え!就活生なのに!? 人事の電話に出ない学生の実態とその対策5つ!

え!!就活生なのに!? 人事の電話に出ない学生の実態とその対策5つ!!

「学生に日程調整や確認事項の連絡を取りたいのに電話に出ない…」と感じている人事様も少なくないと思います。

そんな方は今回必見!!

いま、就職活動中にも関わらず、企業からの電話に出ない学生が急増中です。

「電話が嫌い、恥ずかしい」「どう話して良いか分からない」

そんな、いまどきの電話出ない就活生の実態とその対策をご紹介致します。

電話に出ない、いまどきの就活生の実態と背景

まず、いまどきの学生はデジタルネイティブ世代=Z世代ということを頭に入れておくべきでしょう。

デジタルネイティブ世代とは・・・生まれた時からPCやインターネットが普及していた世代のこと。

デジタルネイティブ世代・Z世代の特徴

  1. わからないことはすぐにインターネットで検索!
  2. SNSを活用しての友達探し等、コミュニケーション方法が多様。
  3. 情報は無料だと考えている。

近年、携帯電話やコミュニケーションツールが普及して、会わなくてもやり取りが出来る時代になってきているのが現状です。

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コミュニケーションツールは、9割LINE

「令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」によると、10代、20代の携帯電話による通話率は10 代で8.4%、20代では6.0%と低く、逆にLINE通話などのインターネット通話の方が利用率が高く、20代では14.0%という結果となっています。

コミュニケーションツール

画像引用:総務省情報通信政策研究所

また、東京工科大学が2022年に新入生を対象とした調査でも、LINE通話の利用率がキャリア通話を大きく上回り、普段の通話で利用しているもののツールとして94.2%が「LINE通話機能」と回答したと発表しています。

2019年に入学した学生は2023卒となり、2020年に入学した学生は2024卒となります。グラフを見ればわかる通り、2019年から2020年にかけてキャリア通話率が大幅に減少しています。したがって、2024卒は2023卒と比べてもより一層、キャリア通話を使わない世代だということになります。

2022年LINE通話率

画像引用:東京工科大学

知らない番号からの電話は「検索してから折り返す」

このデータにも分かるように普段、電話でのコミュニケーションをしていない為、急に知らない電話番号からの着信や企業からの電話が来ても、慣れていないから出ないという背景があるようです。

さらに、LINE通話に慣れている学生は、知らない番号から電話がかかってくると、まず一旦出られないフリをし、その後、「電話番号をGoogle検索して、志望度の高い企業であればかけ直す」という対応をする人が多いそうです。

その為、メールでのやり取りをしている企業も少なくないのではないでしょうか。

どうすればいい?電話に出てくれない学生への対策!

電話に出ない学生に向けての対策をご紹介しましょう。

非通知でかけるのは絶対NG

電話番号は、きちんと表示される設定にして学生にかけていますか?

表示されていても、検索してかけ直すのが大半の学生に対して、非通知設定で電話をかけるのは、論外です。怪しい電話ではないか?と思われてしまい、おそらく出てくれる学生は非常に稀でしょう。

説明会、学生とコンタクトを取った際に電話番号を登録させる。

知らない電話番号からかかってきてしまったら警戒心が高まり、電話に出てくれない学生も多いはずです。

まずは学生に認知してもらうことが大切です。

説明会や学生と会ったその場で電話番号を登録してもらい、電話がかかってくるということを植え付けることも大事なのではないでしょうか。学生も安心感が出ると思います。

メールでのやり取り(文面に電話番号と確認の電話を記載)

上記と似たような対策ではありますが、メールでまずは要件をお送りして、その文面の最後に電話番号と確認の電話が来ることを伝える

二重でお伝えすることで企業に対する安心感にも繋がりますし、学生とのコンタクトもスムーズに行えるのではないでしょうか。

SMSを配信する

携帯電話番号宛に短いメッセージを送るいわゆるショートメッセージです。こちらは弊社が採用に用いているサービスになるのですが、開封率は90%以上と学生が見てくれるということと、他の企業がなかなか行っていないので特別感があります。

いろいろな使い道があるので、こちらはみなさんにオススメです!

SNSを使いコミュニケーションを取る

LINEやTwitter、Instagramなど、学生が利用しているSNSなどでコミュニケーションを取るやり方です。学生を惹きつけるのは効果的ですが、大変そうなイメージですよね・・

ただ、内定者とのコミュニケーションツールとしては非常に効果的だと思いますので、ぜひ頑張って利用していきたいです。

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まとめ

採用市場も毎年、毎年変わっていく中で上手く市場の流れに乗っていく必要があります。今回は電話に出ない学生に対しての対策でしたが、他にも採用上で課題点などあるかと思います。

採用手法やターゲット層など次年度に向けて、もう一度分析して考えてみるのもいい機会かもしれませんね。

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