今回は「オンライン採用の取り組み事例」をお伝えします。
母集団形成、グループディスカッション、面接から内定者フォローまで、オンライン採用を効果的に進めるポイントや採用ツールをご紹介していきます!
母集団形成
今まで合同説明会を主軸に母集団形成を行ってきた企業は、どのようにオンライン化を進めているか確認しましょう。
SNSのライブ配信
全国各地を回り、合同説明会や逆求人イベント、大学とのつながりをもとに母集団形成ができなくなった今、多くの企業がSNSアカウントの運用を開始しています。大型の合同説明会の代わりに、インスタライブやTwitter、YouTubeのライブ配信を実施することが可能です。
ライブ配信のコンテンツは人事担当による会社説明会だけでなく、内定者と社員の座談会・トーク風景を配信するなどバリエーションを持たせることがポイントです。
ZoomでWebinar型の会社説明会(大人数向け)
SNSのライブ配信は事前登録が不要なため、学生が気軽に参加できるメリットがあります。ただ閲覧側が飽きてしまえば離脱がしやすい点がデメリットでしょう。ZoomやWebinarツールであれば、資料の共有やQ&Aチャット、コメント機能、録画機能などが利用できるため、よりフォーマルな会社説明会の実施が可能です。
会場を押さえる手間暇、コストが削減できるため、200人~300人と大人数を招待できる点もメリットでしょう。
1対1のオンラインカジュアル面談
大人数を一気に囲い込む母集団形成と、狙った人材を1対1で口説いていくカジュアル面談を組み合わせていくと効果的です。
オンラインの場合、会社の雰囲気をつかみ切れず学生が不安になる可能性が高いです。いきなり面接をするのではなく、複数回にわけてカジュアル面談を実施することをおすすめします。
動画選考
大人数でのグループディスカッションを実施できなくなったため、代わりに動画選考を設ける企業が増加しています。学生に話してもらうテーマを決めて、自己紹介や自己PR動画を送ってもらうことで、訪問の移動コストを削減することもできます。
また、ソフトバンクでは、動画面接の評価をAIが行うシステムを導入し始めています。(※情報参考 ソフトバンク)オフラインの選考会から、AIを利用したオンライン選考へどんどん進化をとげていることがわかります。
オンライン研修・勉強会
会社説明会のような講義型のイベントではなく、学生とよりコミュニケーションをとる目的で研修や勉強会を実施する方法もあります。今まで1dayインターンや、Wantedlyのミートアップで実施していた内容をオンラインに置き換え、学生に課題を与えワークをしていきます。
面接から内定者フォロー
1対1の選考段階では、どのような取り組みをしているのか見ていきましょう。
オンライン面接×複数回
選考の段階では、長時間の面接を1回よりも短い時間の面接を複数回にわけて実施する方法がおすすめです。実際に会社に足を運び、複数の社員と話すことができないと、学生の動機付けが難しくなります。
また、オンライン面談は通信環境によっては複数名での会話がやりづらいため、1対1での会話が向いています。そのため、面接回数を増やして、複数回学生と接触していく方が好ましいのです。
オンライン会社見学
学生は自宅から選考に参加しますが、採用担当者は可能な限りオフィスから面接に参加します。会社訪問ができない分、オフィスを画面に写して雰囲気を伝えるようにする方法です。
内定者同士のオンライングループの運用
内定後は、内定者同士でやり取りができるオンライングループを作ることをおすすめします。既存社員も利用しているslackやチャットワークなどのコミュニティに入ってもらう、または掲示板のように誰でも書き込みができるものを用意する、FacebookやLINEグループをつくる方法があります。
内定者オンライン飲み会
内定者向けに、オンライン飲み会を実施する方法です。
オンライン飲み会がしっかりとした交流の場とし、内定者同士のチーム意識を高めるために、会社のロゴが入っているバーチャル背景を使ったり、同じ食べ物を飲み食いするなど一工夫あると良いでしょう。
内定者によるSNS配信
内定者に、採用用のSNSアカウントの運用を任せる方法です。内定者同士でつながりをつくり、内定辞退を防ぐ効果もあります。また、次の年度の学生に近い立場の内定者が発信をすることで、次年度の母集団形成にも役立てることが可能です。
オンラインでも効果的なマッチングイベントを実施しよう
合説イベントの開催中止で、なかなか母集団形成がうまくいかない企業も多いでしょう。今回ご紹介したオンライン採用の取り組みをぜひ取り入れてみてくださいね。
母集団形成をより強化したい方は、キャリアマートの提供しているオンライン採用マッチングイベントもおすすめします。