中途採用ベストなタイミング!転職者が一番活発な時期とは?

中途採用ベストなタイミング

中途採用を行なう企業の人事担当者の中には、募集を始める時期はいつ頃が適切なのか詳しく知りたい方も多いのではないでしょうか。中途採用は、新卒採用と比較してゴールとなる時期が明確ではない分、スケジュールの立て方に悩むことも多いはずです。

今回は、中途採用を効果的に行う時期としていつ頃がおすすめなのか、求職者の傾向や他社の動き」を交えてご説明します。

転職市場:求職者のサイクル

中途採用を行なうのに適した時期を見極めるためには、年間を通して求職者の数にどのような変化があるのか知ることが必要です。新規求職者が増える時期や、減る時期はいつ頃なのか見ていきましょう。

新規求職者が増える時期

一般的に新規求職者が増える代表的な時期に4月が挙げられます。3月に決算期を迎える企業では昇格や部署移動などが実施されるので、社員にも環境の変化が訪れやすく転職を考えるきっかけとなることも多いようです。

また、ボーナスが出たタイミングで転職しようと考える人も多いため、夏の賞与が支払われる直前の6月頃も新規求職者が増える傾向があります。そのほかにも、下半期の始まりである10月や年度初めの4月入社を目指して転職活動を行なうケースも多く、会社の決算期を含め変わり目となる時期は新規求職者の動きが活発になるようです。

新規求職者が減る時期

反対に新規求職者が減る時期は、12月だと言われています。どの企業も年末の時期は業務が忙しく、求職者が転職活動にかける時間をなかなか取りにくいことが理由のようです。

また、年の瀬であるという心理的な要因から、求職者の動きが鈍くなるのではとも考えられています。12月は賞与が支給されるタイミングなので、求職者の中には賞与をもらった後で転職しようと考える人も多いようです。さまざまな理由から、12月は新規求職者の数が一番落ち着く時期と言えそうです。

転職市場:他社の動き

それでは、転職市場における企業の求人数は、年間を通してどのような変化があるのでしょうか。中途採用の時期はいつ頃がおすすめなのか、他社の動きをご紹介します。

新規求人数が増える時期

企業の新規求人数は、1月と10月に増える傾向があります。年度初めとなる1月や上期から下期への変わり目となる10月は、どちらも予算の方針が変わるタイミングです。この時期に一斉に中途採用の募集を出す企業が多く、新規求人数の増加に繋がっています。

また、第二新卒の採用は、研修の都合上、新卒採用者と同じ4月入社が望ましいため1月頃から募集をかけることもあるようです。新規求職者数が増加する期の変わり目を狙って募集を出す企業も多くあると言われています。

新規求人数が減る時期

新規求人数が減る時期には、5月と12月が挙げられます。5月は、多くの企業にとって新卒採用のための準備が始まる時期となり、中途採用の募集が一旦落ち着く傾向にあるようです。新卒採用と中途採用を同じ部署で担っている企業では、新卒採用が終わってから中途採用の準備にかかることが多いと言われています。

また12月は、新規求職者が減る理由と同様に、業務が忙しく中途採用を行なうことが難しい時期です。この時期には企業が出す求人数も動きが滞ることが多いと見られています。

タイミングにあわせて採用活動を行う

ここまで、年間を通じた新規求職者数と新規求人数の動きをご紹介しましたが、中途採用を行なうタイミングはいつ頃がベストなのでしょうか?

ここからは、閑散期と繁忙期にわかれる転職市場において、中途採用の時期としておすすめなのはどちらなのか、それぞれの時期に実施するメリットやデメリットをご紹介します。

繁忙期と閑散期

転職市場において代表的な繁忙期にあたるのは、年度が切り替わる1月となります。1月は、新規求職者にとっても中途採用を実施する企業にとっても、4月入社のタイミングに最適な時期といえるでしょう。

反対に閑散期となるのは12月です。求職者にとっても人事担当者にとっても業務量の多い月であり、採用活動を見送る傾向があるようです。12月以外にも、大型連休やお盆の時期など長期休暇に重なる時期は閑散期にあたります。

繁忙期を狙う場合のメリット・デメリット

閑散期と異なり繁忙期は転職市場が活性化する時期です。

【メリット】

・この時期に中途採用を行なうと、多くの新規求職者の目に留まることとなり人材が集まりやすい
・期の変わり目となるため、中途採用者側と企業側、どちらもスケジュール調整がしやすい

【デメリット】

・転職市場が活発になっている分、中途採用者を巡って他社と競合する可能性がある
→内定辞退が発生するリスクも考えておかなくてはなりません。

閑散期を狙う場合のメリット・デメリット

次に、閑散期を狙う場合のメリット・デメリットをご紹介します。

【メリット】

・転職市場において他社と競い合う可能性が低い
・応募数自体は減るものの、長期休暇を使って優秀な人材が転職活動を行なうケースも見られる

【デメリット】

・求職者の数自体が少なく、この時期に採用活動を行っても希望する人材がなかなか見つからない
・採用する企業側も業務に負われていたり休暇中だったりと万全の態勢ではないことも多い

ベストなタイミングで採用活動する

転職市場の閑散期、繁忙期について説明してきましたが、そうは言ってもよくわからない…!という方は、採用のプロに相談してみるのもおすすめです。採用市場を熟知したプロのアドバイスをもらいながら採用活動を進めていくことができます。

自社でどうにもならない場合には一度検討してみてもいいかもしれません。

また、下記は中途採用において採用代行(採用アウトソーシング)を導入する場合のサービス紹介資料になっています。興味があれば、こちらも無料でダウンロードできるので、ぜひ、参考にしてみてください。

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まとめ

中途採用を行なうベストな時期を見極めるには、転職活動における繁忙期と閑散期の特徴をしっかり把握することがおすすめです。

どちらにもメリット・デメリットがあり、状況に合わせて判断する必要があります。採用人数や時期、どのような人材を望むかによって、最適な時期を調整することを心がけてくださいね。

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