中途採用において、説明会・書類選考・面接の日程調整など、人事は多くの業務を抱えています。それにより十分に採用業務に時間が取れない、ミスが多発するなど悩んでいる企業も少なくないのではないでしょうか?そんな中、業務の効率化や業務ミスの軽減ができるのが採用管理システムです。
今回は、業界トップクラスの導入実績がある「AOLC(アクセスオンラインキャリア)」の特徴や料金プラン、導入事例などを紹介します。
AOLC(アクセスオンラインキャリア)とは
AOLC(アクセスオンラインキャリア)とは、株式会社マイナビが提供する中途採用における採用管理システムです。応募者情報の一括管理だけでなく、採用フローに合わせた選考進捗管理や企業と応募者の調整を柔軟に行うことができます。
採用管理システム市場では業界トップクラスの導入実績があり、企業規模関係なく、幅広い企業の方が利用しています。導入実績は900社以上、応募者データの運用実績は年間800万以上と、信頼性の高さが特徴の採用管理システムです。
AOLC(アクセスオンラインキャリア)の特徴
まずは、AOLCの特徴を4つ紹介します。
データ一元管理
AOLCは、転職サイト、紹介会社、ダイレクトリクルーティング、自社HP経由などのさまざまな媒体の応募者情報をまとめて管理することができます。
一つの管理システムで複数のデータを管理することができるために、求職者のデータ整理に工数がかかっている企業にとってはかなり効率化を図れるシステムになっています。
画像引用:AOLC(アクセスオンラインキャリア)企画書より
強固なセキュリティ
オンライン上で採用業務を行うことで、紙書類の紛失などによる個人情報漏洩リスクを軽減できます。
AOLCは、プライバシーマーク・※ISMS認証(採用管理システムの企画・販売・運用サポート)を取得しており、年複数回、第三者により脆弱性検査を実施しています。診断報告に基づき改善への対応とシステムの再構築を行っています。
※ISMS認証とは、情報セキュリティを管理する仕組みのことで、「機密性」「完全性」「可用性」の3要素を指す。
カスタマイズ性の高さ
AOLCは各企業の課題、運用方法に合わせた応募者管理ができるようになっています。
各採用方法(求人広告、人材紹介、リファラル採用)や選考回数など企業に合わせて自由にカスタマイズすることが可能です。
コストパフォーマンス
他社の採用管理システムですと、管理する人数が増えるとコストが上がりますが、AOLCに関しては、人事担当者、現場担当者など、複数人が利用しても追加料金は発生しません。
そのため、AOLCは他の管理システムに比べると非常にコストパフォーマンスが高いと言えます。
AOLC(アクセスオンラインキャリア)料金プラン
導入の基本料金とオプション料金を紹介します。
基本料金
基本料金は下記になります。
金額 | 単位 | 注意事項 | |
---|---|---|---|
初期導入費用 | ¥600,000 | 1アプリケーション | 【通常版_初期導入費用】【通常版_年間利用料】はセッ トでの申込 |
年間利用費用 | ¥600,000 | 年間 |
オプション説明・料金
多数のオプションがありますので、下記の表にて紹介します。
金額 | 単位 | 注意事項 | |
---|---|---|---|
PDF帳票カスタマイズ | 20万円 | 1帳票 | |
顔写真アップロード | 40万円 | 1式 | |
適性検査連携 (SHL・TAL・SPI) |
20万円~ | 1テスト | 別途各社との契約が必要 |
動画面接選考システム | 40万円 | 1申込 | 販売枠数制限あり ※アプリの使用が必要 |
LIVE WEB面接システム初期導入 | 30万円~ | 1申込 | 【LIVE WEB⾯接システム_初期導⼊費⽤】と【LIVE WEB⾯接_年間利⽤料】はセットでの申込が必要 |
WEB面接ツール(Zoom、Teamsなど) | 30万円~ | 1式 | 別途各社との契約が必要 |
コンテンツ動画の容量拡張 | 40万円 | 1式 | |
メール配信承認機能 | 20万円 | 1式 | |
転送アドレス | 10万円 | 1アドレス | |
採用サイト制作代行プラン | 30万円~ | 1式 | コンテンツ数に応じて費用は変動 |
参照:AOLC(アクセスオンラインキャリア)企画書より
オプションがかなり多く、企業ごとに合うものはさまざまなため、導入する際にすり合わせをしっかりする必要があります。
自社に合うオプションが知りたい方やもう少し費用感について詳しく聞きたいという企業の方は下記よりお問い合わせください!
AOLC(アクセスオンラインキャリア)機能一覧
AOLCの機能を項目別にご紹介します。
応募集約機能
まずは、応募集約に関する機能の説明をします。
求人媒体の自動取り込み
AOLCにマイナビ転職をはじめとする各求人媒体の管理画面ID・パスワードを登録することにより、媒体経由の応募者を自動で取り込むことが可能です。
検索エンジンサイト連携
職種を公開することにより、求人検索エンジンサイトに自動連携が可能です。
応募フォームの作成
簡単に企業専用の求人情報・応募フォームを作成・公開が可能です。応募データはAOLC上にすぐに反映されます。
作成した求人情報・応募フォームは企業採用ホームページとリンクさせることでホームページ応募の導線が確保できます。応募フォームの入力項目はカスタマイズすることが可能です。
紹介会社
紹介会社へAOLCアカウントを発行し、推薦者の情報共有、各種連絡をすることができます。
推薦者の情報をAOLC上で簡単に共有でき、書類授受もセキュリティな環境のもと、やり取りすることが可能です。
リファラル採用
AOLCでは、リファラル採用専用登録フォームや仕組みの構築をすることが可能です。公募の応募者と合わせて、紹介者の管理をAOLC内で一元管理することができます。
採用サイト
専門知識なしで採用ホームページの作成ができます。
あらかじめ決められたレイアウト要素から、お好みのレイアウトを選択可能です。エントリー機能がある採用ホームページを作成する事が可能です。
応募者データ管理機能
次に応募者データ管理機能について紹介します。
応募者との日程調整
AOLCの日程調整機能は、説明会の開催など多数の応募者を集める際に有効な予約フォーム機能と個別での日程調整機能があります。
1,予約フォーム機能
応募者は企業より送付された案内メールのURLをクリックすると、選考予約をすることができます。
応募者は簡単に予約をすることができ、企業は予約日時を簡単に管理することが可能です。説明会や多くの応募者を集める際に有効的な機能になっています。
2,日程調整機能(個別)
企業からの面接日程案内メールに記載されているURLをクリックすると、応募者は希望日時を選択できます。応募者と選考官を同時に、もしくはいずれかと調整することができ、日程確定・日程リマインドメールを自動で送付することが可能です。
また、Google・Outlookカレンダーを連携させ、AOLCの日程調整機能上で面接官の空き時間を確認・調整することができます。
参照:AOLC(アクセスオンラインキャリア)企画書より
ユーザトーク機能(メンション機能)
ユーザ登録した採用担当社や面接官、エージェントとのコミュニケーションがチャットで行えます。チャット内のメンバーは管理者によって自由に設定でき、リアルタイムで情報共有できます。
社員訪問システム
AOLCでは採用広報活動をサポートするための社員訪問機能が基本設定であります。応募者がマイページより、面接・面談を行いたい社員を検索し、日程の予約が行えます。
応募者データ集計機能
応募者情報など集計したい内容を簡単に分析することが可能です。
集計機能
求人媒体別、エージェント別、都道府県別などの標準搭載された情報以外に、集計したい項目を自由に設定し、集計を出すことができるクロス集計機能があります。
GAタグ・GTM タグ埋め込み機能
AOLCは、GAタグ(計測タグ)とGTM(Googleタグマネージャー)が基本として埋め込まれています。GTMでは、求職者がどのような検索キーワードで企業のページに訪問してきたのか明確になります。
また、訪問後の行動も追跡できるため、もし求職者が応募してこないなど明らかになった場合は、そこからなぜ離脱してしまうのか、分析して改善することができます。
画像引用:AOLC(アクセスオンラインキャリア)企画書より
オプション機能
大きく分けて8つのオプションがありますので、ご紹介します。
PDF帳票カスタマイズ/顔写真アップロード
顔写真アップロード:40万円
応募者の⼊⼒情報や面接官が⼊⼒した評価内容を、各社のフォーマットに印字・出⼒させることができます。エントリーシート・⾯接評価シート・内定後書類のペーパレス化が行えます。
また、登録フォーム・マイページ上で、顔写真を提出させることができます。PDF帳票カスタマイズと合わせて利用することで、帳票内に顔写真を反映させることができます。
画像引用:AOLC(アクセスオンラインキャリア)企画書より
適性検査連携
応募者がAOLCのマイページ内から直接テスト受検画面にアクセスできます。適性テスト専⽤管理画⾯からの受験⽤URL・ID・パスワード発⾏作業が不要になり、数削減に繋がります。
また、受検結果もリアルタイムでAOLCに反映され、都度、専⽤管理画⾯へのアクセスが不要になります。
連携可能な適性検査
- SHL
- TAL
- SPI
動画面接選考システム
WEB録画機能を⽤いて、事前に設定した質問を応募者に回答・提出させ選考することができます。
履歴書や職務経歴書だけでは判断が難しいため、実際に応募者の所作や話し⽅などを録画データを⾒ながら評価することが可能です。LIVE⾯接とは異なり、空いた時間でまとめてチェックするなど、選考を柔軟に進めることができます。
WEB面接ツール連携
AOLCに登録している応募者にLIVE WEB⾯接の案内・実施が可能です。
LIVE WEB⾯接の連携により、各種ツールのWEBURL発⾏をAOLCからできます。応募者詳細画⾯より、⾯接のURLを押下してWEB⾯接を実施することができます。
各連携ツール、連携機能については、下記になります。
コンテンツ動画の容量拡張
AOLCでは、動画ファイルの容量拡張が可能です。動画ファイルアップロードの容量をオプションより拡張できます。また、マイページの内部にて動画が共有できます。
<標準で利⽤可能>
- 単⼀ファイル容量: 100MB以内
- 合計ファイル容量: 300MB以内
<有償オプションにて利⽤可能>
- 単⼀ファイル容量: 1GB以内
- 合計ファイル容量: 2GB以内
メール配信承認機能/転送アドレス追加
転送アドレス:10万円
対象配信者やメール内容を誤って、配信してしまうアクシデントを抑⽌するためのオプションです。配信承認権限がある管理者は、メール配信予約画⾯から承認を⾏うことが可能となり、未承認のまま配信予定時間をすぎると配信が⾏われることはありません。
また、転送アドレス追加に関しては、応募者からの返信を企業指定のアドレスに転送することが可能になるオプションです。
採用サイト制作代行プラン
写真画像やテキストを組み合わせて、オリジナル採⽤ページを簡単に作成できます。⼊⼒した求⼈情報は、求⼈検索エンジン(indeed、スタンバイなど)連携で求職者に発信されます。
AOLC(アクセスオンラインキャリア)効果的な使い方
各企業の課題によっての効果的な使用方法を紹介します。
大量採用時の場合
<よくある課題>
- 複数の求人媒体や紹介会社との併用しているため、管理が大変。
- 採用人数に対して、担当者が少なく応募者のデータをしっかり見れていない。
<効果的な使用方法>
利用機能:応募集約機能×適性検査連携
複数の求人媒体や紹介会社のような集客チャネルを一括管理することで、管理の統一化ができ、すべての媒体の管理を簡単にすることが可能になります。また、適性検査連携オプションを活用することで、手間をかけることなく候補者を見極めることもできます。
マンパワー不足の場合
<課題>
- 応募者と面接官との面接日程調整が大変。
- オフィスソフト(Word、Excelなど)で応募者データを管理していて、業務負担が大きい。
<効果的な使用方法>
利用機能:予約フォーム機能×日程調整機能
企業からの案内メールに記載されているURLをクリックすると、応募者は選考希望日時を選択することができます。応募者と選考官の双方を同時に、調整することが可能です。また、予約催促・日程確定・日程リマインドメールを自動で送付することができます。選考時の課題にも効果的に使用することができます。
今回は一例を紹介しましたが、企業によって課題はさまざまにあるかと思います。自社にあった効果的な使用方法を知りたい方はぜひキャリアマートにご相談ください。
AOLC(アクセスオンラインキャリア)利用までの流れ
では、実際にAOLCを利用する場合どうすればいいのでしょうか。利用開始までの流れを紹介します。
- まずは、問い合わせをします。
- 提案された費用感・機能詳細に納得できたら契約をします。
- 契約後、企業専用のアカウント発行します。
- サポートから導入前に数回の操作説明をします。
- 操作説明がすべて終わったら運用開始となります。
通常、契約から運用開始まで1か月ほど目安としてかかります。しかし、設定やオプションにより導入までの期間は長くなる場合があります。
AOLC(アクセスオンラインキャリア)導入前の注意点
導入においての注意点を説明します。
HOME画面
AOLCのHOME画面は、AOL(新卒採用版)と統合することが可能です。
しかし、HOME画面をAOL(新卒採用版)と一度統合してしまった場合は、その後戻すことができません。そのため、統合を依頼する際は十分に話し合ってから依頼することをおすすめします。
各求人媒体自動取り込み
各求人媒体の新規応募者データ自動取り込み機能を利用するには、AOLC内に掲載情報を事前登録する必要があります。
また、自動連携が可能な媒体は、下記の6媒体が使用可能です。取り込みは、1日4回実施しており、状況により取り込み時間が遅れる場合あるためあらかじめご注意ください。
- マイナビ転職
- doda
- indeed
- スタンバイ
- 求人ボックス
- ハローワーク
WEB Live面接機能(FaceHub連携)
応募者がスマホを利用して受験する場合、ブラウザからのWEB面接には対応していないため、受けることができません。当日スムーズに受験できるように前日までに必ず専用アプリのダウンロードの案内をしましょう。また、一つの設問に対する回答時間は60秒で、それを過ぎると自動的に終了します。
さらに、FacePeer社が提供するビデオチャット型のリアルタイムコミュニケーションツールである「FaceHub」を利用して評価を入力する際は、別途AOLCの評価画⾯で⾏う必要があり、⽇程調整アップロード完了時にWEB⾯接案メールを配信するかどうか選択など事前の設定が必要です。録画機能がないため、あらかじめ把握しておくことをおすすめします。
AOLC(アクセスオンラインキャリア)評判・口コミ
実際AOLCを利用した企業はどのような反応なのでしょうか?評判や口コミを紹介します。
- 操作は簡単で、情報連携がしやすかった
- 情報の引き継ぎに関しては非常にやりやすかった
- 求職者の応募を管理する際のあらゆる事象に的確に応えることができるツールだった
参照:BOXIL「AOLC」
オプションを含めて、AOLC内の機能が多く、企業ごとにあった設定ができたため使いやすかったなど操作面での評価もありました。一方で、導入した際の管理方法などを、社内でルール化しておいた方がスムーズだった等の意見もありました。
AOLC(アクセスオンラインキャリア)導入事例
最後にAOLCの導入事例を3つご紹介します。
従業員数が多い企業の事例
<導入前の課題>
採用人数に対して、人事担当が少ないためマンパワーが足りない
<施策内容>
応募後の面接日程調整などの採用フローの効率化
<導入後の成果>
導入後は、応募者への連絡や面接調整の自動化を始め、社内・社外との調整も一括にできた
また、分析もできるため、採用戦略にも活用した
他の採用管理ツールを導入していた企業の事例
<導入前の課題>
今まで他社の応募管理システムを導入していましたが、かなり高額だった
<施策内容>
機能をほぼ変えずに安価で導入
<導入後の成果>
AOLCに変えてからは、年間で数十万円を浮かせることができた
弊社の採用は全国採用で、採用担当も各地にいたが、課金なしで権限設定もできた
これまで採用管理ツール使用経験のない企業の事例
<導入前の課題>
応募管理システムを導入したいが、経験がないため運用できるか不安
<施策内容>
専任の方から自社にあった最適な設定・運用方法のアドバイスをもらった
<導入後の成果>
導入後も困った時には電話や訪問をしていただいたので、スムーズに運用する事ができた
まとめ
短期間で決まっていく中途採用において、採用管理ツールを利用し、どれだけ素早く応募者に対応していくのかが鍵になってきます。管理ツールなどの導入により時間が生まれたことで、自社の採用方法について再計画することが可能となります。
AOLCは、各企業のニーズに合わせて柔軟に機能をカスタマイズできるので、これから採用管理ツールの導入を検討している企業の方にはおすすめのツールです。
人材採用が年々難しくなる現代、様々なHRtechサービスが展開されています。またその中でも特に近年注目を集めているのが、採用管理システムです。現在多くの企業で導入され、人事の採用活動を助ける強い味方となっています。 しかしあまりにも数[…]