今回は、「学生はどのタイミングで入社を決めているのか?」というテーマでお伝えします。
入社予定先企業の「初接触前の志望順位」
まずは、学生が入社を決めた企業のインターンシップや説明会に参加する前の志望度の割合です。「入社予定先企業と初めて接触する前の時点では、第何志望だったか?」というアンケート調査です。
画像データ引用:マイナビ 2024年卒 学生就職モニター調査(5月)
第一志望の企業に入社する割合、約4割
当初第一志望だった企業へ入社する学生は、全体の約3割程度。一方で、同じくらいの割合で、当初は志望していなかった企業に入社している学生がいます。
弊社営業メンバーが中小企業様によく言われてしまう、「ウチが最初から第一志望の学生なんていないよ…」「見向きもされていないよ…」という言葉。これは正直なところ、事実かもしれません。
しかし!結果として当初志望度の高くなかった企業へ入社をする学生は4割弱もいるので、挽回の余地は多分にあるということです。
入社予定先に入社したいと思ったタイミング
こちらは、「内々定を得た後、入社の意思を固めたタイミング」の経年変化で18年卒からの比較です。ご覧いただければわかる通りですが、年々入社の意思決定をするタイミングが早期化しているのが伺えます。
画像データ引用:マイナビ 2024年卒 学生就職モニター調査(5月)
次に、入社予定先に入社したい!と最初に強く思ったタイミングを見ていきます。
画像データ引用:マイナビ 2024年卒 学生就職モニター調査(5月)
2位:1次面接~最終面接受験時 14.3%(前年 18.1%)
3位:就職活動を開始する前から 9.5%(前年 7.2%)
23卒同様に、インターンシップ時に強く入社したいと思う学生が多いことがわかります。2番目に多かったフェーズは選考期間中のタイミングとなっていますが、23卒と比較するとその数値は減っています。
また、21卒時には他社の選考結果が出たときに強く入社したいと思うと回答していた割合が8.9%で3位に来ていたのに対し、23・24年卒と徐々にその数を減らしていっています。
第一志望ではない学生に対してアプローチするタイミングは、引き続いて「インターンシップ」であるということがわかりましたが、ここで着目したいのが、就職活動を開始する前から入社意思を強く持っている学生の割合が増えている点です。
学生が就活開始する以前に、自社の認知度を上げてアピールする場を設けておくことも今後の採用活動においてとても重要になってくると考えられます。
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学生の入社意欲を最大限に高める方法
「インターンシップ⇒説明会⇒選考」
ここまでのフローの中で、学生のハートを射止めなければならないということです。
もちろん、学生も止まってくれているわけではないので様々な企業からラブコールを受けます。そのため、単発のアプローチではなく『継続的なアプローチ』が重要になります。
継続的なアプローチ
面接のフローの段階から、いかにその学生を歓迎しているかをアピールしていくことが大切です。会社の目指すところを明確にし、学生に不安を持たせないよう情報提供はできるだけ多くしていくことが企業側のできる最善策です。
学生側は大切にしてもらえれば、会社の印象もよく働きやすい環境にあるという意識に確実に変わっていきます。
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