ONE CAREER(ワンキャリア)とは?企業側のメリットデメリットや導入事例について

新卒採用に取り入れるべきワンキャリアとは?

現在採用・就活市場にはナビサイトやダイレクトリクルーティングサイト、新卒エージェントなど沢山のサイトが存在します。

その中からどの媒体を使えばいいのか、中々判断しづらい方も多いのではないでしょうか。

今回はその中でも一風変わったONE CAREER(ワンキャリア)の特徴やメリットデメリット、実際に使っている企業様の評判についてまとめて紹介いたします。

ONE CAREER(ワンキャリア)とは

ワンキャリア

ONE CAREER(ワンキャリア)とは、学生の口コミを集めた就活用メディアで、求人情報だけでなく、ESや面接対策等の情報が掲載されています。

学生のリアルな感想が見れる他、選考対策にも使用できるため近年使用する学生が急激に増えており、現在利用学生は累計100万人を超えています。(※1)

(※1) 会員数は各期間末日時点で新卒採用支援メディア「ONE CAREER」に会員登録していた人数(退会者を除く)の累計で、全ての卒業年度の会員を含みます。2022年1月末時点の実績で100万人を突破いたしました。

参考:ワンキャリアより

ONE CAREER(ワンキャリア)の特徴・強み

続いて、ワンキャリアの具体的な特徴・強みを3つ紹介します。

文系学生の利用率No2

『2023年卒学生の就職活動動向調査結果報告』によるとマイナビに次ぐ2位に位置しています。

ワンキャリア 学生利用率

画像引用:HR総研「HR総研×楽天みん就:2023年卒学生の就職活動動向調査」

現在は就活生の2人に1人が利用しており、文系理系ともに年々利用学生は増えています。

コンテンツ制作体制が整っている

採用動画作成の代行も行っており、セルフで撮影した動画と投影資料の準備のみで作成代行が可能です。動画撮影のマニュアルが完備されており、初めて動画作成をされる方でも安心してご利用いただけます。

また作成後の動画はYouTubeで閲覧可能の他、ONE CAREER(ワンキャリア)上にも掲載されるため、工数削減だけでなくより多くの学生にアプローチが可能です。

データを活かした採用支援

応募者の情報が豊富なため、その情報を駆使して採用活動を行うことができます。名前や大学名以外にもインターン実績や内定実績、課外活動実績等の情報もあり、企業に応募する学生の傾向やターゲット層の学生の動向分析も可能です。

ONE CAREER(ワンキャリア)の料金プラン

ワンキャリアの3つの求人掲載プランとオプションについてそれぞれ紹介します。

求人掲載料金

ワンキャリアの求人掲載プランは主に3つあります。

  1. フリープランは無償で始められるONE CAREER (ワンキャリア)の最安値プランです。必要最低限の機能が備わっているため、まずはお試しでONE CAREER (ワンキャリア)を使用してみたい企業におすすめのプランです。
  2. ライトプランは価格を抑えながらONE CAREE(ワンキャリア)を利用したい企業向けのプランで、フリープランと比べると、本選考エントリーの期間やスケジュール掲載の制限がなくなり、より使いやすくなっています。
  3. スタンダードプランはフリープランやライトプランよりもさらに機能が充実しています。ATS(採用管理システム)等の外部サービスの接続が可能になることや、「注目の企業」に掲載されるなど、より企業認知度や採用効率の向上に効果的なプランです。
フリー ライト スタンダード
費用 0円 30万(システム利用料)+10万 30万(システム利用料)+30万
期間 無期限 1ヵ月から 1ヵ月から
採用計画
イベント掲載件数 1件 1件 5件
スケジュール掲載 3日程 無制限 無制限
本選考エントリー 2ヵ月 無制限 無制限
「注目の企業」掲載 × ×
外部サービスの接続(ATS等) × ×
学生の動向
自社他社の評価閲覧
こんな企業におすすめ まずは無償でワンキャリアを使用してみたい企業 価格を抑えてワンキャリアを使用したい企業 力を入れたい時期には特に力をいれて採用活動を強化したい企業

オプションメニュー

上記記載の求人掲載料金にプラスして下記のオプションをつけ入ることも可能となっています。

記事広告 オンライン説明会
定価 200万円/記事 200万円~/枠

記事広告はONE CAREER(ワンキャリア)の編集部が取材・執筆・撮影・編集をすべて行うサービスです。企業の認知度向上やリブランディングに効果的なオプションです。

またオンライン説明会はONE CAREER(ワンキャリア)で企画から運営までフルサポートでオンライン説明会を作成できるサービスで、オンラインが主流となった現在の採用活動にて、工数を削減しつつ高クオリティなコンテンツに仕上げたい企業様におすすめです。

ONE CAREER(ワンキャリア)掲載までの流れ

ワンキャリア 掲載 流れ

求人掲載までの流れは以下の通りです。

  1. 申し込み/管理画面発行
    申込完了後、1〜2営業日程で管理画面が発行されます。
  2. 原稿作成・入稿
    ワンキャリアに掲載用の原稿の作成と入稿を行います。
  3. エントリ―受付開始
    インターンシップ、選考ともに時期を問わず掲載可能です。

ONE CAREER(ワンキャリア)とリクナビ・マイナビの違い

マイナビやリクナビなどのナビサイトは企業情報や説明会の日程等、エントリーのための情報のみの掲載に対して、ONE CAREER(ワンキャリア)では企業情報のほかにも学生の体験談や口コミ、実際のES掲載など就活全般で活用できる情報が掲載されていることが最大の違いです。

また1ヵ月単位での掲載プランを組むことが可能なので通年採用や独自のスケジュールでの採用などを自由に行うことも可能です。

マイナビ・リクナビについて詳しく知りたい方は下記記事をご覧ください。

リクナビとは?採用サービスの特徴や利用すべき企業を解説

【マイナビとは?】2022卒→2023卒、仕様変更点まとめ

ONE CAREER(ワンキャリア)に掲載するメリット3つ

ワンキャリアに求人情報を掲載するメリットは以下の3つです。

自社や競合の分析が可能

学生から寄せられた口コミや体験談、比較分析機能などにより自社の採用プロセスの改善や他社との比較・参考に生かすことができます。

オンライン説明会・合同説明会が充実

ワンキャリアライブ

年間600回、累計74万人を動員したONE CAREER LIVE(ワンキャリアライブ)を開催しており、10点中9.2点という高い満足度を得ています。(※1)

(※1) 参考:ワンキャリアクラウド

圧倒的な開催実績だけではなく、プロの司会者を呼んでのクロストークや専用のスタジオでの動画撮影・編集による高品質のコンテンツもONE CAREER LIVE(ワンキャリアライブ)の強みです。

またカンファレンス型と説明会・セミナー型と形式も多様で、訴求したいターゲットや予算等にあわせてカスタマイズ可能です。

効率的にアプローチ可能なスカウト

ワンキャリア スカウト

先述の通り学生利用率No.2の就職サイトであることから幅広い学生にアプローチが可能です。

またスカウト対象学生は、大学・学部・文理だけでなく、参加したインターンシップ実績(社名)からも絞り込みが可能なので、自社で採用したいターゲット層に直接アプローチでき、効率的に採用を行うことができます。

ONE CAREER(ワンキャリア)のデメリット2つ

先ほどワンキャリアに掲載するメリットを紹介しましたが、もちろんデメリットもあります。

ONE CAREER(ワンキャリア)単体だとATSとしての機能が少ない

ATS(応募者管理システム)としての機能は他のナビサイトに比べるとONE CAREER(ワンキャリア)にはまだ少ないことが弱みです。

企業にとっていい口コミばかりではない

学生による沢山の口コミが掲載されているため、決して全ての口コミが企業にいい評価ばかりではありません。しかし学生のリアルな反応を反映しているため学生のギャップを少なくすることが可能であり、選考辞退率や早期退職の防止にも活用できる一面もあります。

ONE CAREER(ワンキャリア)を利用すべき企業

ワンキャリア 利用すべき企業

ONE CAREER(ワンキャリア)を利用するべき企業は以下の3つです

  • 早期採用や自社独自のスケジュールで採用活動を行っている企業
  • 優秀層の学生の採用に力を入れたい企業
  • 学生や競合他社の情報を効率よく集めたい企業

柔軟なスケジュールにも対応可能である他、学生利用率の高さから多くの学生の声や体験談をまとめて閲覧・分析が可能であるため、採用活動の効率を最大限上げることができます。

ONE CAREER(ワンキャリア)の導入事例

実際にワンキャリアを導入した企業様の事例を3社紹介します。

O社(商社)

≪抱えていた課題≫

  • 東海圏以外からの学生の母集団形成が出来ていない。
  • 関西・関東本社の大手総合商社を志望する学生から候補として見られていない。

≪導入の決め手≫

  • 関東・関西圏で登録学生が増加しており、今まで満足のいく母集団形成ができていなかったエリアの学生にもアプローチができると考えたため。
  • 年間契約ではなく月単位で掲載プランを組めるためお試しで始めやすかったため。
  • 夏インターンの募集を4月という早い時期に始められたため。

≪得られた成果≫

  • 関東・関西圏の学生や総合商社志望の学生のエントリーが増加。狙っていたターゲット層へのアプローチができた。
  • 説明会の動画がアーカイブとして残ることで、選考までに見返すことが可能になった。そのため学生が企業理解を深めて選考に参加可能になった。
  • 現場社員を積極的に巻き込んでの広報活動が可能になった。

W社(IT・通信)

≪抱えていた課題≫

  • 分社化後のタイミングの知名度不足。
  • しかし採用規模は拡大したため、母集団の規模を大きくする必要があった。

≪導入の決め手≫

  • 会員数が多いため母集団形成が十分にできると考えた。
  • 説明会へのアセット化ができるため、マンパワーをかけることなく学生への発信ができる。結果として採用活動の工数節約にもなるのではないかと考えた。
  • 学生からの口コミで、伝えたいことの訴求が出来ているかの確認が可能と考えた。

≪得られた成果≫

  • 21卒から22卒にかけて採用規模が大きくなる中、母集団形成がしっかりできたことで、倍増した採用目標を達成できた。

D社(メーカー)

≪抱えていた課題≫

  • 企業のイメージが先行し、求めていたビジネス志向の高い学生の応募が少なかった。
  • 本社のある地域の学生との接点は多かったが、その他の地域の学生との接点が不十分だった。

≪導入の決め手≫

  • 担当者が元ユーザーであったこともあり、学生からの信頼と発信力は実感していたこと。
  • 今まで会えていなかった層の学生にも幅広くアプローチできること。
  • 効果的な採用広報の手法を提供できること。

≪得られた成果≫

  • 入社の他地域:本社地域の比率が4:6から6:4に逆転した。
  • 採用活動を早期化できたことで、質の高い、求めていた学生との接点が増えた。

企業から見たONE CAREER(ワンキャリア)の評判

ONE CAREER LIVEには大手企業が多く出ているためスタートアップ企業は埋もれてしまうのではないかと考えたが、大手企業とスタートアップ企業が同列で見られることは逆にメリットだと感じた。またONE CAREER LIVEは、学生たちにとっては自分のタイプや方向性を知るためのきっかけとなり、企業にとっては採用のミスマッチを減らすことに繋がるのではないかと感じた。
他媒体との大きな違いはエントリーしてくる学生層。他の就活サービスでは地元の学生が多いが、ONE CAREER(ワンキャリア)は「地方での就職を考える首都圏・大都市圏の学生」が中心で、採用の母集団を広げたいという目的に合致していると感じた。
業界を絞らない集客に長けていることだけではなくクチコミの効果もメリットとして感じた。実際にクチコミを見てインターンの内容に興味を持ったという学生からの応募も多く来ている。

まとめ

ONE CAREER(ワンキャリア)は自社の採用計画や時期、ターゲットに基づき、柔軟に対応可能な採用媒体となっています。従来のナビサイトとは違ったツールを導入したいと考えている企業様は是非一度導入を検討してみてはいかがでしょうか。

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