日々、人材獲得競争が激しくなりつつある中途採用市場ですが、 求職者へのアプローチ方法も様々あり、媒体選定のところから悩ましく思われる人事担当も多いでしょう。
本記事では、様々な中途採用媒体の中でも最近登録者数が増加しているdodaXの料金や特徴、評判、他サービスとの違いについて詳しく紹介していきます!
ぜひ、自社の中途採用の媒体選定の参考にしてください。
dodaXとは
dodaXは、パーソルキャリアが運営するハイクラス人材向け転職サービスです。
2024年4月1日より、ハイクラス転職サービス「dodaX」とスカウトサービス「dodaダイレクト」の連携が始まり、dodaXでも企業側からスカウト機能を使って求職者に対して積極的にアプローチが可能になりました。
2023年6月末時点で、登録会員数は18万人を突破し、都心部を中心に約4.7万件のハイクラス求人が掲載されています。
dodaXの特徴
dodaXの特徴を3つ紹介します。
ハイクラス人材の登録が多い
dodaXは、ハイクラス転職サービスを名乗るだけあり、高いスキルと経験を持つハイクラス人材が多く登録しています。
公式サイトでは、年収800万~2,000万のハイクラスの非公開求人を多く保有しているとアピールしており、30-50代の年収600万以上の転職希望者が会員の約8割以上を占めています。
4つのサービスによる求職者の転職支援
dodaXは、「スカウト」「求人応募」「カウンセリング」「コーチング」の4つのサービスを展開し、求職者に多くの選択肢と手厚いサポートを提供しています。
これにより、さらなるキャリアアップを目指すハイクラス転職希望者に具体的で専門的な支援を行い、質の高い転職支援、採用支援を実現しています。
企業側にとっても、キャリア意識と意欲の高い人材と出会う可能性が高くなり、より精度の高いマッチングが可能です。
ヘッドハンターによる紹介サービス
dodaXの特徴として、各業界に精通したヘッドハンターによる紹介サービスを提供しています。
企業の採用成功と求職者の満足できる転職を実現するために、約8,000人の厳選されたヘッドハンターがマッチングを手助けします。
ヘッドハンターはdodaX独自の指標から評価され、上位1%を「S」ランク、上位10%を「A」ランクとランク分けされています。
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dodaXの料金
dodaXの利用料金は一般には公開されておらず、直接企業に問い合わせる必要があります。
また、スカウト配信代行サービスを利用することで、スカウト作業の負担を軽減することも可能です。
キャリアマートが提供するスカウト配信代行サービスについての詳細は、以下の資料をダウンロードしてください。
dodaXのメリット
dodaXのメリットを3つ紹介します。
豊富なハイクラス人材のデータベース
dodaXには多くのハイクラス人材が登録しており、企業側は通常の求人サイトでは出会えない優れた人材と効率的に出会うことができます。
ターゲットに対する精度の高いアプローチ
dodaXでは、各分野の専門ヘッドハンターが企業の採用ニーズをヒアリングし、より精度の高いマッチングを手助けします。
競合他社に動向を知られず採用活動が可能
dodaXでは、求人を非公開で掲載することが可能です。これにより、競合他社に動向を知られずに採用活動を進めることができます。
dodaXのデメリット
dodaXを利用するデメリットについても紹介します。
若手の会員が少ない
dodaXには30~50代の登録者が多く、20代の若手や一般的な事務職の採用には向いていません。
都心部に特化したサービス
dodaXは都心部の大企業をターゲットにしており、地方の企業の採用ニーズに対応するのは難しいです。
高い利用コスト
dodaXはハイクラス人材を対象にしているため、利用コストが高めに設定されています。低コストで多くの人材を採用したい企業には不向きです。
dodaXの求職者からの評判
dodaXについて、求職者からの評判を紹介します。
良い評判
丁寧なサポートに満足
dodaXでは、応募から面接、内定、入社後のフォローアップまでの各ステップでサポートを提供しているため、求職者は安心して転職活動に臨むことができます。
ハイクラス狙いならおすすめ
dodaXでは、年収800万以上のハイクラス求人を多く保有しており、キャリアアップを狙う求職者にとって魅力的です。
悪い評判
ヘッドハンターによって当たり外れがある
dodaXではヘッドハンターによる求人紹介を提供していますが、ヘッドハンターの質にばらつきがあります。
地方ということもあり、希望に合う求人が少なかった
dodaXのサービスは主に都心部を中心に展開しており、地方の求人に関しては希望に添えない場合があります。
dodaXと他類似サービスの違い
dodaXと同じくハイクラス向けの転職サービスであるビズリーチとリクルートダイレクトスカウトとの違いを解説します。
ビズリーチ
ビズリーチもdodaXと同様にハイクラスをターゲットとするスカウト型転職サイトです。違いとして、ビズリーチはAIによるレコメンドエンジンを活用しており、年収1,000万円前後で30〜40代の即戦力人材が多く登録しています。
また、ビズリーチは経営管理や営業職、IT分野を得意としていますが、dodaXはIT・Web、メーカー、営業系の採用を得意としています。
リクルートダイレクトスカウト
リクルートダイレクトスカウトもdodaXやビズリーチ同様、スカウト機能がメインのハイクラス人材の転職支援サービスです。
dodaXと異なり、スカウトの配信予約機能がないため、リアルタイムでスカウトを配信する必要があります。また、ターゲットリスト作成機能もなく、条件を絞って検索し、その場でスカウトを送る必要があります。
リクルートダイレクトスカウトはメーカー、コンサルティング、商社の分野に強みを持っていますが、ITやWeb、営業系の採用を考えている企業にはdodaXがおすすめです。
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dodaXの利用に向いている企業
dodaXの利用に向いている企業について解説します。
少人数でハイクラスの人材を採用したい企業
dodaXには多くのハイクラス人材が登録しており、効率的に自社の中核を担う人材を採用することができます。
他社にバレずに自社のコア人材を採用したい企業
dodaXでは、求人を非公開で掲載することが可能です。他社にバレずに重要な人材を採用したい企業にとって効果的です。
専門的でニッチな職種の人材を採用したい企業
dodaXは多様な登録者属性を保有しており、ニッチな職種の採用にも対応可能です。
dodaXの導入事例
dodaXの導入事例を3社紹介します。
メーカー(食品)
導入前の課題
持続可能な経営が求められている中、経営とサステナビリティに精通した人材の採用が必要。
施策内容
dodaXのヘッドハンターサービスを利用し、「経営×サステナビリティ」の視点と実績を持つ人材を探した。
導入後の成果
ESG経営に最適な外部人材を本部長として迎えることができた。
メーカー(機械・電気)
導入前の課題
グローバル展開を目指す次世代リーダーの採用が必要だったが、基準が不明確。
施策内容
dodaXのヘッドハンターによるヒアリングで、具体的な人材要件を固めた。
導入後の成果
企業目標に一致する次期社長候補を確保することができた。
メーカー(機械・電気)
導入前の課題
グローバル税務ガバナンスを強化する税務プロジェクト推進責任者の採用が急務だった。
施策内容
dodaXからのアドバイスを受け、契約条件を見直し、広範な人材をサーチした。
導入後の成果
企業価値最大化を図る税務プロジェクト推進責任者を確保することができた。
dodaXの利用の流れ
dodaXを導入するにあたり、まず公式窓口からお問い合わせをする必要があります。
問い合わせ後、dodaXの担当者から連絡が届き、審査を経て契約に進みます。手続きが終わるとdodaXの導入が開始されます。
これらの手続きは最短で7日間で完了します。
dodaXでよくある質問
dodaXでよくある質問について解説します。
一方、dodaXはハイクラス人材をターゲットにしており、30~50代の登録者が多いです。dodaダイレクトは企業が直接アプローチできるスカウトサービスで、dodaXのデータベースにもアプローチが可能です。
■プラチナスカウト
重要なポジションにふさわしいと判断した方に送られるスカウトです。
■ダイヤモンドスカウト
dodaXが高く評価するヘッドハンターにだけ送信が認められたスカウトです。企業の中枢を担うポジションへのスカウトで、送信対象人数が限られています。
まとめ
dodaXはハイクラスの人材をターゲットとする転職サービスであり、豊富な経歴を持つ優秀な人材に出会うことができます。
dodaXでは、求職者からの直接応募、企業からのスカウト、ヘッドハンターからの紹介の3つの方法で求職者と接点を持つことが可能です。
また、手厚いサポートを提供することで、より効率的で最適なマッチングを実現しています。
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