「代理店ってよく聞くけど、直販の方が安心でしょ」「直販って色々あって選ぶのが大変…」直販と代理店の違いを理解していれば、もう悩む必要はありません。
今回は直販と代理店の違いから、メリット・デメリット、それぞれ向いているケースまでまとめて紹介！これから求人広告を選ぶ企業はもちろん、すでに利用中の企業も是非ご覧ください！
求人広告の代理店とは
求人広告の代理店とは、弊社キャリアマートのような、求人メディアなどを直販(メーカー)に代わって販売する会社のことです。
また大きく分けて2種類の代理店があり、1つは複数のメーカーと代理店契約を結んでいる「総合広告代理店」、もう1つは1社のメーカーのみと契約を結んでいる「専属広告代理店」です。
代理店によって、リクルート系やマイナビ系など分かれていたり、偏りなく幅広い求人広告を扱っているたりなど様々です。
直販とは
直販とはメーカーとも呼ばれ、求人メディアなどの運営元の会社を指し、自社内でメディアの作成、運営、販売を行っている会社のことです。
基本的には自社製品のみを取り扱っていることが多く、リクルートやパーソルキャリアなど、大手メーカーが直販にあたります。
直販といっても、新卒向けや中途向け、アルバイト向けなど1社でさまざまな領域を扱う企業と、新卒向けのみなど特定の層に特化している企業などさまざまです。
求人広告代理店と直販（メーカー）の違い
では、求人広告代理店と直販（メーカー）にはどのような違いがあるか、具体的に説明していきます。
取り扱っている媒体
直販は、自社の取り扱っている求人サイトのみを取り扱い、代理店は複数の媒体を取り扱っています。
求人サイトの知識
直販は自社サービスの充実した情報を持っている一方で、代理店には幅広い知識があり、商材別の比較などに長けているところが多いです。
サポート体制
直販は自社サイトに特化したサポートを行い、代理店は提案からアフターフォローまで、ワンストップでのサポートが可能です。
利用可能なエリア
直販は一般的に東京・大阪・名古屋といった大都市に拠点があり、代理店は大都市～地方まで支援実績があることが多いです。
求人広告で代理店を利用するメリット・デメリット
もちろん、求人広告を代理店で利用する際のメリット・デメリットや、直販で利用する際のメリット・デメリットもあります。
まずは、代理店で求人広告を利用する際のメリット・デメリットについて、紹介します。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| やり取りが一元化し、複数媒体で掲載した場合も窓口が一つになる | サービスや提案の質が代理店により変わる |
| 一度に複数媒体の提案が得られる | 代理店では提案できない商材がある |
| 複数媒体を発注することで値引きができる可能性がある | 直販より対応が遅れる可能性がある |
メリット
やり取りが一元化し、複数媒体で掲載した場合も窓口が一つになる
募集する職種やターゲットごとに、求人広告を使い分けたり、ローテーションさせたりしている企業もいるのではないでしょうか。
ほとんどの代理店は複数の商材を取り扱っているため、比較情報やキャンペーン情報など一括で情報が得られたり、請求先を一本化したりすることができるので、複数の企業と連絡を取り合うという手間が省けます。
一度に複数媒体の提案が得られる
大量募集や採用することの難しいとされる職種での募集の場合、一つの求人広告のみに掲載するのではなく、特徴の異なる複数の求人広告を組み合わせることもポイントです。その際に、1社から複数の求人広告を提案できる代理店の方が、効果を発揮しやすいでしょう。
複数媒体を発注することで値引きができる可能性がある
求人広告への基本的な掲載の価格は代理店・直販共に変わりませんが、代理店は複数媒体を同時に取り扱うためセット割引などが適用可能な場合もあります。
デメリット
サービスや提案の質が代理店により変わる
求人広告の代理店は大小様々な企業があり、例えば販売後のフォローなどサービス内容や提案内容、販売する仕組みや制作体制も様々なので、代理店により質が異なります。
代理店では提案できない商材がある
直販でしか取り扱えない商材もあるので、そちらを利用したいといった場合には、直販に依頼する必要があります。
直販より対応が遅れる可能性がある
何かの確認や調整をしたいといった際に、代理店の場合は一旦、直販内の代理店担当に確認するといったひと手間が加わるため、多少対応や返答が遅れてしまうケースがあります。
求人広告で直販を利用するメリット・デメリット
一方で、直販で求人広告を利用するメリット・デメリットについても、紹介します。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 直販しか持っていない情報やノウハウを得ることができる | 複数媒体に掲載した場合に、媒体ごとに窓口が異なる |
| 大手企業が多いので、安心感がある | 自社以外の媒体の情報が充実していない可能性がある |
| 代理店より対応が早い可能性がある | 対応や提案が画一的になりがち |
メリット
直販しか持っていない情報やノウハウを得ることができる
直販は自社の求人広告の品質向上のために、市場調査やアンケートなどに費用を投じ、各種データを収集しています。基本的には代理店にも共有されますが、中には直販内でしか共有されないノウハウ等もあるので、そういった情報を得られる可能性があります。
大手企業が多いので、安心感がある
一般的にはテレビCMや電車など様々なプロモーションを行っている、全国展開するような大手企業が中心で、求人広告の代理店と比較すると知名度が高いため、安心感があります。
代理店より対応が早い可能性がある
直販の場合、枠数制限のあるオプションの発注作業や原稿修正の対応など、掲載開始から終了までの各種やり取りの対応がほとんど社内で完結するため、代理店よりも早く対応ができます。
※各作業を部署ごとに分担しているケースもありますので、必ず直販の方が早いとは言い切れません。
デメリット
複数媒体に掲載した場合に、媒体ごとに窓口が異なる
直販は自社の求人サイトしか取り扱うことができないため、複数のサイトに掲載したいと考えている場合は各直販と連絡を取り合い、発注・請求先もそれぞれ対応する必要あります。窓口が異なるので、手間がかかってしまうのがデメリットです。
自社以外の媒体の情報が充実していない可能性がある
先述した通り、直販は自社の求人サイトしか取り扱うことができないので、自社サイトの情報に関しては充実していますが、取り扱いのない自社以外のサイトに関しては情報が充実していない可能性があります。
対応や提案が画一的になりがち
直販は、提案・販売できる商材が自社のサービスしかありません。そのため、提案の幅広さや対応力に関しては、代理店と比較すると画一的になってしまうかもしれません。
求人広告代理店と直販のどちらを利用したらいい？
代理店と直販のメリット・デメリットを紹介しましたが、自社はどちらが合っているかを確認していきましょう。
直販が向いているケース
- 会社の方針で直販しか使わない企業
- 手間はかかるが、一つ一つの求人サイトについてしっかりと知った上で運用したい企業
- 掲載する求人サイトを一つに選定している企業
1つ1つの求人サイトをしっかりと運用される企業や、既に直販と長い付き合いのある企業は、密なコミュニケーションを取りつつ、引き続き直販との取引をおすすめします。
代理店が向いているケース
- 客観的な視点で自社にあっている求人サイトを選定したい企業
- 採用業務で業者を増やさずに、1社でまとめて行いたい企業
- 幅広い提案を受けたい企業
第三者目線や、多角的な提案が欲しい企業であれば、代理店が向いているかと思います。自社がどちらに向いているか知りたい場合は、直販と代理店どちらにも聞いてみましょう。
それぞれメリット・デメリットはもちろんありましたが、そのデメリットまで率直に伝えてくれる方が、自社に合っているかもしれません！
求人広告代理店を選ぶ際のポイント
代理店が向いているケースに当てはまったら、是非、代理店を選ぶポイントも参考にしてみてください。。
人材採用に関するノウハウがあるか
これまでの実績やそこから得たノウハウがどれだけ蓄積されているかで、提案の幅や質に差があります。
また代理店のメリットでもありますが、取り扱い媒体が多ければ多いほど、最適な広告選定ができて効果も高くなるので、取り扱い媒体数は代理店の採用スキルに直結するポイントです。
営業担当のレベル
代理店だけでなく直販にも言えることですが、打ち合わせへの遅刻をしたり、敬語が使えなかったりと、最低限のビジネスマナーができていない場合は注意が必要です。
また、連絡の際にレスポンスが早いかどうか、質問に対して的確な回答ができているか、できることやできないことをはっきりと伝えてくれるかなども比較するポイントです。
掲載前後のフォローはどうか
掲載前・掲載中・掲載後もまめに連絡があり、効果が思わしくないときに改善策や再提案を出してくれる代理店は、採用成功までしっかりと伴走してくれます。
こういった代理店は「売ること」ではなく「効果を出すこと」を重視しているため、長い目で見てお付き合いすることをお勧めします。
得意分野はどこか
代理店にもそれぞれ特徴があります。たとえば弊社のように採用のアウトソーシングを得意とする代理店や、原稿作成を得意とする代理店、決まった職種を得意とする代理店など様々です。
どういったことが課題で、それを解決するには何を得意としている代理店が必要か、明確にするといいでしょう。
まとめ
今回は、求人広告における直販と代理店について比較していきましたが、それぞれのメリット・デメリットを把握し、自社にあった企業と契約できるよう、参考にしてみてください。
また、年々求人広告媒体の種類が増えてきて、どれを使ったらいいのかわからないというお声をいただくことが増えてきています。求人広告のおすすめ媒体を比較している資料や記事もありますので、興味ありましたら是非ご覧ください。
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