中途採用|母集団形成を改善に導く3つの“S”とは!?

2020年11月11日に「300社支援コンサルタントによる「今日から使える!中途採用/母集団改善策ベスト3」大公開セミナー」というテーマでWebセミナーを実施いたしました。

本記事では、第二部でお伝えした「ターゲットからの応募である“有効”母集団を、どのように増やすことができるのか」という問題解決のための具体事例をお伝えいたします!
第一部でお伝えした内容はこちらの記事でご紹介していますので合わせてご覧ください。

採用成功している企業の母集団に対する考え方

弊社クライアントのなかでも採用目標に対して、コンスタントに人材確保ができている企業(成功企業)には、母集団に対する考え方に共通項があります。その応募者が、「“有効”母集団かどうかというものです。

端的に言うと、自社のターゲットに近い求職者からの応募割合を高めることを第一に考えているということ。

効果的だった方法として、「広告媒体による募集」と「エージェントによる募集」の2つのパターンに分けて、事例を紹介しました。

有効母集団の増やし方〈求人媒体編〉

事例1:システム開発職

〈改善前〉

悩み

経験者を採用したいがなかなかできない

母集団形成

  • 求人媒体 1つ
  • ダイレクトリクルーティング(以下、DR)サイト 1つ

問題点

異なる要件の募集を、同じ媒体で行っていた

→応募数98名対して有効母集団は27名(28%)

提案内容

業種を分けて募集を行うことを提案

〈改善後〉

改善前は、ターゲットが2種類あるのに対して一つの媒体で応募していましたが、弊社の提案後から要件①のような経験者はdoda、要件②のような未経験はマイナビ転職に分けて掲載を開始しました。

全体応募数は微減したものの、各媒体でターゲットを明確化させたことにより、求職者との認識の差異がなくなり有効母集団を155%上昇させることに成功しました。

ターゲットが2種類あるのに、混ぜ込んだひとつの原稿を作成してしまうと求職者に伝わりにくくなり、条件に合わない求職者から応募がきてしまいます。できるだけ求職者が「わかりやすい」ように媒体を分けるなどの工夫をしましょう。

 

事例2:電気技術職

〈改善前〉

 

悩み

媒体やエージェントを複数利用しているが有効母集団が集まらない

母集団形成

  • 求人媒体 2つ
  • エージェント 数社

  問題点 

適切な媒体選定ができていない

提案内容

別媒体への差し替え

〈改善後〉

結果として、以前の150%となる有効母集団の確保に成功いたしました。

ターゲットが多くいる媒体がどれか確認し、正しい媒体選定を行う必要がある、という点で好例でした。

ここまで二つの求人媒体を利用した成功事例を紹介いたしました。では、逆にどのようなものが失敗に繋がるのか「ダメ」パターンについてご紹介いたします。

有効母集団が減少するダメパターン例〈求人媒体編〉

 

事例①・②にもあったように、自社ターゲットにとって効果的な媒体を選定するだけでなく、ライバルとなる他社求人の募集施策も確認する必要があります。

自社の状況を注視するがあまり、他社の動きの確認がおろそかになるパターンも“あるある”ですので、注意が必要です。また、応募が集まらない原稿のまま、修正を加えずにずっといることも、有効母集団の形成の妨げになるでしょう。

有効母集団の増やし方 〈エージェント編〉

次は、主にエージェントを利用した母集団形成を行っている企業の事例をご紹介いたしました。

事例3:法人営業

〈改善前〉

悩み

エージェントからの推薦があるが、書類合格率39%、面接参加率87%のためそれぞれの割合を改善したい

母集団形成

  • 求人媒体 1つ
  • エージェント推薦

  問題点 

エージェントのこまめなやり取りができていない

提案内容

  • 適切なエージェントの選定
  • エージェント様とのコンスタントなやり取り
  • やり取りの速度改善

〈改善後〉

結果として、年間をかけて確保していた応募者数を半年のうちに確保し、さらに有効母集団の数も167%まで回復することができました。

行った施策としては、弊社のアライアンス企業と共同し、ターゲットに近い候補者を多く抱えるエージェント30社に対し会社説明会を実施、有効母集団となる推薦を素早く確保できるサービスを導入して頂きました。

また、急速に増えた応募者への対応は、弊社が運用代行し、逃すことなく面接につなげる体制を整えました。

さらには、推薦数は多いものの書類選考合格につながっていないエージェントへは、通るレジュメと通らないレジュメの違いについて定期的にフィードバックし、推薦者の質を高める動きも実施いたしました。

エージェントを利用した候補者の集め方に関しましても、「ダメ」パターンをまとめました。

有効母集団が減少するダメパターン例〈エージェント編〉

エージェント利用のダメパターンとしては、投げっぱなしがキーワードとなります。

各エージェントに、優先的に推薦をしてもらうためには、密なやり取りが必要です。特に、レジュメに関するフィードバックは、すぐにでも取り掛かることができますので、実施されていない場合には、取り組んでみてはいかがでしょうか。

有効母集団形成に必要な3つの”S“

第二部では、有効母集団を確保するための施策として様々な点に言及しました。成功企業の共通項とも言える3つの“S”をご紹介いたします。

Speed 対応に関する“早さ

→事例③でご紹介したように求人者やエージェントとのこまめなやり取りは非常に重要になってきます。

Simple 求職者から見られたときの“わかりやすさ

→事例①のようにターゲットが2種類あるのに、混ぜ込んだひとつの原稿を作成してしまうとわかりにくくなってしまいます。できるだけ媒体を分けるなどして求職者にわかりやすく伝わるように意識しましょう。

 Smart   ライバルを出し抜く“賢さ

→ライバルがどのように採用活動しているかや職種ごとにどの媒体、エージェントが適しているかしっかり調査をしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

求人媒体を掲載する場合も、エージェントを利用する場合も、これらの“S”を念頭に置くことで、有効母集団の増加が見込めるのではないでしょうか。ご参考にして頂けますと幸いです。

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