【新卒採用担当者必見】採用人数に合わせた最適な採用手法とは?

【新卒採用担当者必見】採用人数に合わせた最適な採用手法とは?

新型コロナウイルスの影響により変化が激しかった2021卒、2022卒・・・

採用の手法等の変更を検討されている企業様も、新たに新卒採用を始めようとお考えの企業様も多いのではないでしょうか。

今回は「採用人数に応じた最適な採用手法」をご紹介します!

新卒採用にはどんな手法があるの?

まずは、年々多様化している新卒採用の手法ついて解説します。

就職情報サイト

マイナビ・リクナビ・キャリタス・あさがくナビなどが運営する求人サイトの総称となります。

最も多くの企業が利用する採用手法であり、マイナビにおいては、21卒採用グランドオープン時 (2021年3月時点)での掲載企業数はなんと、驚異の2万5000社越え!同様に、学生が最も利用するサイトであり、登録学生数は70万人となっています。

最も多くの学生に情報を提供する機会があり、企業・学生共に一番集まる場です。

新卒紹介

企業のニーズに合った学生を紹介し、選考を進めながら採用を決める方法となります。

就職サイト等に掲載することなく、面接から始まり、短期間で採用することが可能です。入社までの内定フォローも代行で行うので工数削減にも繋がります。

合同説明会

企業と学生をつなげるイベント型のサービスです。

近年では、大手ナビサイトやその他就職情報サイトが主催していることが多く、小規模の合同説明会なども増えてきています。

また、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、オンライン合同説明会が主流になりつつもあります。通常であれば、出会える機会がない学生とも接触できるのがこの合同説明会の一番の特徴です。

大学就職課

大学就職課とは、キャリアセンターや就活支援センターと呼ばれ、研究室のパイプ等も含まれます。

学内で説明会を開催することや、学生の就職の紹介を促してもらう、といったことができます。

近年ではコロナの影響により、利用する学生は減少しましたが、早期化の流れが強い新卒採用においては、これからも利用されていく企業は増えることが予想されます。

採用ホームページ

近年の学生はソーシャルネイティブ世代といわれており、インターネットにて情報収集することが当たり前となっています。

以前では、説明会や企業に直接足を運び、選考へ進むか否かを決めていましたが、現在では、採用ホームページや企業口コミサイト等を駆使して、エントリーから内定承諾まで全てインターネット上で完結しています。

また、採用ホームページでは、求人情報のほか、先輩社員の紹介や仕事の流れなどの事例を掲載することができます。入社後のイメージが想像しやすく、入社後のギャップを減らすことが可能です。

ダイレクトリクルーティング

就職情報サイトとは真逆の手法となり、従来の求人サイトからの応募を待つのではなく、企業から学生にアプローチをかける形式となっています。

早期に活動する優秀な学生の利用率が高く、学生・企業共に利用率が年々上昇しています。

ソーシャルリクルーティング

ソーシャルリクルーティングとは、SNSを活用した採用方法です。総務省の調査によると、学生の約7割が頻繁にSNSを利用しています。

さらに、就職活動においても活用していきたいと回答している学生は約57%にも上ります。InstagramやTwitterであれば、写真やストーリーなどを活用して自社のイメージを発信し、学生により会社の雰囲気を伝えることができます。

参照:令和元年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書

関連記事

新卒採用を行うとき、どのようなツールを使用していますか。 採用ツールは「応募者と会社とのファーストコンタクトツール」です。 仕事内容や会社のビジョンを伝える手段であると同時に、会社のイメージを決定づけるものとなります。応募者がこ[…]

新卒採用で絶対に利用すべき!効果の高いおすすめ採用ツール7選

採用規模に応じて採用手法を変える必要性

さて、ここまで8種類の手法について説明しましたが、『そもそも採用規模によって手法を変える必要があるのか?』と思った方も多いのではないでしょうか?下記では、採用規模に応じて採用手法を変える理由について解説します。

コストメリット

最も大きな理由は、コストメリットとなります。

現在使用している手法が、もしかしたら必要以上のコストをかけてしまっている可能性があります。

弊社クライアント例となりますが、ある企業様が、50名採用のうち、30名を人材紹介、20名をイベントの集客経由にて採用していました。年間3000万近くの費用をかけられており、採用単価は60万円程でした。しかし、社内からのコスト削減令を期に、手法を変更。

就職情報サイトを利用し、費用対効果の高いスカウト配信や、効果が出なかったイベントを動員課金型サービスに転換等精査をしていくことで、半分以下のコストで60名近くの採用が可能となりました。

担当者様も当初は採用できているから問題ないと考えでしたが、結果を見ると大変びっくりしていました。本来かけるべきコストの2倍以上をかけていた!なんてことは意外と珍しいことではないのです。

是非この機会に見直してみてはいかがでしょうか。

ターゲット学生の採用

もう一つのメリットは、ターゲット学生の獲得が可能となることです。

仮に、採用人数2~3名の企業と30名採用の企業、どちらもターゲット学生は『早期に動く優秀な学生』とします。

2~3名採用の場合はダイレクトリクルーティングサイトにて採用可能かもしれませんが、30名採用となると同じ手法だけでは難しく、他の手法も必要となってきます。もしかしたらインターンシップの方が適しているかもしれません。

このように人数や市況によって手法は大きく変わってきます。手法を変えず動いていると、日々変化する新卒採用では取り残されるなんてことも・・・

今一度自社の動きは『正しいタイミングで正しい母集団に正しくアプローチできているのか』を考えてみてはいかがでしょうか。

採用規模に応じたおすすめの採用手法

それでは採用人数に合わせた手法をご紹介します。

5名以下の採用

  • 就職情報サイト(インターンシップ期間or本サイト期間のみ)
  • 新卒紹介
  • ダイレクトリクルーティングサイト(インターンシップ期間のみ)
  • 採用ホームページ
  • 大学就職課
  • ソーシャルリクルーティング
  • 合同企業説明会

上記いずれかにて採用可能となります。

 業種 :広告
従業員数:250名
採用人数:3名
【内容】
意欲的な学生が欲しいとのことでしたので、早期に動いている学生をターゲットとし、ダイレクトリクルーティングサイト利用しました。
インターンシップ期間のみで内定を5名に出し、全員に承諾して頂けました。

5~10名の採用

  • 就職情報サイト(インターンシップ期間+本サイト期間)
  • ダイレクトリクルーティングサイト+就職情報サイト(本サイト)
  • ダイレクトリクルーティングサイト(インターンシップ期間+本サイト期間)

上記のいずれかがおすすめの採用手法となります!

10名ほどの採用となりますと、本サイト以降のみの動きでは採用しきれない可能性がありますので、インターンシップ期間も動かれることをおすすめします。

 業種 :広告
従業員数:170名
採用人数:11名
【内容】
なるべく早く内々定を出し、フォローに時間を使われたいとのことでしたので、ナビサイトをインターンシップ期間+本サイト期間を利用し、インターンシップを数多く開催し、多くの学生に接触。本サイト期間の説明会は4月までとしました。
上記の手法にて内定を15名に出し、12名に承諾頂けました。

11~30名の採用

  • 就職情報サイト(インターンシップ期間+本サイト期間)+採用ホームページ
  • ダイレクトリクルーティングサイト+就職情報サイト(インターンシップ期間+本サイト期間) +採用ホームページ

是非、早期からの動きにプラスしてご利用ください。

 業種 :ホテル
従業員数:4,463名
採用人数:30名
【内容】
活気のある元気な学生さんを採用したいとのことでしたので、3媒体を利用し、ターゲット学生にスカウトを発信。
いずれの媒体もインターンシップ期間+本サイト期間の運用を行い、採用ホームページも制作し、エントリーを受け付けました。
また、少しでも多くの学生にチャンスをとご依頼を頂きましたので多くの説明会を開催いたしました。企業様のスピーディーな対応のおかげもあり、上記の手法にて内定を45名に出し、40名に承諾して頂けました。

大規模採用

  • 就職情報サイト(インターンシップ期間+本サイト期間)+採用ホームページ
  • ダイレクトリクルーティングサイト+就職情報サイト(インターンシップ期間+本サイト期間のみ) +採用ホームページ
  • 採用ホームページ+ソーシャルリクルーティング

大規模採用となりますと、ある程度企業の知名度が必要です。就職情報サイトはもちろんのこと、Twitter やInstagramなどのSNSを活用し、集客することが大事になります。

近年ではインスタライブにて説明会を行う企業や採用ホームページのみでしか受け付けていない企業なども増えています。

 業種 :商社(通信)
従業員数:2,302名
採用人数:100名
【内容】
チャレンジ精神旺盛な子が欲しいとのことでしたので、早期から2媒体の掲載を開始。
ターゲットに合ったスカウト文面の配信や、LINEを使ったこまめな連絡、インスタLIVEの配信等、独自のプログラムで学生を集客しました。
上記の手法にて内定を124名に出し、112名に承諾して頂けました。

まとめ

変化激しい新卒採用においては、紹介した手法も1年後にはガラッと変わっているかもしれません。

今一度自社の採用手法は、ターゲット学生を採用するにあたり適しているのか見直しましょう。学生は新しいもの好きです!是非、積極的な情報収集をお願いいたします!

関連記事

すでに2025、2026卒の採用計画が進んでいる企業が多い時期ではないでしょうか。採用スケジュールの設定は新卒採用を成功させる上で不可欠なものです。 採用スケジュールは一般的に、インターンシップ、説明会、本選考、内定の順に進んでいきま[…]

採用スケジュール

OSCTA

【新卒採用担当者必見】採用人数に合わせた最適な採用手法とは?
フォローして毎日記事をチェック!