採用市場が盛り上がってきている現在、従来ではナビ媒体で学生の応募を待つことが主流であった採用活動も、「攻めの採用」と呼ばれるスカウト型のダイレクトリクルーティングサイトも段々その需要を伸ばしてきています。
しかし、一体どのダイレクトリクルーティングサイトを使えばいいのか?と悩まれている人事様も多いかと思います。今回は、たくさんの種類があるダイレクトリクルーティングサイトの中でも今後の急成長が期待ができる、dodaキャンパスを紹介していきます!
dodaキャンパスとは
dodaキャンパスは、2017年にベネッセi-キャリアが提供を始めたダイレクトリクルーティングサービスです。従来のダイレクトリクルーティングサイトではなかった新機能コンテンツや、サイトの運用での高い評価を受け「オリコン顧客満足度®調査 」の逆求人型就活サービスランキングにおいて、2021年から4年連続で総合1位を獲得しています。
- 「初めてだから使いこなせるか不安……」
- 「採用に費用をあまりかけられない……」
- 「採用活動をする期間によって使用形態を変えたい……」
上記のように悩む企業や、特に、初めてリクルーティングを始める企業や人事担当者にとって、有益な機能が満載です。
dodaキャンパスの特徴・強み
dodaキャンパスの特徴・強みを以下に紹介します。
dodaキャンパスのサービス特徴
豊富な登録学生データベース
画像引用:dodaキャンパス
dodaキャンパスは大学1~4年の学生が登録しており、総登録者数は113万人(25卒~28卒 2024年6月時点)と国内最大規模の学生データベースを保有しています。その内訳は、旧帝大を始め有名校の学生など、全国の大学から多種多様な学生が登録しています。
現就活生だけではなく、大学1年生からの登録が可能なため、低学年の学生(大学1~2年生)への早期接触・アプローチが可能で、早くから自社・業種の魅力を伝え母集団形成等に役立てられます。
検索軸(項目)が豊富
dodaキャンパスは検索軸が豊富なことも特徴のひとつで、基本情報に加えて、企業が求めるスキルや経験を持つ学生を簡単に検索できるため、効率的に採用ターゲットとのマッチングができます。また、学生のプロフィールも詳細に記載されているため、より具体的な人物像を把握する手助けになります。
基本情報 | 大学名・学部・学科・専攻 | パーソナリティ | 自ら先頭に立って進める力 |
---|---|---|---|
現住所(都道府県単位) | 粘り強くやり抜く力 | ||
希望条件 | 志望業界 | 相手の立場に立とうとする姿勢 | |
志望職種 | 他者と関わろうとする積極性 | ||
希望勤務地(都道府県単位) | スキル | プログラミング力 | |
経験 | 部活・サークル活動 | 語学力 | |
アルバイト | 特定資格保有(運転免許など) | ||
ゼミ活動 | |||
留学 | |||
ボランティア | |||
長期インターンシップ |
学生の基本情報である大学名・学部・学科・ゼミなどはもちろん、志望業界や留学、サークル等の経験、適性検査による思考力の結果など様々な角度から学生を検索することが可能です。
そのため、「体育学部かつ留学経験あり」や「理系の粘り強い子」など、自社のペルソナに沿った学生を発見する事ができ、今までにアプローチが出来ていなかった新たな出会いを見つけることができます。
大学1・2年生にも早期にアプローチできる
料金費用については、後ほど詳しく解説しますが、定額プランを利用すれば、付帯サービスとして、低学年学生へのオファーを無料で行うことができます。「自社・業界・職種の理解促進」「イベント等の案内」などを送信することができるため、他サービスよりも早期からのアプローチ・自社への魅力付けが可能なのはdodaキャンパスの強みのひとつです。
画像引用:dodaキャンパス企画書より
オファー枠数制限システムで発見率が高い
他ダイレクトリクルーティングサイトに比べてDMの枠数が企業側でも、学生側でも定められており、1企業のオファー枠は1学年につき最大400枠となっています。(学生がオファー辞退した場合は、オファー枠が戻ります)同時に、学生が受け取ることができるオファー数も6枠に制限されています。
学生は、辞退・エントリーどちらかの意思を示さなければ新しい企業からスカウトを受け取ることが出来ない仕様となっているため、学生のオファー反応率がトップレベルで高いのが特徴です。(12時間で反応がある…と言われています!)
一見「全然受け取れないし、送れないのではないか?」とマイナスに見えてしまう気もしますが、このオファー枠制限システムによって、学生の反応率、また企業の熱量が変わり高いマッチング率を実現させているのがdodaキャンパスの強みです。
ブランディング強化
dodaキャンパスを利用することで、企業のブランディングも強化できます。企業の紹介ページや動画、成功事例などを掲載することで、学生に対して企業の魅力を強くアピールできます。
また、企業イベントやインターンシップ情報を発信することも可能です。これにより、企業の認知度を上げ、優秀な人材を引き寄せる効果が期待できます。
dodaキャンパスの掲載料金プラン
dodaキャンパスには【定額制料金プラン】と【成果報酬型プラン】の2種類が用意されています。
定額制料金プラン
画像引用:dodaキャンパス
定額制料金プランは対象年度の学生が卒業するまでの期間、定額でオファーを送ることができるプランです。たくさんの学生と接触をしたいと考えている企業様にはぴったりのプランです!
成果報酬型プラン
画像引用:dodaキャンパス
少数採用で、成功報酬での利用を考えている企業様にぴったりなプランです!
これまで、夏インターンシップなどのタイミングから利用できる早期成功報酬プランと、学生の就職活動が本格化する大学3年生の3月から利用できる成功報酬プランが用意されていましたが、料金プランが改正され、現在は、上記の成功報酬プランのみとなっています。
繋がり枠オプション
追加枠数 | 金額(税別) | 期間 |
100枠 | 18万円 | お申し込み後、ご利用開始日から対象年度の本契約終了日まで |
200枠 | 30万円 | |
400枠 | 50万円 |
上記2つのプランに加え、繋がり枠増加オプションも備わっています。繋がり枠とは、dodaキャンパス上で同時に選考を進めていくことのできる人数のことです。
定額プランをお申込みいただいた後、企業様は、対象学年に対して、つながり枠が400枠付与されます。でも400枠じゃ足りない!と考える人事様や、そもそもの採用人数が多い企業様にはこの繋がり枠増加オプションを追加し、さらに学生との繋がりの機会を作っていくことが可能です。
dodaキャパス お得なキャンペーン
はじめてdodaキャンパスを利用する方は、26卒・27卒同時申し込みのセットキャンペーンを利用することで、利用コストを削減することができます。
こちらの適用条件は2025年2月28日(金)までとなっています。
- 26卒+27卒無制限定額プラン ・・・150万円
- 26卒+27卒上限付き定額プラン(5名)・・・125万円
- 26卒+27卒上限付き定額プラン(3名)・・・90万円
26卒+27卒無制限定額プラン
初年度限定「無制限定額プラン」が26卒27卒の両卒年で適用されます。26卒無制限定額プラン(90万円)のお申込みで27卒無制限定額プランの2卒年セットが150万円で利用することができるプランです。
26卒+27卒上限付き定額プラン(5名)
26卒5名上限定額プラン(75万円)と27卒5名上限定額プラン(100万円)の2年卒セットが125万円で利用可能なプランです。
26卒+27卒上限付き定額プラン(3名)
26卒3名上限定額プラン(60万円)と27卒3名上限定額プラン(75万円)の2卒年セットが90万円で利用できます。
dodaキャンパスの利用に向いている企業
dodaキャンパスは、以下のような企業様におすすめです。
学生に対して早期アプローチをかけていきたい
「早く学生にアプローチがしたい…」という企業様であれば、dodaキャンパスは大学1年生からの登録が可能となっているため、早期から学生へのアプローチが可能です!
また、早期から活動している優秀な学生に出会うこともできます。
知名度を上げていきたい
「知名度が足りないからナビ媒体では人が集まらない…」という企業様であれば、企業側からアプローチをかけられること、また学生が同時に取得できるオファー枠も制限されていることから、学生の反応率が高く、待っていたら会えなかった学生と出会うことができます。
ペルソナ設定がしっかり決まっている
「集まってくれる学生が求める人物像ではない…」という企業様であれば、詳細に検索軸をかけて検索ができるので、ペルソナに沿った学生にアプローチをすることが可能です。
利用開始までの流れ&内定通知までの流れ
画像引用:dodaキャンパス
dodaキャンパスの利用開始までの流れと内定通知までの流れは大きく4STEPあります。
- 初期設定
dodaキャンパスに初期登録すると企業基本情報、プロフィール情報の登録、採用担当者の情報、学生に送るオファー定型文を登録することができます。 - 学生検索・オファー送信
企業ごとの人材要件に合わせ、学生を検索し、情報を見ることができます。学生のキャリアノートを見て興味を持った所に「いいね」を押すことで、学生側にその通知が届き、承認率が高まります。そして気になる学生にオファーを送ることができます。 - 学生管理
学生側からオファーの承認が来たらメッセージのやり取りが始まり、選考をスタートすることができます。 - 内定通知
最終選考まで進んだ学生に対して内々定通知を送ることができます。学生が承諾した場合、企業はdodaキャンパスに報告をすることで、他の企業が学生に対してアプローチできなくなります。
dodaキャンパスの導入成功事例
実際にdodaキャンパスを利用し、採用成功した企業様の事例を3社紹介します。
IT業界企業
<導入前の課題>
- 人材要件が定まっておらず、採用基準が不透明であった。
<導入の決め手>
- 優秀な学生を惹きつけられる可能性がDRにはあると感じたため。
<行った施策>
- 1文目のオファー文面に情報を盛り込み魅力を最大限伝える。
<導入後の成果>
- これまで出会えなかったタイプの学生に出会え、9名の採用成功に繋がった。
人材業界企業
<導入前の課題>
- 全国に拠点があり、地方拠点採用に苦戦していた。
<導入の決め手>
- 従来の採用手法だけでは目標採用人数を達成できないと考えたため。
<行った施策>
- 送信漏れがないように仕組化を徹底しコミュニケーションを行った。
<導入後の成果>
- こまめに効果を検証し、効果的な採用活動を行えるようになった。
小売業界企業
<導入前の課題>
- コロナウイルスの影響もあり、採用時期が例年よりも遅れていた。
<導入の決め手>
- 細かく人材要件を選定でき、企業側からオファーが送れる点が導入の決め手。
<行った施策>
- 二名体制でオファーを送り、配信数を維持した。
<導入後の成果>
- 入社可能性の高い地元学生にアプローチするために、出身高校の都道府県で検索をしてdodaキャンパスをうまく活用し採用成功をした。
dodaキャンパスを利用する際の注意点
dodaキャンパスを利用する際の注意点を2つご紹介します。
ペルソナを決めること
dodaキャンパスを利用し、効果を最大限に引き出すには、ペルソナを明確にする必要があります。
ペルソナを決めずにdodaキャンパスを使用すると、採用したい層の学生を集めることができないので注意が必要です。利用する際はペルソナを決めることが重要になります。
「採用活動を行なっても、なかなか求める人材からの応募がない」「採用しても、すぐに会社を辞めてしまう」と頭を抱えている人事担当の方もいるのではないでしょうか。これは、自社の採用ペルソナが定まっていないことが原因かもしれません。 採用ペル[…]
担当人員を確保すること
dodaキャンパスを利用し採用活動をするには時間がかかります。
採用人数に対してどのくらい時間がかかるか、人員は何人必要かを考える必要があるので注意が必要です。学生へのアプローチに時間がかかるのであれば、スカウト配信代行を利用し人事様の工数を減らすこともできます。
学生からの口コミ・評判
- Aさん
『 視野になかった業界のオファーが、自分のやりたいことに合っていた!』
ナビサイトで様々なインターンを受けたものの、イメージと違うことも。悩んでいたころに視野になかった業界からオファーを受け取ったのですが、やりたいこととピッタリと思い最終的に入社を決めました。オファーがなかったら出会えなかったと思います!
- Bさん
『dodaキャンパスのイベントに参加して、就活自体やインターンシップへのモチベーションが上がった!』
早い段階から就活イベントに参加したり、今知りたい記事を読んだりできるので、安心して就活に取り組めます。インターンシップに向けてモチベーションもあがりました!
マンパワー不足ならスカウト配信代行
dodaキャンパスは直接学生に対してアプローチでき、学生の反応率も高いことから、従来の採用活動より学生との関わりを作りやすいところが利点です。しかし、スカウト配信をしたうえでの採用活動になってしまうので、工数がかかってしまうという懸念点もあります。
もしマンパワー不足でお困りなら「スカウト配信代行」がおすすめです!弊社では、人事様でなくてもできるメールの送信やスカウト配信などのノンコア業務の代行を承っております。
「学生との時間を増やしたい!大切にしたい!」「ダイレクトリクルーティングサイトが気になっているけど工数が気がかりで中々手を出せない…」と考えている人事様は、ぜひ一度スカウト配信代行をご検討されてみてはいかがでしょうか?
弊社サービスの詳細や料金プランなど、下記からお気軽にお問い合わせください!
まとめ
dodaキャンパスの強みや掲載料金など、様々な特徴をここまで紹介してきましたが、使用する媒体は企業様の課題によって適したものがそれぞれあると考えます。
早い段階から学生と接触がしたい、学生からの反応をちゃんと見たいと考える企業様は、ぜひ一度dodaキャンパスを検討してみてはいかがでしょうか。
そもそものスカウト配信代行とはなにかを知りたい方は、下記記事をご覧ください!
従来の採用活動は、求人広告を出して応募を待つ「待ちの採用」が一般的でした。しかし近年では、企業がターゲット人材に直接アプローチする「攻めの採用」が注目されています。特にスカウト型採用は、条件に合う人材をピンポイントで見つける効率的な手法とし[…]