはライトプランではありますが特に採用支援サポートとテクニカルサポートがついていないため、初期導入時に対応の仕方や扱い方がわからず苦戦してしまう可能性もあるので、2つのサポートシステムがついているベーシックプランがオススメされています。

広告運用サービス

広告運用サービス

引用:採用係長公式サイト

広告運用サービスには求人広告運用代行とコンサルタント運用代行の2種類があります。

求人広告運用代行

求人広告運用代行では、月の広告予算が5万円以上から利用でき、スタッフがつくことによって広告運用業務代行や採用ページ改善提案などを提供して貰えます。

コンサルタント運用代行

コンサルタント運用代行は、月の広告予算が25万円以上から利用でき、求人広告運用代行の完全上位互換となっており、応募者集客に特化したWebマーケターによる広告運用業務代行や採用ページ改善提案に加えて、分析改善提案と月1回の定例会も提供してもらうことが可能になります。

オプション

オプション

引用:採用係長公式サイト

採用係長には4つのオプションがあります。求人作成代行や独自ドメイン、応募フォーム項目追加などありますが、映像を通して求職者にアピールできる採用動画制作サービスも注目されています。

採用係長を利用するメリット・デメリット

採用係長を利用するメリット・デメリットについて紹介していきます。

メリット

採用係長を利用することで、中小企業にとって負担がかかりやすい採用コストを抑えることができます。また、求人票の作成から、応募管理、求人ページの連携など様々なことを導入することができるので、初期費用も抑えて導入できます。

デメリット

採用係長は中小企業への総合サービス支援が基本になっているので、大企業の採用規模には向かないサービスになっています。また、中小企業とはいえ大規模な採用を行う企業も多くありますので、自社の採用規模や採用目標などを精査したうえでサービスを導入する必要があります。

採用係長と他の類似サービスの違い

採用係長と類似のサービスと何が違うのか比較してみましょう。

engage

engage

engageは、エン・ジャパン株式会社が運営している採用管理システムになります。採用係長と同じように採用サイト製作から求人票の作成、求人検索エンジン・求人サイトへの自動掲載というように採用係長と似た機能を保有しています。

ただ、engageには電話・メールサポートがありませんが、採用係長には無料プランでもサポートがあり、有料プランでは専任担当者によるサポートが受けられます。

そのため、初めて使う方にとっては、採用係長の方が利用しやすいといえます。

採用係長の評判・口コミ

EQ 優秀

採用係長の評判について見ていきましょう。

良い評判

  • 採用ページの作成が、基本的にはクリックを繰り返すだけでできてしまうほど簡単です。大手の求人サイトへの掲載が一括でしてもらえるところも便利でした。エントリーの受付がはやくなったし、作業も効率的になりました。
  • 採用するための求人の原稿が、テンプレートに沿って簡単にオシャレに作ることができた。これまで紙媒体だったのがFacebookやLINEなどボタン1つで簡単に提携できたのも便利で助かりました。
  • ツール自体は非常に使いやすかった印象があるが、なかなか応募が来なかったのでどこか悪かったのだろうが無料ではなかなか応募は来ませんでした。

悪い評判

  • ページごとの分析機能がシンプルすぎる気がしました。一歩踏み込んだ分析や知りたいことを細かく情報収集していくためには、機能が乏しい気がします。
  • いろいろな機能がありすぎて、最初はどれをどうつかったらいいのか戸惑い、なかなか使いこなせなかった。マニュアルを見るのも手間で、慣れるまでに時間がかかってしまった。採用通知も気づかないことがあり、そこには不安があります。
  • 有料のプランでないと応募はなかなか来ない印象でした。無料プランでは応募が一件もなく、また求人自体あまり見られていなかったです。結局課金制でお金を積まないといけないのかと思いました。もう少し無料でも何らかの成果があると良いなと思いました。

参考:

起業ログ

STRATE

ITreview

採用係長を導入すべき企業

採用係長はどのような企業が利用すべきなのでしょうか?

中途採用に力を入れていきたい中小企業

今後、中途採用に力を入れていきたい企業にとっては、プランによっては違いがありますが初期費用を抑えつつ、求人票から応募管理、広告運用を一括で管理できるのとても便利です。

大規模な採用をしたい企業

飲食/フードや販売などの仕事で、事業拡大によって新規店舗で正社員、アルバイトを多く募集する機会が多くある企業にも採用係長はおすすめです。

何種類もの求人票を作成したり、多くの応募者対応したりと採用担当者の負担が大きくなってしまうので、そのような時には採用係長を導入することで、圧倒的に採用業務量を抑えることが出来ます。

採用係長の導入成功事例

採用係長の導入事例について見ていきましょう。

株式会社S:レジャー/エンタメ

<導入前の課題>

  • 短期間で大人数の採用を行うため、効率的な採用活動を行う必要があります。様々なツールを検討し、5社ほど登録しましたが、予算面や使いやすさ、応募者の管理のしやすさを比較した結果、採用係長を選ぶことにいたしました。

<施策内容>

  • メインの採用ツールとしての採用係長の導入。

<導入後の成果>

  • 採用係長の活用により、たった1か月の間に50人以上もの大量採用を成功することが出来ました。応募者の皆様も協力的で、お友達の紹介などを通じてさらに採用の範囲を広げ、最終的には70名の方々を採用することができました。母集団形成に非常に役立ちました。

株式会社S:アパレル

<導入前の課題>

  • 初めは知人から紹介いただき、登録に至りました。2017年1月~無料トライアルプランを利用しており、応募が入り続けたため、2021年3月から採用係長の有料プランの導入に至りました。求人票や応募者の管理のしやすさを比較した結果、一括管理できる点が魅力で有料プランを切り替えました。今では有料プランを約3年継続で利用しています!

<施策内容>

  • 無料プランから有料プランへの移行。

<導入後の成果>

  • 2~3名ほど採用に至りました!応募の母数が多いことがありがたいです。

株式会社R:飲食/フード

<導入前の課題>

  • グループやそのフランチャイズ店舗で働くアルバイトや正社員の募集のために、全国的に有名な求人情報サイトや沖縄県に特化した求人サイトなど、様々な求人手法を試してきました。求人手法を模索する中で、求人検索エンジンに一括で求人掲載できる「採用係長」の存在を知り、まずは無料で試してみることに。採用ページを作成し、作成した採用ページを求人検索エンジンへ一括連携を行なってみたところ、無料でも十分な効果を実感し、「採用係長」有料プランの導入に至りました。

<施策内容>

  • 無料プランから有料プランへの移行。

<導入後の成果>

  • 正社員で7名、アルバイトで10名ほど採用でき、採用コストをとても抑えられました。連携されている様々な求人検索エンジンから応募があったので、複数の求人検索エンジンへ一括連携できる機能の便利さを実感しました。

まとめ

今回は中小企業の味方「採用係長」について紹介しました。

採用においてはいかに採用のコストを下げるか、採用のためのブランディングをしていくかが重要になってくることがわかります。また、企業がたくさんの人に知ってもらえるという意味で、indeedやGoogleやYahoo!などの検索に引っかかるかというのも重要になってきます。

そこでSEO(Serch Engine Optimization)という言葉ご存じでしょうか。SEOとは、検索エンジン最適化を指します。GoogleやYahoo!などのWeb検索エンジンに、自社のサイトを正しく評価させ、検索エンジンの上位表示を狙う概念や、その取り組みをSEO対策と呼びます。

採用サイトのSEOサイトについて興味がわいた方はぜひ、下記の採用サイトにおけるSEO対策の記事を読んでみてください。

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