採用コストが削減できる7つの施策とは?見直し方や削減ポイントを解説

採用コスト削減方法

通年採用が普及している中、人材を採用するために、年間数百万円のコストをかけている企業は少なくありません。できることなら採用コストを抑えたいという採用担当の方も多いのではないでしょうか。

今回は、採用コストの算出方法や、見直し方、削減ポイントについてご紹介します。

採用コストとは

採用コストとは、企業が人材を採用する際にかかる費用を指します。

採用コストを分類すると、採用担当者の人件費などの内部コストと、求人サイトや人材紹介会社に支払う紹介費用といった外部コストに分類されます。

内部コスト

採用担当者の人件費・教育費、リファラル採用へのインセンティブ、採用面接の交通費などが挙げられます。

外部コスト

求人サイトの掲載費、人材紹介会社への紹介決定費用、ダイレクトスカウトサービスのスカウト利用料、採用サイトや会社案内資料の制作費、就職・転職フェアの参加費などが挙げられます。

内部コスト「採用担当者の人件費」は計算しづらい

外部コストは、採用にまつわるサービス利用費などを指すので、毎月・毎年いくら使っているか計算がしやすいです。一方、内部コストは採用担当者の人件費がメインになるので、いくらかかっているのか把握が難しくなります。

採用担当者が採用以外の業務に従事している場合は、採用業務に費やした時間数を割り出して、時給換算しておくことをおすすめします。

採用コストは高騰している?推移と現状

採用コストの推移と現状を見ていきましょう。

年々採用に費やす費用は増加傾向にあり、採用にかかわる担当者の人数はあまり増えていないのに対し、採用に費やす時間も増加しています。

リクルートキャリアの就職白書2020によると採用コストの平均値は、新卒採用には1人あたり93.6万円、中途採用には103.3万円となっています。従業員規模別に見ると、新卒採用費がもっとも高いのは300~999人の中堅企業であり、1000~4999人規模の大企業では中途採用1人に100万円以上かけていることがわかりました。

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中途採用コスト

採用コストの算出方法

ここからは、採用コストの算出方法をご説明します。

採用コストの算出方法は、先ほどご紹介した「外部コスト+内部コストで計算ができます。外部コストは、求人広告の掲載費から採用ホームページの制作費、ATSの月額利用費などを合計して計算します。内部コストは、採用にかかわった担当者の業務時間に、採用担当者の人件費を照らして算出しましょう。

また、採用コストを割り出すときに、採用単価もあわせて計算をします。採用単価の計算方法は「採用コストの総額÷採用人数で計算をしましょう。

採用コストを削減するための見直し方

採用コストを見直したい場合は、まず現時点での採用コストを正確に計算するのが大切です。とくに、中小企業では総務担当や社長が、片手間で採用業務を行っているケースがあります。

また、現場の部長や課長などに面接だけをお願いするケースもあるため、「誰が何時間、採用業務に対応したか」が明確でない企業が多いでしょう。

採用にかかわった人は誰なのか、採用業務に何時間費やしたのか、担当した人の人件費は時給換算でいくらだったのかと、詳細にわたり確認することから始めてください。

採用コスト削減の手法・具体的な施策例7つ

ここからは、より具体的な採用コスト削減手法を7つご紹介します。

内定辞退・早期離職対策(ミスマッチ防止)

採用コストを考えるとき、多くの人が母集団形成にかかわるコスト削減に目がいってしまいがちです。しかし内定辞退や早期離職が多いと、せっかく集めた人材をまたゼロベースで募集しなければならず、採用コストが倍増します。

もし内定辞退や定着部分に懸念点があるのであれば、一度新規の募集をストップして、内定辞退対策などを行ったほうが良いでしょう。

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掲載の求人広告を見直す

採用コストの削減のためには、求人広告を見直すのも重要ポイントです。求人広告はシーズンによってキャンペーンや特別値引きが適用され、費用が上下しやすいです。

また、基本的には数十万円~百万円単位で大きな金額が動くため、あれこれ手を広げて適当に掲載するとコスト増につながります。広告媒体ごとに費用対効果を算出し、冷静に見直すことをおすすめします。

選考フローを見直す

選考フローを見直して、採用担当者の無駄な業務を削ることも採用コスト削減に直結します。

たとえば、無駄に面接回数が多かったり、毎回候補者に来社いただいて面接をしていたりすると、どうしても時間がかかって内部コストが膨らみます。最初の会社説明会はオンラインで複数名まとめて実施する、面接回数を極力減らすなど、工夫をほどこしてみましょう。

SNSを活用する(ソーシャルリクルーティング)

SNSを活用して、自力の集客スキルを強化するのも採用コスト削減につながります。

求人広告や、人材紹介のように大きな費用がかからないため、SNS活用は必須といえます。ただし、SNSのフォロワーが増えてエンゲージメントが高まるまでに一定のマンパワーがかかるため、やみくもに手をつけるのは避けた方がいいでしょう。

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リファラル採用を行う(社員紹介)

リファラル採用を強化できれば、採用コストの外部コスト削減につながります。社員に紹介してもらいやすいように、紹介カードをつくったり、紹介してくれた社員にインセンティブを渡すなど検討してみましょう。

ただし、インセンティブの金額をつりあげてリファラル促進をすると、けっきょく内部コストが膨らんでしまい本末転倒です。社員が紹介してくれる会社にするために、従業員エンゲージメントを高めるなど、社内の見直しが必須といえます。

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内部コストを見直す

「人材紹介を使わない」など、外部コストは明確に削減しやすい一方、内部コストは意識をしなければ削減が難しいものです。

先ほどお伝えした通り、まずは採用にかかわる人を洗い出し、どんな業務に、誰が何時間費やしているのか可視化するといいでしょう。

採用HP(自社サイト)の運用を強化する

外部コストを減らすためには、自社の採用HP経由での応募を集める工夫が必要です。自社サイトから集客ができれば、求人広告費や就活イベントの出展費、紹介費用を大幅に削減できます。

採用HPがない企業は、まずは無料の採用HPビルダーを試してみるのはいかがでしょうか。

採用代行を導入する(業務委託・外注)

採用コストの削減のために、思い切って採用業務を代行者に依頼する方法もあります。社内に採用の専任がいない、ノウハウがたまっていないのであれば、プロに外注する方がスムーズです。

採用代行のメリットは以下の通りです。

  • 採用担当が不在でも質の高い採用業務を行える
  • コア業務に集中できる
  • 採用コストを削減できる など

代行といっても、採用すべてを外注する必要はありません。コア業務(面接やオファー面談の実施など)のみを自社で行って、ノンコア業務(日程調整やスカウト作業、会社説明会会場のセッティングなど)を代行会社に依頼する方法もあります。もちろん、コア業務を採用代行に依頼しても問題ありません。
なお、採用代行(RPO)導入費用は、月額20万円~30万円ほどが相場です。

キャリアマートの採用アウトソーシング・採用代行(RPO)詳細はコチラ

採用コスト削減の成功事例

採用コストの成功事例として、当社クライアントの事例を紹介します。こちらのクライアントは、実に1,200万円ものコスト削減に成功しました。しかし、対策・改善した点はたったの3つです。

  1. エージェントの紹介フィー
  2. 求人広告費
  3. 求職者対応/選考・面談対応

キャリアマート無料ノウハウセミナー(2020年10月14日)より

実際に、どのような対策を実施したのか細かく見ていきましょう。

エージェントの紹介フィー

人材要件の見直し

難易度を低くし、資料化(求人票)で社内展開しやすくする。

業者再選定

全国のエージェントデータベース保有企業へ選定を依頼する。

紹介フィーの見直し

未経験OKの職種は紹介フィーを見直しする。(例:理論年収×○○%⇒一律80万円)

求人広告費

発注ロットの見直し

掲載の都度発注していた求人媒体をチケット購入に変更する。

利用媒体の変更

人材要件の見直しに伴い、ターゲット像に近い登録者が集まっている媒体に変更する。

求職者対応/選考・面談対応

業務対応者の変更

下記のような業務(ノンコア業務)を採用アウトソーシング・採用代行(RPO)会社に委託する。

  1. 日程調整/合否連絡    
  2. Web面接URL作成・送付  
  3. 適正受験連絡・結果PDFの格納 
  4. エージェントへの推薦促進連絡 
  5. 書類選考の1次スクリーニング(RPA自動化)

まとめ

今回は採用コストの内部コスト、外部コストの内訳や、採用コストの平均額、コスト削減方法をお伝えしました。

ご紹介した削減ポイントを意識しながら、ぜひ自社の採用コストの見直しを進めてみて下さい。

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