今回のテーマは、新卒媒体と新卒紹介の違いです。
就職活動といえば、マイナビ、リクナビを代表とするナビ媒体を活用するのが定番となっています。
そのためナビ媒体の解禁となる今年では3月が就活解禁!と謳われ今年の2020年卒の就活は解禁されました。
最近では媒体を活用する学生に加え、エージェントを介し、紹介を受けて就活する学生が増えている傾向にあります。
この新卒紹介と新卒媒体の違いについてメリットデメリットを踏まえ紹介していきます!
「新卒媒体」のメリット&デメリット
新卒媒体は基本的に一定期間自社の採用ページを掲載することでエントリー、説明会への参加を促す広告となります。オプションによっては広告を打つだけでなく、企業側からも学生にDMを打つことができたり、アクションを起こすこともできます。
メリット1:母集団が多い
今年3月時点でマイナビ登録学生90万人、リクナビ登録学生80万人と、圧倒的に母集団が多いことが魅力に上がります。同時に多くの学生に自社を認知してもらえる機会となります。
最新の登録学生数が知りたい方は、こちらからご確認ください!
メリット2:魅力を伝えやすい
紹介ページの記事や写真、上位表示オプションなどを上手く利用することで就活生の目に触れる機会が増え、会社としての魅力を伝える機会になります。
積極的に就活生へのコンタクトを取れるDM(ダイレクトメール)、スカウトメールを駆使することでより効果的です。
デメリット1:掲載企業が多く埋もれがち
学生の母集団が多い一方企業数も24,000~31,000社と多く掲載されているため、どうしても埋もれてしまう可能性も高いです。
■サイト名 | マイナビ2020 | リクナビ2020 |
---|---|---|
■登録学生数 | 約90万人 | 約80万人 |
■掲載企業数 | 約24,000社 | 約31,000社 |
■エントリー受付企業数 | 約21,000社 | 約28,000社 |
■説明会情報の公開企業数 | 約13,000社 | 約10,000社 |
■インターン記載数 | 10,617社 | 8,867社 |
(2019年3月時点)
デメリット2:工数がかかる
数多くの学生が説明会に参加される可能性が高くなるが、その分ターゲット層でない学生に対しての工数もかかってきてしまいます。またあくまでも広告なのでオプションも時期を見て管理をしていかないと集客もなかなか効果が得られないです。
「新卒紹介」のメリット&デメリット
新卒紹介はエージェント会社を介して企業側のターゲットゾーンに合わせエージェントに登録の学生を紹介してもらうサービスです。
基本的には成果報酬型の企業が多く初期費用がかからないことで安心して利用できます。
メリット1:ニーズに合った紹介を受ける事が出来る
エージェント会社に会社のターゲット層やニーズを伝えることでニーズに答えた学生を紹介して貰えます。理系の学生、体育会系、とにかくたくさんの人数を紹介して欲しい時など。効率的に学生に出会うことができます。
メリット2:学生に知ってもらえる機会になる
どうしても学生はまず知っている企業、大手の企業に目が行きがちです。しかし中小企業を知るきっかけがありエージェントにこの会社合いそう!とオススメされると選考に進んでくれるものです。
学生も知る機会が欲しい状況なので双方にとって利点があります。
デメリット1:1人の採用にかける費用が高い
内定が出て、承諾となった時点からフィーが発生します。一定期間掲載で定額支払う人材広告に比べ一人あたりの採用費用はどうしてもコストがかかります。
会社の知名度や採用人数に応じてどちらを使った方が採用に利益のある出資かは見定めが必要です。
デメリット2:母集団が少ない
媒体に比べやはり母集団は少ないです。また募集したい条件が市場でニーズが高い条件だったり、特別能力の高い条件など幅が狭くなると紹介がほとんど無い場合もあります。
こちらも採用の状況によって、とにかく多くの学生に会いたい場合にはデメリットとなってきます。
新卒紹介を使う際のポイントについては、こちらの記事をご覧ください!
今回のテーマは『新卒紹介サービス』!昨今、『新卒紹介サービス』という言葉をよく耳にすると思います。では、皆様は新卒紹介サービスをご存知ですか?? ◆「紹介サービスのメリット・デメリット」 ◆「紹介会社を選ぶポイント」 今回[…]
では、実際に、どのように活用するべきか?次の項目では、媒体と紹介の活用ポイントについてお話いたします!
「新卒媒体」の活用ポイント×3
とにかくできるだけ沢山の学生にお会いしたい企業様にはぜひおすすめしたいです。
採用ターゲットが広く、採用枠数の多い企業様にはとにかく様々な学生さんにお会いする場となります。そんな媒体を使う際のポイントをまとめました!
オプションの活用
上位表示のオプション
学生が業界や職種などカテゴリーから検索した際に上位に表示させるオプションです。
リクナビ・マイナビ共に用意されており、最上位表示・通常上位表示と2種類あるようです。
期間がリクナビは12週間のみのようですが、マイナビは4週・8週・12週と期間も選べます。
DM(ダイレクトメール)/スカウトメール
学生さんからのエントリーを待つだけでなく、直接学生さんにアプローチすることもできます。
学生さんのデータを見て採用ターゲットに近い、是非選考を受けて欲しいと感じる学生さんは積極的にスカウトメールを送っていきましょう。
ただ、スカウト系の誘致は早期のうちはレスポンスがあるようですが、3月の就活解禁を皮切りに右肩下がりとなってしまうようです。
時期をしっかり見極めて送ってみてください。
掲載情報量をアップするオプション
限られた紙面ではありますが、その掲載できる範囲を広げることが出来ます。
例えば同じ大学の先輩のインタビューや、会社の様子など最低限の募集要項、会社の事業内容以外にも実は学生目線でいくとここが気になるかも!というプラスアルファの情報が掲載できるようになります。
採用のターゲットの明確化
いざナビ媒体に載せる!と決まってから大事になるのが、いかに限られたスペースに自社に惹きついてもらえる内容を書き、採用のターゲットゾーンにエントリーしてもらうか。という点になります。
明確にターゲットゾーンが分かっていれば、募集要項ないに、どういう内容を書いていくかも変わってきます。
下記3点は、特にクリアにしていきましょう!
- どれくらいの人数採用したいのか
- 性格面やスキル面でどういった方が欲しいのか
- どのポジションで特に募集がされているのか
自社に合った媒体/ツールの選定
リクナビ、マイナビが大手&競合と言われ、とにかく登録者の多いトップ2媒体ですが、登録している社数が多く埋もれてしまうというのも悩みのひとつです。
他の媒体/ツールにどういうものがあるのか?トレンドも含め、4つ程ご紹介いたします!
朝日学情ナビ
近年知名度を上げてきて、イベントや学生から情報でよく耳にすることがある媒体かと思います。
マイナビリクナビと比較して掲載費が100万円を切り安価で掲載できると話題です。
キミスカ
グローアップさんが運営する、スカウト型のメディア。自分でどの企業を見ていいか分からないという学生さんは多いもので、早期のうちは特にこういったスカウト系のサイトを活用する学生さんが多いです。
基本利用・採用単価で金額が伴うようですが、他の大手ナビサイトに比べて安価な点も魅力のひとつのようです。
Offer BOX
関西の会社アイプラグさんが運営するスカウト型のメディアです。
こちらのスカウトの特徴は企業側のスカウトは100通まで、学生側のエントリーも9社までと限定されている点が挙げられます。
マッチングしやすさがありますね。関西圏の登録学生が多いようなので、支店が西日本にもあったり、アクティブで転勤を厭わない学生さんを探すにはいいかもしれませんね。今後東京、東日本での知名度が増えていくことも期待されます。
パッションナビ
アイ・パッションさんが運営するベンチャー企業に特化した媒体です。
学生さんから聞く意見として、「ベンチャー企業を調べたい時に大手ナビサイトはあり過ぎてどこが優良か分からない」という言葉をよく耳にします。
ベンチャー企業をあえて受けたいと言う学生さんに特化しているので、企業側も採用のコストを減らすことが出来、双方に利点があります。
学生側のアピールも動画や漫画、情熱フェスタと呼ばれるイベントなどユニークなものとなっています。
「新卒紹介」の活用ポイント×3
媒体で効果が出なかった企業様向けに、紹介会社の活用を是非おすすめしたいです。
エージェントを介することでニーズに応えた学生の紹介はもちろん、採用における工数も代行してくれる利点があります。
そんな新卒紹介を利用するにおけるポイントをまとめてみました。
生産性の向上
採用における最大の生産性の高さは、自社の内定・承諾する学生のみが選考に来ることです。
そんな理想に近づけるのが新卒紹介の利点です。説明会を開いて多くの学生が来てくれても、ほとんどが採用ターゲットでなかったら無駄な工数になってしまいますよね。
採用したい子に時間を割くためにも工数は減らしていきたいものです。
紹介会社とのコミュニケーション
より工数を減らすために紹介会社の担当者とのコミュニケーションは欠かせません。
紹介してもらうにあたっても自社をどうアピールして欲しいか、一番推したいポイントを簡潔に伝える。
今どの部署のどういうポジションが足りない、採用したいと考えてどういった学生さんを紹介して欲しいか。
大事になってくるのは、そういった学生さんに出会えて選考に乗ってきてからです。
選考1回1回の感想やフィードバックの共有、志望度や他社選考の状況確認など連携スピードを速めることで学生側の温度感も低くすることなく内定まで進めることが出来ます。
内定後の承諾までの最終フェーズも不安に感じていること、学生のニーズ(内定後面談や親御さんの説得)など柔軟に対応していきましょう!
こうしたひとつひとつのスピード感が採用成功に導いていけます。
内定者のフォロー
内定の承諾をした学生も企業側のフォローが無いと不安に感じてしまいます。
紹介会社と連携しつつ、内定後のフォローはしっかりと行っていきましょう。
内定者懇親会や、入社前インターンシップなど一緒に働くメンバーとの接点を持てる場を設けるなど入社の段階まで気が抜けませんが、丁寧に行うことで入社後のギャップも減らし、離職率の低下にも繋げていくことが出来ます。
新卒紹介サービス資料ダウンロード
ここまで、新卒「媒体」と「紹介」の違いについてご説明させていただきました。
次の項目では、弊社にて取り扱いがございます。新卒紹介サービスの資料について、ご紹介させていただきます!
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新卒人材紹介サービス概要
新卒紹介のメリット、1名あたりの費用単価などをご案内しております。
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まとめ
本日は、新卒紹介と新卒媒体の違いについて、お話致しました。現在絶頂の売り手市場とされる中新卒の採用は年々困難を極めています。
売り手が続く一方東京オリンピックを皮切りにまた企業側の採用枠数が減少するのでは、という点もあり、採用側も求職者側も安定しない時期が続きます。
採用活動も就職活動も波があるからこそ、新卒媒体を使うか、新卒紹介を使うかは時代によっても使い方は見極めが必要なようですね。
今回新卒媒体、新卒紹介を知る機会となれたでしょうか。2022卒の採用に向けて新卒媒体、新卒紹介の違いはポイントを抑えられましたでしょうか。
是非前期の採用における課題点を振り返って弱点となった点を補填できるコンテンツを利用していきましょう。