Twitter採用の効果的な運用のコツ・他社の成功事例3選

Twitter採用 運用のコツ・他社活用事例

TwitterはLINEと並ぶ日本最大級のSNSですが、就職活動にも利用されているのをご存じでしょうか?

今回は、「新卒採用でのTwitter活用のコツ・実際の企業活用例」についてご紹介します。

10代20代のTwitterの利用率

10代のTwitter利用率は78.2%、20代は69.4とLINEの次に高い利用率を誇っています。

さらに、一日当たりの利用時間数は10代が85.44分、20代が72.51となっています。利用率1位のLINEや最近人気のInstagramなどと20分以上の差があり、堂々の1位を獲得しています。このことからTwitterは一番閲覧されているSNSといえます。

画像引用:echoes「データからみるTwitterユーザー実態まとめ」

就活の情報収集で役立つツール1位Twitter

学生は就活の情報をどこから集めているのでしょうか。基本的には就活サイトや就活関連のイベントに参加して情報を得ている学生がほとんどだと思います。

しかし、近年では就職活動にSNSを利用する学生や企業が増えています。

就活時に役立ったSNSは?というアンケートでは、約3分の1の方がTwitterが役にたったと回答しています。SNSを利用していないと回答した方もいますが、一定数がSNSを就活に活用していることが伺えます。

参照:phopro「新卒での就活時の情報収集に役立ったと思えるSNSはどれ?」

なぜ学生は就活にTwitterをつかうのか

では、なぜ学生は就活にTwitterを利用するのでしょうか。

ネットで検索するよりも簡単

学生は主にTwitterをリアルタイムの情報収集ツールとして利用しています。「ES締め切り」「22卒インターン」など、ピンポイントで知りたい情報を検索でき、かつ、リアルタイムの情報を知ることができるため、ネットで検索するよりも自分の知りたい情報だけを簡単に探すことができます。

また、気になる企業の人事の方のアカウントや有益な就活情報を発信してくれる就活生のアカウントをフォローすることで効率的かつ漏らすことなく情報を得ることができます。

幅広い人脈作り

他にもTwitterは気軽に様々な人とコミュニケーションをとることのできるツールなので、人脈作りに利用している就活生もいます。

「○○会社に就職したい」など自ら発信・アピールしたり、興味のある企業の人事の方や他の社員の方にDMを送ってみたり、頑張っている就活生同士で励ましあったりと、Twitterならではの活用方法がたくさんあります。

これらの理由から就活にTwitterを利用する学生が増えているのだと思われます。

企業が採用活動にTwitterを活用する目的

次に企業側が採用活動にTwitterを活用する目的をご紹介します。

自社の情報を発信するため

まず、一つ目はどんどん自社の情報を発信して学生に知ってもらうためです。

発信する情報は、インターシップ・説明会開催のお知らせや社内の雰囲気などから人事の方の日常の何気ない様子など多岐に渡ります。また、発信した情報の反応(リツイートやいいね)の大きさをみることで、学生がどのような情報を欲しがっているのかも推測することができます。

気になる学生と繋がりを持つため

情報発信の他にも、DM(ダイレクトメール)機能を使い、気になる学生に直接スカウトを行う企業もあるようです。

学生とTwitterで繋がることによって、面接などでは見ることのできない「素顔」を見ることができますし、ツイート内容から自社の内部情報や守秘義務を扱うに値するきちんしたと情報リテラシーがあるかどうかもみることができます。

また、交友関係なども知ることができ、インターンシップや説明会、面接だけではわからない等身大の学生を知ることができるのです。

Twitter採用の運用のコツ

もちろんいくら就活にTwitterを活用している学生が多いとはいえ、きちんとアカウントを運営していかなければTwitter採用はうまくいきません。下記の3つの運用のコツを意識するようにしましょう!

学生が求めている情報を発信

会社の紹介や選考スケジュールはもちろんのこと、求めている人材や就活生に向けたアドバイスなど、学生が求めている、役立つ情報を発信するアカウントを目指しましょう。それだけでなく、日々の何気ない社内の様子や時事ネタを絡めた内容なども発信していると学生は親近感を持ってくれます。

お知らせばかりだと機械な印象を与えてしまいがちですので、社内での出来事など「中の人」が感じられるツイートも積極的にしていきましょう。

DMを手あたり次第に送らない

気になる学生にDMを送りスカウトするときには注意が必要です!

突然、ほとんどツイートがなく、見ず知らずのアカウントから誰にでも送れる典型文のようなスカウトメッセージが来たらどうでしょう。大半の人は真剣に受け止められず、手あたり次第に送っているのだろうなと思ってしまいます。それどころか企業のマイナスイメージに繋がるかもしれません。

スカウトを送る場合には、継続してきちんとアカウントを運用し、企業名・担当者名・顔写真などを出来る限り明示した上で、その学生のどこに魅力を感じたのか、あなただから連絡したのだという気持ちをしっかり伝えましょう。

ツイートする前に内容をチェックする

また、Twitterは拡散力が大きいというメリットがある代わりに、ちょっとミスなどで炎上してしまう可能性も0ではありません。

ツイートをする前に必ずコンプライアンス上問題がないか?誤った発信になっていないか?等、問題がないかを確認しましょう!
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Twitterを採用に活用している企業の事例

ここからは実際企業がどのように活用しているのかご紹介します。

株式会社ミツエーリンクス

株式会社ミツエーリンクスは、自社の採用Twitterアカウントで質問箱を設置し、学生からの質問を募集しています。質問箱とは匿名で質問をすることができるサービスです。

質問内容は企業のみが閲覧でき、誰からの質問かもわかりません。そして企業は答えられる範囲で質問に答えていきます。質問箱を使うことで学生は気軽に知りたいことを質問できますし、企業側も学生が何を知りたがっているかを知ることができます。

また、回答時に質問内容は公開され、他の学生も閲覧することができるので同じ質問に答える必要もありません。企業にとっても学生にとっても手軽に利用できるサービスです。

ヒューマンデザイン総合研究所

ヒューマンデザイン総合研究所 では、アンケート機能を活用しています。アンケート機能とは、複数(2~4択)の選択項目を準備し、閲覧したユーザーに自分の好きな項目を選んでもらうものです。

アンケートは匿名ですので気軽にコミュニケーションをとることもできますし、学生からの注目や認知を集めることにも効果的です。さらに、アンケートに参加したユーザーには最終結果が出たときにプッシュ通知が届くため、ツイート内容やプロフィールを見てもらえる機会の増加にも繋がるでしょう。

サンワカンパニー

サンワカンパニーでは、インターンシップの締切や実施情報など就活サイトと併用して活用しています。

Twitterは他のSNS(InstagramやFacebookなど)に比べて圧倒的に拡散力が高いです。他のユーザーの投稿を気軽に再投稿できる「リツイート」機能により、多くの人が興味を持った投稿は凄まじい勢いで拡散されます。これを上手く利用すれば広告費用などを使わずにTwitter上で企業の採用情報を拡散することも可能です。

ただし、普通にお知らせをするだけでは大勢の人の目にはとまりません。大勢の学生に興味を持ってもらえるようにツイート内容にユーモアを加えてみたり、目を引くような写真を添付してみるなど、他の企業とは一味違うツイートをすることが大切です。

まとめ

就職活動にもSNSを利用する時代になりました。Twitterには、ご紹介したようにさまざまな機能が備わっています。Twitterを活用することで、企業が求めている学生と出会う機会を増やすこともできます。

是非、採用活動にSNSを利用しようかと検討中の人事の方々は試してみてはいかがでしょうか。

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