採用活動で多くの企業がエントリー数に悩まされているかと思います。しかし、少し手を加えたり、歩留まりの改善に繋がる有効な施策を導入することでエントリー数の向上が期待できます。
そこで今回の記事では、就職サイト上で学生からのエントリーをより多く集めるための効果的な手法について紹介します。
前提:「エントリーが多い=良い採用」ではない
採用活動において、良い採用とはエントリーが多いことだけではありません。
実際に学生からエントリーをしてもらわないと採用できないという点はありますが、自社が欲しい人材を採用できるかどうかの「質」という部分も採用活動には大きく影響してきます。そのため、必ずしもエントリー数が充足していることだけが良い採用とはなりません。
では「数」と「質」どちらも充足させるには、どのような施策があるのでしょうか。
就職サイト上でPV数増加に繋がる施策
まず、質も量も充足させるには学生を集めることが重要ですが、そのためには自社の求人を学生の目に留まる必要があります。
さっそく、就職サイト上でPV数増加に繋がる施策を紹介します。
ブログや企業ページ、先輩情報などのページを増やす
就職サイトでは企業情報や募集要項等の他にも、先輩情報やサイトへのリンクが貼れるなど、ページをより充実させることができるコンテンツが沢山あります。
それらを充実させれば、サイトのトップページに掲載される可能性もあるため、新たな導線確保のためにも掲載できる項目は積極的に掲載していくことで、PV数を増やせます。
採用実績校を追加する
サイトによっては、自分の大学の先輩を採用した実績のある企業を学生が検索することができます。実績のある学校を増やせば増やすほどヒットする学生が多くなるため、より多くの学生に自社の掲載ページを見てもらうことができます。
就活生がよく検索するキーワードを原稿に取り入れる
サイトの検索窓には学生からよく検索されているワードが載っており、クリックすることで、そのワードがページに載っている企業を検索することが可能です。
学生からその時期によく検索されているキーワードを知るポイントにもなる他、そのワードをページ内に入れることによって学生から検索される回数も増え、PV数増加に繋がります。
バナー広告掲載
検索以外の新たな導線として、バナー広告を掲載することもできます。サイト内にバナー広告を掲示することで、トップに掲載され、学生からの注目を集めることができます。
PV数増加には学生からどれだけ自社ページを見つけてもらえるかが重要になるので、寄り目立つところに掲示するのが有効です。
就職サイト側が学生宛に送信するメールへの広告掲載
就活サイトから学生に向けて配信されるメール上に広告を掲載するという手法もあります。学生が就活の際によく見るであろうサイト以外の場所に掲載をすることで、サイト外の導線の一つとして利用できます。
就職サイト上でエントリーを増やす施策
先述では、PV数の増加施策について紹介しましたが、では実際そこから学生のエントリーに繋げるためには、情報が不足していることから起こる不安を取り除き、いかに学生にとってのエントリーハードルを下げられるかが重要になってきます。
そこで次は、エントリーを増やす施策を紹介します。
WEB-DMの配信・工夫
就職サイトに登録している学生向けにWEB-DMを配信することができます。ただ配信するだけではなく配信の条件等を工夫することで、より自社にマッチした学生に配信することも可能です。
キャッチコピーを改善する
沢山の企業が就職サイト上に掲載されている中で学生に興味を持ってもらうには、魅力的なキャッチコピーにすることも重要です。特別感のある文言やエントリーしやすい文言を記載するなど、一目見て魅力が伝わる文章だとエントリーのハードルも下がる可能性があります。
画像のクオリティーを上げる
就職サイト上で文字よりも目に留まるのは画像です。就職サイトによっては画像を大きく表示できたり、複数枚表示できたりします。
学生はその掲載画像から企業の雰囲気を知ることが多い他、文字での訴求よりも直接訴求できるため、掲載する画像をしっかり選定することが重要です。自社の雰囲気や業務内容が伝わる画像や、笑顔が多く優しい雰囲気のものがおすすめです。
選考フローの表記を見直す
就活生のほとんどは就活を早く終えたいと思っていると思いますが、早く終わらせるためにも学生の中では選考フローが重要になります。
どれぐらいのフローがあるのか、選考に有する時間はどれぐらいなのかなど、より明確になっている方がエントリーへのハードルを下げることができます。
掲載情報でよくみられる「面接(複数回)」という表記ですが、これは面接が何回あるのかが不透明なためできるだけ回数を明確に書いておいた方が良いでしょう。
説明会動員率を上げる施策
エントリーをした学生が次に進む選考ステップとしては、ほとんどが説明会だと思いますが、この説明会動員に苦戦している企業も多いのではないでしょうか。
続いて、説明会の動員数を上げるために行うと良い施策を紹介します。
説明会のタイトルを工夫する
説明会のタイトルに「〇〇学部生向け」や「営業職志望必見!」など、自社の採用したい層の学生に一目見ただけでわかるようなタイトルにすることも有効です。
欲しい層にピンポイントに刺さり、その層の学生を集めやすくなります。
盛況感を出す
「残り枠わずか!」や「人気につき日程追加!」等人気な説明会である文言を追加するだけで、学生の早い予約アクションを促すことができます。
またそれ以外にも「締切間近」のような文言を入れることも、早期のアクションを促すポイントです。
開催時間を見直す
学生は、特に平日はゼミや大学の授業などで忙しく、就職活動に割ける時間も限られています。そのため、平日は避け、土日で開催することで、予定が合わず説明会を断念する学生を減らすことができます。
先輩社員の出身校を記載しておく
自分の通っている大学の先輩が働いている企業、という親近感や、学生にその企業で働く自分を自己投影させることができます。学生が「自分もこうなりたい」というような動機を形成することができれば、自社の志望度も上がる可能性があります。
ダイレクトリクルーティングサイトと併用する
就職サイトは学生が集まってくるのを待つような施策であるのに対して、ダイレクトリクルーティングサイトでは学生に自社からアプローチができる施策となっています。
この媒体2つを活用して学生を集める手法について紹介します。
就職サイト×キミスカ
キミスカは累計登録学生数約66.1万人、利用企業数約2100社(※1)のダイレクトリクルーティングサイトです。
ダイレクトリクルーティングサイトの中でも、スカウトのランク分けがされているのが特徴です。3種類のスカウト(ゴールド・シルバー・ノーマル)を流通量や見せ方に差をつけることによって、より自社の採用したい層の学生に効率よくアプローチができます。
一番ランクの高いゴールドは、開封率約77%・エントリー率約36%(※2)と高い反応率となっており、そのため、就職サイトで学生のエントリー数を担保しながら、キミスカで自社の採用したい学生にアプローチをし、量も質も追いかける採用が可能です。
※1,2参考:キミスカ
こちらの記事では、キミスカの強みや評判、導入成功事例について紹介しているので、気になる方はあわせてご覧ください。
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就職サイト×OfferBox
OfferBoxは登録学生24万人以上(24卒学生4年生3月時 ※1)と、ダイレクトリクルーティングサイトの中でも多く、欲しい人材がより多く登録している可能性のある媒体です。
また、スカウトの開封率も89%(※2)と高い数値となっており、就職活動に積極的な学生が多く登録しています。
※1,2参考:OfferBox
開封率の高さの他にも、スカウトを受け取る学生側もプロフィールを充実させることで受け取れるスカウト数が増えるので、積極的にプロフィール情報を入力し、その結果充実した学生情報が載っていることが特徴です。
その充実した学生情報の中から、自社のターゲット学生像にマッチした学生を検索しアプローチができるので、質を向上させる採用の実現が可能です。
こちらの記事では、OfferBoxの強みや評判、導入成功事例について紹介しているので、気になる方はあわせてご覧ください。
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就職サイトの有料オプションの活用
就職サイトの中でも有料で導入することで学生動員数向上が見込める施策が多数あります。
※キャリアマートマイナビ2026詳細ページより
大手就職サイトマイナビの中でも、有料で行えるオプションが多数存在しています。より多くの学生の動員を図るために導入される企業も多く、掲載社数の多いマイナビの中で埋もれないような施策となっています。
こちらのページでは、マイナビで活用できるオプションや最新の仕様変更点について詳しく紹介しているので、気になる方はあわせてご覧ください。
効果があるオプションですが、ハイブリッドDMやスカウトに関しては、購入して終わりというわけではなく、購入した通数分を配信設定する労力が必要になってくるものになっています。
自社のターゲット学生に合わせてピンポイントでアプローチすることができるため、非常に効果的なオプションですが、裏を返せば、学生ひとりひとりに合わせて文面を作成しなければならないということになります。
「今、スカウト配信を行っているけど、時間が取られすぎて、学生のフォローに手が回らない」
といったお悩みを抱えている企業の方は、ぜひ、スカウト配信代行サービスを検討してみてください!
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まとめ
上記で紹介した通り、ひと手間加えるだけの施策から有料で導入できる施策まで幅広く紹介しました。少し従来のものと変えるだけでもエントリー数が増加する場合もあるので、是非活用してもらえればと思います。
他にも、企業それぞれが抱えるお悩みに対して、有効な施策やおすすめの手法は異なりますので、自社に合う手法がわからない!という企業は是非一度キャリアマートにご相談ください。
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