学生団体とは?企業が学生団体に接触するメリット

学生団体とは企業が学生団体に接触するメリット

近年では企業から積極的に学生と接触し、自社の方針や仕事内容に合う人材を見つけ出し、アプローチをかけることが増えています。

そんなときにいち早く優秀な人材を見つけ、企業側からスカウトしやすいのが学生団体です。

そこで今回は、学生団体とは何か、接触・活動方法、接触することによるメリットやおすすめの団体までを一挙に紹介していきます。採用活動の際にはぜひ参考にしてみてください。

学生団体とは

学生団体とは、大学生が中心となって同じ目的に向かい活動している団体のことです。法的には「任意団体・権力無き社団」として位置づけされており、法律で定められている組織ではありません。

しかし、中には、NPO法人として登記し活動している学生団体も存在しています。

また、全員同じ大学のメンバーの団体や、様々な大学から集まってできた団体、全国規模や世界規模の団体など、活動の範囲はいくつかあります。

活動内容

学生団体の主な活動内容は、ボランティアやイベント開催、国際交流などです。

団体の利益というよりも、社会貢献に重きを置いて活動しているのが特徴です。大きい団体だと影響力も強く、メディアに取り上げられることもあります。

団体の種類は多岐にわたっており、ボランティア系・メディア系・マーケティング系・イベント系などがあり、それぞれ学生のうちから社会に積極的に関わりたいという意識の高い人たちで集まり活動しています。

サークルや同好会との違い

大学生が集まって活動するという点で同じなのが、サークルや同好会です。

サークル・同好会と学生団体の違い

サークル・同好会

同じ趣味や趣旨を持つ人が集まることが多いため、学生同士の交流や人脈作りをしやすいというのが特徴です。基本的にメンバー内での活動となるので、内輪で仲間と楽しむことを目的とした団体と言えるでしょう。

学生団体

社会との関わりを重要視しているので、それに伴ったビジョンを掲げて情報の発信やイベントの企画、運営などを行い、社会貢献に勤めています。

企業が学生団体に接触するメリット

次に、企業が学生団体に接触することで得られるメリットについて説明します。

優秀で意識の高い人材に出会える

学生の頃から社会貢献を意識し活動している学生団体には、企業目線でも意識の高い人材が多く集まっていると言えます。

また、学生団体のメンバーはリーダーシップを持っている人芯の強い人が多いので、目的達成のために考えてまとめる力のある学生と出会える可能性が高い傾向です。

即戦力のある人材に出会える

学生団体は企業と提携し公益を生み出すので、企業との接触の際に取引の流れや礼儀などを学ぶことができます。

一定のビジネス経験のある学生や即戦力のある学生は、採用する側にとって大きな強みになるのではないでしょうか。

多くの学生と繋がることができる

学生団体と1度関わりを持つと、枝分かれ状に他の学生とも繋がることができます。そのため、同じ年代の学生だけではなく、それ以降の年代の学生とも交流を持てるでしょう。

学生団体と接触する方法

ここでは、実際に学生団体と接触する方法を紹介していきます。

学生団体と接触する方法

検索サイトを活用する

学生団体は、検索サイトでどんな団体があるのか調べることができます。

検索サイトでは、いくつかの団体を一覧で見ることができ、知りたい情報がまとめられているので、自社に合った学生がいるのか判断しやすいと言えます。

スカウトサービスを活用する

スカウトサービスとは、企業側から優秀な学生に対して直接アプローチし、採用に繋げることを目的としているサービスです。

気になる学生がいれば、その学生が所属している学生団体を確認できます。

また、サイト上ではどのような活動をしている学生団体なのかも知ることができるので、優秀な学生や学生団体と接触できるきっかけになるのではないでしょうか。

学生団体の出身者に繋げてもらう

企業の内定者や社員の中に、学生団体の出身者がいる場合には、その人から所属していた団体に接触してもらう方法があります。

企業で活躍している人が所属していた学生団体となれば、同じ団体の学生も企業に合った人材であると判断できます。

学生側も、同じ団体出身の先輩が活躍している企業からのスカウトであれば、安心して話を聞けるでしょう。

学生団体を活用する方法

学生団体と接触したときに、企業側はどのような活用方法をすればよいのか紹介します。

優秀な学生をスカウトする

学生団体で活動をしている学生は、企業との提携でビジネス経験をしている人がほとんどです。学生団体に接触したら、所属している優秀な学生に対してスカウトをすると良いでしょう。

優秀な社員が所属していた学生団体にアプローチをする

既に社内で活躍している社員が、昔学生団体に所属していた経験があるというケースも多いでしょう。

優秀な社員と同じ学生団体の学生は、企業にとって社風に合った人材の可能性が高いと言えます。その際は、社員を通じて学生団体にアプローチをすることをおすすめします。

優秀な人材獲得が期待できるおすすめ学生団体

数ある学生団体の中から、優秀な人材獲得が期待できる学生団体を6つ紹介します。学生団体を探す際には、参考にしてみてください。

学生団体GEIL

学生団体GEIL

関東の大学生を中心に構成されており、日本最大級である「学生のための政策立案コンテスト」の企画・運営を行っているビジネス系の学生団体です。政策立案や官僚に興味のある学生が多く所属しています。

主な活動内容

  • 政策立案や社会問題についての議論
  • 広報・渉外活動運営準備

世界市プロジェクト

世界市プロジェクト

「世界と日本の架け橋を作る」という活動理念を掲げている国際系の学生団体です。

主な活動内容

  • 年2回の「国際フェスティバル世界市」
  • 交流会・イベント運営
  • フリーペーパーの発行
  • サイト運営

Kyushu Student Association

Kyushu Student Association

エンジニア志望の大学生が主体で活動している研究系の団体です。大手企業の強力なスポンサーがついており、主にイベントや勉強会の開催を行っています。

福岡の学生コミュニティですが、遠方の学生もボイスチャットで参加できる場を設けています。

主な活動内容

  • 学生エンジニア同士の交流
  • イベントや勉強会の開催

TRIGGER FES 実行委員会

TRIGGER FES 実行委員会

主に、ライブハウスや野外での音楽イベントの企画と運営を行っています。3つの部門で構成された本格的なイベント系の学生団体です。

広報渉外部門

たくさんの人に興味を持ってもらうために、プロモーションやキャンペーンなどを計画・実行をしたり、企業や団体と交渉し賛同・共感を得て資金を集めたりします。

制作部門

パンフレットやWEBサイト、チラシなどの制作物に関する全ての責任を担っている部門です。

企画部門

各部門と連携を取り、企画を取りまとめて実現させ、出演アーティストの選考やインタビューなどを行っています。

NPO法人 ROJE 日本教育再興連盟

NPO法人 ROJE 日本教育再興連盟

関東や関西、広島などに拠点があり、大学生を中心に活躍している教育NPOです。

「教育で未来を作る」という行動理念のもとに活動しているボランティア系の学生団体で、多岐にわたる形で教育に携わっています。

主な活動内容

  • 教育情報サイトなどの立ち上げ、運営
  • 小学校での学習支援ボランティア
  • イベントの企画

学生団体Actry

学生団体Actry

全国の学生団体の中で唯一である、動物ボランティアについての活動をしている団体です。動物と共存する社会を目指し、「可能性への挑戦」という団体目標を掲げています。

笑顔溢れる企画を行うことをモットーとしており、最高の楽しみを提供しています。

さまざまなイベントの開催や活動を通じて社会の現状を学び、チャレンジすることで自己実現と学生生活の充実を得る、ボランティア系の動物愛護団体です。

主な活動内容

  • 動物ボランティアについての発信
  • イベントの開催
  • 新しいコンテンツの提供

まとめ

今回は、学生団体とは何か、活動内容や接触メリット、おすすめの団体についてご紹介しました。どんな人材を採用するかは、企業にとっての今後を左右する重要なことです。

書類や面接だけではわからない、普段の取り組みや目標などが一目で分かる学生団体と接触をすることで、採用活動の成功に繋げられるのではないでしょうか。

紹介した団体の他にもたくさんの学生団体があるので、自社に合った活動を行っている団体を探してみましょう。

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