中途採用を検討する中で、どの採用方法で採用活動を行うかが重要な問題になります。
その検討材料として、マイナビ転職を始めとする求人広告媒体を候補に挙げる可能性が高いと思いますが、「自社の求めているターゲットを採用するには本当にマイナビ転職でいいのか?」と迷ったりしているのではないでしょうか。
そこで今回はマイナビ転職とはどんな媒体か、特徴や強みをご紹介します。
マイナビ転職とは
マイナビ転職とは、株式会社マイナビが運営する転職求人広告媒体です。月間平均掲載企業数は約1万社を誇る、業界最大級の転職サイトになります。
会員数はどのくらい?
マイナビ転職は、約700万人の求職者が登録しています。35歳以下の新規登録者や応募者の年齢割合が、ともに60%を超えているため、転職意欲の高い20~30代がメインの転職サイトになっています。
画像引用:マイナビ転職
マイナビエージェントとの違い
マイナビエージェントとの違いは、サービス内容にあります。
マイナビ転職は求人広告を出して母集団形成をするのに対し、エージェントは人材要件に合う求職者を選び企業と求職者をマッチングさせます。
また、金額面でも大きな違いがあります。マイナビ転職は一回の掲載料が大体20万円〜120万円になっており、人材要件に合わせて企画を選定することができます。一方、マイナビエージェントは成果報酬型で、希望年収の35%が一般的になります。
人手不足で悩んでいる企業は、新卒採用だけでなく中途採用も行っているのではないでしょうか。優秀な人材は確保しつつ採用に関しての費用はなるべく抑えたい、という企業もあるはずです。 そこで今回は、「中途の人材紹介をおこなっているエージェント[…]
マイナビ転職の掲載にかかる費用
マイナビ転職の基本企画は1クール4週間掲載でMT-S~MT-Dのプランがあります。掲載期間は火曜日または金曜日からの4週間掲載になります。
マイナビ代理店サイトより
金額面では、20万円〜120万円で5種類の企画を選ぶことができます。求職者が求人情報を検索した際に表示される順位や写真枚数、テキストの文字量などが企画によって変わります。職種や募集エリア別に期間限定でご提案することができるキャンペーンも存在します。
それぞれの掲載イメージは?
下記は、掲載イメージ画像になります。
表示順位 | 企画 | 取材 | 原稿料 | 写真 |
1位 | MT-S | あり | 8,500文字程度 | 最大5点 |
2位 | MT-A | あり | 8,800文字程度 | 最大6点 |
3位 | MT-B | あり | 7,600文字程度 | 最大4点 |
4位 | MT-C | あり | 7,400文字程度 | 最大3点 |
5位 | MT-D | なし | 5,900文字程度 | 最大1点 |
※MT-Sの企画にはメッセージ画面が付きます。
マイナビ代理店サイトより
お得なキャンペーンはある?
現在、マイナビ転職でご利用できるキャンペーンをご紹介します。
複数職種掲載キャンペーン
複数職種掲載キャンペーンは、1職種目と同日掲載を開始する場合に限り、2職種目以降の掲載が最大68%も割引になるキャンペーン(申し込み期限、2024年3月29日分まで)となっています。
マイナビ代理店サイトより
また、キャリアマートでは、2024年3月15日までのお申し込み分に限り、下記内容のキャンペーンを行っております。
※上記価格に消費税は含まれておりません。
※直近のご掲載状況によっては適用不可の場合もございますので、営業担当にお問い合わせください。
※写真撮影はエリアにより一部規定あり。
他にも、今回紹介したキャンペーンに関しては、エリアや期間ごとによって変化しますので、詳しく知りたい方はお問い合わせお待ちしています。
マイナビ転職の特徴・強み
では、次にマイナビ転職の特徴や強み3つをご紹介します。
若手採用に強い求人媒体
マイナビ転職の強みは、若手に強い求人媒体になっています。
上記でも説明したように35歳以下の登録者が多く、若い人材に出会えるチャンスが多くあります。就職活動でマイナビを利用した事がある若手社会人が転職活動でマイナビ転職を利用しているため、若い登録者の割合が高くなっています。
マイナビ転職フェア
画像引用:マイナビ転職
マイナビ転職フェアでは、開催エリア・開催回数・開催規模で業界最大級の合同説明会を行っています。
(年間開催回数100回以上、開催エリア45ヶ所以上)
自社の魅力を求職者にダイレクトに伝えられる採用手法として好評の合同企業説明会で、総合分野から専門分野まで様々なテーマで開催をしています。企業満足度94%と高い数値となっており、企業の魅力を直接伝えることができる場になっています。
業種・職種・規模を問わない幅広い求人に対応
マイナビ転職は、営業・事務・ITエンジニア・販売サービス・建築関連など幅広い業界業種に対応しています。
業種は115分類、職種は379分類と幅広い分類をしています。また、企業規模も偏りは少なく、従業員数が50名以下の企業から1000名以上の企業まで幅広く掲載することができます。
画像引用:マイナビ転職
マイナビ転職のスカウトについて
マイナビ転職には、上記で説明した特徴の他に、スカウト機能というものがあります。
スカウト機能とは、マイナビ転職に登録しているスカウト会員の中から企業の人材要件に合う対象者に向けて、スカウトのメッセージを送る機能になります。スカウト会員数は約380万人にまで上り、業界最大級のスカウト会員数を誇っています。
スカウトの種類
マイナビ転職のスカウトには、コンタクトメール・応募依頼/面接依頼・スカウトメール・プレミアムスカウト・プレミアムスカウトの4種類あります。
1,コンタクトメール
コンタクトメールとは、マイナビ転職の全企画に無料で付いているスカウトメールです。一職種当たり一日最大20件の配信を行えるスカウトになっており、4週間掲載で最大520件のスカウト配信が可能です。
※掲載最終日はスカウト配信がありません。
2,応募依頼/面接依頼
マイナビ転職で「気になる」を押した求職者に対して送る事ができるスカウトになります。スカウトを購入していなくても気になるを押した求職者全員に送ることができます。
3,スカウトメール
スカウト会員の中から条件に合う求職者を検索して、履歴書を確認し個別にメッセージを送る事ができるスカウトになります。
企業ごとに条件設定が可能で、求める条件をいくつでも設定することができる為、募集の質を保つことが可能になります。また経験やスキルに応じて内容を変えることができ、求職者に対してピンポイントにアプローチすることができます。
4,プレミアムスカウト
マイナビ代理店サイトより
プレミアムスカウトとは、マイナビ転職で最上位のスカウトになります。
スカウト配信専門のスタッフが、文面作成・対象者検索・配信まですべて代行してくれるため、工数もかからず自社のターゲット人材にアプローチすることができます。
また、通常のスカウトと違い、PC版・SP版どちらにも背景色が付き、求職者側が非常に見やすいデザインになっています。
スカウト活用術は?
スカウト配信は、人材要件に合う求職者に対してダイレクトにアプローチをすることで、個別にスカウト配信を行うことで目に止まりやすくなり、興味を惹くことができます。
スカウトをうまく活用するには人材要件を選定し、スカウト配信を行うことが重要です。明確に人材要件を選定しないと条件に当てはまらないターゲットにスカウト配信を行ってしまいます。
また、キャリアマートではスカウト配信代行を行っています。ターゲット選定やスカウト文面の作成から効果測定・振り返りまでサポートしてます。
バックオフィス業務を弊社で代行することで企業側がより採用活動に注力することができます。ご検討の際は、一度問い合わせをしてみてください!
キャリアマート アウトソーシング型スカウト代行の詳細はこちら
マイナビ転職の評判・口コミ
マイナビ転職は業界最大級の転職サイトになりますが、実際に利用している企業や求職者の評価・口コミをご紹介します。
企業からの評判
実際にマイナビ転職を利用した企業の声は下記になります。
- 画像や写真、原稿内容によって自社の魅力を前面に打ち出せる点は非常に良かった。
- 20代・30代で営業経験のある求職者からの応募を多数もらえたことが印象的でした。
- 待つばかりの手法を使っていたので、スカウトを利用したアプローチは新鮮だった。
- 応募者管理システムが使いやすい!
マイナビ転職の特徴である若手採用やスカウトを活用しての採用活動をすることで、満足のいく採用活動になるという声が多かったです。
求職者からの評判
一方、求職者側の評判は下記になります。
- 他の転職サイトと比べて、仕事数が多いところが強みだと思いました。
- 求人数も多いですし、企業の採用担当者の方とのやり取りも、メール機能を通じて行うことができて便利でした。
- 詳細条件から探すや経験・スキルから探す、などの検索項目が充実しており、希望の職種や条件がはっきりしている人は利用しやすいと思う。
共通して言えることは、マイナビ転職は求人数が多く自分自身に合う企業と出会える可能性が高いと言えます。
マイナビ転職に掲載するメリットは?
マイナビ転職に掲載するメリットを2つご紹介します。
全国各地に求人広告をだせる
マイナビ転職は、地域密着型の営業体制で全国各地の企業をサポートしているため、エリア採用に強いです。58ヶ所に拠点があり、市場を理解している担当がベストなプランを提案することができるのでエリアを絞って採用活動ができるメリットがあります。
年齢層・業種など幅広い採用が可能
マイナビ転職の年齢層の特徴ですが、34歳以下の年齢層が68%と若手から中堅層が多く、幅広い年齢層をターゲットにすることができます。
一方、エン転職はマイナビ転職同様に登録者の年齢層が若いですが、24歳以下が36%と第二新卒層が多くいます。リクナビNEXTは40歳以上の割合が高く、マイナビ転職とは年齢層に違いがあります。
キャリアマート調べ
また上記のグラフを見ると、マイナビ転職の募集職種の割合には、営業や事務が多いもののその他は大きな差がなく、様々な業種に対応が可能です。リクナビNEXTやdodaはITエンジニアの割合が約30%を占めており、募集職種に特徴があるといえます。
各媒体には登録者の年齢層や募集職種に特徴があり、媒体を利用する際は媒体の特徴を見極め人材要件に合わせて選定することをおすすめします。
どんな企業におすすめ?
各媒体それぞれに特徴・強みがありますが、どのような企業にマイナビ転職がおすすめかご紹介します。
若手採用を積極的に行いたい企業
マイナビ転職は、何度も説明してきているように若い人材と出会えるチャンスが多くある転職サイトとなっています。
また、3か月以内に転職をしたいと考えているアクティブユーザーは約70%になり、若手採用を積極的にしたい企業に非常に相性のよい媒体になります。
専門サイトに載せたい企業
マイナビ転職は職種も営業・事務・サービス関連職種を始め、ITエンジニアなど近年需要が高まっている職種まで幅広い企業におすすめすることができます。
また、マイナビ転職には専門サイトもあり、「女性のおしごと」「グローバル」「IT」と専門サイトに掲載することもできます。採用活動において活用できるサービスも充実しています。
マイナビ転職の導入から掲載開始までの流れ
では、実際にどのような流れで掲載開始できるのかご紹介します。
1,取材・原稿作成
取材日を決め、制作担当がWebで取材・インタビューを行います。
※MT-Dには取材はありませんのでご注意ください。
2,原稿確認・締め切り
作成した原稿を確認し、掲載開始日の2営業日前17時までに校了手続きを行います。
3,掲載開始
すべての手続きが終了後、火曜日か金曜日のどちらかから掲載スタートします。
マイナビ転職で採用成功させるポイント 2つ
マイナビ転職について説明してきましたが、マイナビ転職で採用成功する為のポイントを2つご紹介します。
検索キーワードランキングを活用する
マイナビ転職では求職者がどんなキーワードで企業を検索をしているかを調査しており、検索キーワードランキング上位ワードを入れることでPV数が上昇し採用成功の確率が高まります。
マイナビ代理店サイトより(5月時点)
この検索キーワードランキングについては、毎月代理店サイトの方で更新されていますので、気になる方がいましたら是非キャリアマートにお問い合わせください。
コンテンツを活用する
マイナビ転職はコンテンツが充実しています。その中でも企業の魅力を引き出すために「+Stories.」というブログがあり、企業と求職者を繋ぐ新しいプラットフォームもあります。
コンテンツを活用することで転職顕在層や潜在層など多くの求職者に情報発信することができます。
マイナビ転職の導入事例
実際にマイナビ転職を掲載し、採用成功した企業の事例を紹介します。下記の事例以外にも豊富な成功事例があるため、是非お問い合わせください。
人材派遣会社の例
業界 | 職種 | 掲載企画 | 勤務地 | 応募数 | 採用数 |
人材派遣 | 営業 人材コーディネーター |
MT-B | 全国 | 149名 | 5名 |
人材派遣事業を全国展開している会社です。
全国で募集していたため応募が首都圏に偏るといった課題がありました。そのためスカウトはすべて地方へ配信し、その他に地方で検索マッチバナーを適用するなど地方の求職者向けに露出を増やし、5名中3名は地方で採用となりました。
広告会社の例
業界 | 職種 | 掲載企画 | 勤務地 | 応募数 | 採用数 |
広告 | デザイナー | MT-A | 東京都 | 76名 | 4名 |
東京で広告業を展開している企業です。
リーダー候補としての募集だったため、経験者に絞った採用を行っていました。給与や待遇面、仕事内容など差別化となるポイントを原稿に打ち出し、ポテンシャル採用含め、4名の採用成功に繋がりました。
まとめ
転職活動を行う上で求人広告媒体は欠かせないツールになっています。
マイナビ転職をはじめとする求人広告媒体には特徴・強みがあるので、人材要件に合わせて媒体選定を行うことが重要になります!自社に合う媒体を見つけ採用活動を行っていきましょう。
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