Greenは、ITやWeb業界の求人に強い採用メディアです。あらゆる機能を使って優秀な人材にアプローチすることができます。しかし、企業にとっては、本当に良い人材が見つかるのか、他のサイトとどこが違うのかなど気になることは多いでしょう。
そこで今回は、Greenについて詳しく紹介していきます。加えて、導入するメリット・デメリットや成功事例、どのような企業におすすめかなどをお伝えしていきますので、優秀なエンジニアを採用したい方はぜひお役立てください。
Green(グリーン)とは?
Green(グリーン)とは、株式会社アトラエが運営しているIT・Web系特化型の採用メディアです。
2006年のサービス開始以来、業界最大級の求人を保有しているとし、IT業界への転職を検討している方々から高い評価を得ています。Greenは、スタートアップ・ベンチャー企業から大手企業の幅広い採用を支援しており、現在では約7,000社以上が利用しています。(2022年8月時点)
Green(グリーン)の特徴と強み
ここでは、Greenの特徴と強みについて紹介していきます。
エンジニア採用に強い
Greenの特徴の1つ目は、エンジニア採用に強いことです。Greenを利用して転職した方の中でエンジニアやクリエイティブ職種の経験者が60%を占めています。
さらに、プログラム言語が60以上、データベースやフレームワークは100以上の中から自分のスキルを選択することができ、企業側は細かく検索できるので自社にあった人材を探すことが可能です。そのため、Greenは、エンジニアの採用に強い求人サイトといえるでしょう。
求職者に対してアプローチが無制限
Greenは、登録している求職者に対して無制限にアプローチが可能です。
求職者のプロフィールには、経験年数や経験言語、転職先に求めるものなどが記載できるため、自社のビジョンとあっているかを見極めることができます。
成功報酬型で掲載求人数・掲載期間も無制限
一般的な転職サイトは、企業が掲載料を払い求人を載せ、求職者は無料でサービスを利用できます。一方Greenは、成功報酬型なので掛け捨てのリスクがなく、採用が決定した時のみ支払うため、採用コストを抑えられるでしょう。
また、掲載求人数に制限がないので、複数のポジションを採用したい企業におすすめです。さらに掲載期間にも制限がないため、理想の人材が見つかるまでの間、採用活動を続けることができます。
スカウト機能・アプローチ機能が充実
Greenは、マッチした求職者に対して「スカウト」「気になる」「会いたい」の3種類のアプローチができます。
スカウト
スカウト機能とは、絶対に採用したい求職者に対し、企業から直接メッセージを送信できる機能です。個人に焦点が当てられた文面が求職者に届くことで、高い返信率を狙えるでしょう。
気になる
「気になる」とは、企業と求職者がお互いに使用できるメッセージなしのアプローチ機能です。企業側は、気になった求職者1人に対して1回まで「気になる」を送信できます。求職者は、企業からのアプローチに対して「話を聞いてみたい」や「応募」で返信が可能です。
会いたい
「会いたい」は、求職者から企業に対して「気になる」が送信された場合に限って使用できます。企業が「会いたい」を送信することで、カジュアル面談をオファーすることが可能です。「会いたい」を送信した場合の返信率は高く、採用全体の約3割が「会いたい」機能を利用しています。
ユーザー数が増加し続けている
Greenのユーザー数は増加傾向にあります。
Green独自のデータを元に運用しているWebマーケティングに加え、電車広告やTVCMなどへの挑戦も影響して、獲得が難しいとされているITやWeb系人材の安定した採用が成功しているのです。
ダッシュボードが充実
Greenは、ダッシュボードが充実しており、以下のような簡単なデータ分析が可能です。
- 活用度ランキング
- 応募率
- 会社ページPV数
- 気になる受信率
このようにデータを視覚化し、企業のランキング向上を目標にすることで、ブランディングを強化することができます。
Green(グリーン)の企画と掲載料金プラン
Greenは、これまで、勤務地によって成功報酬金額が決まっていましたが、2022年11月1日から新料金プランは職種分類によって成功報酬金額が変わる仕組みに変更となります。
プラン | 料金 |
---|---|
・エンジニア・技術職 ・経営・CxO職 |
120万円 |
・営業職 ・企画・マーケティング職 ・経理・管理・バックオフィス職 ・専門職(金融/不動産/コンサルタント/士業 ・クリエイティブ職(Web) ・クリエイティブ職(ゲーム/マルチメディア) ・エンジニア・技術職(電気/電子/機械/半導体) |
90万円 |
・アシスタント・事務職・オフィスワーク ・サービス職(人材/店舗/医療) ・建築設計・土木・プラント職 |
60万円 |
参照元:Green
Green(グリーン)の会員データ
Greenを利用している会員は累計100万人おり、新規の登録ユーザーは1ヵ月に1万人います。
特に20代から30代の若い世代が多く利用者が登録しています。さまざまな職種の方が登録されていますが、エンジニアなどIT系の職種が多いようです。
導入した企業からの評判と成功事例
一番気になる部分は、実際にGreenを導入した際に、成功するかどうかだと思います。ここでは企業からの成功事例を紹介していきますので、導入を検討している企業は、ぜひ参考にしてください。
株式会社Aprender
株式会社Aprenderは、2017年に福岡で創設されたITベンチャー企業です。
スタートアップ企業に向けた、インターネット新規サービス事業などの受託開発を主に行っています。立ち上げ当初は1人でソフトウェア開発を行っていましたが、取引先が増えていく中で体制を構築するために、複数名の人材が必要でした。
そこで、IT・Web系であり、露出が多いGreenを2020年から積極的に活用し始めたとのことです。結果求人を掲載してから1ヶ月で2名の採用に至り、さらにその後、「気になる」機能を利用してもう1人の採用にも成功しています。
Baseconnect株式会社
Baseconnect株式会社は、京都で設立されたベンチャー企業です。
法人営業支援を目的としたクラウド型企業情報データベース「Musubu」を展開しています。まだ立ち上げて間もないベンチャー企業にとって、初期のメンバー採用はとても重要です。
スキルはもちろん、会社が目指すカルチャーにマッチしているかなど、あらゆる視点を持って採用することが大切なため、コストを気にしなくて良い採用課金型であるGreenを導入しました。結果3年間で会社のカルチャーや価値観にマッチする24名の採用に成功しています。
株式会社スマレジ
株式会社スマレジは、タブレットPOS「スマレジ」などのクラウドサービス事業を展開している会社です。
株式会社スマレジの開発部は大阪にあり、大阪で採用を行っていますが、大阪ではエンジニアの求職者が少なく採用するのが困難だったと言います。
さらにエンジニアの経験者との接点作りもできずに困っていた矢先、Greenを導入しました。Greenには、大阪のエンジニア経験者がとても多く、2年間でエンジニア7名、営業1名の採用に成功しています。
CARROT 株式会社
CARROT 株式会社は、ライブ配信事業やブロックチェーン事業などを展開している、2020年に設立されたベンチャー企業です。
元々は採用を外部に委託していましたが、転職顕在層とうまくマッチできていなかったことが課題でした。
そこでCARROT 株式会社は、広告をたくさん出して転職顕在層を多く保持しているGreenを導入し始めました。結果、掲載から1ヶ月で2名の採用に成功しています。
株式会社Another works
株式会社Another worksは、複業マッチングプラットフォーム事業を展開しているベンチャー企業です。
Green導入前は他の媒体を利用していましたが、ツールが不十分だと感じ、Greenを導入しました。「エンジニア・デザイナー・営業など複数の採用を掲載可能な点が同社とマッチして導入しました。」とのことです。導入した結果、半年間で4名の採用に成功しています。
参照:Green「導入事例」
導入するメリット・デメリット
ここではGreenを導入するメリットとデメリットについて見ていきましょう。
Greenを導入した場合のメリット
Greenは成功報酬型の採用メディアであるため、費用の掛け捨てリスクが少ないというメリットがあります。
一度初期費用を払えば無料で継続的に利用できるので、「採用できずに求人掲載期間が終わってしまった」「掲載費用がかさむ」ということが起きにくいでしょう。
Greenを導入した場合のデメリット
Greenは、時間をかけた分だけ応募数が増える仕組みになっています。
Greenで採用を成功させるには、アプローチ機能を利用して活用度ランキンを上位にさせることが必要です。そのため、アプローチ機能を利用せずに放置していると応募者が増えないというデメリットがあります。
こんな企業におすすめ
Greenには、20〜30代の若いIT・Web業界の経験者が多く登録しています。
そのため、若手の即戦力になる人材を確保したい企業におすすめです。また、Greenは複数の求人を掲載することができるので、いくつかのポジションを募集したい企業にもおすすめといえます。
成功させるポイント
Greenで採用を成功させるポイントは、競合との差別化を図ることです。Greenは業界特化型の採用メディアであるがゆえに、大手がライバルだったら勝ち目がないと思う方もいるでしょう。
しかし、企業のビジョンや社員の魅力を積極的に発信していくことで、注目される企業も増えてきています。初めは手間がかかる作業かもしれませんが、欲しい人材の確保にも繋がるため、意識して発信するようにしましょう。
まとめ
Greenは、スカウト・アプローチ機能が充実した、成功報酬型のエンジニア採用に強いサービスであることがわかりました。
競合との差別化を図ったり活用度ランキングを上げたりなど、多少の手間はありますが、時間をかけた分だけ応募者が増えます。エンジニアの採用がうまくいかないとお悩みの方はぜひ、導入してみてください。
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