OfferBox (オファーボックス)とは?料金や強み、効果的な活用方法

offerBox (オファーボックス)とは?

新卒採用で課題を感じていたり、逆求人型サービスの使い方や効果に不安を抱えたりしていませんか?

今回は逆求人サービスの一つとして注目されている「OfferBox(オファーボックス)」の特徴や料金、導入事例などについて詳しく紹介します。

OfferBox (オファーボックス) で適切な運用ができれば、新卒採用における様々な課題を解決できる可能性があります。

しかし、成果を出すためにはOfferBoxを導入するだけではなく、適切な活用方法を知ることが重要です。

本記事を読めばOfferBox (オファーボックス) についての理解が深まり、自社に合った利用方法を見つけられます。

目次

OfferBox(オファーボックス)とは

OfferBoxとは

OfferBox(オファーボックス)とは、企業が学生に直接スカウトを送ることができる、株式会社i-plugが提供する新卒採用向けダイレクトリクルーティングサイトです。

オファーボックスとは
エントリー型と呼ばれる「企業が学生からのエントリーを待つ」採用手法に対して、ダイレクトリクルーティングサイトはオファー型と呼ばれ、企業が自ら学生にアプローチできるため効率的に採用活動を進められます。

現在24.6万人(24卒2024年3月時点)の学生がプロフィールを登録しており、多くの学生が企業からのオファーを受けています。

また、大手からベンチャーまで19,807社以上(※)の企業がこのOfferBoxを活用しています。※2025年1月時点

OfferBox(オファーボックス)が人気の理由

数ある採用ツールの中でOfferBox(オファーボックス)が選ばれる理由を解説します。

企業の知名度に関係なく新卒採用ができる

OfferBox(オファーボックス)は企業自ら学生にオファーを送り開封される仕組みのため、エントリーを待っているだけでは会えないような学生にも会うことが可能です。

業界などへの先入観から応募が少ない層にも会える

OfferBox経由で就職した学生の68%が、もともと志望していた業界ではない企業に就職を決めています。つまり認知の壁を超えて採用活動を行えるのです。

オファーボックス 料金

画像引用:データとイラストで見るオファー型採用

自社で活躍の可能性が高い学生を検索できる

OfferBoxにはイー・ファルコン社の適性検査「eF-1G」を標準搭載されています。

「eF-1G」では、能力特性やストレス耐性だけでなく、性格診断の結果からどんな人材なのか8タイプの中で分類することができます。

例えば、バランスを取りつつ周囲と協働できる人はキツネタイプ、周囲を巻き込みリードしていく人はライオンタイプであり、このように分かりやすく動物で例えたタイプで分類することができます。

この「eF-1G」を自社で活躍している社員が受験すれば、その結果からターゲットの要件定義が決められます。

要件定義が決まれば、それを基にOfferBoxの登録学生を条件付きで検索することができます。

例えば、

  • 集中力・判断力、学習力などの能力特性
  • 主体性・向上心・柔軟性などの社会人基礎力
  • キツネタイプ(バランスをとる)、ライオンタイプ(周囲をリードする)など役割志向タイプ

など、適性検査の項目や社員と似たタイプで検索でき、自社で活躍する可能性が高い学生に対して、効率よくアプローチできるようになります。

OfferBox(オファーボックス) 料金形態

オファーボックス 料金

画像引用:OfferBoxの料金プラン

OfferBoxの料金プランには、成功報酬型と早期型の2つがあります。それぞれの利用期間については上記の表を参照ください。

早期定額型プラン

早期定額型プランは大学3年生の4月からスカウト配信が可能となるプランです。なお、早期定額プランの場合、採用人数によって料金が異なります。(※2025年1月時点)

  • 3名プラン:75万円
  • 5名プラン:125万円
  • 10名プラン:250万円

※1名当たりの単価25万円
※プラン人数を超えて採用した場合は、38万円/1名の費用が発生します。

OfferBoxを始めとするダイレクトリクルーティングサイトは、大学3年生の夏に反応率が高まる傾向があります。そのため最大限の効果を得たい場合は、早期定額プランの利用がおすすめです。

成功報酬型プラン

成功報酬型プランはナビサイトが解禁される大学4年生の3月以降からスカウト配信が可能となるプランです。

料金は内定承諾1名当たり38万円(※2025年1月時点)となっています。同じ成功報酬型である人材紹介会社の相場が1名当たり50~100万円前後といわれているので、半分以下の金額感となっています。

しかし、紹介会社は面接までの過程をすべて業者が引き受けてくれるのに対し、ダイレクトリクルーティングの場合はスカウト配信から面接の日程調整まで自社で行う必要があります。

もしも工数に問題があり、ダイレクトリクルーティングの利用が難しい場合はアウトソーシングでの代行を検討しても良いかもしれません。

関連記事

このようなお悩みをお持ちの方におすすめの記事です。 採用活動がうまくいっていない 採用業務を外注に依頼したい 採用アウトソーシングを導入したいが費用相場がわからない 本記事では、「採用代行(RPO)・採用アウトソ[…]

採用代行会社、採用アウトソーシングサービス料金費用相場まとめ

OfferBox(オファーボックス)の特徴

OfferBox(オファーボックス)の特徴を紹介します。

就活生の3人に1人が利用

OfferBoxは多くの学生に利用されているサービスです。

2025卒では21万人(2025年1月時点)、2026卒は既に学生登録者数15万人(2025年1月時点)を超えており、2025卒をさらに上回る勢いで増えています。

オファーボックス 料金

画像引用:データとイラストで見るオファー型採用

OfferBoxは、新卒ダイレクトリクルーティングサービスの中で、唯一アクティブユーザー数を随時公開しています。

登録者数の多さに加え、実際にスカウトに反応する学生がどの程度いるのかを把握できるため、効率的にアプローチを行えます。

スカウトを送っても反応がなければ意味がないため、アクティブユーザー数を公開していることは重要な指標です。

また、HR総研の「学生の就職活動動向調査」によると「最も利用した就職ナビ・逆求人サイト」の調査結果では、逆求人サービスの中でOfferBoxが5年連続学生利用率1位を獲得しています。

順位 2022卒 2023卒 2024卒 2025卒
1 マイナビ マイナビ マイナビ マイナビ
2 ONE CAREER ONE CAREER 楽天みん就 ONE CAREER
3 リクナビ リクナビ リクナビ OpenWork
4 楽天みん就 楽天みん就 ONE CAREER キャリタス就活
5 OfferBox OfferBox OfferBox リクナビ
6 キミスカ キミスカ キャリタス就活 OfferBox
7 キャリタス就活 就活会議 就活会議 外資就活ドットコム
8 就活会議 Open Work Open Work LabBase

参照: HR総研×ONE CAREER:2025年卒学生の就職活動動向調査 結果報告

オファー(スカウト)の開封率82%

OfferBoxは積極的に就職活動をしている学生の登録が多く、企業・学生ともにオファーの数に制限が設けられているため、開封率は「82%」という高水準を保っています。

オファーボックス 料金

画像引用:データとイラストで見るオファー型採用

企業側のスカウト枠は採用予定人数1名に対して40枠であるため、企業は一人一人の学生を慎重に選んでオファーを送ります。

そのため学生側も適量のオファーが届くため、読み切れないという現象が起こりづらく、受け取ったメールを高確率で目を通せるようになっています。

上位校に所属する学生の登録が多い

全国の就活生の3人に1人が利用しているOfferBoxですが、登録者データを見ると、旧帝大・早慶上智、MARCH・関関同立、国公立など、いわゆる上位校と呼ばれる大学に所属している学生が全体の約41%と4割近くを占めています。

オファーボックス 料金

データ参照元:OfferBox資料

上位校所属の学生をターゲットとしている企業は、ぜひOfferBoxを活用してみましょう。

学生プロフィールの充実度が高い

OfferBox(オファーボックス)を利用する学生の特徴の一つとして挙げられるのが、プロフィールを詳しく記載している学生が多いことです。

OfferBox(オファーボックス)のプロフィールに登録する項目数はなんと34項目となっており、学生は過去エピソードや将来像など、様々な項目を登録しています。

また、2019年卒の利用実績データによると、プロフィール入力率80%以上の学生約27,000人の平均文字数を算出したところ、自己PRの平均入力文字数が347文字で、過去エピソードは262文字となっていました。

ただ登録しているだけではなく、 充実度の高いプロフィールを作成した上でOfferBox(オファーボックス)を利用していることが分かります。

学生プロフィールの充実度が高い

画像引用:データでみるオファー型採用

さらに文字だけではなく「自分らしい」画像も登録することができます。企業は、文字や画像を通して学生のことを深く知った後に、オファー(スカウト)を送ることが可能です。

どの時期でも学生に出会える

OfferBoxの期間別の登録学生数を見ると、早期に登録している学生が年々増えている傾向にあるため、大学3年生の時期から企業側は利用を始めることをおすすめします。

OfferBoxは学生もオファーを受信できる枠に制限があるため、早めにスカウトを打ち始めることで、高いオファー承認率を見込めます。

ただ、登録をしても実際に就職活動をする時期には個人差があるため、積極的に活動している学生を見極めながらオファーを送ることが重要です。

例えば、プロフィール入力率が高い学生は積極的に就職活動をしている可能性が高いので、そのような学生に絞ってみても良いかもしれません。

オファーボックス 料金

画像引用:データとイラストで見るオファー型採用

~夏インターン期 冬インターン期 ナビopen~ 内定式後
3年生4月~9月 3年生10月~4年生2月 4年生3月~9月 4年生10月~3月末
26卒 110,604名
25卒 106,487名 57,162名 44,513名
24卒 78,952名 80,337名 80,498名 6,964名
23卒 78,928名 70,358名 60,423名 7,064名
22卒 71,171名 62,331名 50,288名 4,757名

他の逆求人サイトとの違いは?

上記のように様々な特徴があるOfferBox(オファーボックス)ですが、では他の逆求人サイトとはどのような違いがあるのでしょうか。

キミスカとの違い

媒体 OfferBox キミスカ
運営会社 株式会社i-plug 株式会社グローアップ
登録者数 約24.6万人(24卒2024年3月時点) 約11万人(25卒2023年4月時点)
学生層 幅広い業界や職種を志望している学生が多い 専門スキルを持っている学生が多い
企業数 約19,800社(2025年1月時点) 3,000社(2023年2月時点)
特徴 · スカウトは1種類

·  適性検査の精度が高く、自己分析に役立つ

·  通数ではなく枠数による上限がある

·  スカウト開封率が高い

·  3種類のスカウトがあるため、使い分けすることができる

·  枠数ではなく通数による上限がある。

· 多くの学生にスカウトを送ることができる

費用 3名プラン:75万

5名プラン:125万円

成功報酬プラン:38万円/名

3名プラン:75万円

5名プラン:125万円

成功報酬プラン:35万円/名

OfferBoxはスカウトが1種類なのに対して、キミスカはゴールド・シルバー・ノーマルと3種類あります。

ターゲット学生像が細かく決まっており、学生に温度感を伝える事が大切であると考える企業は、3種類のスカウトを使い分けることが可能なキミスカを検討してみても良いかもしれません。

また、OfferBoxには採用計画1名あたりに40枠という枠数制限あります。

キミスカはノーマルスカウト1,000通/月、シルバースカウト150通/月と大量送信が可能なため、厳選した学生に質の高いアプローチをしたければOfferBox、とにかく多くの学生にアプローチし、反応が見たければキミスカを利用するとよいでしょう。

OfferBoxの利用をお考えでより詳細な情報を知りたい場合は、キャリアマートまでお問い合わせください。
キャリアマートへのお問い合わせはこちらから

dodaキャンパスとの違い

媒体 OfferBox dodaキャンパス
運営会社 株式会社i-plug 株式会社ベネッセi-キャリア
登録者数 約24.6万人(24卒2024年3月時点) 約113万人(25卒~28卒 2024年6月時点)
学生層 ·  自己分析や適性診断を活かしながら企業選びをする傾向

·  スカウトを受けることに積極的な学生が多い

·  早期から企業情報を集めて準備する学生が多い

·  キャリア意識が高く、幅広い業界を見ている

企業数 約19,800社(2025年1月時点) 非公開
特徴 ·  学生の情報が細かく、企業と直接やり取りしやすい環境

· 適性検査での学生検索が可能

·  大学1年生など低学年にもスカウト可能

·  ベネッセが運営しているので学生に身近

·  全体的に費用感が安い

費用 3名プラン:75万円

5名プラン:125万円

成功報酬プラン:38万円/名

3名プラン:60万円

5名プラン:75万円

成功報酬プラン:35万円/名

通常、就職サイトやダイレクトリクルーティングサイトの登録は大学3年生からがほとんどですが、dodaキャンパスは大学1年生から登録(利用)することができ、早期に動く優秀な学生と接触することが可能になります。

優秀な学生を厳選し、質の高いアプローチをしたければOfferBox、幅広い学生にアプローチし、まず母集団を形成したければdodaキャンパスを利用するとよいでしょう。

関連記事

採用市場が盛り上がってきている現在、従来ではナビ媒体で学生の応募を待つことが主流であった採用活動も、「攻めの採用」と呼ばれるスカウト型のダイレクトリクルーティングサイトも段々その需要を伸ばしてきています。 しかし、一体どのダイレクトリ[…]

dodaキャンパスとは?優秀な逸材を発見できる新しい採用手法で人材確保しよう

OfferBox(オファーボックス)で利用できる機能

次にOfferBox(オファーボックス)で利用できる機能を紹介します。

オファーボックス機能

活動量シミュレーション

活動量シミュレーション

画像引用:OfferBoxの機能一覧

学生にオファー(スカウト)を送っても、どれくらい反応があるかは業種・従業員数・送る時期によって変動します。

しかし活動量シミュレーションを利用すると、企業規模・業種などの特定の項目を入力するだけで、一目で学生の反応率を確認することができます。

適性検査

適性検査として「eF-1G」を受検することができます。

「eF-1G」は通常年間117,600円(税別)・従量料金1件当たり3,000円(税別)かかりますが、OfferBoxには「eF-1G」を標準搭載しており、自社の社員30名まで無料で受検が可能です。

通常、母集団形成後に適性検査のデータをもとに「自社に合う人材か」を判断しますが、OfferBoxの場合は自社で活躍している社員データとOfferBoxで受検した学生データを分析します。

入社後に活躍しそうな人材を母集団形成の前段階で検索できるようになるため、採用ステップを簡素化することができます。

計画表

OfferBox(オファーボックス)では、採用計画表を作成することができます。

これにより、どの時期に何をすればよいのか明確になり、採用活動を円滑に進めることが可能になります。

学生検索/オファー送信

学生の属性情報など、基本的な検索をすることができます。

それに加え、自由検索など単語を絞り込んで検索することも可能であるため、そこから絞り込んだ学生に直接オファー(スカウト)を送ることができます。

OfferBox(オファーボックス)としての一番の特徴として、企業側も学生側も送信・受信数の上限が決められていることです。

そのため企業は慎重に学生を選ぶことで、学生側は適切な量のオファーが届くため、OfferBox(オファーボックス)は高い反応率を維持することができています。

AIアシスト

下記の学生の情報と、企業の業種・属性・オファー送信傾向を照らし合わせて、オファー承諾に至りやすい学生を上位に表示することが可能です。

  • 登録学生の志望条件
  • オファーの承諾傾向
  • プロフィールの入力率
  • ログイン情報

会いたい/検討中

企業側が気になる学生を「検討中リスト」に入れて管理することができます。

検討中リストに追加すると、学生側には企業名が通知されます。そこから学生側も気になる場合は、「会いたい通知」を送ることができます。

かんたん日程調整

企業の選考状況をサイト内で一括管理することができ、学生との面接や面談などもスムーズに調整することができます。

選考管理リスト

オファー承認後に自動で選考の日程調整を行う機能です。面談やセミナーイベントを作成し、そのイベントに学生を招待・申し込みの管理を行うことができます。

活動分析

自社の採用活動を後々振り返ることが出来る機能です。具体的には採用活動の進捗や達成状況などを分析し、さらに効果的な採用活動実施に活用できます。

OfferBox(オファーボックス)の導入メリット

オファーボックス 料金

ここまでOfferBox(オファーボックス)の特徴や機能について説明してきましたが、実際に導入することでどのようなメリットがあるのでしょうか?

3つのメリットを紹介します。

採用活動における手間・時間を削減

多くのエントリー学生を管理するには手間も時間もかかります。

OfferBox(オファーボックス)なら会いたい学生だけにオファーを送信することができるため、採用活動を効率的に進めることが出来ます。

将来活躍しそうな学生と出会うことができる

先ほど特徴のところでも紹介したように、学生は詳細にプロフィールを記入しています。また自分らしさを表現する画像も登録してあります。

企業はそのプロフィールから学生の過去のエピソードなどを読み、より自社で活躍できそうな人材を見極めることができます。

充実した情報により入社後のミスマッチ軽減

OfferBox(オファーボックス)では、学生の情報がより詳細に書かれているため、企業が十分に学生のことを知った上でオファーをすることができます。

また、学生側も会社の魅力や仕事のやりがいを理解した状態で選考に進むため、入社が決まってもミスマッチが起こりにくく、早期退職防止にも繋がります。

OfferBox(オファーボックス) 使い方

OfferBox(オファーボックス)の利用方法を説明します。

STEP 1 企業情報登録

企業情報や採用担当者の紹介文など、各種設定をします。

STEP 2 学生を探す

検索機能を利用して学生の住んでいる地域や、学部学科、適性検査の結果などターゲットに当てはまる条件で検索をします。

STEP 3 オファーを送る

気になる学生を見つけたらプロフィールの学生情報を確認して、どういった点に興味を持ったかを文中に入れてオファーを送ります。

STEP 4 オファーが承認される

学生がオファーを承認したら、メッセージのやり取りをして会社説明会や個人面談、また会社座談会などに招待します。

STEP 5  学生と会う

会社説明会や個人面談、会社座談会などでは、学生の就職活動の状況を聞き企業の特徴や魅力などを伝えて、採用に向けて学生と相互理解を深めます。

STEP6 内定承諾を獲得

企業および学生に入社合意が確認できた後、契約プランに応じて料金が発生します。

OfferBox(オファーボックス)を利用すべき企業の特徴

では、実際どのような企業が利用すべきなのでしょうか?

知名度が低く認知されにくい企業

採用活動において、企業の知名度はとても重要事項と言えます。就活サイトの応募であれば大手企業に比べ、ベンチャー企業や中小企業のエントリー数は大幅に差が出てしまうでしょう。

OfferBox(オファーボックス)では、就職サイトのように学生からのエントリーを待つのではなく、企業から直接アプローチすることできるため、認知度が低い企業でも多数のエントリーを獲得できるチャンスがあります。

学生の先入観から応募が少ない

業界のことをあまり知らない学生は、イメージや先入観にとらわれてしまい「この業界忙しそうだな…」「自分にはこの業界は合わなそう…」といった後ろ向きの意見を持つことがあります。

しかしOfferBox(オファーボックス)では、業界に対して無知である学生とも接点を持つことができます。

学生が全く興味のない業界や企業だったとしても、企業が魅力的なアプローチをすることで、学生の考えを変えるチャンスがあります。

特定の学部に所属している学生を採用したい企業

会いたい学生に出会える。文系68%・理系24%

画像引用:データでみるオファー型採用

年々採用活動は早期化が進んでいますが、その中でも理系学生の採用は文系学生の採用に比べ倍率が高いと言われています。

「機電系の学部に所属している学生を採用したいのに、エントリーは文系の学生が多い…」というような企業も、ターゲットである理系学生だけにオファーを送ることで、理想の母集団形成が出来るようになります。

OfferBox(オファーボックス)には、さまざまな専門性を持った学生が登録しているため、企業のターゲットに合わせてアプローチすることが可能です。

OfferBox(オファーボックス) 企業・学生の評判は?

今注目されているOfferBox(オファーボックス)ですが、実際に利用している企業や学生からの評判はどうなのでしょうか?

企業からの評判

【良い評判】

  • 採用地域が広がる
  • 理系学生・文系学生それぞれの活動時期に合わせた利用が出来る
  • 早期から積極的に動いている優秀層にアプローチできる
  • 求めている人材に直接アプローチでき、選考フローの離脱率を大幅に抑えるられる
  • 紹介会社や自社応募では出会えない学生と出会えた
  • 学生からの返信率が高かった
  • 人材マップの適性検査が的確で学生を探すときに基準にできた
  • 人材と企業のミスマッチが減り、面接の回数を減らせた
  • アプローチ数と最終的な採用人数が大幅に向上した
  • これまで接点を持ちにくかった学生とコンタクトを取れるようになった

【悪い評判】

  • オファー(スカウト)を送るのに工数がかかる
  • 学生側のオファー受信枠に制限があり、良い学生が「満枠」でオファー出来ないことが多々ある
  •  ナビのように自主的な応募ではないため、入社を決意してもらうまでに口説くのが難しい
  • 地方の登録学生が少なく、そこから優秀な学生と会うにはある程度妥協が必要

引用:ボクシル公式サイト

企業からの評判は、企業が学生に直接アプローチできる利点がある一方で、業務量の増加が課題となることが分かります。

スカウト配信代行サービス キャリアマート
オファー(スカウト)配信業務にお困りでしたら、弊社キャリアマートでもスカウト配信代行サービスを行っていますので詳しい料金プランなど、下記からお気軽にお問い合わせください!
スカウト配信代行の詳細&料金プランについて問い合わせる

学生からの評判

【良い評判】

  • 内定を獲得できる
  • 登録しておくだけで、様々な企業と出会える
  •  相手からオファーが届くため、自分が主体で動き回らなくていい
  •  知らない企業を見つける良い機会になった
  • エージェントから何回も連絡がこないのが嬉しい

【悪い評判】

  •  会社説明会の案内だけの企業もいる
  •  興味のある企業からオファーがもらえない
  •  希望エリア以外の地方の企業からのオファーも来た
  •  オファーが来ても内定をもらえるとは限らない
  •  必ずしも自分の働きたい業界からオファーが届くわけではない
  •  スキルがないとオファーの多くが業界違いになりがち

参照:就活の教科書「OfferBox(オファーボックス)の評判は?」 、ボクシル公式サイト

学生の意見を見ると、さまざまなダイレクトリクルーティングサイトがある中、多くの学生が内定をもらえている様子が伺えます。

また、隠れ優良企業に出会えた学生も多々いるようで、知らなかった企業とも条件が合ったパターンもあります。

一方悪い評判では、しっかり学生のプロフィールを見ずにオファーを送っている企業がいることが分かります。

必ず学生の登録している情報に目を通して自社に合う学生にオファーを送るようにしましょう。

OfferBox(オファーボックス)の採用成功のポイント4つ

オファーボックス 料金

ここまでOfferBox(オファーボックス)について様々な情報をお伝えしましたが、最後に採用を成功させるためのポイント4つを紹介します。

早期から動いてターゲットの学生にアプローチ

OfferBox(オファーボックス)では、企業・学生ともにオファーの数に制限が設けられているので、早期に動くことでターゲットの学生からのオファー承諾を他社より早く獲得できます。

ターゲットの設定をしっかりする

学生にオファーを送り、内定まで繋がったとしてもミスマッチで早期退職…なんてことになれば意味がありません。

入社後のミスマッチを防ぐためにもターゲット像をしっかり設定しておくことは大切です。

個別コメントを活用する

オファー承認率の決め手は個別コメント

画像引用:データでみるオファー型採用

OfferBox(オファーボックス)の調査によると、DM型の同じ文章でオファーを送るよりも、個別コメントを添える方が学生からのオファーの承諾率が12%も上がっています。

学生個人に合った文章を考えて、しっかりと会社の魅力を伝えることが採用成功に繋がります。下記の例文を参考に文章を考えてみてください!

【例文】

・学生生活で〇〇をしてきたあなただから、お客様とも社内のメンバーとも連携をとりながら信頼を築けるのではないかなと思い、オファーしました!

・△△の研究をしていらっしゃるんですね!その研究内容や、研究に向き合う姿勢が当社の事業と通じるものがあると思い、オファーしました!

効果的なスカウトメールの書き方のコツは下記の記事を参照ください。

関連記事

今回のテーマは、『開封されるメール』についてです。 企業の中には人手不足に悩み、中途採用を積極的に行っていることころもあるでしょう。就職活動の一般的な手段としては、求職者が企業に対して応募するというものです。企業は応募を待っていること[…]

スカウトメールの効果とは?開封率がアップするタイトル書き方の例文

機能を組み合わせてうまく使う

OfferBox(オファーボックス)では9つの機能が利用できます。

これらを使って採用活動を効率的に進めながら、将来活躍しそうな学生をたくさん見つけることが大切です。

【活用例】

  •  【計画表×適性検査】
    計画表機能で採用計画を立て、適性検査の結果から求める学生の人物像を把握する。
  •  【学生検索/オファー送信×かんたん日程調整】
    学生検索/オファー送信機能で会いたい学生にオファーを送り、かんたん日程調整で学生との面談を調整する。など

OfferBox(オファーボックス)の導入成功事例

実際にOfferBoxを導入し、採用に成功した事例を見てみましょう。

金融業界:A社

<導入前の課題>

コロナ禍以降ナビサイトのエントリー数が減り、母集団形成に課題を感じていた。出会いたい学生に直接アプローチができる点に魅力を感じ、OfferBoxを導入した。

<施策内容>

1.自社にあった採用ターゲットの設定
基本的に志望勤務地域で学生を絞り込み、プロフィール画像を見ながらターゲットの学生にオファーしている。

2.ターゲットに対して打ち出す内容の作成
最初のオファーは「興味があればカジュアル面談でお話しましょう」という文章にしている。

3.採用プロセスの設計
最初は基本的に相互理解を目的とした30分程度のカジュアル面談を実施。面談内容は、就職活動や学業のことなど、学生の疑問や不安を解消する時間をメインに面談している。

最後は今後開催予定のイベントを案内して終了という流れにしている。

<導入後の成果>

今まで出会えなかったターゲット学生に出会うことができ、毎年1~2名採用出来ている。

銀行が志望業界ではなくとも、私たちからオファーすることで興味を持ってもらう機会を作ることができた。

メーカー業界:B社

<導入前の課題>
学生への認知が一番の課題だった。地域限定の採用媒体だと母集団の形成が上手くいかず、大手ナビサイトだと他の企業に埋もれてしまい検索でなかなかヒットしない状態だった。

そこで、「学生が企業を選ぶ側ではなく、自分をPRする側になる」というところが時代の流れにマッチしていると思い、OfferBoxを導入した。

<施策内容>
1.自社に合った採用ターゲットの設定
希望職種が自社の募集職種とマッチしていることを前提に、自発的に動けている行動力の高い人をターゲットに設定。

23卒に関しては、最初は技術職のみを募集しており、工学系の理系学生をだけをターゲットにして動いていた。

2.ターゲットに対して打ち出す内容の作成
「学生に自社の職種をどのように伝えるか」を工夫した。長すぎず魅力を凝縮した形で、会社の歴史や仕事内容、どのような製品なのかを詳しく伝えられるように文面を作成した。

OfferBoxのカスタマーサクセスの方と「ああでもない、こうでもない」とでディスカッションを重ねながら文章を練った。

3.採用プロセスの設計
「正直」に会社の良いところも悪いところに伝えることで、採用にミスマッチがないようにしている。その上で「学生と直接会う」機会を大切にしていた。

オンラインが普及している状況でも、内定を出すまでに必ず一度は工場見学に来てもらい、直接社内の人と会ってもらうようにしている。

<導入後の成果>
計3名(技術職1名、管理系2名)の採用に成功。OfferBoxを導入したことで、従来なら出会えなかったはずの学生に自社をPRできた。

今回採用できたのは全員遠方者であった。遠方者向けの社宅も用意しているのに県外アプローチができていないことは、長年の課題であった。

ナビサイトでは地域の壁があり、なかなか県外の学生にはマッチしなかったが、OfferBoxを利用して遠方者と出会うきっかけを作れた。

また、採用計画の変更で急遽管理系の部門も募集することになったが、条件を変えて柔軟に学生にアプローチできたのはOfferBoxの強みだと思った。

インフラ業界:C社

<導入前の課題>
知名度とエリアに課題があった。本社が埼玉県ということがネックで説明会のブースには来ても、選考に進んでくれない学生も多かった。

また、2018年以降内定辞退が相次ぐようになった。ナビサイトでは、就職活動のピークを過ぎた時期には応募が集まらないため、内定辞退者の枠を埋めることも難しかった。

そこで地元以外の学生や会社のことを知らない学生にもアプローチできるという点に魅力を感じ、OfferBoxを導入。

<施策内容>
1.自社に合った採用ターゲットの設定
まず、希望職種と勤務希望地域で学生を絞り込んだ。

募集職種が総合職であり、入社後はガス器具の提案訪問販売を行うため、「インフラ系や保険、不動産などの生活に密着した職種を希望している、勤務志望地が関東圏」の学生という条件で検索した。

2.ターゲットに対して打ち出す内容の作成
「学生の最大の強みを見つけ、それをダイレクトに伝えること」を意識した。学生が自分の強みを言えるようになることを念頭に置き、理由つきでその学生の持つ力について言及したメッセージを作成した。

3.採用プロセスの設計
オファー送信、1対1での企業説明、面接(最終面接も含む合計3回)という流れで行っていた。

ナビサイトのみを利用していた時は、説明会で一度に何十名もの学生と接していた。OfferBox導入後は一人ひとりの学生にじっくりと個別対応をするようになった。

<導入後の成果>
会社の中枢を担う幹部候補として活躍が期待できる、自発性のある学生を採用できるようになった。

OfferBoxによってアプローチできるエリアの制限がなくなり、地元の学生や周辺大学の学生以外とも接点を持てるようになったことは大きかった。

まとめ

OfferBox(オファーボックス)は採用成功に繋げてくれそうなさまざまな機能が備わっています。 うまく活用することで将来活躍しそうな学生を発見でき、入社してからのミスマッチも減らすことができます。

しかし、学生1人1人に向けて個別にスカウトメールを配信することは、採用担当者にとって時間的に負担の大きな業務になります。

もし導入してみたいけどマンパワー不足で諦めかけているのであれば、「スカウト配信代行」という手もありますので、ぜひ参考にしてみてください!

関連記事

従来の採用活動は、求人広告を出して応募を待つ「待ちの採用」が一般的でした。しかし近年では、企業がターゲット人材に直接アプローチする「攻めの採用」が注目されています。特にスカウト型採用は、条件に合う人材をピンポイントで見つける効率的な手法とし[…]

採用業務の時間を大幅短縮スカウト代行のメリットや選定ポイントを徹底解説