明日から実践!アルバイト採用を成功に導くポイント&年代別おすすめ募集方法

明日から実践!アルバイト採用を成功に導くポイント&年代別おすすめ募集方法

コロナ流行後、多少有効求人倍率は下がったものの、企業の人手不足による問題は解消されていません。アルバイト採用市場においても人手不足が継続傾向にあります。このような中で、アルバイト採用を成功させるためにはどのようにすればいいのでしょうか。

本記事では、アルバイト採用についての意義やメリット・デメリットなどを振り返り、採用成功に導くポイントなどをお伝えしていきます。

アルバイトとは

アルバイトとは、「パートタイム・有期雇用労働法」の定義によると、1週間の所定労働時間が同一の事業所に雇用される通常の労働者(正社員)の1週間の所定労働時間に比べて短い労働者とされています。そのため、アルバイトとパートの明確な違いは特にありません。

つまり、正社員と違い「非正規雇用労働」の対象の労働形態に該当する労働者になります。

アルバイト採用の現状と課題

厚生労働省が出している「一般職業紹介状況」の調査によると、「雇用形態別有効求人倍率」2021年8月現在のアルバイト・パートタイムの有効求人倍率は1.11となっています。

画像引用:ディップ総合研究所

また、「雇用形態別新規求人倍率」は2021年8月現在で2.25倍となっており、新たな求人数が増えていることがわかります。コロナ禍においても、アルバイト採用市場は完全な「売り手市場」であることが最近の動向と言えるでしょう。

一方、有効求人倍率からわかるように、人員不足が表面化し労働環境が悪化した結果「ブラックバイト」という言葉を、あらゆるメディアで目にするようになりました。そのため近年の求職者は、よりホワイトカラーの観点で職場を探す傾向が強くなるため、ブランディングも近年の課題として挙げられます。

また、採用しても「定着しない」「ミスマッチが起こる」などの課題も残り続けています。コロナ禍においても求職者が職場を「選ぶ」立場にあるということは意識するべきでしょう。

アルバイト採用を行うメリット&デメリット

アルバイト採用は、上項でも述べた通り、正社員よりも労働時間が短い労働者と定義されているため、自社の状況によっては、アルバイト採用をすることで、状況が好転する場合とそうでない場合が発生する場合があります。

そこで、一般的なアルバイト採用のメリットとデメリットをご紹介します。

アルバイト採用のメリット

アルバイト採用のメリットは「必要な時だけ人員補充することができる」ことが挙げられます。多くの業界で繁忙期・閑散期など、業務の波が存在します。

そういった業務が集中する期間・時間の際、正社員の勤務時間では対応が難しい場合などに、必要な分だけの人員を補充することが可能になることが大きなメリットです。長期の雇用になるケースもあるため、繁忙期や閑散期等、時期に合わせて勤務体系(シフト)を設定しやすいというメリットもあります。

アルバイト採用のデメリット

デメリットは、長期的な人材不足の解消にはつながりにくいことが挙げられます。採用する側も必要な時に採用ができる代わりに、働く側も「働きたい時に働く」ことができるため、気軽に働いているケースが多いと考えられます。

また、アルバイトが入れ替わるたびに教育などのフォローをする必要があり、教育フォローに割く時間も多くなってしまうことが、アルバイト採用のデメリットとも言えるでしょう。

年代別アルバイト採用の募集方法

アルバイトを募集するときの方法はたくさんあると思いますが、主に下記7つの募集方法が一般的だと考えられます。では、年代別におすすめな募集方法を見ていきましょう。

  1. WEB求人媒体
  2. 求人検索エンジン
  3. 紙媒体(店頭張り紙・フリーペーパー等)
  4. ハローワーク
  5. 学校求人
  6. 人材紹介
  7. 紹介(リファラル採用)

10代~20代前半を採用したい場合

10代~20代前半を採用したい場合は主に、WEB求人媒体・学校掲示板での募集方法が一般的です。10代~20代前半の方は、ほとんどPC・スマホを所有しているため、WEB求人媒体での募集がおすすめです。

代表的なアルバイト募集媒体: Indeed・バイトル・LINEバイト・マイナビバイト
掲載料金:2万円~(※変動あり)

また、学校での掲示板募集では、学校の特徴から応募してくる学生のイメージがつきやすいというメリットもあるでしょう。

20代後半~30代を採用したい場合

20代後半から30代の方を採用したい場合は、人材紹介が適しているでしょう。

人材紹介では、所定の費用が発生しますが、確実に人材の補充をすることができます。また、20代後半~30代の人材は、社会人経験があり特定のスキルを持った人材も紹介してもらえるため、即戦力人材の確保も期待できるでしょう。

40~50代を採用したい場合

40代から50代の方を採用したい場合は、WEB求人媒体が適しているでしょう。

やはり、この世代でもWEB求人媒体での募集が効果的です。マイナビバイトやIndeedなどでは、40代50代を中心としたアルバイト募集のページがあります。この世代でもPC・スマホの普及率は上がっているため、WEB求人媒体の募集が一般的になりつつあると考えられます。

シニア世代を採用したい場合

シニア世代採用したい場合は、WEB媒体・紙媒体(フリーペーパー・折り込みチラシ)が適しているでしょう。

シニア世代の仕事探しの情報源は、「アルバイト探しに利用した情報源に関する調査・シニア編/ツナグ働き方研究所」の調査結果によると、最も多い回答は1位インターネット(35.3%)2位紙媒体(27.5%)3位はハローワーク(19.2%)となっており、シニア層の採用に関してもインターネットでの募集が効果的だと考えられます。

画像引用:ツナグ働き方研究所「アルバイト探しに利用した情報源に関する調査」

また、紙媒体の内訳は、ポスティング広告(21.5%)になり、紙媒体を使用するなら、ポスティングが効果的ということがわかります。

応募から合否連絡までの流れは?

近年では、WEBやメールを用いて、応募~合否連絡を通知する企業も増えてきていますが、まだまだ電話での日程調整~合否連絡が一般的です。

 1.応募

自社の流入ツールから応募があった場合は、応募確認後遅くとも2~3日で、面接日程調整の連絡を心がけましょう。

 2.面接

面接時は、企業側も好印象を持たれるように意識をしましょう!面接時のポイントは、次項以降で解説します。

・合否連絡

採用通知の連絡は、下記のアンケート結果によると、1週間以内の企業が半数以上を占めており、一般的となっています。しかし、他面接の兼ね合いなどで通知に1週間以上要する場合は、面接時に事前に応募者へ伝えておくとよいでしょう。

画像引用:タウンワーク「面接時に「採用結果は後日」といわれた。パート面接の結果、いつわかる?」

承諾率を上げたい場合のポイントは「スピード採用」です。応募者に問題がなかったら、その場で採用を通知するなどを想定しておくことも必要です。

 アルバイト採用で求職者が求めることとは?

求職者がアルバイトをする上で見ているポイントは、主に「柔軟性」「給与」「職場環境」の3つを上げることができます。

柔軟性

まず1つ目に、勤務日数・勤務時間の柔軟性です。

採用する側は、繁忙期や閑散期の時期に合わせてシフトに入ってほしいというのが本音にあるでしょう。

逆に、求職者目線では「融通が利く」働き方ができるのが良いアルバイト先の基準になります。大学生であれば、テストや部活、サークル活動などイベントごとにシフトの調整が可能、主婦層であれば、週1からの働き方ができるなど、シフトの柔軟さを求職者は見ていると考えられます。

給与

次に、求職者が最も見ているポイントに挙げられるのがこの「給与」です。もちろん、給与が高いほうが求職者の目には止まりやすくなります。

給与の設定は、近隣の類似する職種の時給をリサーチし、周りよりも少し高い給与の設定をするとアルバイト採用が成功する確率は上がるでしょう。

また、時給だけでなく交通費の支給の有無や、自社の特典(飲食であれば賄いがあるかどうか、社員割引があるかどうか)の記載をすることで、「割が良い職場」に見せることも成功確率を上げる一つのポイントになります。

職場環境

最後に社内の人間関係です。新しい職場で働き始めるときは、どんな場所でも不安は付き物です。

「馴染むことができるかどうか」 「どんな人と働くのか」など職場環境の様子は、応募を決める要因になります。次項でも触れる内容ですが、求人票には、写真や動画をアップするなど、職場の雰囲気がわかるように伝えることが良いでしょう。

アルバイト採用の採用基準は?

採用基準とは

アルバイトの採用基準は、各企業の状況・課題によって異なります。現在の自社の状況を振り返り、何が課題なのか、どういった人材を採用すればよいのかを見極めて採用基準を設けましょう。

  • 慢性的な人員不オ足に悩んでいるのか
  • スポット的に人員を補充したいのか
  • 急な人員不足が発生したのか

など、企業が抱える課題は様々です。課題を挙げたうえで、必要な人員確保を行いましょう。

定着率がUPする質問事例どんな質問をしたらよい?

上項で解説した通り、アルバイト市場は売り手市場です。そしてアルバイト応募をしてきた求職者は、アルバイトだけでなく、正社員・派遣社員など、雇用形態はたくさんある中で、働き方の自由度が高いアルバイトを選択しています。

ぜアルバイトを選んで働きたいのかなどの事情をくみ取ってあげると、定着率を上げる一つの要因になります。

<質問例>

志望動機

  • なぜこのアルバイトを志望しましたか?

勤務条件

  • 週どれくらいの日数でのシフト希望ですか?
  • 土日に入ることは可能ですか?
  • 働きたい時間帯はありますか?
  • 働けない時間帯はありますか?

アルバイト採用を成功させるためのコツ 2つ

これまでアルバイト採用の市場の現状を解説してきましたが、それを踏まえて「アルバイト採用を成功させるためのコツ」を2つご紹介いたします。

面接時の対応。市場を考慮する

アルバイトと言えど、上記で述べた通り「売り手市場」の現状を考慮すると、働き口を選ぶ基準は慎重になります。

そのため、応募者に対して面接時からどれだけ良い印象を与えるかアルバイト採用を成功させるカギになります。面接の中で、応募者の経験に対して具体的なフィードバックを行うことで、企業の印象を上げることができます。

<具体例>

  • 経歴・趣味・経験を踏まえ、素晴らしい~(経験等)ですね!
  • ハツラツとしたご対応ですね!(笑顔が素敵ですね!)など

SNSのクチコミに注意!

現代の重要な情報の発信源であるSNS(Twitter・Instagramなど)の投稿には要注意です。普段の営業中の投稿や職場環境情報など、求職者は簡単に情報を得ることができます。

そのため、SNSでの情報がアルバイトの採用の成功確率、大きく影響する場合があるため、SNSの投稿は常にチェックしておくことが重要です。

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 アルバイトから正社員登用する場合の手続き方法は?

アルバイトから正社員登用をする場合、正社員としての雇用契約を結びなおす必要があります。

<必要な手続き>

①    社会保険への加入(健康保険、厚生年金保険)
まず、正社員登用に該当する社員が社会保険未加入の場合は、各種社会保険への加入が必要になります。
「健康保険・厚生年金保険被保険者資格取得届」を日本年金機構に提出する必要があるため、社会保険へ加入しているかどうか、確認しましょう。

②    労働保険(雇用保険、労災保険)の加入
社会保険と同様に、該当する社員が労働保険に加入していない場合には、労働保険への加入が必要になります。
「雇用保険被保険者資格取得届」を管轄の公共職業安定所に提出しましょう。

③    その他の企業側の対応
その他自社特有の福利厚生への対応や、年1回の健康診断などの手続きを行いましょう。

まとめ

アルバイト採用について、基礎から振り返りを行いました。簡単に思われがちなアルバイト採用は実は非常に難しい採用です。気軽に働くことができるため、正社員よりも長期定着が難しく、それでいて、コロナ禍においても売り手市場が続いている市場です。

また、最近ではSNSなどの媒体が発展したことにより、思わぬところでの落とし穴がある場合があります。アルバイトだけでなく、「採用」に課題を抱える企業も多いのではないかと思います。この記事が採用課題を解決する、参考してください。

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