今回のテーマは、「サマーインターンシップの今後の展望」についてです。
現在はちょうど27卒の本選考対応に追われている企業様も多いかと思いますが、一方で、28卒向けのインターンシップ施策はすでに動き始めています。
「まだ早いのでは」「例年どおり夏以降に検討すれば十分」と感じている方もいるかもしれませんが、採用市場は確実に早期化と複雑化が進んでおり、従来のスケジュール感では機会を逃すリスクが高まりつつあります。
本記事では、26卒・27卒のインターンシップに関する最新データや市場動向を踏まえながら、28卒採用におけるサマーインターンの役割と今後の展望について、わかりやすく整理・予測します。今後の計画立案に向けて、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
・学生の志望度を高め、本選考につなげるインターン設計のポイントがわかる
・28卒採用で成果を出すための、集客・接点づくり・差別化の考え方がわかる
28卒インターンシップ開始前に把握すること
28卒向けインターンシップ広報を進めるにあたっては、「例年通り」の進め方では通用しなくなってきています。
近年は、三省合意改正によるルール変更に加え、採用活動そのものの早期化が急速に進んでおり、インターンシップは“広報施策”ではなく、“採用活動の入り口”としての役割を強めています。
特に28卒では、
- 採用直結型インターンシップの一般化
- 学生接触時期のさらなる前倒し
- ナビサイトの仕様変更
- 専門活用型インターンシップに関する新ルール
など、企業側が事前に把握しておくべきポイントが増えています。まずは、28卒インターンシップを開始する前に押さえておきたい最新動向について整理していきます。
25・26卒から変わったこと(三省合意改正のポイント)
2022年4月、「インターンシップの推進に当たっての基本的考え方」(通称:三省合意)が改正され、25卒採用からインターンシップの定義や運用ルールが大きく変更されました。以下の要件を満たした場合においてインターンシップで取得した学生情報を採用・選考活動に活用できることになります。
- 就業体験要件:学生の参加期間の半分を超える日数を職場での就業体験に充てること
- 指導要件:就業体験では、職場の社員が学生を指導し、インターンシップ終了後、学生に対しフィードバックを行うこと
- 実施期間要件:
・汎用的能力活用型は短期(5日間以上)
・専門活用型は長期(2週間以上)
採用と大学教育の未来に関する産学協議会「産学で変えるこれからのインターンシップー学生のキャリア形成支援活動の推進ー」より
これまで企業が実施していた短期仕事体験や説明会型プログラムは、すべてが“インターンシップ”として扱えるわけではなくなり、一定の基準を満たしたもののみが正式な「インターンシップ」と位置づけられるようになっています。
マイナビにおいては企業・大学が実施するプログラムが上記の基準を満たす場合、以下のことが可能であるとしており、また、一定条件を満たした場合には、インターンシップを通じて取得した学生情報を、その後の採用活動へ活用できるようになった点も大きな変更点です。
- 当該プログラムを通じて取得した学生情報について、採用活動開始後に活用すること
- 募集要項等に、「インターンシップ」と称して「産学協議会基準準拠マーク」を記載すること
従来は、インターン参加者への早期接触・参加学生の評価・本選考との接続などについて慎重な運用が求められていましたが、現在ではルール整備が進み、“採用直結型インターンシップ”が一般化しつつあります。
そのため、28卒採用においても、以下を事前に整理しておくことが重要になります。
「どこまで採用と連動させるか」
「どの類型に該当するか」
三省合意改正後の4類型と採用直結型インターンシップの要件

三省合意改正後、学生のキャリア形成支援活動は以下4つに分類されるようになりました。
タイプ2 キャリア教育
タイプ3 汎用的能力・専門活用型インターンシップ
タイプ4 高度専門型インターンシップ
具体的には、以下のような基準が定められています。
就業体験要件
学生の参加期間の半分を超える日数を、実際の職場での就業体験に充てることが必要です。
ここでいう“職場”とは、必ずしもオフィス内に限定されるものではなく、職場以外との組み合わせも可能とされています。また、近年の働き方の変化を踏まえ、テレワークが常態化している企業では、オンラインによる就業体験も対象に含まれます。
指導要件
インターンシップ期間中は、社員が学生を指導し、終了後にはフィードバックを行う必要があります。単なる説明会や見学型プログラムではなく、実務体験を通じて学生の理解促進や成長支援を行うことが求められています。
実施期間要件
実施期間についても基準が設けられています。
- 汎用的能力活用型:5日間以上
- 専門活用型:2週間以上
短期の1day仕事体験では満たせない要件となっており、一定期間を通じた実務経験が前提となっています。
実施時期要件
主に、学部3・4年生/修士1・2年生を対象とし、長期休暇期間を中心に実施することが求められています。
加えて、募集要項上では必要な情報開示を行うことも義務づけられており、企業または大学が「産学協議会基準に準拠している」ことを宣言した上で、募集要項に“産学協議会基準準拠マーク”を記載できる仕組みとなっています。
また、タイプ3では、基本的には無給ですが、実態として社員と同じ業務・働き方となる場合、労働関係法令の適用を受け有給実施も可能とされています。
こうしたルール変更により、従来主流だった「1day仕事体験」は、原則として正式なインターンシップには該当しなくなりました。
一方で企業側には、
- 参加学生の理解度向上
- 志望度形成
- 早期選考への接続
- 実務適性の見極め
などを実現しやすくなるメリットがあります。
そのため現在では、単なる会社説明型ではなく、“実務体験型インターンシップ”へ移行する企業が増えており、インターンシップそのものが採用戦略の中核として位置づけられる時代へ変化しています。
したがって、採用直結型インターンシップの主な要件をまとめると以下になります。
- 学生の参加期間の半分以上を「就業体験」に充てること
- インターン期間中に社員が指導し、終了後にフィードバックを行うこと
- 実施期間は、汎用型で5日間以上・専門活用型で2週間以上が目安になること
- 主に学部3・4年生、修士1・2年生を対象に、長期休暇期間を中心に実施すること
- 募集要項に必要情報を記載し、基準準拠マークなど適切な情報開示を行うこと
オープン時期と掲載スケジュール
28卒向けインターンシップ広報は、引き続き早期接点型で進んでいます。
現在の主要ナビサイトは、「6月一斉解禁型」から“通年接点型”へ移行しており、マイナビでは4月1日に「マイナビ2028」がオープンし、リクナビやRe就活キャンパス(旧あさがくナビ)でも、全学年向けに通年で情報接点を持てる設計へ変化しています。
| サイト | 28卒向け公開開始 | 公開形態 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| マイナビ | 2026年4月1日「マイナビ2028」オープン | 年次サイト型(28卒専用サイト) | 「4月オープン」を最も強く打ち出す。インターン&キャリアのエントリー受付も4月から順次開始 |
| リクナビ | 28卒向けサービスは常時公開型(2025年以降、全学年対応へ移行) | 全学年・通年型 | 「リクナビ2028」という単年度型ではなく、“28卒以降向け”として運営。Indeed PLUS連携後、通年接点型へ |
| キャリタス就活 | 2026年2〜3月頃から28卒向け掲載・検索導線が順次拡大 | 年間掲載・横断検索型 | 月別開催検索や低学年向け導線が強く、早期インターン掲載が多い |
| Re就活キャンパス(旧あさがくナビ) | 2026年3月頃から28卒向け情報公開が本格化 | 全学年・通年型 | 「低学年からのキャリア形成支援」を強化。オープン・カンパニーやキャリアイベント導線が豊富 |
実際に、すでに28卒向けインターンシップ情報の掲載やイベント予約受付を開始している企業も増えており、春頃から学生接点を持つ動きが本格化しています。
5〜6月:応募・予約がピーク化
7〜9月:サマーインターン実施
秋冬~:早期選考→内定承諾へ
特に近年は、主要ナビサイトの通年化やオープン・カンパニー拡大の影響もあり、学生側も春頃から企業研究やインターン応募を始める流れが一般化しています。
その結果、「まずはインターンシップへ参加」→「参加後に早期選考へ接続」→「秋冬で内定獲得」という採用フローも一般化しつつあり、現在では“夏インターン前の母集団形成”が採用成功を左右する重要なポイントになっています。
また、ナビサイト側でも機能変更が続いており、例えば、リクナビでは27卒よりIndeed PLUSとの連携が本格的に開始され、求人検索や応募導線のオンライン最適化が進んでいます。
今後は単に掲載を行うだけではなく、
- 学生が検索しやすい設計
- スマホでの閲覧最適化
- エントリー導線の分かりやすさ
- インターン内容の具体化
など、“応募されやすい掲載設計”が重要になるでしょう。
採用早期化が進む今、インターンシップの動き出しの差が、そのまま母集団形成の差につながります。「何から進めればいいか分からない」という企業様もご安心ください。キャリアマートでは、ナビ掲載から応募が集まるインターンシップ設計まで一気通貫でサポートしています。
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27卒採用では早期化が“定着”
リクルートの「2027年卒学生 就職内定率調査」によると、2026年3月1日時点での就職内定率は38.1%となっており、大学3年生の3月時点ですでに一定数の学生が内々定を獲得している状況です。
25卒と比較すると早期化傾向は続いている一方で、26卒と比べると内定率はやや落ち着いており、“急激な加速”というよりも、「早期化が当たり前になっている状態」と言えるでしょう。

データ参照:就職プロセス調査(2027年卒)「2026年3月1日時点 内定状況」
一方で、企業側では引き続きインターンシップを起点とした早期接触を重視する動きが続いており、学生との接点づくりは依然として前倒し傾向にあります。
今後は、“どれだけ早く動くか”だけではなく、「どのタイミングで、どんな接点をつくるか」が採用成功のポイントになっていくと考えられます。
27卒インターンシップはどうだった?
まずは、27卒の学生がどの程度インターンシップに応募・参加していたのかを見ていきましょう。
27卒インターンシップ応募率・参加率
27卒のインターンシップ・仕事体験・オープンカンパニー関連の動向を見ると、「参加率そのものはかなり高水準になっている一方で、参加内容は短期・広義プログラムに集まりやすい」という傾向が見えてきています。
実際、各種調査でも参加率は非常に高く、9月時点の広義プログラム参加率はリクルート調査で74.2%、10月時点のキャリア形成活動参加率はマイナビで87.1%、さらに2月1日時点ではキャリタス調査で95.1%が「何らかのプログラムに参加した」と回答しています。
調査ごとに定義や時期は異なるものの、27卒学生の多くが早い段階から企業接点を持っている状況は共通していると言えそうです。

また、オープン・カンパニーは“入口”として完全に主流化しています。
マイナビでは27卒の10月時点で「オープン・カンパニー&キャリア教育等」参加率が71.8%、6月単月でも42.9%でした。加えて、リクルートでは参加件数全体の82.1%が「1日以下」のプログラムとなっており、短期・広義プログラムへの参加が主流となっていることが分かります。
初めてインターンシップに応募申込をした時期
27卒では“参加数が増えた”というよりも、応募や予約の動き出しがかなり前倒しになっている点も特徴的です。

キャリタスの比較データでは、5〜6月時点の応募経験率が25卒24.4%、26卒31.2%に対し、27卒は43.8%まで上昇。平均応募社数も2.8社→3.8社→4.1社と増加しています。
また、マイナビの調査データを見ると、27卒学生は26卒と比べて、インターンシップ応募・申し込みの動き出しがさらに早まっていることが分かります。

データ参照:2027年卒 大学生キャリア意向調査(中間総括)<インターンシップ・キャリア形成活動>
特に3月以前の応募割合は、26卒の7.2%に対して27卒は11.6%、4月も5.1%→8.3%へ増加しており、大学3年生の春から情報収集やエントリーを始める学生が増えている状況です。
一方で、最も応募が集中するのは引き続き「6月」で、27卒でも30.1%と最も高い水準となっています。ただし、26卒では7月以降にも応募が分散していたのに対し、27卒では5〜6月に応募が前倒しされている点が特徴的です。
サマーインターンシップ→本選考は当たり前
27卒採用では、サマーインターンシップを起点に本選考へつなげる動きが、ますます一般化しています。
近年は、単なる“仕事体験”ではなく、「早期接点形成」「志望度醸成」「採用導線」としてインターンシップを活用する企業が増えており、学生側も“本選考につながる前提”で参加するケースが増えています。
約半数の企業がインターンシップと採用を連携
株式会社学情の調査によると、27卒採用では、「採用と連携可能なインターンシップ」を実施する企業が18.9%となり、26卒の16.6%から増加していることがわかりました。
また、「実施を検討している」企業も含めると約半数に達しており、インターンシップを本選考や早期接点形成につなげる動きが引き続き広がっていることが分かります。
この流れを踏まえると、28卒採用では、サマーインターンシップを起点にした“早期接点形成”と“採用直結型インターンシップ”の重要性がさらに高まっていくと考えられます。

データ参照:株式会社学情
具体的には、「インターンシップ等の参加者に対し、大学3年生の3月を待たずに早期選考を実施している」と回答した企業は43.1%、さらに、「インターンシップ等の中で選考を実施している」企業は7.3%、「通常選考で優遇している」企業は20.4%となっており、全体の約7割の企業がインターンシップと採用活動を何らかの形で連動させていることが分かっています。

データ参照:株式会社学情
このように、企業側ではインターンシップを通じて学生の志向や人柄、適性を早期に把握し、本選考への橋渡しとして活用する動きが広がっています。学生側もその傾向を理解し、採用直結を見据えた上で参加を検討するケースが増加しています。
今後は、こうした“インターン=採用の入り口”という前提のもとで、企業がどのように学生と関係構築を図るかが重要になります。具体的には、
-
採用ターゲットに即した母集団形成
-
学びと動機づけを促すコンテンツ設計
-
選考フローと自然につながる体験設計
といった視点が求められ、サマーインターンシップはもはや“単なる体験の場”ではなく、企業と学生が早期につながるための戦略的な採用導線として、その重要性を増しています。
内々定者がインターンシップに参加してる企業割合
また、「内々定者のうち、自社インターンシップに参加した学生の割合は?」という質問に対して、「いない」と回答した企業が、わずか16.9%だったこともわかっています。つまり、ほとんどの企業において、インターンシップに参加した学生の中から内々定者を選出しているということになります。

データ参照:2027年卒 大学生キャリア意向調査3月<就職活動・進路決定>
前年の26卒調査時には、参加していない学生割合は23.2%であったため、インターンシップが採用活動においてより重要な役割を果たしていることを示しており、今後の採用活動において、インターンシップを戦略的に活用することが、優秀な人材の確保につながると考えられます。
インターンシップと志望度の関係

27卒学生の動向を見ると、インターンシップは“企業理解の場”にとどまらず、志望度形成に大きく影響する接点になっていることが分かります。
参加後「志望度が上がった」学生は86.7%
実際、ジェイックの「志望度が高まるインターンシップの特徴」に関するアンケート調査調査では、27卒学生のうち86.7%が「インターンシップ参加後に、その企業への志望度が高まった」と回答しており、近年のインターンシップは、単なる企業理解の場ではなく、“志望度形成の場”としての役割が強まっています。
特に27卒では、「本選考との接続」を意識して参加する学生も増え、企業側にも“参加後の行動変化”を意識した設計が求められるようになっています。
「体験の場」で終わらせない!志望度を上げるコンテンツ設計
このように、現在のインターンシップは“参加すること”自体に意味があるのではなく、「参加後に企業への印象や志望度がどう変化するか」が重要になっています。特に27卒学生では、「実際に働くイメージが持てたか」が志望度に大きく影響する傾向が見られています。
そのため、単なる会社説明や業界理解だけではなく、「社員とのリアルな交流」や「実務体験」「少人数コミュニケーション」など、実際に企業で働く解像度を高めるコンテンツが重要視されるようになっています。
学生側も「本選考との接続」を意識して参加する時代になっているため、“企業理解”だけではなく、
- 自分に合う会社か
- どんな社員が働いているか
- 実際に活躍できそうか
まで感じられる、“リアルな接触体験”の設計が大切です。
“とりあえず開催する”インターンシップではなく、「参加後に志望度をどう高めるか」まで逆算したコンテンツ設計が、これまで以上に重要になっていくでしょう。
インターン後の対応スピードが志望度に影響
さらに、インターン後のフォローについても、約7割の学生が「当日〜翌日」の連絡を希望しており、参加後のコミュニケーションスピードが志望度形成に影響する傾向も見られています。
■連絡を受けたいタイミングの理由(自由記述・一部抜粋)
「インターンシップ参加後、企業から連絡を受けたいタイミングとして回答した理由を教えてください」と質問したところ、以下のような回答が寄せられました。▼当日
・スピーディな方が企業側の意欲を感じやすく、即日のほうが志望度が高まると思う
・即日の方が、今後のスケジュールの組み立てがしやすい
・早ければ早いほど次のアクションの決定を迅速にすることができる
・話を聞いた直後のほうが内容を詳しく覚えているため判断しやすい
・なんとなくその場で伝えてほしい。質問などが対面でできるから▼翌日
・記憶が新しいうちに連絡を受けたほうが、積極的に参加したいと思える
・忘れないうちに教えてほしいが、当日だと情報がパンクしそうなので翌日がベスト
・インターンシップでの経験が新鮮なうちに、次の選考への決断をすることができる
・フィードバックなどは早いうちに得られたほうが今後に活かしやすい
そのため28卒採用では、単にインターンを開催するだけではなく、社員との接点設計・フィードバック体験・参加後フォロー・本選考への自然な接続などを含めた“志望度形成型インターンシップ”の設計が、これまで以上に重要になっていくと考えられます。
インターンシップ設計や母集団形成、早期選考へのつなぎ方など、具体的な施策を検討されたい企業様は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
28卒の未来予想!さらなる早期化が加速

28卒採用では、これまで以上に“早期接点形成”の重要性が高まると予想されます。特に近年は、サマーインターンシップが単なる仕事体験ではなく、企業理解・志望度形成・本選考接続までを担う「採用導線」として機能するケースが増えています。
学生側でも、「まずはインターンに参加する」が当たり前になりつつあり、企業側にも“本選考前から関係構築を始める前提”での採用設計が求められる時代へ移行しています。
【27卒まで】サマーインターン=選考の「起点」として定着
26〜27卒採用では、サマーインターンシップを起点に本選考へつなげる動きが一気に一般化しました。
実際に、
- インターン参加者へ早期選考案内を行う企業の増加
- 本選考優遇や特別ルートの拡大
- 内々定者の多くがインターン参加者
といった傾向が強まり、“インターン参加が採用成功に直結する”構造が定着しつつあります。
また、学生側でも「インターン参加=企業理解」だけではなく、“早期選考につながる前提”で参加先を選ぶケースが増えており、夏インターンの重要性は年々高まっています。
これまでのように「3月から本選考が始まる」という感覚ではなく、実質的には“サマーインターンから採用が始まっている”状態に近づいていると言えるでしょう。
【28卒以降】インターンが選考の「前提」になる時代へ
28卒採用では、この流れがさらに加速していくと考えられます。
これまでは、「インターンに参加すると有利になる」という位置づけでしたが、今後は、「インターン参加が実質的な選考スタート」という考え方へ変化していく可能性があります。
特に企業側では、
- 早期接点形成
- 志望度醸成
- 学生理解
- 母集団形成の効率化
を目的として、インターンをより戦略的に活用する動きが強まっています。
そのため今後は、“本選考で初めて学生と会う”のではなく、インターン期間中から関係構築を進めていく採用スタイルがより一般化していくでしょう。
低学年インターン・通年採用・囲い込み型採用の加速
近年は、大学3年生向けのサマーインターンだけではなく、低学年向けイベントや長期インターンシップを活用する企業も増えています。
特にベンチャー企業やIT企業を中心に、
- 大学1〜2年生向けインターン
- 長期インターンからの早期内定
- 通年採用
- リクルーター型フォロー
など、“早く出会い、長く接点を持つ”採用スタイルが広がりつつあります。
また、学生側でも「まず企業と接点を持っておく」という動きが強まっており、オープン・カンパニーや1day仕事体験を入口として、その後のインターンや本選考へ進む流れも一般化しています。
今後は、単発イベントだけではなく、“継続接点を前提とした採用設計”がより重要になっていくでしょう。
文理や職種ごとにインターン設計・接点設計の必要性
近年の調査では、理系学生の内々定率が文系学生を大きく上回る状況も続いています。
特に理系採用では、
- 専門スキルとの親和性
- インターン経由採用
- 研究内容とのマッチング
などを背景に、早期化がさらに進行しています。
一方で文系採用では、比較的広い母集団形成が必要となるため、
・志望度醸成
・参加導線設計
の重要性がより高くなります。
そのため28卒採用では、「全学生に同じアプローチをする」のではなく、文理や職種ごとにインターン設計・接点設計を変えていく視点も、これまで以上に重要になりそうです。
いまこそ、サマーインターンを起点とした母集団形成や、プレ選考につながる導線設計を見直すタイミングです。28卒採用を成功に導くために、次の一手を考えていきましょう。
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28卒早期化対策!インターンシップ成功ポイント
28卒採用では、インターンシップが“広報施策”ではなく、“採用導線そのもの”として機能する時代になっています。そのため、単に開催するだけではなく、母集団形成・志望度形成・本選考接続までを見据えた設計が重要です。
では実際に、どのようなインターンシップ設計が採用成功につながるのでしょうか。ここからは、28卒採用で押さえておきたいインターンシップ成功のポイントを整理していきます。

自社の採用課題に合わせたインターンシップの「型」を選ぶ
インターンシップは、企業ごとに目的が異なります。
- 母集団を広げたい
- 認知度を上げたい
- 志望度を高めたい
- 理系学生と接点を持ちたい
- 早期選考へ接続したい
など、抱えている採用課題によって、最適なインターンシップ設計は変わるため、近年は、目的別に“インターンシップの型”を使い分ける企業が増えています。
例えば、
志望度形成重視 → グループワーク型・社員交流型
採用直結重視 → 実務体験型・複数daysインターン
理系採用強化 → 専門テーマ型・研究連動型
といった形です。
特に27〜28卒では、学生側も「企業理解」だけでなく、“選考接続”を意識して参加先を選ぶ傾向が強まっています。そのため今後は、“どんな体験を提供するか”だけではなく、“どんな採用成果につなげたいか”から逆算したインターン設計が重要になっていくでしょう。
ターゲット学生から逆算した母集団形成の設計
夏前にはすでに母集団形成競争が始まっているため、“いつ・どこで接点を持つか”の設計が重要になっています。
- ナビサイト
- ダイレクトリクルーティング
- SNS
- オープン・カンパニー
- 合同イベント
など、複数の接点チャネルを組み合わせながら、ターゲット学生との接触機会を増やす企業が増えています。
特に近年は、学生によって情報収集チャネルも異なっているため、「理系学生にはスカウト」「低学年層にはSNS」「認知形成にはオープン・カンパニー」など、ターゲットごとに接点を使い分けることも重要です。
そのため28卒採用では、“インターンシップをどう実施するか”だけではなく、「どのチャネルで、どの学生層と、いつ接点を持つか」まで含めた母集団形成設計が、採用成果を大きく左右するようになっています。
インターンシップから本選考への導線を途切れさせない
近年は、学生側も「参加後にどうつながるか」を意識しており、インターン後のフォローや早期選考案内の有無が志望度に大きく影響します。
そのため、参加後のフィードバック・社員面談・限定イベント・早期選考案内などを通じて、学生との接触を継続することが重要です。インターンを“単発イベント”ではなく、“関係構築のスタート地点”として設計する企業ほど、選考移行率や内定承諾率の向上につながっています。
中小企業は“接点設計”で差別化する
学生の注目は大手企業に集まりやすいため、中小企業ほど“早期接点”の設計が重要になっています。実際、夏以降には学生の志望企業がある程度固まり始めるケースも多く、後から接点を持とうとしても母集団形成が難しくなる傾向があります。
そのため、中小企業ではオープン・カンパニーや1day仕事体験などを活用し、早い段階から学生との関係性を築くことが重要です。社員との距離感やフィードバックの丁寧さなど、“中小企業だからこそできる体験価値”が、志望度形成の差別化ポイントになっています。

2028卒採用の成功に向けたインターンシップ活用のポイントを詳しく解説した資料です。最新トレンドや学生データをもとに、企業が取るべき具体的な戦略や対策を3つの重要ポイントとしてまとめました。
通年採用化や早期化が進む中、学生に響くインターンシップの設計方法や他社との差別化のヒントを提供します。
新卒採用の課題を解決し、成果を上げたい人事担当者の方必見の内容です。
企画から運営代行まで キャリアマートのインターンシップ支援
キャリアマートでは、新卒採用支援の中で、インターンシップの企画設計から母集団形成、応募者対応、当日運営、本選考フォローまで幅広く支援しています。
【事例】本選考型からインターン型へ転換し応募数増加|IT系企業
「本選考から母集団形成を始める採用」から、「インターンシップを起点に早期接点をつくる採用」へ切り替えたことで、これまで接点を持てていなかった学生層へのアプローチに成功した事例です。
特に、インターンシップ経由で早期に認知形成を行えたことが、その後の選考移行や内定承諾につながっています。
課題
ターゲット校からの応募が少なく、エントリー数が伸び悩んでいた企業様の事例です。25卒までは本選考中心の採用活動を行っていましたが、採用競争の激化により、年々母集団形成が難しくなっていました。
施策
26卒採用では、インターンシップサイトを活用し、秋頃から学生との接点形成をスタート。早期に学生認知を獲得しながら、本選考への導線を設計しました。
また、スカウト配信によるダイレクトリクルーティングも強化。スカウト経由の応募割合も高まり、ナビ掲載だけに依存しない母集団形成を実現しました。
結果
- 総エントリー数は前年から大幅増加
- インターンシップ経由の応募数は前年の数倍規模へ拡大
- 内定承諾者はインターン・ナビ経由から獲得
- ターゲット校学生との接点数も増加
- スマートフォン経由の流入比率も高まり、モバイル経由での応募が主流化
【実績】インターンシップの企画設計・プログラム開発の支援
実際に、「インターンを開催しても応募が集まらない」「参加後に志望度が上がらない」といった課題を抱える企業様も少なくありません。
キャリアマートでは、企業ごとの採用課題やターゲット学生に合わせて、オープン・カンパニー、仕事体験、社員交流、座談会などの企画設計を支援。例えば、「認知形成を強化したい企業には短期接点型」「本選考接続を強化したい企業には実務体験型」など、採用目的に合わせてプログラム内容を設計しています。
【実績】母集団形成から当日運営まで“実務負担”を一括支援
実際に、複数職種で夏インターンを実施していた企業様では、「応募者対応に追われ、企画改善まで手が回らない」という課題がありました。
そこでキャリアマートでは、ナビ掲載・スカウト配信・予約促進メール・問い合わせ対応・参加前リマインドまでを一括で支援。採用担当者様は、学生対応やコンテンツ改善に集中できる体制を構築しました。

28卒インターンシップ動向に関するFAQ
ここでは、28卒のインターンシップを考える上でよくある疑問をまとめました。
Q1. 28卒インターンシップはいつから準備すべきですか?
Q2. 1day仕事体験は実施しても意味がありますか?
Q3. インターンシップ参加者には必ず早期選考を案内すべきですか?
Q4. 中小企業でもサマーインターンシップは実施すべきですか?
Q5. インターンシップの集客が不安な場合はどうすればよいですか?
まとめ
以上、『サマーインターンシップの未来予想』をお届けしてきました。
- 「27卒の本採用がこれから始まるのに今から28卒なんて無理…。」
- 「何を決めて、どう進めたらいいか分からなくて混乱する。」
と、マンパワー不足や、採用ノウハウにお困りの場合はお気軽にキャリアマートへご相談ください!スポットで一部分だけでも採用代行や採用アウトソーシングを導入することで、劇的に採用活動がうまくいくようになります。
27卒の本選考対応で慌ただしいとは思いますが、同時進行で28卒のワードを頭に入れておくだけでも、スタートダッシュは随分変わってくると思います!
早すぎるということは決してありません。先手必勝で確実に内定承諾を勝ち取っていきましょう。