riksak(リクサク)とは?なぜ無料で使える?その仕組みと特徴&RICSとの違いを解説!

riksak(リクサク)とは何か?仕組みと特徴やRICSとの違いを紹介

新卒採用を行う採用担当者の業務は、応募した学生の情報管理や、面接日程の調整、各応募者の進捗状況に合わせた案内メールの対応など、多岐にわたります。そんな担当者の悩みである、選考途中の離脱率の減少に役立つのが、採用管理システムの「riksak(リクサク)」です。

今回は、riksak(リクサク)の導入を検討している企業のために、その特徴や機能、導入メリットなど、導入企業の体験談も合わせて紹介します。

riksak(リクサク)とは

「riksak(リクサク)」とは、リクナビ2023から新たに導入された採用管理システムです。

株式会社リクルートキャリアにより、人材募集を行う企業と、面接を希望する応募者との日程調整や、連絡を円滑に行うことを目的とし、2021年2月にリリースされました。

riksak(リクサク)開発の背景

自社に合う有能な人材を確保したい採用担当者にとって、多くの学生と出会い、その学生一人ひとりを理解するためにもっと時間を使いたいはずです。

しかし採用担当者は、社内の面接担当者の日程を調整してから、学生との日程調整を何度も行ったり、その後の面接評価も別に記録したりと、選考以外の業務にたくさんの時間を割かれています。学生側も、応募する企業が多くなるほど、自己管理が難しくなり、メールの見落としにもつながります。

また、複数の企業で選考が進めば、面接日程のバッティングが発生する場合もあり、企業側に日程の再調整を依頼するのに気が引ける学生も多いでしょう。

riksak(リクサク)が目指すもの

そのような採用活動の現状を改善するために、生まれたのがriksak(リクサク)です。

まずは、新卒採用に対してシステムを提供し、企業と学生の良質なコミュニケーションの場が生まれることを目指しています。そのため、これまで採用担当者の課題であった応募者とのやり取りも、riksak(リクサク)を通して効率化することで、迅速に対応でき、より多くの応募者と出会うことが可能です。そして学生には、本当に自分に合った1社に出会ってもらうことを目標に、面接日程の変更も簡単に気兼ねなく行える仕組みになっています。

riksak(リクサク)の仕組み・特徴

riksak(リクサク)の仕組みや特徴について説明します。

riksak(リクサク)の仕組み

画像引用:株式会社リクルート

riksak(リクサク)では、採用担当者がriksak(リクサク)内のカレンダーに面接枠を設定し、社内の面接担当者に、面接実施可能な日程の回答を依頼することができます。

このとき、面接担当者全員に一括送信が可能です。面接担当者は、日程調整用URLから面接ができる日を選択すると、即時に入力データがriksak(リクサク)へ反映されます。採用担当者は、応募者に対して面接予約用URLを用いて選考案内のメールを一括送信できます。

ここまでがriksak(リクサク)の基本的な仕組みであり、応募者はその後、面接の予約を入力し、変更やキャンセルもriksakで行うことができます。

riksakの特徴

riksak(リクサク)の特徴として、企業と応募者のコミュニケーション支援を行うため、全ての機能を無料で提供しています。

riksak(リクサク)を提供している株式会社リクルートの求人サイト「リクナビ」に掲載がなくても利用できますが、「リクナビ」からの応募者情報は、自動的にriksak(リクサク)に連携するので便利です。また、アップロードは必要ですが、他の媒体や自社のホームページから得た応募者情報も、まとめて一元管理できるところも魅力の一つです。

サポート体制

riksak(リクサク)には充実のサポート体制が準備されており、システムに自信がなくても安心して利用できます。

riksak(リクサク)の機能や仕様などがまとめられたWebマニュアルもあり、初期の設定方法や、よく問い合わせがある項目や課題などに幅広く対応しています。より深く知りたい方には、メールや電話対応が可能なサポートセンターもあるので安心です。

riksak(リクサク)でできること

riksak(リクサク)にできる主な機能は2つあります。

応募者管理機能

riksak(リクサク)の応募者管理機能では、複数の求人媒体を通して行われたエントリーを、一元管理することができます。応募者の選考段階がひと目で把握でき、各応募者の段階に応じた連絡の見落としがないか、タスクの確認も可能です。応募者の面接評価や採用・不採用の連絡も実行できる便利な機能もあります。

面接日調整機能

画像引用:riksak

riksak(リクサク)の面接日程を調整する機能では、今まで採用担当者が行っていた、社内の面接担当者と応募者のスケジュール調整がWeb上で全て完了します。

応募者数が面接枠を超えたときは、柔軟に追加変更も行えます。面接日程が確定した旨のメールや、リマインドメールも自動的に送ることができ、集団面接やWeb面接などのイベントにも対応可能です。

企業がriksak(リクサク)を導入するメリット

企業がriksak(リクサク)を導入した場合、各機能により得られるメリットについて説明します。

応募者管理業務の改善ができる

応募者管理機能を使うことで、手間のかかる応募者情報の管理業務が改善できます。そのとき必要なタスクの確認が簡単なため、応募者への連絡忘れを防止でき、選考途中での辞退者を減らすことに効果的です。

作業簡略化により時間の短縮が可能

今まで手動で入力していた面接評価は、riksak(リクサク)でデータ回収できるので、一連の作業が省略できます。また、日程調整や合否連絡は、対象の応募者にテンプレートを使用して一斉送信するため、大幅な時間短縮や誤送信、誤字脱字防止にもつながります。

一斉送信で面接日調整が簡単に

面接日調整機能のメリットは、採用担当者が面接候補日を設定して、面接担当官と応募者に一斉送信し、複数人との日程調整が同時に行える点です。

情報は即時に更新されるため、ブッキングを防止し、日程確定後の確認メールも自動送信で実行されるので、採用担当者は一切手を煩わすことがありません。

応募者のキャンセル率減少

riksak(リクサク)を導入すると、オンラインで行うため電話やメールよりも早く日程調整ができ、応募者の士気が高い状態で会うことが可能です。

そして、応募者の気持ちを考え作られた「別日程依頼機能」があるので、都合が悪く選考途中で辞退する件数を減らせ、無断キャンセルの防止にもつながります。応募者の都合を考慮できることにより、企業への興味や関心を維持したまま、面接参加数の増加が見込めます。

riksak(リクサク)利用コスト

riksak(リクサク)の機能は、多くの企業に利用してもらうために無料で提供されています。

それは採用担当者の管理業務の効率化を図り、できた時間は企業と応募者間のコミュニケーションの機会に変えてほしいという想いからです。

RICSとの違いは?

RICS とは何か、riksak(リクサク)とRICSに違いはあるのか説明します。

RICSとは

RICSとは、リクナビが運営する学生情報管理システムです。企業にエントリーした学生の情報管理を行い、メッセージの送信や、説明会や面接の予約管理など、RICSのデータをもとに、採用に関わる全ての業務を管理できます。

riksak(リクサク)とRICSの違い

riksak(リクサク)とRICSは、完全に別のシステムであり、riksak(リクサク)では面接枠の設定や日程変更などの調整機能が、より効率的に行えるようになりました。また、現在RICSで管理している応募者情報は、自動連携が可能なため、riksak(リクサク)への移行も不都合なく行えます。

導入企業からの評判は?

riksak(リクサク)を導入した企業からは、導入前に比べ採用活動での業務効率が改善したなどの声が寄せられています。

工数が削減でき、業務の効率化ができた

riksak(リクサク)の機能である、応募者や面接日程の管理、応募者に一斉メールを送信できる機能などにより、採用担当者の作業量が2割も削減できたという企業もありました。また、複数の求人媒体を管理する企業では、riksak(リクサク)でできる一元管理を利用して工数の大きな削減に役立ったという意見も見られました。

面接予約数が増加した

riksak(リクサク)の面接予約画面は、簡単操作でわかりやすく、応募者にも扱いやすいため、導入した多くの企業で、面接の予約数が導入前に比べ2〜3倍に増えたという報告もありました。

面接参加率が増加した

riksak(リクサク)導入前は、面接の案内を行った応募人数に対して、選考途中で辞退せず面接まで来てくれた人は約3割でした。しかし、導入後は応募者の約8割が面接に集まった企業もあります。さらに、導入前に面接予約者の約2割に無断キャンセルをされていた企業では、導入後そのような事例はなくなったという嬉しい声も届いています。

まとめ

riksak(リクサク)は、企業の採用担当者の多岐にわたる採用業務の効率化を図り、応募者とのスムーズなやりとりを実現できる採用管理システムです。

これまで採用業務に悪戦苦闘しているうちに、有能な人材を知らぬ間に手放していたかもしれません。そのようなことが今後起きることがないように、企業担当者は、応募者にも便利な機能があるriksakの導入を、ぜひ検討してみてください。

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