今、必要とされる内定者フォロー4点と、絶対やってはいけない内定者フォロー3点

今回のテーマは、『内定者フォロー』です。

 

内定承諾書を出したのに学生に「内定辞退」されてしまった経験はありませんか??

せっかく選考して、一緒に働きたいと思ってフォローして承諾書を出してくれたのでは?と思ってしまいますよね。

 

実際、20卒で、内定を獲得している大学生のうち、内定辞退率は62.7%。(2019年8月1日時点)

19卒では同時期、61.6%であったのに対し1.1%も増加しています。

 

「どうすれば内定辞退率は減るの?」
「どうすればよかったの?」

そんな悩みが少しでも解消されるように、様々なデータなどを参考に“今、学生が必要としている内定者フォロー”を考えていきましょう!!

 

学生が必要とする内定者フォローとは?

フォローが必要だと思っている学生は全体の約9割

まずは、学生が必要だと思っている内定者フォローについてです。

株式会社ディスコ キャリタスリサーチ調べによりますと、2020年卒・内定学生のうち「フォローの必要はない」と回答した学生は、11.3%のみ。

ということは、約9割の学生が就職先決定のために何かしらフォローが必要だと思っているとになります!!

同調査の19卒データでは13.3%だったので、去年よりもフォローしてほしい学生が増えているという結果です。

<意思決定のためのフォローの必要性>

これは言い換えればチャンス!!

フォローの内容次第で、学生の心を繋ぎとめることができるのですから!

 

学生がしてほしい内定フォローランキング

では、どんなフォローが必要だと思っているのでしょう。ランキングの詳細はこちら!

 

<内定を得た企業への意思決定に必要だと思うフォロー>

2019年卒/1位、食事会や懇親会

第1位:「食事会などの懇親会」(51.5%)(18卒比:+4.8%)
第2位:「現場社員との面談」(47.1%)(18卒比:+2.4%)
第3位:「人事担当者との面談」(42.9%)(18卒比:+0.4%)
第4位:「社内や施設などの見学会」(42.0%)(18卒比:+2.5%)

 

などと、学生によって分散しているものの、中でも「現場社員との面談」「社内や施設などの見学会」は実態よりも希望する学生が多いそうです。

2020年卒/1位、食事会や懇親会

第1位:「食事会などの懇親会」(55.2%)(前年比:+3.7%)
第2位:「現場社員との面談」(47.4%)(前年比:+0.3%)
第3位:「社内や施設などの見学会」(44.0%)(前年比:+2.0%)
第4位:「人事担当者との面談」(40.3%)(前年比:-2.6%)

 

なんと!! 食事会などの懇親会は18卒から続けて連続3年1位。

「社内や施設見学」が昨年4位から順位を上げて3位へ。

そして、「人事担当者との面談」は、1位順位を落としただけに留まりましたが、19卒の学生と比べると2.6%もの学生が求めていないという結果になりました。

「社長・役員との面談」も昨年より求める学生が減っていて、逆に「電話やメールでの定期的な連絡」「Eラーニングや通信教育などの研修」が増えています。

 

つまりは、入社後の自分の環境がより想像しやすい内定フォローを学生は求めているということになり、人事担当とのやり取りは顔を合わせることなく、定期的に電話やメールでやってほしいというのが20卒の学生の傾向のようです。

 

志望度が上がった、うれしかった内定後フォロー

こちらもディスコのキャリタス就活2020の学生モニター調査から実際にフォローを受けて、「嬉しかった・志望度が上がった!」と回答した学生さんの声をご紹介します。

○内定をもらった日に、インターンでお世話になった社員の方がお祝い会を開いてくれたこと。 

○交通費や宿泊費負担で懇親会を開催してくれ、志望度が上がった。座談会や飲み会でフランクに話ができた。

○納得いくまで質問をしてよいという機会をいただき、自分が目指すキャリアを歩んだ方々や、興味のある分野の方々と話し合いをすることができた。 

○入社した後の昇進についてや、給料、福利厚生の具体的な説明を聞く場を設けてくれたこと。 

○他社と悩んで決めていいと言ってくれたため、懐の広さに感動し志望度が上がった。 

○内定通知の書類に、面談や選考に携わった方の手書きメッセージが入っていたこと。 

○「上司に、あなたを絶対に引っ張って来いって言われている」と言われた時は嬉しかった。求められている気がした。 

○LINE やメールなどで、気になる事項がないかというフォロー。 

○その企業が開催している顧客向けセミナーへの招待。その企業でどのような取り組みを行っているのかや社員の雰囲気をつかめる機会となった。 

○母から反対されているとお伝えしたら、会社のパンフレットなどを家に送ってくれたこと。 

といったように、「学生のことを本当に考えているフォロー」という傾向が強いように見えます。

 

逆に、「志望度が下がった・・・」回答

○6 月 1 日に内定者イベントあり、休日にもかかわらず、朝の 10 時から 20 時まで拘束された。 

○毎月最低 1 回ほど懇親会のようなものが開催され、その都度メールや電話で連絡が来て、半ば強制で参加させられた。その企業からの内々定は辞退した。 

○しつこく電話が来たり、何回も会社に呼び出されて交通費も出ない企業は、志望度が下がっていった。

○人事の方との面談だけで、現場の社員さんとお話をする機会をもらえなかったこと。 

○選考が貸会議室でしか行われなかったので、会社訪問がしたいと伝えたが、叶わなかった。

○内定辞退させないために、選考状況・就活を続けているかを電話で何度も聞いてきたこと。

○内々定の承諾期限を、当初通知されていた日程より 1 カ月早められた。 

○文系学部生に対して、内定後に教授推薦書の提出を求めてくる企業があった。明確なオワハラ。

○まったく連絡がないので、必要とされていないのではないかと思ってしまう。 

などと不安や不信感の声が上がりました。

懇親会が求められているとは言え、学生にも都合がありますから、強制的な懇親会への参加はNGですよね。

連絡のし過ぎもウザがられますし、かといって連絡を全くしないのも不安な気持ちにさせてしまいます。

連絡は適度にするのがベストです。

 

内定ブルー!?・・・そのワケは

 

内定もらったのに何で?それは不安だから。

ブルーな気持ちといえば、憂鬱な気持ち・落ち込んでいる・浮かない気分といった何ともネガティブな意味で使われますよね。

よく、マリッジブルー・子育てブルー・ブルーマンデーなどと言われていますが、近年学生さんたちを悩ませているのは、「内定ブルー」だということなのです。

え??内定もらったのに何で!? それは、不安だからです。

 

マイナビ調査によりますと、2018年卒の学生の中で“入社予定先企業を決めた後、不安になったことはあるか?”という質問に対して、

「ある」と回答した学生→61.3%
「ない」と回答した学生→39.2%

と、6月の時点で早々に入社予定の企業を決めている学生さんにとっては、3月からの短期間で決めていく状況において、まさに6割以上が不安を抱えています。

 

では、何がそんなに不安なのでしょうか?

そのワケは、

  1. 社会やその会社への適応
  2. 漠然とした不安
  3. ネガティブな情報や評判、近親者の意見
  4. 就職活動への未練
  5. 企業の対応や雰囲気、人間関係
  6. 待遇や条件に対しての不満

に分類されるようです。

 

中でも、①社会やその会社への適応に関して特に多かった声は、

・社会人としてやっていけるかどうか(39.3%)
・この会社できちんと務まるかどうか(38.7%)

という声。

 

当然ながら社会人経験がない学生さんたちは、長く働くことをイメージしたライフプランなどを重視する傾向にあります。

積極的なコミュニケーションは、学生さんを一人の社会人として成長させていく上でも大きな安心感につながっていくはずです。

その安心感がやがて学生さんの「決め手」へとつながり、内定辞退を防ぐことへもつながっていくと私は信じたいですね。

 

 

ここで、キャリタス就活 調査結果へ寄せられた就活川柳から二句!

<言わないで・売り手市場が・プレッシャー>

<内定が・出たなら出たで・また悩む>

某人気長寿番組なら、思わず「座布団一枚!」と叫んでしまいそうですね!!

いかに学生さんたちの不安を解消できるかが、全てをつなぐカギになってくると言っても決して過言ではないのです。

 

今どき内定フォローをご紹介!

 

簡単に3つほどご紹介いたします!

■SNSやスマホアプリで学生の負荷を下げる。

今どき学生さんたちの特徴の一つといえば、SNS普及による電話・メール離れというのは間違いないですね。

いくら積極的なコミュニケーションをとろうにも、メールの未開封や見落としによる連絡不通では先に進むものも進みません・・・。

それは同時に人事担当者さんたちのストレスにもなりかねませんね。

 

そこで!SNSやスマホアプリを用いることにより、学生さんたちからの返信もリアルタイムで得られるようになり、未読か既読かを把握できるようにすることでより効率よくコミュニケーションをとることが可能になるそうなのです。

 

まさに現代ならではの方法ですね!

 

 

■学生さん自ら翌年の採用パンフレットを作成

これも今どきでは増えてきた実例だそうです。学生さん自身が自分の就職活動の振り返りをし、社内から会社を見つめなおすことで、「就活生」から→「社員」という意識に転換していく。

 

という効果があるそうで、また、翌年の後輩たちが参考にするという責任感が生まれ、人事担当者さんにとっても
自社の採用の見え方をリアルに知るきっかけにもなるということ。

 

一石二鳥ですね!!

 

 

■内定アルバム

ご存知の方はいらっしゃいますでしょうか?
私は正直、初めて聞きました!

なんでも、学生さんの会社説明から内定通知までの選考でのポジティブ評価を含めた履歴をまとめてアルバムにして・・・

最後のページには「内定書」が!!という仕掛けだそうです。

 

個人の履歴は選考の段階でまとめられていると思いますので、それをコピーして綴じていくだけで手間もあまりかからず。

たったそれだけでも内定者へのささやかなサプライズプレゼントのようなものになりそうですよね。
私だったらきっと嬉しくて温かい気持ちになり「いい会社!」と、入社を決意することでしょう。

 

最後に

 

ここまで内定者フォローの重要性をお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?

学生さんにとっても、企業の人事担当さんにとっても、「内定」はゴールではなく、ココがやっとスタート地点だと思って頂けるととても嬉しく思います。

 

未来の「つなぐ」はココからスタートです!!ぜひ、最高のスタートダッシュを!!

最後までお読みいただきありがとうございました。それでは!またお会いしましょう!!

 

 

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