2021年1月20日に「採用戦略設計中の企業様! 『ナビサイト』の選定は万全ですか?媒体特徴を徹底比較!」というテーマでWEBセミナーを実施しました。
第一部では、2022卒学生の就活に対する意識と2023卒学生の今後の動きについて
第二部では、大手就活サイトを徹底比較し、自社に適した媒体選定方法をご紹介しました。
本記事では、セミナーにてお話させていただいた一部を紹介させていただきます!
2022卒学生の動向
いよいよ本格始動する2022卒採用ですが、注目ポイントはどこになるのでしょうか。
就職活動に対する意識
DISCO社が「就職活動の難易度調査(学生向け)」を実施したところ、『非常に厳しくなる』、『厳しくなる』と回答した2022卒学生が約94%にも昇りました。9割を超えたのは、リーマン・ショック後の 2011卒者への調査(2009年11月調査)以来となっており、学生の焦りや不安が感じ取れます。
【厳しくなると回答した学生のコメント】
- 採用規模の縮小
- 就職活動のオンライン化による企業研究の難しさ(情報不足)
- オンライン面接のハードルの高さ
上記のことを心配する声が大半でした。まだまだ新型コロナの影響下にある2022卒採用においては、オンラインを活用した惹きつけやグリップ施策が必須となります。
参照:DISCO「22卒学生の11月後半時点での就職意識 ~キャリタス就活2022 学生モニター調査結果(2020年12月発行)」
企業研究において有益な情報源
まず、学生への魅力付けという点では、ホームページを充実させることが最も効果的です。
上記は、DISCO社が行った『学生が企業研究を行う上で有益な情報源』の調査結果となります。個別企業のHPを最も有益だと感じていることがわかりました。
近年の学生はZ世代とも呼ばれています。インターネットを介した情報収集に非常に長けており、選考フェーズが進むたびに情報収取をおこなっています。
およそ60%の学生がホームページを有効だとみなしていることからも、採用HPを整えることは非常に重要であると言えます。
参照:DISCO「2021年卒「 採用ホームページ好感度ランキング」発表 ~採用ホームページに関する調査」
2023卒採用においては早期化がキーワード
2022卒採用が本格化する裏で、実はスタートしている2023卒採用ですが、採用市場はどのように変化するのでしょうか。
就職活動の開始時期
こちらは2021卒・2022卒学生を対象に、キャリタスが「就職活動の開始時期」を調査した結果になります。3年生の4月~9月の半年間(=インターシップ期間)を見てみると、2022卒学生は2021卒学生に比べて約10%も早めに動きだしていることがわかります。
インターシップの参加経験
実際に、インターシップへの参加経験を見てみると約90%の学生が参加・応募をしたと回答してます。(2020年11月時点)2021卒採用開始時は新型コロナの影響もあり、早期に動いていた学生と出だしが遅れてしまった学生とで、内定取得時期に大きな差が出ております。
2021年1月の二度目の緊急事態宣言により2022卒学生についても2021卒時同様の現象が発生することが考えられます。
学生は先輩の動きを参考に動き出しの時期を決めますので、2023卒学生においても、動き出しの早期化とインターンシップ参加経験の高水準は継続すると予想されます。
ここまで2022卒から2023卒の学生の動きが早まると解説しました。就職活動に関する情報を学生はどこから入手しているのでしょうか。
情報の入り口となるのは、就職サイト
キャリタス就活の「就職活動に関する情報の入手先」の調査結果を見ると、圧倒的に就職情報サイトが多いことがわかります。96%以上の学生がリクナビ・マイナビをはじめとする就職サイトから情報を入手しています。
また注目していただきたいのが、『学内でのイベントで情報を入手する』という学生の回答が2022卒では大幅に減ったという点です。
新型コロナの影響で多くの学内イベントが中止となり、大学内で企業との接点を持つことが難しくなったことが要因にあるようです。。
コロナ禍での就職活動では、ますます就職サイトや採用HPから情報を入手する学生が多くなることが予想されます。
しかし、年々さまざまな就職サイトが増えているため何を基準に選定すればよいか、頭を抱えている企業様のお声をよく耳にします。第二部では、今注目の10媒体の特徴と選定方法をご紹介します。
注目の10媒体を徹底比較
今回は、下記の10媒体の特徴を比較していきます。
大手ナビサイト | マイナビ・リクナビ・キャリタス |
ダイレクトリクルーティングサイト | OfferBox・キミスカ・iroots |
その他就職情報サイト | Future Finder・Cheer Career・LabBase・ONE CAREER |
大手ナビサイトの特徴
各2021卒向け就職サイトを、掲載企業数・登録学生数・掲載料金の3項目で比較しています。
掲載企業数・登録学生数においてマイナビがNO.1となっており、リクナビが続きます。
詳しくはこちらの記事をご参照ください
今回は「マイナビ・リクナビ・キャリタス・あさがくナビ」4種類の新卒就職サイトを徹底比較していきたいと思います! 「結局どのサイトの何がいいの…?」「今、利用しているサイトは本当に適しているんだろうか…?」 など、考えてらっしゃる[…]
ダイレクトリクルーティングサイトの特徴
OfferBox
掲載企業数・登録学生数共にNo.1を誇り、最もバランスがとれているダイレクトリクルーティングサイト
〈特徴〉
- 基本的には完全成果報酬型
- スカウトが採用人数に紐づき、通数が限られている
キミスカ
登録企業数・学生数共にNo.2となっており、単純計算すると1社あたりの企業への学生分配率が最も多い
〈特徴〉
- データベースの利用により料金が発生していることから何人採用しても料金は変わらない
- 「気になるスカウト」「本気スカウト」「プラチナスカウト」の3つのスカウトの種類がある
iroots
上位校学生の比率は、ダイレクトリクルーティングサイトの中ではNo.1を誇る
〈特徴〉
- 学生ではなく企業側にセグメントがかかっており、企業審査がある
- 本業主観正義性、会社の成長性・将来性、20代の成長環境の三点を満たしていなければ掲載できない
その他の就活情報サイトの特徴
その他就職情報サイトにおいては、登録している学生に大きく特徴があります。
Future Finder
高校生以上で登録可能。新卒紹介に近く、基本的に掲載や利用料は無料。
Cheer Career
旧パッションナビ。
ベンチャー特化となっているため、学生層としても早期学生の割合が高い。
LabBase
理系のダイレクトリクルーティングサイトといえばLabBaseと呼ばれるほどの知名度を誇っており、理系学生特化のサイト。
ONE CAREER
時価総額Top100に名を連ねる企業の70%が利用しており、月間PV数は100万を超えるサイト。
上位校の割合が高く、驚異の90%以上の上位校学生登録率。
採用活動を実施する時期
ここまで就職サイトやダイレクトリクルーティングサイトについて特徴をご紹介しました。
就活サイト | 年間を通してバランスよく採用が可能 |
ダイレクトリクルーティングサイト | 早期に集中して活動している学生特化 |
まずは、自社に適しているのは就職サイトなのか、それともダイレクトリクルーティングサイトなのか、そして適している属性の中で、さらに細分化すると、どのツールが適しているのか。まずはその点を見極めることが非常に重要となっております。
採用ツールの選定の時に意識する5つ
自社に合った採用ツールの選定方法として、ぜひこの5つを意識してみてください。
② 採用マーケットのトレンドは何か?マーケット動向を把握できているか?
③ ターゲットが興味を持つコンテンツを取り揃えているか?
④ 競合他社の採用動向、手法を把握しているか?
⑤ ターゲットを獲得するための手段、時期は適性か?
まとめ
今回のセミナーでは、就職サイトの一部をご紹介しましたが、現在では多種多様な就職サイトが年々台頭してきています。
このサイトはどんな特徴があるのか知りたい、自社に適したサイトを選定してほしいなどの相談がございましたら、是非お気軽にご連絡ください。
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