【活用・導入事例】インフルエンサー採用は、企業ブランディングの新しいチャンス!

インフルエンサー採用

本日は、変わりダネ採用をご紹介!その名もインフルエンサー採用を事例とともにお届けしていきます。

今や採用活動は、就職サイトなどの求人広告にとどまらず。
WEBでのスカイプ面接による採用、LINE採用、リファラル採用などが活発化し、新たな時代の幕開けを見せる中、まさに現代の“最先端を走る採用手法”として注目されています!

では、そもそもこの「インフルエンサー採用」をご存知の方はどれぐらいいらっしゃいますでしょうか。
現時点では、あまり聞き馴染みのない人事様も多いかと思います。

そこで今回は!このインフルエンサー採用が、何をもとに、どういった基準で、どんな効果が期待できるのか?
将来的に企業の採用ブランディングへと繋がっていく理由とは?について、詳しい解説とともに実際に導入している企業の事例をご覧ください!

そもそも、インフルエンサー採用とは?

一般的にインフルエンサーというのは、「世間に与える影響力が大きい行動を行う人物のこと」だと言われています。
最近では「SNSでのフォロワー数が多い人」のことをそう呼ぶそうです。

そして、これを採用活動に置き換えると、『SNSで大きな影響力や発信力を持つ人を積極的に採用していく!』新しい採用活用手法=それが、インフルエンサー採用なのです。

インフルエンサー採用の具体的な手法

具体的な手法は、
【1】ある一定数のフォロワー(※1)をもつ人物が対象
(※1基準は各企業によります)

【2】応募者のフォロワー状況や発信内容の審査

【3】審査を通過した学生は、書類審査などは免除(※2)され、そのまま最終面接へ
(※2企業によって免除の内容は異なります)

【4】見事採用となれば、5万円ほどの「インフルエンサー手当て」を出す企業も。

というのが一連の流れということですが、2017年ごろからスタートし、瞬く間に話題となっていきました。

中には、「300いいね!で書類審査は免除」「500いいね!で最終面接」などと明確な条件を基準とし、学生の発信力と自社のPRを上手く両立している企業もあるほどです。<参照:インフルエンサー採用2020>

インフルエンサー採用の魅力

では、そんなインフルエンサー採用は何が魅力なのか?続いては、学生にも企業にもメリットだと言われる点について見ていきましょう!

インフルエンサー採用においての【学生側】のメリット

まずは、【学生側】のメリット3点はこちら!

【学生側メリット:1】「発信力」「影響力」が自己PRに

サークル・部活動や、アルバイト、留学やゼミ・研究内容など、さまざまな学生の自己PRがある中で、新たに「発信力」「影響力」という枠のアピールポイントでまだ他の学生にはなかなか無い自己PRを完成することができます。

【学生側メリット:2】インフルエンサー手当て

こちらは前述でもお伝えしましたが、企業によっては採用後に5万円の手当てを出す企業もあるほどです。
学生にとっては、自分の持ち味を活かすことが評価に直結するとだけあって、非常に嬉しいメリットとなっているようです。

【学生側メリット:3】選択肢が広がる

インフルエンサー採用を導入している企業はまだそんなに多くはありません。
そのため、元々は他業種を志望していた学生にとってもインフルエンサー採用きっかけで新たな業種に興味をもっていく可能性も十分に考えられます。
就職サイト上だけではない企業とのコミュニティができるのも、選択肢を広げるうえでプラスに働くものがありそうですね。

 

インフルエンサー採用においての【企業側】のメリット

そして、【企業側】のメリットはこちらです!

【企業側メリット:1】自社PRをできるのが最大の魅力!

SNSでの影響力を強みに、幅広く就活学生の世代に自社をPRすることができます!
また、あくまでも消費者の目線で良さを伝えてくれるため、採用のみならず、販売促進の広報要員としても大きな役割を果たしてくれます。

【企業側メリット:2】「インスタ映え」を学べる。

インフルエンサーの彼らは、言い換えればSNSマーケティングの上級者でもあります。
よく「インスタ映え」というSNS用語を聞きますが、まさにその現代ウケをするマーケティング(広報)の即戦力でもあり、企業側の知識習得の貴重な人材にもなります。

【企業側メリット:3】表現メンタルが強い!

フォロワー数(支持者)が多いということは、もちろんその分、自己表現による他者からの理解を得ているということです。
そのため批判や反対意見にも屈しない傾向が強く、周囲の声にも柔軟に耳を傾けられる“受け入れ態勢”のようなものが始めから備わっていることも多いので、恐れることなく発信・挑戦をしていけるのも大きな強みだと言えます。

インフルエンサー採用の導入事例をご紹介!

では、実際に導入している企業では、どんなインフルエンサー採用を行っているのでしょうか。

【事例:1】某小物・雑貨販売企業

アパレル雑貨を販売するこちらの企業では、
・Twitterかインスタグラムのどちらかのフォロワー数が1万人以上!
・年齢や経歴は不問
・インフルエンサー手当て5万円(基本給にプラス)
・エントリー・説明会・書類審査・筆記試験・一時面接まで、全て免除!

といった内容で導入しています。
採用後は、店頭販売にプラスしてSNS広報活動も担当していくそうです。
現に2018年には、たったの半年間で約80人のインフルエンサー応募が集まり、新卒・中途入社あわせて3人の採用に成功しています。
新卒入社だけではなく、フォロワー数1万人で転職希望者にもチャンスがある!という点が、応募者が集まりやすい要因とも考えられますね。

【事例:2】某ソーシャルメディアマーケティング企業

メディア事業を展開するこちらでは、インスタグラム、フェイスブック、TwitterやYouTube、ブログなどいずれかのSNSへの投稿で、
・指定のワードをハッシュタグ(#)付きで投稿する
・300いいね!で書類審査通過、500いいね!で即最終面接。

といった比較的シンプルなインフルエンサー採用を行っています。
こちらは元々もっているフォロワー数ではなく、いかに「いいね!」を集められるかが基準となる点が特徴です。
採用後は、発信力や影響力を最大限に活用し、将来的にはプランナーやディレクター、さらにはプロデューサーなど有望ポストでの飛躍が期待されているそうです。

【事例:3】某ファッションブランド

世界に発信するファッションで有名なこちらでは、
・インスタグラムのフォロワー数が2,000人以上
・もしくはコーディネートアプリ「WEAR」のフォロワー数が1,000人以上

と、どちらかのSNSフォロワー数を基準に採用を行っています。

こちらの特徴は、普段ファッショニスタの方たちが好んでSNSに自身のファッションを投稿していること自体が=「就職活動」になるという点です。
自身のファッションを投稿してフォローする人が多いということは、当然その方のセンスや表現力を評価してのこと。

学生や求職者側は、趣味や日課などでやっていることが戦力として見られ、採用する企業側も、一定数以上の評価を得ている人材を確保できるためお互いの「好き」を企業の成長へと繋げられるようですね!

インフルエンサー採用が、企業のブランディングへと繋がる理由

導入事例では、さまざまな角度から活動をする各企業。
では、このインフルエンサー採用を実施することによってどのように企業の採用ブランディングへと繋がっていくのでしょうか?

最高のブランディングチャンスは採用×広報にあり

今や就職(採用)活動は、市場や動向のみならず、採用活動そのものに関心が集まり注目されるようになりました。

最大手の広告企業では、就活学生が集まることこそが最高のブランディングチャンスだ!と捉えるほど重要視しており、全社協力のもと学生の就職活動の場を「有効な魅力付けの場」にすべく全力で取り組んでいるそうです。

そんな中、インフルエンサーな学生を採用すること=企業のブランディングになると考えられるようになった理由。
それは、企業の広報担当が採用を通じた広報効果を実感してきたことに付随してくると思います。

 

広報は ⇒ 消費者に向けて。
採用は ⇒ 学生(求職者)に向けて。
従来、こうした方針のもと進めてきた両活動も2016年から2018年にかけて大きく変わりました。
同大手企業の広報研究所の調査によると、

■Q1:上場企業の広報担当者が、重要だと思う広報テーマは?
こちらの問いに対し、「採用」だと回答した広報担当は2016年から2018年にかけて約2倍に増えたとのこと。

さらに、
■Q2:重要だと思う利害関係者は?
という問いに対しては、「学生や就活生」と回答した担当者が同じく2016年から2018年で約1.3倍に跳ね上がったという調査結果が報告されました。

ここまで採用や学生が重要視されるようになった要因。
それはやはり現代のネット社会による影響力だと思われます。
学生のような若い世代は、常にスマートフォンと一緒で、常に“つぶやき”と“アップ”が日常の中で生活しています。

デジタルネイティブ世代と共に変わる企業ブランディングのカタチ

そこでもう1つ。
「就活を通してその企業を評価する学生が約9割」という点にも着目すると、答えは簡単です。

就活を通してその企業を好きになってくれた学生は、例え採用や入社に至らずとも「これからも応援したい!」という学生がほとんどだと言います。
また、そうした好印象は自身のSNSのみならず就活学生の口コミサイトなどからも発信・拡散されていくことが多いです。

特に次年度に就活を控えた学生たちは、その先輩たちの声を参考に自身の企業研究に役立てていく傾向が強いため、もちろん注意が必要な反面、学生による絶大な宣伝効果が期待できるサイクルが出来上がるというわけです。

従って、ネット社会に生きる学生たちによって、企業の採用ブランドは大きく変わっていくということになりますね。

そして。
その学生がインフルエンサーと呼ばれる、学生の中でも特に影響力が強い学生だとしたら、SNSに発信することで何万人のフォロワーを中心に企業の魅力が伝わり、また、就活学生のみならず一般消費者と呼ばれる層にも同時に発信されていくことになります。

ただ発信するだけでなく、その人物がもつ影響力を最大限に広げることで、採用活動と「企業そのもの」のブランディングを両立していけることが、インフルエンサー採用の効果であり、企業の広報担当者が重要視する理由となっているようですね。

もし、自社でもインフルエンサー採用を実施するとしたら、皆さんはどういったイメージを思い浮かべますか?
今はまだ変わりダネ採用でも、現代のSNS普及によっては更に拡大していくかもしれません。
今後の動向や導入事例からも目を離さないようにしていきましょう!

まとめ

以上、インフルエンサー採用についてたっぷりとお届けしてきました。
次々と出てくる変わりダネ採用ですが、こうした情報提供が少しでも貴社の採用を変えるきっかけになって頂ければと思います!

今回のインフルエンサー採用もそうですが、採用の成功=「内定承諾」ではなく、すでに未来の企業成長にまで意識が高まっていることがよく分かります。

未だ自社の採用に満足がいかないという企業様。事務作業が多くてなかなか採用業務に専念できないという人事様。些細なことでもキャリアマートがきっと力になります!ぜひご相談をお待ちしております。

OSCTA

インフルエンサー採用
フォローして毎日記事をチェック!