転職ドラフトとは?気になる特徴や料金、評判、導入事例について解説!

転職ドラフト

近年の中途採用は採用ツールが次々と登場し、多様化している状況です。さらに、エンジニア採用におけるハイクラスの採用は年々厳しくなっています。

エンジニア採用に適している媒体の中でも、今回は年収を提示したうえで入札をする、エンジニア採用に特化した、イベント型のダイレクトリクルーティングサービス「転職ドラフト」について紹介します!

転職ドラフトとは

転職ドラフト

転職ドラフトとは、これまでの経験やスキルをもとに、企業側から指名が届く転職サービスです。ITエンジニアに特化しているサイトとなっており、企業がITエンジニアの年収を提示したうえで競争入札する、イベント形式のダイレクトリクルーティングサービスです。

エンジニアの採用をめぐり、およそ1か月に1回、イベント形式でドラフトが開催されます。

エンジニアは交渉する企業を複数選択することが可能となっている点もポイントです。年収金額や、業務内容の想定をした上で、選考に進むかを判断することができます。

転職ドラフトの特徴3つ

転職ドラフトの特徴を3つ紹介します。

企業が年収を提示する採用手法

一般的な採用は、内定後に年収を提示されますが、転職ドラフトの場合は、事前に年収を提示されます。

エンジニアの離職理由の多数を占める、年収と業務内容の相違といったミスマッチが、この仕組みによってリスクを減らしています。

また、他企業が採用したユーザーの提示年収を見ることが可能なので、現場の相場年収を確認することができます。

優秀なエンジニアを獲得するための制度

転職ドラフトに参加できるのは、転職ドラフト独自の審査に通過した優秀なエンジニア限定です。

審査するレジュメは、開発技術の詳細内容や、課題解決までのアプローチ方法など、細かい項目が必要となってきます。レジュメの記載内容から、一定要件をクリアしたエンジニアのみが通過することができ、審査合格率は40%程となっています。

面談の承諾率が高水準

転職ドラフトは他の転職サイトと比べて、面談承諾率が高いことが特徴です。スカウトメール返信率平均90%、面談承諾率平均35%と高水準を有しています。

一斉配信機能がないため、スカウトメールの類似性が認められるとアラートがなる制度、ユーザーによる評価制度があり、企業が一人ひとりにスカウトを送る必要があります。

そのため、スカウトメールへの信頼を高め、返信率が向上しています。

転職ドラフトの運用の流れ

転職ドラフトの運用の流れを紹介します。

ドラフトに参加し、指名する

転職ドラフトが開催されると、エンジニアのレジュメを閲覧できるので、気になるエンジニアを指名します。

指名できる期間は1週間です。

指名を承諾される

ユーザーは、以下の4つの選択肢から返答をおこないます。

  1. 承諾
  2. 条件付き承諾
  3. 辞退
  4. 返答するに値しない

この時点での、承諾は面談の承諾ではなく、面談を行う交渉を承諾するとの意味なので、注意する必要があります。

面談し、採用を進める

面談が承諾されると、転職ドラフトのスケジュール調節機能が使用可能です。

面談の日程が決まれば、ほかの転職サイトと同じような流れになります。

転職ドラフトの料金体系

転職ドラフトの料金体系

転職ドラフトの利用形態は年間利用料+成果報酬型となっています。サービス利用までの簡単なフローとしては、問い合わせ、サービス提案、申し込み・契約です。

転職ドラフトに参加を希望の企業はまずは、問い合わせを行ってください。

転職ドラフトを利用するメリット・デメリット

転職ドラフトを利用するメリットとデメリットをまとめて紹介します。

メリット

  • 優秀なエンジニアと出会う機会ができる
  • 面談の承諾率が高水準である
  • 採用前に年収を提示することで、転職者とのミスマッチが防げる

エンジニアの経験があり、ポテンシャルのある人材がそろっているので、求めている人材と出会える機会になります。また、転職意欲が高いエンジニアが多いので、他施策よりもに求職者と会うことができるのもポイントです。

デメリット

  • 開催期間が決まっており、採用行う側の調節が必要
  • スカウトを送るときなど運用の工数がかかってしまう。
  • 事前に年収を提示する必要があり、90%を下回る年収に変更はできない

採用に関して、時間をかけられない企業は、参加は少し厳しいかもしれません。スカウトは一括送信機能がないため、求職者一人一人に対して文面を作成する必要があります。

ドラフト開催期間も決まっているので、その期間に都合が合わなければ、一か月先延ばしとなっていしまいます。

転職ドラフトと類似サービスの違い

転職ドラフトと他の類似サービスとどの点が違うのか、気になる方に説明していきます。

BIZREACH

ビズリーチ

ハイクラスの登録者数が多いのがBIZREACHの特徴です。

ユーザーの審査もあり、職務経歴や年収など、基準を満たさないと登録ができません。BIZREACHには転職意欲が高い会員が比較的多く、応募率も他媒体と比較して、高い数値が出やすいことがポイントです。

BIZREACHの料金形態は基本利用料(85万円)+スカウト送信+成果報酬となっています。他のダイレクトリクルーティングサービスと比べても、比較的採用コストがかかるサービスとなっています。

転職意欲がある求職者と出会えるのは転職ドラフトと同じですが、エンジニアに特化したサイトではないので、エンジニアのみの募集となると、転職ドラフトの方が転職意欲のある優秀な求職者と出会える確率は高いかもしれません。

BIZREACHの特徴や料金、メリット、デメリットについて詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。

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AMBI

AMBI

AMBIは若手層かつ、ハイキャリア層向けのスカウトサービスです。

登録者の平均年齢は28.2歳で、4割以上がMARCH以上の学歴を持ち、現在の下限年収が400万円に設定されているため、若手の優秀層が多いのが特徴です。

また、「プラチナスカウト」という機能があり、どこに興味を持ってスカウトを送ったのかをユーザーへ具体的に伝えることができます。

文面を考える工数はかかりますが、通常のスカウトと比べると、ユーザーの目に留まりやすい機能となっています。料金形態としては、ライトプラン(60万円)・レギュラープラン(90万円)・プレミアプラン(120万円)となっています。

利用期間はすべてのプランで1年間ですが、スカウト通数や求人掲載数が変わってきます。採用予算や計画によって、プランを選定することが重要になってきます。

ハイキャリア層向けのサイトではありますが、こちらも、エンジニアに特化しているわけではありません。しかし、登録している若手層が多いことがポイントなので、若手層を狙っている企業にはおすすめです。

転職ドラフトのユーザーからの評判・口コミ

転職ドラフトの利用にはレジュメの登録が必須のため、1度作成してしまえば企業からのスカウトを待つだけなので、転職が楽になったとの声がありました。逆にレジュメの登録作業が多いため、そちらに労力がかかってしまうということもありました。

また、転職ドラフトは希望年収を空白にすることも可能なので、自身の客観的な市場価値を判断することができるのもよい評判でした。

参考:転職ドラフト公式サイト

転職ドラフトの利用に向いている企業

転職ドラフトがどのような企業に向いているのか見ていきましょう。

エンジニア採用に特化したい企業

転職ドラフトはエンジニア採用に特化しているサイトとなっているので、エンジニア採用を行う企業におすすめです。スカウト型の採用方法となるので、スカウト文を丁寧に作りこむ必要があります。

また、「開催期間」という概念があるため、毎月決まった期間に集中的に採用活動を行う必要があるので、ユーザーを口説くためにはエンジニアの方のリソースを割けるかがポイントとなってきます。

一定の年収を支払うことができる企業

企業が年収を提示する採用手法が転職ドラフトの特徴なので、提示年収の90%を下回る年収にすることが出来かねます。

他社との比較をする際も、年収が重要となってくるので、自社の提示年収が他社と戦えるかがポイントとなってきます。

転職ドラフトの利用の流れ

転職ドラフトの利用の流れ

転職ドラフト利用までの流れは、以下の通りです。

  1. 転職ドラフトを利用するにはまず、お問い合わせフォームから連絡を行う必要があります。相談は無料です。
  2. 所定の手続きに従い、申し込みを行います。
  3. 申請後、転職ドラフト側が審査を行い、通過したらドラフト開催までに参加登録を行います。

まとめ

転職ドラフトの特徴やメリット、デメリット、利用におすすめの企業について解説してきました。

キャリア採用の市場は変化が激しくなり、採用手法も多様化している状態です。ぜひ、自社に合う媒体を選び、採用成功に向けて取り組んでもらえればと思います。

また、エンジニア採用で活用できる GitHub採用について、興味がある方はぜひ以下のリンクから飛んでみてください!

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