採用業務において最も忙しいタイミングといえば、新卒採用の時期を挙げる方も多いのではないでしょうか。
一度に多くの学生を評価しながら、限られた時間でより優秀な人材を確保しなければならず、採用担当者には多くの負荷がかかってしまいます。新卒採用を成功させるには、採用管理システムの利用が必須です!
今回は、業界シェアトップの採用管理システム「i-web」についてご紹介します。
i-web(アイウェブ)とは?
i-webとは、株式会社ヒューマネージが提供している採用管理システムのことです。
新卒採用にも活用でき、学生のエントリーから入社までに必要なやり取りを、すべてオンライン上で完結可能になります。
採用効果が向上したり選考業務の効率化が図れたりするため、今では多くの大手企業や有名企業が導入しています。さっそく詳しく見ていきましょう。
i-web(アイウェブ)の特徴
ますは、i-webの特徴をご紹介します。
i-web(アイウェブ)はリクナビ・キャリタス就活とシームレス連携
i-webの大きな特徴のひとつが、リクナビやキャリタス就活といった就職情報サイトと連携していることです。
画像引用:i-web
学生がこれらの情報サイトからエントリーした際に、データが自動で同期されます。そのほか、就職活動者向けのサイトONE CAREERやOfferBoxとの連携もはじまりました。
i-web(アイウェブ)が連携している各種採用ツール
新卒採用の際には、人材評価に適性検査を活用する会社も多いのではないでしょうかi-webでは複数の適性検査ツールとも連動しており、より客観的に適切な人材を見分けられます。
応募者とのやり取りがWEB上で正確・迅速に!
i-webは、新卒採用や中途採用、グローバル採用など様々な採用モデルがあり、採用業務で必要とされる機能のほとんどが網羅されています。
今までは紙媒体や電話などを使って行われていた応募者と企業間のやりとりが、WEB上で正確・迅速に行えます。応募者への企業情報の提供や会社説明会ならびに面接の予約手続き、合否連絡などをすばやく行うことができます。
i-webは、応募者と企業とをつなぐ採用活動の基盤となり、採用効果が高まるとともに、採用活動業務自体の効率化も期待できます。
One to One コミュニケーションを実現できるマイページ
i-webのマイページは常に変化し続けています。合否連絡やES提出管理、応募者への所連絡など手続きが中心だったマイページから、「One to Oneコミュニケーションを真に実現できるマイページ」へと進化しています。
画像引用:i-web
i-web(アイウェブ)のサービス一覧
i-webの豊富なサービス内容について、ひとつずつ簡単にご紹介します。
新卒採用モデル
先ほどご紹介したように、i-webは複数の就活情報サイトと連携していることが特徴です。そのため、さまざまな経路からやって来る応募者を一括で管理できるようになります。
また、i-webを導入すれば、システム上で適性検査を行ったりSPI3と連動させたりといった使い方も可能になります。すべてi-web上で完結できるため、会社が求める人物像に近い学生を、効率的に見極められます。
グローバル採用モデル
i-webのオプションには、海外在住の応募者に対して会社説明の映像を配信できるサービスもあります。
適性検査なども、英語・中国語・韓国語に対応。外国語を母国語とする応募者も適切に見極められます。
グループ採用モデル
同じグループの複数会社が一括して採用活動を行うグループ採用にも、i-webが活用できます。
同グループ内に採用目標を達成した会社と未達の会社がある場合、グループ全体の応募者に対してアプローチも可能です。
面接支援モデル
面接日程の調整や、面接資料・合否結果のやり取りなども、i-webで効率化を図れます。面接日の調整がi-web上でできるうえ、面接日が近づいたらリマインドメールを自動送信。
また、面接時の評価もタブレットなどからシステムに直接書き込めるため、素早く合否の判断ができます。
リクルーター支援モデル
会社によっては、若手社員がリクルーターとして採用活動の補助をすることがあります。
応募者と近い年齢や同じ大学出身の社員が接することで、会社の魅力が伝わりやすくなるといったメリットがある反面、誰がどの学生を担当するのかなど管理が複雑な面も。i-webなら、各リクルーターの活動状況もまとめて管理できます。
内定者フォローモデル
優秀な学生は、いくつかの内々定を得てから最終的に就職する会社を決めることもあります。
採用担当者はせっかく獲得した人材を失わないために、内々定を出したあとのフォローにも追われることはないでしょうか。i-webは内々定者へ一括でメール送信ができるなど、面接後の業務でも採用担当者の手間を削減できます。
キャリア採用モデル
応募経路の相違を意識せずに、データの取り込みから連絡業務までが実施可能で、採用ホームページに掲載する求人情報をリアルタイムに作成・更新できるのがキャリア採用モデルの特徴です。
キャリア採用にありがちな応募者への対応遅れを防止するための未対応アラートなどの各種アラート機能も充実しています。
i-web(アイウェブ)でできること
i-webでは以下のようなことが可能です。
オンライン面接
画像引用:i-web LIVE
i-webには、オンライン面接ができる機能もあります。
別途オンライン面接用のツールを用意する必要がなく、応募者の情報を管理しているシステムでそのまま面接ができるため、管理が容易になります。地方や海外在住の応募者との面接も組みやすくなります。
アプリ対応の録画面接
画像引用:i-web MOVE
i-webのアプリに対応したi-web MOVEなら、録画面接も可能になります。
あらかじめ会社が用意した質問に対して、応募者が回答している様子を録画して提出する形式で、採用担当者は業務の都合にあわせて応募者の評価を行えます。
ライブ・オンデマンド配信
画像引用:i-web オンデマンド配信
i-webでは業界初・セミナー閲覧履歴/選考情報の一元管理を実現し、志望度の向上に効果がある各種セミナーを、マイページ上でライブ/オンデマンド配信できます。
セミナーへの参加状況も、i-webに登録可能。セミナー後のアンケートなども配信できるため、採用担当者のこまかな業務をサポートしてくれます。
オンライン型社員訪問
画像引用:i-web meets
学生の先輩社員訪問も、i-webを通してオンラインで行えるようになります。
訪問可能な社員を出身大学などで区切って表示させたり、社員のコメントも選考データとともに管理できたりと、社員訪問における業務もi-web上だけで完結させることが可能です。
i-web(アイウェブ)ではできないこと
このように、i-webを導入すると採用活動のすべてをオンライン上で完結できます。
そのため、応募者に直接会わないまま採用が決まるケースもあるかもしれません。すると、応募者の表情やこまかな雰囲気などが読み取りにくいことも。適性検査などである程度の人物像は想定できますが、採用担当者の直感が働きにくくなる可能性もあります。
i-web(アイウェブ)を利用するメリット
i-webを利用することで、このようなメリットが得られます。
業務の効率化
i-webを利用する大きなメリットといえば、やはり採用担当者の業務を効率化できることです。応募者への連絡や書類のやり取りなど、こまかな事務作業が削減できるため、応募者の評価に集中できるようになります。
豊富な情報
多くの企業がi-webを導入しているため、情報量が多いこともメリットのひとつ。採用市場の動向など、役立つ情報をキャッチしやすくなります。
応募~採用がオンラインで完結
応募から採用までをオンラインで完結できるため、これまで交通費などを理由に応募を諦めていた、地方や海外在住の優秀な人材からのエントリーも期待できるでしょう。採用ページ内で会社の魅力などを発信していくことで、学生の目には企業がより身近に、魅力的に写りやすくもなります。
i-web(アイウェブ)の利用料金
i-webの利用料金は、公式には公開されていません。
i-webに対してどのような効果を期待しているのかなど、希望に応じて料金も変動する可能性があるため、まずは問い合わせが必要です。
i-web(アイウェブ)を導入すべき企業の特徴
i-webのような採用活動をサポートするシステムは、ほかにもたくさんあります。
とくにi-webと同様にサービス内容が充実しているのが、就活情報サイトのマイナビが提供しているAOL(アクセスオンライン)です。
AOLも、マイナビと連携している点や、採用活動におけるあらゆる業務をシステム上で完結できる点ではi-webと並びます。しかし、リクナビやキャリタス就活と連携しているのはi-webのみ。より多くの学生からのエントリーが見込めるのは、i-webかもしれません。
そのほか、i-webは業界シェアNo.1であるだけに、情報量においても業界トップクラス。より幅広く応募を呼び掛けたい企業は、i-webがおすすめです。
導入後のサポートはあるのか?
i-webでは、企業の採用活動をプロジェクトとして考えています。
そのため、導入企業が採用活動というプロジェクトを成功させるためのコンサルティングも実施。導入時のサポートだけでなく、採用の成果が実現できるまでのサポートも受けられます。
まとめ
i-webの導入には費用がかかります。しかし、自社の採用ページを作り動画配信などもできるため、企業によってはこれまで発生していたページ作成などのコストが削減できることもあります。
また、採用担当者の負担も大幅に軽減でき、導入には多くのメリットがあります。これからの時代「採用活動もオンラインで!」が正解です。
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