「仕事探しはIndeed」、「いい未来は探せる、Indeed」など、CMでおなじみのIndeed。
いざIndeedに求人を掲載したいと考えても、実際どのような仕組みになっているのか、どのような方法で掲載できるのか、どのくらいの料金がかかるのか、詳しい情報がわからず迷ってはいませんか?
この記事では、そのような悩みを持っている人事担当向けにIndeedの特徴や料金、掲載の流れなど、詳しい情報を紹介します。
他サービスとの違いや、Indeedを効果的に活用するコツなども詳しくお伝えするので、Indeedについて気になっている方や、導入を検討中の方はぜひ今後の判断材料として活用してみてください!
- 1 Indeed(インディード)とは?
- 2 Indeed(インディード)の仕組み・ビジネスモデル
- 3 一般的な求人媒体とは何が違うのか?
- 4 Indeed(インディード)の特徴
- 5 Indeed(インディード)の求人掲載方法
- 6 Indeed(インディード)の無料掲載と有料掲載の違い
- 7 Indeed(インディード)の求人掲載の基準
- 8 Indeed(インディード)に求人を掲載するメリット
- 9 Indeed(インディード)に求人を掲載するデメリット
- 10 Indeed(インディード)で効果を出すコツ
- 11 Indeedの運用は自社と代理店どちらがおすすめ?
- 12 Indeedと他類似サービスの違い
- 13 Indeed(インディード)の求職者からの評判
- 14 Indeed(インディード)の利用に向いている企業
- 15 Indeedの導入事例
- 16 Indeed(インディード)に掲載するときの注意点
- 17 Indeed(インディード)に無料で求人掲載する手順
- 18 まとめ
Indeed(インディード)とは?
Indeedは他の求人広告と同じと思われやすいのですが、実は求人情報に特化した「検索エンジン」です。
世界No.1の求人検索エンジンとして、世界中では毎月3億人以上が利用しており、国内でも月間3,700万以上の求職者がIndeedを利用しています。
日本における平均月間追加求人件数は620万件と業界トップクラスであり、日本全国の幅広い企業から選ばれ続けています。
Indeed(インディード)の仕組み・ビジネスモデル
上記でも伝えたように、Indeedは求人サイトではなくGoogleやYahooのような検索エンジンです。
その中でも求人情報に特化した求人検索エンジンとして、世界のあらゆる求人を対象としています。
このような仕組みにより、企業側は複数の求人サイトに載せなくても、Indeedを通じて世界中の求職者にリーチすることができます。
一方、求職者は複数の求人サイトに登録しなくても一度に多数の求人情報を検索できるというメリットがあり、両者において非常に便利なサービスとなっています。
また料金システムに関しては、従来からの一般的な求人サイトは掲載に対して料金を支払う方式(掲載制)が主流です。
例えば1ヶ月の求人掲載に対して一定額を払うという方式です。そのため求人が多くの求職者に見られても、あるいは全く見られなくても、企業は同じ料金を支払うことになります。
企業はクリック数に対してのみ費用を払うため、費用対効果が測りやすく、求職者からの反応がある程度期待できるというメリットがあります。
Indeedでは無料で求人を掲載することが可能ですが、より多くの求職者に見てもらうため「スポンサー求人」としてクリック課金制の仕組みを利用するという選択肢が用意されています。
この柔軟な料金モデルもIndeedの特徴と言えます。つまりIndeedは、掲載そのものに利益を求めているのではなく、Indeed内の広告を販売することで利益を得ているのです。
一般的な求人媒体とは何が違うのか?
一般的な求人媒体では、掲載ページのサイズや掲載期間などによって料金プランが設定されていることがほとんどです。
掲載期間中にPV数が多かろうが少なかろうが、その料金は固定されています。
また無料の求人掲載の他に、広告料を支払うことで『スポンサー枠』と呼ばれる目につきやすい場所に情報を表示できる有料掲載もあります。
一般的な求人媒体では、求人内容をプロのライターなどが行い、取材や校閲などの複数の工程を経て記事化されます。
しかしインディードではほとんどの工程を自社で行うため、時間や費用を軽減できることが一般的な求人媒体との違いです。
自社で求人情報をまとめることに慣れていないと苦戦する場合も多いですが、その分自由な内容で作成できるので、自社の良さをしっかりとアピールするチャンスでもあります。
Indeed(インディード)の特徴
Indeedの特徴を3つ紹介します。
求人検索エンジンの中で最も知名度が高い
近年、求人検索エンジンが増えてきていますが、その中でもIndeedは断然知名度が高く、世界中で広く利用されています。
特に日本国内でも多くの求職者が利用しており、新卒や転職希望者、アルバイトなど幅広い層に対応しています。
職種や勤務地などの詳細条件で求人情報を検索しやすい設計になっており、求職者が希望する求人に簡単にアクセスできることが、Indeedの高い知名度と人気の理由です。
また、様々な求人サイトや企業の採用ページから情報をクローリングして集約するため、求職者は多くの求人情報を一つのプラットフォームで検索できる利便性があります。
クリック課金制で低リスクで運用できる
Indeedの特徴として、クリック課金制で低リスクで運用できるという点が挙げられます。
Indeedの有料広告であるスポンサー求人は、クリック課金制で、求職者が求人情報をクリックした場合のみ料金が発生し、表示されただけでは費用が発生しないため、低リスクで求人情報を広く露出できます。
また、1日の最大予算やクリック単価を設定できるため、採用予算に応じて柔軟に運用が可能です。
求人のパフォーマンスをリアルタイムで確認し内容を最適化することで、効果的な採用活動が行えます。
掲載件数、掲載期間無制限
Indeedは求人の掲載件数と掲載期間に制限がないので、企業は必要な数の求人情報が掲載できます。
例えば複数の職種や拠点で同時に人材を募集する場合も、求人件数の制限がないため多数の求人を掲載することができ、効率的に採用活動を行えます。
また掲載期間も無制限であるため、長期的に人材を募集したい場合にも適しています。
特に人手不足が解消されにくい職種においては、長期間求人掲載できる点がメリットです。
企業の採用ニーズに応じて無料掲載と有料広告を状況に応じて使い分けることで、必要に応じた柔軟な広告戦略を展開できる点も大きな魅力です。
Indeed(インディード)の求人掲載方法
Indeedの求人掲載方法は、Indeedにすぐ求人を掲載できる「直接投稿」と、既存の採用ページを活かしてIndeedのページ上に引っ張ってくる「クローリング」の2つがあります。
下記にそれぞれの求人掲載方法について、詳しく紹介していきます。
画像引用:indeed公式サイト
直接投稿
Indeedのアカウントを作成し、会社情報と求人情報を入力するだけで簡単に求人を掲載できるため、短時間で求人を掲載することができます。
また、自社の採用ページを持っていなくても、Indeed上で自社の採用ページを作成できるため、これから採用しようとしている企業にもおすすめです。
例えばIndeed上でインプレッション数(表示回数)やクリック数、応募数など、求人のパフォーマンスをリアルタイムで確認し、その結果に沿って求人原稿を修正するなど、効果的な改善を行うことが可能です。
直接投稿の場合は、改善を行う過程で求人情報をタイムリーに更新できるため、データから得た情報を即時に反映できるというメリットがあります。
クローリング
求職者はIndeed上で職種、勤務地、給与などの条件で検索ができ、表示された求人情報を閲覧・応募できますが、クローリングによって収集された求人情報は、元のサイトへのリンクを通じて応募する必要があります。
自社サイトや他のサイトの求人をIndeedにクローリングさせることで、自社の求人情報のSEO対策(検索エンジン最適化)を自分で行う必要がないというメリットがあります。
その一方で、情報が自動で表示されるため、情報が古くなっている場合や誤って表示されている場合は、削除や修正の依頼を行う必要があるというデメリットがあります。
情報の更新が遅れた場合、求職者に対して正確な情報を提供できず、応募後にトラブルが発生する可能性もあるでしょう。
クローリングを利用して掲載するには、自社の採用ページで掲載中の求人情報が、一定の基準を満たす必要があります。その一定の基準については、Indeedの掲載基準とともに下記にて別途紹介します。
Indeed(インディード)の無料掲載と有料掲載の違い
Indeedは上記で説明したように直接投稿やクローリングによって、無料でも気軽に求人掲載を始めることができます。
しかし、より多くの求職者に確実にアプローチしたい場合は、スポンサー求人(有料オプション)と呼ばれる有料掲載機能を利用することも一つの手と言えるでしょう。
- 有料掲載をすることでより求職者の目に留まりやすくなり、PV数アップが期待でき、無料掲載より短期間で効果的な採用活動が可能になります。
「スポンサー求人」を利用すると、Indeedの求人検索結果に高い頻度や高い優先順位で求人情報が表示されます。求人情報の露出が増えれば、たくさんの求職者の目に留まることに繋がります。
Indeedのデータによると、通常の求人情報に比べて採用成功率が4.5倍以上増加したという結果も出ています。
求職者に対してより効果的にアプローチを行い、より効率的に採用を成功させたい場合は「スポンサー求人」を検討することをおすすめします。
Indeed(インディード)の求人掲載の基準
Indeedは 「We help people get jobs.」をミッションとして掲げています。求職者にとって”良い仕事探し”を支援すべく、「掲載基準」を定めています。
クローリングされる条件とともに、掲載基準について説明していきます。
▼Indeedの求人掲載の基準
- 複数の求人を応募者に提示しない(1つの求人情報につき、「1職種、1勤務地」が原則)
- 勤務地、職種名、応募条件、給与体系が明記されているようにする
- テキスト内にリンクを含める場合は、直接求人情報を表示するリンクにする
- 採用企業の名称と所在地、担当者の氏名と職名を明記する
- 採用活動に必要な最小限のもの以外の情報提供を、応募者に要求しない
- Indeedの応募ボタンから、該当職種の応募画面に直接移動できること
- 求人情報の投稿者と、採用企業との関係性を求人情報に明記すること
- 応募プロセスで入手した応募者の個人情報を第三者に漏えいしないようにすること
▼クローリングされる条件
- 実在する求人情報である
- 求人情報がHTML形式であり、PDF ファイルなどの形式ではない
- 求人情報に応募ポタンなどの導線がある
- 仕事内容、雇用形態、職種、勤務地、最寄、休日、勤務時間などがしっかり記載されている
- 1職種、1勤務地、1URLでページが分かれている
- 求人情報ページが自社サイトのURLである
- 別のサイトに転送をかけるなどしていない
- ユーザー登録などの会員登録をせずに仕事の詳細閲覧や応募が可能
- 求職者が無料で応募できる
詳しくはIndeedの求人票作成ガイドを参考にしてみてください。
また、自社サイトの求人情報やIndeedに載せる求人情報がこの掲載基準に合っているかどうか確認したい場合は、Indeedに詳しい代理店やIndeedの「採用企業ヘルプセンター」までお問い合わせください。
Indeedは、求人情報を集約した求人検索エンジンです。新卒採用から業務委託まで幅広い雇用形態・業種に対応でき、多くの求人情報を集約していることなどを理由に、多くの人から支持されています。 しかしその一方で、運用の困難さに悩んでいる多[…]
Indeed(インディード)に求人を掲載するメリット
世界中で幅広く利用されているIndeedに求人を掲載するメリットを3つ紹介します。
世界No.1検索エンジンとして幅広い求職者へのリーチ
Indeedは世界中で利用されている求人プラットフォームで、月間訪問者数も非常に多いため、企業は多くの求職者にリーチすることができます。
特に、日本国内だけでなく、海外の求職者にもアプローチできる点が魅力です。
そのため、企業は多様なバックグラウンドを持つ人材を採用することができ、グローバルなビジネス展開や多文化環境に対応するための人材確保が可能となります。
クリック課金制でコストパフォーマンスの高い求人掲載
Indeedでは無料で求人を掲載できるほか、有料オプションとして「スポンサー求人」を利用することで、求人広告の優先表示やターゲット設定ができます。
Indeedはクリック課金制(PPC: Pay-Per-Click)を採用しており、求人の露出度を調整しながら効果的に予算を管理できるため、無駄なコストを抑えつつ採用効果を最大化できます。
特に限られた採用予算の中小企業にとっては、柔軟な費用設定ができるのは大きなメリットでしょう。
データ分析と最適化のサポート
Indeedは求人広告のパフォーマンスに関する詳細なデータ分析を提供しています。
応募数や閲覧数、クリック数などの指標を確認することで、求人広告の効果をリアルタイムで把握し、必要に応じてタイトルや内容の改善を行うことができます。
また、IndeedはAIを活用したマッチング機能や、自動応募者管理システム(ATS)との連携機能を備えており、採用プロセスの効率化をサポートしてくれます。
Indeed(インディード)に求人を掲載するデメリット
続いてIndeedに求人を掲載するデメリットを紹介します。
競合の多さ
上述のように、Indeedは世界中で活用される求人検索エンジンとして、多くの企業が自社の採用活動にIndeedを活用しています。
日本における月間新規追加求人数も平均620万件と、毎月多くの求人が追加されます。
その分、他社の求人数が多いため、自社の求人が埋もれてしまい求職者の目に留まらない可能性があります。
特に無料掲載の場合、求人検索結果の優先順位が低くなりやすいため、競合他社の求人より表示される回数が少なくなる可能性があります。
企業側から直接アプローチすることが難しい
求職者へのスカウト機能やメッセージ機能など、企業側から求職者へ直接アプローチできる機能がついている他の求人サイトに比べ、Indeedにはそのようなアプローチ機能はついていません。
そのため、Indeedに求人を載せてからは求職者から検索されることを待つだけです。
転職活動をするかどうか迷っていて行動に移していない転職潜在層や、自社の求人の職種や業種に確実な興味を持っていない潜在層には、アプローチすることが難しいというデメリットがあります。
クローリングされるために自社求人をルールに合わせて変更する必要がある
自社サイトの求人をIndeedにクローリングされるようにするためには、自社の求人をIndeedにクローリングされるための仕様に整える必要があります。
上述したように、Indeedにクローリングされる求人の基準には細かいルールが設けられているため、手間がかかってしまいます。
しっかりクローリングされ自社の求人をIndeedでも活用するためには、そのルールや仕様に詳しい代理店などに相談することがより確実かもしれません。
Indeed(インディード)で効果を出すコツ
Indeedを利用して採用を成功させるコツを解説していきます。
魅力的な求人タイトルを設定する
求人タイトルは応募者の目に最初に入る部分です。具体的でわかりやすく魅力的なタイトルを設定することで、求職者の興味を引くことができ、クリックしてもらいやすくなります。
例えば以下のような点を意識するといいでしょう。
- 具体的な職種名(例:「営業スタッフ」ではなく「法人営業担当(経験者歓迎)」)
- 魅力的な条件や特徴を記載(例:「未経験OK」「リモートワーク可」など)
給与や待遇を分かりやすく提示する
給与は求職者の関心を引く重要な項目です。最低給与と最高給与の範囲を記載し、賞与やインセンティブなどの詳細も含めると効果的です。
また、昇給のタイミングや評価制度についても説明するとより効果が出るでしょう。
定期的な効果測定と改善
Indeedのダッシュボードを使って求人広告のパフォーマンスを定期的に確認し、改善点を見つけて対応していくことが非常に大事です。
クリック率や応募率が低い場合は、タイトルや求人内容を見直すことが必要です。
Indeedの運用は自社と代理店どちらがおすすめ?
Indeedの運用は自社でも可能ですが、上述したように市況感や求職者の動きに合わせて対応していかなければならないため、代理店に依頼することをおすすめします。
代理店にIndeedの運用を任せることで、自社の採用活動を効率的かつ効果的に行うことができます。結果として質の高い応募者をより効率的に集めることができ、採用活動の成功につながります。
その理由を下記に詳しく説明します。
専門知識と経験
代理店はIndeedの広告運用に関して豊富な知識と経験を持っています。
ターゲティング設定、入札戦略、広告文の最適化など、専門的な知識が必要な部分をプロフェッショナルに任せることで、より高いパフォーマンスを期待できます。
時間とリソースの節約
Indeedの広告運用には、キャンペーンの設定、データの分析、パフォーマンスの改善といった多くのタスクが含まれます。
これらを自社で行うには多くの時間と人手が必要です。代理店に任せることで、自社のリソースを他の重要な業務に集中させることができます。
最新のトレンドとベストプラクティスの活用
Indeedのアルゴリズムや広告プラットフォームは定期的に変更されます。
代理店は最新のアップデートやトレンドに常に精通しているため、最新のベストプラクティス(最善の方法)を取り入れた運用が可能です。
効率的なコスト管理
代理店は、費用対効果の高い運用を行うためのノウハウを持っています。
予算の適切な配分、効果的な入札管理、無駄の少ない運用を行うことで、広告費用を最大限に活用することができます。
データ分析とレポーティングの強化
代理店は詳細なデータ分析を行い、その結果を基にした改善策を提案してくれます。
どのような広告が効果的か、どのターゲット層にアプローチすべきかを明確に把握でき、戦略的な意思決定をサポートしてもらうことが可能です。
複雑な設定の管理
Indeedのスポンサー求人は、複雑な設定が必要な場合があります。代理店はこうした設定を効果的に管理し、最適な結果を得るために戦略的に運用します。
キャリアマートでもIndeedの運用支援をしているので、ぜひお問合せください。
Indeedと他類似サービスの違い
求人掲載を検討する際に、Indeedの他に比較検討の対象として「求人ボックス」と「キャリアジェット」が挙げられます。
それぞれの特徴や違い、業種・職種ごとのおすすめポイントについて説明します。
求人ボックス
求人ボックスは、複数の求人サイトから情報を集約し一括で比較しやすい点が特徴です。そのため中小企業や地域密着型の求人に強みがあります。
また、有料広告枠の配信時間などを細かく設定できる柔軟さも魅力です。
一方、Indeedは求人情報を集めるだけでなく、企業が直接求人を掲載することができるため幅広い業種や職種に対応しています。
特に短期アルバイトやパートの求人に強く、多様な採用ニーズに応えられる点が特徴です。
Indeed | 求人ボックス | |
運営会社 | Indeed Japan 株式会社(リクルートホールディングス傘下) | 株式会社カカクコム |
サービス開始 | 2004年(米国発)、2009年(日本) | 2015年 |
カバー範囲 | 60か国の求人 | 日本国内の求人に特化 |
掲載方法 | 企業が直接掲載または他サイトから集約 | 他の求人サイトから情報を集約 |
主なターゲット | 広範な業種・職種 | 中小企業や地方企業 |
強み | 短期やアルバイト、パート求人に強い | 求職者が複数の求人を比較できる |
業種・職種の適性 | ITエンジニア、営業職、販売職など多職種 | 地域密着型や中小企業の求人に適している |
有料広告オプション | 有り(様々な広告オプション) | 有り(配信時間帯の設定などが可能) |
地域密着度 | 低い(全国区の求人に強い) | 高い(地域密着型の求人に強い) |
求人ボックスの特徴や掲載までの流れについて詳細に知りたい方は、以下のこちらの記事も参考にしてみてください。
YouTubeで求人ボックスのCMを見たが評判どうなの 求人ボックスで簡単に仕事探せると友人から聞いた このような意見を最近、女性を中心にしてSNSで見受けられるようになりました。 そこで今回は、「求人ボックスの特[…]
キャリアジェット
Indeed | キャリアジェット | |
運営会社 | Indeed Japan 株式会社(リクルートホールディングス傘下) | Careerjet Limited |
サービス開始 | 2004年(米国)、2009年(日本) | 2003年(イギリス)、2008年(日本) |
カバー範囲 | 60か国以上の求人 | 90カ国以上の求人 |
掲載方法 | 企業が直接掲載または他サイトから集約、無料掲載可 | 有料のみ(無料掲載不可) |
主なターゲット | 広範な業種・職種 | 海外での仕事を探す求職者、多国籍企業志向 |
強み | 短期やアルバイト、パート求人に強い | 低コストでの有料掲載が可能(クリック単価が低い) |
業種・職種の適性 | ITエンジニア、営業職、販売職など多職種 | 多国籍企業、国際的なキャリア志向の人材 |
有料広告オプション | 有り(様々な広告オプション) | 有り(クリック単価の下限が低い) |
キャリアジェット(Careerjet)は、90カ国以上、28言語に対応した、世界的に利用されている大規模な求人検索エンジンです。
その結果、海外での仕事を探している求職者に多く利用される可能性が高まるという特徴があります。
日本語だけでなく英語での求人情報を提供することで、これまで接点がなかった新たな層の求職者からの応募を期待できるでしょう。
しかし、キャリアジェットは有料掲載のクリック単価の下限が低いため、低コストで運用が可能です。
また、キャリアジェットは国際的な求人情報を多言語で提供しているため、国際的なキャリア志向を持つ人や多言語対応の求人を探している人が多く、海外や多国籍企業での勤務を希望する傾向があります。
一方でIndeedの求職者層は、地元や国内で働きたいと考える人が多く、地域密着型の求人やアルバイト、一般職に関心のある人が中心です。
応募プロセスがシンプルであるため、すぐに働き始めたい求職者にも適していると言えるでしょう。
Indeed(インディード)の求職者からの評判
Indeedの求職者からの評判について、紹介します。
良い評判
- 求人掲載数が多いと思う。応募までが簡単に出来るので転職のハードルが下がった。迷っている無駄な時間が減ったと思う。
- 簡単に応募でき、メールの返事がすぐきて、会社からの連絡も説明がしっかり書かれていた。面接まですごく早くてわかりやすいので不安な事はなかった。利用して良かった。
- 求人の内容が見やすく細かい条件なども知れたため、自分が働きたいと思える企業を選ぶことができた。
世界No.1の求人検索エンジンとして数多い求人を扱っているため、求職者から見ればピッタリな求人を探すことができます。
他の求人媒体に比べてシンプルな仕様になっているため、求職者は自分の求めている条件をすぐキャッチできるでしょう。
企業側としては、Indeed上でメッセージのやり取りが可能なので、レスポンスしやすくコミュニケーションが取りやすいです。
悪い評判
- 同じ求人がいくつかあった点。この職種は希望しない、などのように除外したい職種項目も選べるようにしてほしい。
- 応募先からの連絡がどこにくるのか、慣れるまでよく理解できなかった。履歴書入力方法を理解するまで時間がかかった。
求人検索の仕方がシンプルであるが故に、検索結果に合致する求人がたくさん出てきてしまい、自分が求めていない求人が出てしまう可能性もあります。
Indeedはシンプルな仕様にはなっていますが、人によってはアプリやサイトに慣れるまで時間がかかる可能性があります。
Indeed(インディード)の利用に向いている企業
Indeedの利用に向いている企業の特徴を紹介していきます。
複数の職種を同時に募集する企業
事務、営業、製造、販売、ITエンジニアなど、様々な職種で同時に人材を募集している企業に向いています。
Indeedの豊富な求人数と幅広い職種に対応できる検索機能を活用することで、より効果的な採用活動が可能です。
地元密着型の中小企業
地元での知名度が低い中小企業や、特定の地域に密着して事業を行う企業は、Indeedで自社求人の露出を増やすことで求職者にアプローチしやすくなります。
また、日本中世界中にわたり多くの求職者がIndeedを活用しているため、より多くの求職者にアプローチすることができます。
採用予算に制約がある企業
低コストで求人を出したい企業の場合、Indeedは基本的に求人掲載が無料でできるため、採用コストを抑えることができます。
有料オプションを活用する場合も、採用の緊急性に応じて必要なときだけスポンサー求人(有料広告)を利用することで、無駄なコストを省くことができます。
Indeedの導入事例
Indeedの導入事例を3社紹介します。
美容業界:C社
導入前の課題 | 求人広告過剰出稿による採用コストの増加 |
施策内容 | Indeedを中心に求人募集、求人内容のこまめな改善 |
導入後の成果 | 採用コストを84%削減、採用成功率も大幅に増加 |
建設業界:T社
導入前の課題 | 「電気工」という専門職のため応募数や人材が限られる |
施策内容 | Indeedの導入。また、簡単にWeb面接ができるシステムを導入し全国で募集をかけられるようにした |
導入後の成果 | 採用エリアを広げたことで応募者数が3倍に増加。遠方の応募者から2名の採用に成功し、コスト削減につながった |
人材業界:A社
導入前の課題 | 面接実施率の低さ |
施策内容 | Indeedの求人掲載、Web面接機能の実施 |
導入後の成果 | Web面接の実施率がほぼ100%へ向上。面接官の業務が効率化され、採用スピードが格段にあがった |
Indeed(インディード)に掲載するときの注意点
Indeedに掲載する際の注意点についても解説しておきます。
求人掲載基準に合致させること
Indeedには、求人掲載に関するガイドラインに準拠した内容で掲載することが求められます。
例えば虚偽の情報や誇大広告、求人内容と実際の業務が異なる場合などは掲載が拒否されることがあります。
Indeedに求人を掲載する際には、自社の求人がIndeedの求人掲載基準に合っているか確認しましょう。
データをこまめに取得・分析し、求人内容を改善すること
Indeedは運用型の求人検索エンジンであるため、求人のインプレッション(表示回数)、クリック数、応募数などのデータを定期的に確認し、掲載内容が求職者の目にどのように映っているかを把握することが大事です。
また、求職者が検索しやすいキーワードを求人内容に含めることで、より多くの求職者にアプローチすることも大事です。
例えば、「在宅勤務可」「週休二日制」「未経験歓迎」など、求職者が検索するワードを意識して盛り込むことでより多くの求職者にリーチできるでしょう。
自分で分析や設定することが難しいかったり、手間がかかるという場合は、採用戦略に詳しい採用支援の会社に問い合わせてみることも良い方法の一つです。
迅速な応募者対応を心掛けること
求職者は複数の求人に応募している可能性があります。
そのため求職者からの応募があった場合、なるべく早く返信を行い、面接の日程調整や必要な書類の案内を行う必要があります。
そうすることで、求職者の応募意欲が高く保たれたまま面接へ進むことができます。また、求職者の不安や疑問をすぐに解消することができれば企業へ好印象を持たれます。
Indeedのメッセージ機能はリアルタイムでやり取りができるのでぜひ活用してみてください。
Indeed(インディード)に無料で求人掲載する手順
求人掲載の流れについては次の通りです。
①アカウントを登録する
まずは、求人掲載画面にアクセスし「求人を掲載」をクリックし、アカウントを作成します。
その際、メールアドレスとパスワードを入力、もしくはSNSアカウントを連携してアカウントを作成することができます。その後、画面に従い企業情報を入力します。
②求人情報を登録する
画面案内に従って求人の基本情報を登録します。Indeedでは11個の項目を記載可能です。下記にて条件を紹介します。
▼Indeedの直接投稿で記載できる11個の項目
- 職種名(営業・事務など具体的に)
- 会社名
- 勤務地
- 給与(1円単位で設定可能。時給・日給・月給なども選択可能)
- 雇用形態(正社員だけでなく、パート・アルバイト・契約社員なども選択可能)
- 仕事内容及びアピールポイント(競合他社と差別化する大事なポイント)
- 求める人材(経験の有無などを記載)
- 勤務時間・曜日
- 交通アクセス
- 待遇・福利厚生(社会保険や賞与・昇給など)
- その他(10項目で書ききれない点を補足)
③掲載求人のオプション設定
求人掲載にあたり、スポンサー求人(有料オプション)を利用するか否かを選択します。予算と掲載終了日を設定し、クレジットカードの情報を登録すると有料オプションが有効になります。
無料掲載を希望する場合は「無料で投稿する」を選択します。このオプションは、後日スポンサー求人に変更することも可能なのでご安心ください。
④求人票の審査(最大72時間)
求人投稿が完了したら求人票の審査が開始されます。通常、審査は数時間〜最大72時間で完了します。
⑤掲載開始
投稿された求人の内容に問題がなければ、Indeedに求人情報が掲載され、登録メールアドレスに掲載開始のメールが届きます。
通知メールが届かない場合は迷惑メールフォルダを確認してください。
まとめ
近年、人手不足による採用競争が激しくなるにつれ、採用単価は続いて上がっていく一方です。
そのような状況の中、これまでの手法とは異なる画期的な採用手段として求人検索エンジン注目を浴びています。
本記事では、その求人検索エンジンの中でも最も知名度の高く、利用企業と利用者数が多いIndeedについて紹介しました。
Indeedは無料で求人掲載ができ、必要に応じて有料オプションを追加することも可能なため、予算の使い方が比較的自由であるというメリットがあります。
クリック課金制の運用型求人ツールとして、より幅広いターゲットにマッチした求職者にアプローチすることができますが、その分こまめにデータを分析し、求人を改善していくことが必要です。
通常の採用に苦戦している企業には、手軽に始められる新しい施策としてIndeedをおすすめします。
他の求人検索エンジンについても詳しい情報が知りたい方は、下記の記事にも目を通してみてください!
市場規模を年々拡大し続けている求人検索エンジンは、現在の採用において欠かすことのできない重要な求人媒体になりつつあり、注目を集めています。 代表的な求人検索エンジンといえばIndeedなどですが、昨今では様々な求人検索エンジンがあり、[…]