会社説明会の効率的な集客方法5選!集まらない理由と参加者を増やすコツを解説

会社説明会 集客

最も企業の魅力を伝える場である会社説明会に「そもそも人が来ない」、「予約してくれてもキャンセルされる」、「自社の魅力を伝えきれず他社に流れてしまう」など、悩みを抱えている採用担当の方も多いのではないでしょうか。

これらの悩みは、従業員規模や企業の大きさなど関係なく、多くの採用担当の方から相談が寄せられています。では、どうすれば自社の会社説明会により多くの学生を魅力付けできるのでしょうか?

そこで今回は、会社説明会で集客を増やす方法、集まらない原因と対策をいくつか挙げ、より効果的な会社説明会を実施するためのヒントをお届けします。

少子高齢化により新卒採用は年々難しくなっている

現在、日本の社会問題である「少子高齢化」により、新卒採用は年々難航しています。

企業の数は増加傾向である一方、学生の数は減少傾向にあるため、売り手市場化した新卒採用領域では多くの企業同士で少ない学生を取り合うのが、新卒採用を実施するうえで避けて通れない状況になっています。

さらに、企業の存続を見越して優秀な学生を1人でも多く取りたい企業は増える一方、学生の数は年々少しずつ減少しているため、これまで以上に新卒採用は難しくなっています。

そこで出てくる課題として「会社説明会にそもそも学生が来ない」、「予約してくれてもキャンセルされてしまう」、「自社の魅力を最大限アピールできず、他社に流れてしまう」など、様々あります。

会社説明会の集客がうまくいかない理由

会社説明会 うまくいかない理由

会社説明会での集客がうまくいかない理由として、よく挙がる理由4つを紹介します。

対面開催しかしていない(オンライン開催がない)

説明会を実施する際、どこで開催するのかは非常に重要ポイントです。

遠方から参加する学生もいるため、「移動時間や交通費が負担になる」「公共交通機関のアクセスが良くない」「駅から会場までの距離が長い」などの理由で、会場に足を運ぶのが手間だと感じられることが、集客がうまくいかない要因になりやすいです。

特に今どきの学生はタイパを重視する世代です。開催場所を対面ではなくオンライン開催での実施に切り替え、学生の移動時間などの負担を軽減させることが参加率の改善に繋がります。

集客のノウハウがない

近年の学生の動向からすると、大手企業やBtoCの企業など既に認知度の高い企業に学生が集まりやすく、なかなか見つけてもらいにくい中小企業としては学生からの認知度をアップさせ、見つけてもらいやすい対策を打つ必要があります。

近年の学生は、「TikTok」や「Instagram」などSNSから情報収集をする傾向があるため、SNSを用いて企業の情報を伝え、魅力を訴求していくのが集客に繋げるトレンドです。

このように学生のトレンドや傾向に合わせて集客方法を変えるというノウハウは、売り手市場の中で学生を集客するために重要なポイントです。

しかし、学生の傾向に合わせて柔軟に対応するには、ノウハウの積み重ねが必要のため、まずは自社で始められることから実践していきましょう。

会社のアピールがうまく伝わっていない

エントリーから説明会へ参加してもらうには、数多くある求人の中から自社に興味を持ってもらう必要があります。

しかし、世の中には数えきれないほどの求人があり、その中には同業他社も含まれているため、より企業のアピールで差別化することが大事です。

そのため、学生の目に留まるような求人情報や、ホームページなどで他社よりも興味を惹くようなものをアピールしなければなりません。

求人掲載ページやホームページなど文字のみで自社の魅力をアピールしている企業と、SNSや動画など学生のトレンドに合わせて印象に残りやすい工夫をしている企業では、同じ説明内容で合っても学生からのイメージや捉え方は変わるでしょう。

会社の知名度が低い

企業の知名度は学生の集客に大きく影響しています。CMでよく見る大企業や、日頃の日常生活で見かけるような名の知れた企業には、学生が集まりやすい傾向があります。

知名度のある企業が集約されている場所で求人を募集するだけだと埋もれるリスクがあるため、他の場所でも求人情報を公開し、学生からの流入を見込める窓口を広げるのが有効です。

会社説明会への集客に使えるツール

会社説明会は、単独のものと、合同のもので開催形態は変わりますが、集客に使われる手法はどちらも同じです。その代表的な5つの集客手法の特徴やメリットをお伝えします。

就活ナビサイト

マイナビやリクナビなどの就職ナビサイトに、求人広告を掲載してエントリーを集めることができます。

特徴としては、マイナビなどの大手の就職ナビサイトは、学生の登録者数が多く、普段出会うことが出来ない学生とマッチングできます。

また、求人情報だけではなくイベントも開催しているため、一度に多くの学生と接点を持ち、そこから説明会に呼び込むことも可能です。

しかし、大手就職ナビサイトは登録社数も多いため、自社の掲載情報が埋もれてしまう可能性もあります。

ダイレクトリクルーティングサイト

ダイレクトリクルーティングサイトは、ナビサイトなどの求人情報を公開するのではなく、学生に直接アプローチをする採用手法です。OfferBoxやキミスカなどが代表的なダイレクトリクルーティングサイトになります。

特徴としては、自社の欲しい人物像に近い学生を選定して、企業から個別でアプローチができるため、特定の人材を採用するには効果的です。

しかし、スカウトを送る人物を検索軸で絞って探し、ターゲットにあったスカウトの文章を考えなければ他社と差別化できず、工数がかかってしまう可能性があります。

そこで、スカウトの配信工数に不安のある企業やスカウト配信のノウハウがないという企業には、スカウト配信代行を利用するのもおすすめです。

キャリアマートではスカウト配信代行サービスを提供しています。サービスの詳細について知りたい方は、お問い合わせください。

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SNS

SNSは企業の魅力などを簡単に発信することができ、エントリーの導線を作成すれば興味を持ってくれた学生からそのままエントリーに促すこともできます。

特徴としては、さまざまな人と繋がりを持つことができます。また、メッセージ機能を通じて、学生と双方向のコミュニケーションが可能です。

しかし、リアルタイムな情報を学生は求める傾向にあるため、定期的に投稿し続けないと効果が見込みにくくなります。そのため、継続的な発信を行う必要があります。

大学の就職課・キャリアセンター

大学の就職課・キャリアセンターは各大学にある学生の就職活動を支援する場所で、そこから直接学生を会社説明会へ呼び込むことができます。

特徴としては、企業と大学の間で直接コミュニケーションをとることができ、効率的に採用活動を行うことができます。また、大学で学生と直接接点を持つことで、質の高い情報を収集することが可能です。

メリットとしては、採用にかかるコストを削減することが可能で、良好な関係を築くことでインターンシップ計画などを共同で実施できる機会が生まれます。

逆にデメリットとしては、長い時間をかけて大学との関係構築を行っていく必要性があるため、時間と労力がかかってしまうことが挙げられます。

合同会社説明会

合同会社説明会は複数の企業が1つのイベントに参加し、一度に多くの企業、学生の情報を収集することができます。また、直接学生と出会えるため、一度に多くの学生と繋がりを作ることができます。

メリットとしては、自社の認知度を向上することに繋がったり、学生と直接コミュニケーションが取ることができたりするため、質問や反応をリアルタイムで受け取ることができ、企業への興味度やニーズを把握しやすいというものがあります。

会社説明会の集客力アップのためにできる工夫

会社説明会 集客 工夫

ここからは、会社説明会の集客力アップのためにできる工夫を3つ紹介します。

リマインドのメールや電話をする

説明会とは予約だけでなく、参加してもらうことに意味があります。しかし予約をした日から当日まで少し日数が空くと、学生は予約をしたこと自体を忘れている可能性があるため、リマインドメールや電話が大きな役割を果たします。

最も効果的なタイミングとしては、以下のようなものがあります。

  • 説明会当日から3日~5日前
  • もしくは予約があった日から約3日~1週間後

学生が忘れていて、当日来ない・・・ということにならないために、就職サイトから予約が入ったあとの対応も「●/●までの予約は3日後にリマインドメール!」と定期的な計画に入れておくと、参加人数確保もしやすく、当日バタバタすることも無さそうですね。

予告動画

説明会の様子だけでなく、会社そのものの魅力や社風などを見て・聞いて・短時間で伝えるという方法です。

この予告動画は、まだ予約していない学生・すでに予約している学生の双方に効果的といえます。

なぜかというと、その動画を見た双方の学生からは違った感想が得られるからです。

まだ予約していない学生には、

「説明会に来ませんか?」というスカウトメールに予告動画を添付→説明会に行きたい!

すでに予約している学生には

「前述のリマインドメールに予告動画を添付。→●/●に行く説明会なんか楽しそう!」と、興味度を上げると同時に志望度も上げていくことが可能になります。

皆さんも楽しみにしていることは忘れませんよね。学生の興味度が高めることが出来た分だけ、その後の参加率や歩留まり率もより期待できるものになっていくでしょう。

参加特典をつける

『特典』というと、どうしてもクオカードやギフト券などをイメージしがちですが、採用における「特典」はちょっと違います。

学生が参加することによって「得るもの」が1つでもあれば、参加する理由になります。何となく予約したという学生ではなく、説明会の時点で志望度の高い学生に出会える可能性もアップするはずです。

手法としては、就職サイトの詳細画面に参加学生の声を記載したり、予告動画などでも短く伝えてみると良いと思います。

一部の日程だけは社長が登壇する、早期に予約してくれた学生には1次選考免除など、何かしら学生にとってメリットになる参加特典を考えてみてください。

採用アウトソーシングを導入する

キャリアマートでは、採用コンサルティングサービスや採用アウトソーシングサービスなど、企業の採用支援を行っています。

会社説明会の集客に関する成功事例を知りたい方や、会社説明会への集客にお困りの方は、ぜひキャリアマートへお問い合わせください。

キャリアマートへのお問い合わせはこちら

なぜ採用アウトソーシングで予約率が上がるのか?

今や採用活動を実施する際に欠かせないものとして、「新卒採用アウトソーシング(RPO)」があります。

上記でお話した説明会予約アップの方法と組み合わせることで、どのようなメリットが生まれるのでしょうか?

経験豊富

説明会の予約が集まらない要因がそもそもわからないので、どう対策をしていいかわからない・・・という方も多いと思います。

しかし、経験豊富な弊社の採用アウトソーシングチームに委託をすれば、説明会の予約が集まらない要因を明らかにしてくれます。採用計画を全て見直す必要があるのかなど、思わぬ要因を指摘してくれるはずです!

リアルタイムで状況を共有できる

学生の動向はリアルタイムで変わっていくので、就活生の動向を把握した上での柔軟な対応が必要となります。

つまり、リアルタイムに情報共有をしていかなければ対応遅れの要因にもなりかねません。

特に説明会は、直近での他社の動向や、説明会開催の時期によって、戦略を変えて説明会予約数を確保する必要があるので、情報をリアルタイムで共有する採用アウトソーシングが最適です。

きめ細かな対応ができる

説明会の開催が決まったら、上記でご紹介したとおり、エントリーをした学生や合同説明会の来場者に説明会があることを連絡して予約数を上げるなど、最近の新卒採用は、本当にきめ細やかな対応をどの企業の採用担当者も行うようになってきました。

さすがに説明会前にすべての対象者に連絡をとることは通常業務と兼ねて採用業務を行っている採用担当だけでは手が届かないと思います。

しかし、自分だけに電話やメールが来た場合は、特別感を感じて説明会に出向きたくなるので、積極的にきめ細やかな対応は行うべきです!

私が就活生の時も感じていました。

そこで、貴社の採用担当の方の代わりに、きめ細やかな対応が可能な採用アウトソーシングは、説明会予約数を上げるために有効です。

集客率が上がった事例

業界:スーパー・小売
従業員数:3000名以上
課題:マンパワー不足(新卒)
導入サービス:新卒採用アウトソーシング(RPO)、新卒採用コンサルティング、採用ツール(新卒)

売り手市場が続く中、エントリー数や説明会参加者数も年々減ってきており、母集団形成にも大きな課題感を感じている中、採用担当2名ではまかないきれる業務量ではなかったため、採用アウトソーシングの導入を決意しました。

その結果、工数がかかる部分は外注し、学生との接触する時間を多く確保することができるようになり、説明会動員数は前年比221%となりました。

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採用アウトソーシングやインターンシップ企画、効果的な採用サイト活用法まで、具体的な施策を詳しく解説しています。

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まとめ

近年、新卒採用領域は少子高齢化やコロナなどさまざまな社会情勢に影響を受け、売り手市場の中で学生採用することが非常に難しくなっており、これまで採用できていた層の学生も母数が減少しつつ、さらに売り手市場の影響で同業他社とバッティングする確率が非常に高くなっています。

しかし、そこで自社を学生にアピール出来るかどうかで、今後の採用成功に大きく影響します。

企業側から積極的に動き、学生を引き込む力が必要です。まずは他社に負けない集客方法について、情報収集を始めてみてください。

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