今回のテーマは『サマーインターンシップの未来予想』についてです。
25卒採用がこれから始まる大変な時期かと思いますが…。実は既に『2026卒サマーインターン』への動き出しは始まっているのです。
「いやいや、うちはまだ早いよ?いつも6月以降に次の計画立てるし」
そんな風に思っていませんか?決してそうではありません。
そこで今回は、23卒、24卒のインターンシップデータを基に、25卒採用のサマーインターンの未来を大胆予想していきたいと思います!ぜひ皆さんの予想と比較しながら見ていただければ嬉しいです。
26卒インターンシップ開始前に把握すること
まずは、26卒インターンシップが始まる前に、把握しておくべきことを記載していきます。
25卒から変わったこと
2022年4月、インターンシップの推進に当たっての基本的考え方(通称:三省合意)が改正され、25卒のインターンシップから、以下の要件を満たした場合においてインターンシップで取得した学生情報を採用・選考活動に活用できることになりました。
- 就業体験要件:学生の参加期間の半分を超える日数を職場での就業体験に充てること
- 指導要件:就業体験では、職場の社員が学生を指導し、インターンシップ終了後、学生に対しフィードバックを行うこと
- 実施期間要件:
・汎用的能力活用型は短期(5日間以上)
・専門活用型は長期(2週間以上)
採用と大学教育の未来に関する産学協議会「産学で変えるこれからのインターンシップー学生のキャリア形成支援活動の推進ー」より
マイナビにおいては企業・大学が実施するプログラムが上記の基準を満たす場合、以下のことが可能であるとしています。
- 当該プログラムを通じて取得した学生情報について、採用活動開始後に活用すること
- 募集要項等に、「インターンシップ」と称して「産学協議会基準準拠マーク」を記載すること
オープン時期と掲載スケジュール
マイナビ・リクナビなどの大手就職サイトインターンシップサイトのオープンは24卒同様に4月1日になります。
マイナビは4月7日からインターンシップ・仕事体験に準備エントリー受付が開始できるようになっており、リクナビも4月からインターンシップ・1day仕事体験の予約がスタートされます。
引用:マイナビ2025サイト
ただし、リクナビでは、4月1日OPENに対して下記のように明記しており、本格始動するのは前年同様に6月以降になるでしょう。
一部機能のみ利用可能となります。インターンシップ・1day仕事体験エントリーに関わる個人情報が企業へ送信されるのは6月1日(木)以降です。
また、マイナビは、4月からエントリー受付を開始できるのは先行掲載した企業のみで、 スケジュールは以下となっています。
2023/4/4(火)〆切 → 2023/5/9(火)初回公開
マイナビ2025インターンシップサイトの掲載についてもっと知りたい方はこちら
25卒採用は「超」早期化
24卒の2月1日時点内定率は19.9%だったとリクルートの調査で明らかになっています。まだ本サイトがグランドオープンしていないにも関わらず、約2割の学生はすでに1社以上の内定を保有しているということになります。23卒と比べて6.4ptも高いことから、今後の採用は早期化していくことが予想できます。
引用:就職プロセス調査(2024年卒)「2023年2月1日時点 内定状況」
24卒インターンシップはどうだった?
まずは、コロナに翻弄されながらも24卒学生がどのくらいインターンシップに応募・参加したのかを見ていきましょう。
24卒インターンシップ応募率・参加率
コロナ以前と比べ、インターンシップに応募・参加した人数は増加傾向にあり、一人当たりの応募社数・参加社数の平均値も増えています。23卒時と比べると10月までの応募率は2.2ポイント増加、平均応募社数も1.0社増加していました。
データ画像引用:マイナビキャリアリサーチ
参加状況に至っては2017年卒以来、過去最高値となり、ほぼ9割近い学生が5社以上の企業のインターンシップに参加していることを考えると、いかに採用活動にインターンシップが重要かがわかるかと思います。
初めてインターンシップに応募申込をした時期
次に、「インターンシップの応募に関して、あなたの現状に最も近いものを一つ選んでください。」という質問で比較してみます!
データ参照:マイナビキャリアリサーチ
- 2022年3月以前にインターンシップの応募・申込したという学生は6.1%→8.5%に増加
- 2022年4月は3.5%→2.3%と微減
- 2022年5月で10.0%→9.5%とほぼ変わらず
- 2022年6月は、37.9%→41.4%
23卒では、8月以降に動き出している学生が全体の20%ほどいるのに対し、24卒では約6割の学生が6月までに初めてインターンシップ応募や申し込みを終えていたという結果になっています。
サマーインターンシップ→本選考は当たり前
前述のとおり、2025卒採用成功のカギは、やはりサマーインターンシップです。
8割弱がインターンシップと採用を連携
下記は、学情が企業・団体の採用担当者を対象に採用活動に「2023年卒の採用状況」関するアンケート実施したデータで、「インターンシップ参加者と通常受験者との区別はない」と回答した企業は22.6%となり、8割弱の企業がインターンシップとその後の採用活動を連携させているということが明らかになりました。
データ引用:株式会社学情
先ほどお伝えしたように、24卒時のインターンシップの参加・応募者は23卒時よりも増加しており、25卒に関しては、一定の条件を満たせばインターンシップで取得した学生情報を採用・選考活動に活用できるようになったため、より一層インターンシップとその後の採用選考の関係性が深まっていくことになるのではないでしょうか。
内々定者がインターンシップに参加してる企業割合
また、「内々定者のうち、自社インターンシップに参加した学生の割合は?」という質問に対して、「いない」と回答した企業が、わずか13.2%だったこともわかっています。つまり、ほとんどの企業において、インターンシップに参加した学生の中から内々定者を選出しているということになります。
データ引用:株式会社学情
インターンシップから内定に繋がるケースが増加
こちらは学生側の視点から見たデータになります。
DISCOがインターンシップ参加経験のある学生に「内定を得た企業の内訳」を調査したところ、71.3%の学生がインターンシップに参加した企業から内定をもらったと回答しています。
データ引用:キャリタス就活 2023 学生モニター調査結果(2022 年 4 月発行)
以上のように学生・企業ともに『インターンシップ参加→内定』に対する意識が尋常じゃないものになっており、この状況も踏まえると25卒でのサマーインターンシップが、どれほどの意味をもつかは一目瞭然ですよね。
インターンシップと志望度の関係
23卒のインターンシップ参加者へのアンケート調査によると、「参加した企業が自分に合っている」と感じた場合92.6%の学生が「志望度が上がった」と回答しています。
画像引用:マイナビ 2023年卒 学生就職モニター調査 2月の活動状況
サマーインターンシップからの内定承諾率
こちらは20卒のデータになりますが、6月の時点で38.7%の学生がインターンシップきっかけで内定承諾をしていました。しかもその内訳は、ウィンターインターンシップよりもサマーインターンシップのほうが内定承諾につながるきっかけとなった割合が高かったようなのです!
上記データからも分かるとおり、企業はいかに早くターゲットとなる学生を囲い込み・ファン化させるかが後の内定承諾に大きく関わってきます。まだサマーインターンを実施されていない場合は、これを機に実施しない手は無いのではないでしょうか。
一緒に戦略を考えましょう!
25卒の未来予想!衝撃の予想が続々と・・・
上記で、サマーインターンの重要性についてお話してきましたが、最後はそれを全て踏まえて25卒の未来について予想していきたいと思います。
これまでのサマーインターンの流れは、
- 4月~5月:サマーインターンの情報が公開されはじめる
- 6月:サマーインターンのグランドオープン
- 7月末~9月中旬:サマーインターンが開催
という流れでしたが、今後は通年採用を適用する企業が増えてくるのではないかと予想しています。
そこで今、密かに囁かれている今後の動向を少しだけご紹介させて頂きたいと思います。
■~2025卒頃まで
- サマーインターンでの内定率が70%に迫る可能性あり。
- 大学2年生向けのインターンが当たり前になるのではないか。
- ベンチャー企業などは、長期インターンを行い大学1年生でも内定を出すかもしれない。
■2026卒以降
- 大企業・中小企業問わず、通年採用・通年内定が当たり前になる可能性も。
- 大学に在籍中のうちから「正社員契約」というのも不思議ではなくなってくるのでは・・・
といった、考えてもすぐには理解しがたい予想が続々とされています。
現に、マイナビでは『2025卒向けのインターンシップフェア』の事前申請は始まっています。以前キャリアマートでは、採用の将来について以下のような予想をしていました。
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まとめ
以上、『サマーインターンシップの未来予想』をお届けしてきました。
- 「24卒の本採用がこれから始まるのに今から25卒なんて無理…。」
- 「何を決めて、どう進めたらいいか分からなくて混乱する。」
と、マンパワー不足や、採用ノウハウにお困りの場合はお気軽にキャリアマートへご相談ください!スポットで一部分だけでも採用代行や採用アウトソーシングを導入することで、劇的に採用活動がうまくいくようになります。
24卒の本選考対応で慌ただしいとは思いますが、同時進行で25卒のワードを頭に入れておくだけでも、スタートダッシュは随分変わってくると思います!
早すぎるということは決してありません。先手必勝で確実に内定承諾を勝ち取っていきましょう!!
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