【オンライン説明会】ライブ配信と録画配信の効果的な使い分けとは?

【オンライン説明会】ライブ配信と録画配信の効果的な使い分けとは?

求人募集活動において、オンラインは欠かせないものになりつつあります。うまく活用することで、就職活動中の方にとっても、企業側にとっても多くのメリットをもたらしてくれるツールのひとつです。

そこで、オンライン説明会の上手な活用方法を、さまざまな視点からご紹介していきます。おすすめのツールも一緒にお届けするので、今後の求人活動に役立ててみてください。

オンライン説明会とは?

オンライン説明会は、web上で行う企業説明会のことを指します。これまではオフラインで開催されることがほとんどでしたが、インターネットの普及やコロナ禍などの影響を受け、非対面で開催できるオンライン説明会が普及しつつあります。

対面式のオフライン説明会に比べて、オンライン説明会は事前の準備が必要だったり会社の雰囲気が求職者に伝わりにくかったり、デメリットもありますが、遠方の人に対してのアプローチや採用関係者の工数削減が可能です。

さらに、会場を確保するための費用や交通費などをカットできるため、コストを抑えられるメリットもあります。オンライン説明会は、インターネット環境さえ整っていれば誰でも参加することができるため、より多くの求職者を集めたいときにも効果的です。

オンライン説明会普及率

株式会社ジェイックが行った調査によると、web説明会を利用したことがある求職者とその予約者は90%を超えており、就職活動の新しい形として浸透しつつあることがわかります。

参照:株式会社ジェイック「新型コロナウイルス感染拡大に関する就活意識調査(第2回)」

また、説明会だけでなくオンラインを使った面接を行う企業も増えており、その割合は39%ほど。これらのデータから、求人募集においてオンラインが重要な役割を担っていると言えるでしょう。

ライブ配信と録画配信の違い

オンライン説明会には、主にライブ配信と録画配信の2パターンがあります。それぞれの違いはどこなのかをご紹介していきましょう。

ライブ配信

ライブ配信とは、リアルタイムで動画配信を行う手法です。いわゆるテレビ番組の生放送のようなもので、リアル配信と呼ばれることもあります。

あらかじめ配信開始時間を決め、事前に準備しておいた資料の説明をしたり質問のやり取りをしたりと、非対面式でありながらコミュニケーションをとることが可能です。

録画配信

録画配信はライブ配信とは違い、事前に録画したものを配信する手法です。オンデマンド配信と呼ばれることもあり、編集などの作業を施せるので、より完成度の高い動画を作成することができます。

また、保存すれば何度でも繰り返し配信できるため、複数回企業説明会を行う際にも便利です。

ライブ配信と録画配信の使い分け

ライブ配信と録画配信の違いがわかったところで、続いては、どのようにこの2つを使分ければいいのかをお教えします。それぞれの特徴を把握して使い分けることで、より有意義な企業説明会が開催できるはずです。

ライブ配信

ライブ配信はリアルタイムで行なうため、実際に会社で働いている人たちの姿や社風などが伝わりやすく、より求職者との距離を近づけたいと考える場合に活用するといいでしょう。ライブ配信は非対面式でありながら、画面を通じて企業側と求職者の間でコミュニケーションを取ることもできます。画面を通じて求職者から多くの質問を受け付けて、より会社に対する理解を深めてもらいましょう。

また、海外在中の社員や役員など、オフラインの説明会ではなかなか参加してもらいにくい社員を登場させるのも、より有意義なオンライン説明会するためのアイデアです。実際に会社で働く人と求職者で、座談会のような気軽な場を設けたいときにも活用できます。

録画配信

録画配信はリアル配信と違いその場でのコミュニケーションが取れず、一方的な説明になりますが、しっかりと内容がまとまった動画を流すことができます。詳細なデータや台本などを入念に準備する必要がありますが、繰り返し配信することができるため、より多くの求職者に見てもらいたいときに活用したい方法です。

録画配信は、エントリーの母集団形成で使用することが多いので、企業への理解があまりない求職者にも伝わりやすいような構成にし、飽きがこないよう30分程度で収まる内容に仕上げましょう。要点をまとめた動画はより会社に対する興味を深めてもらうきっかけになるケースもあり、就職活動を始めたばかりの求職者をターゲットに活用するのにもおすすめです。また、就職活動終盤の決め手になる可能性もあります。

ライブ配信するなら何時が良いか

会社説明会には、できるだけ多くの人に参加してもらいたいと考える企業が多いでしょう。

そこで重要なのが、配信時間です。マイナビの学生モニター調査によると、多くの学生が参加しやすいと感じているのは、14時台ということがわかります。おそらく、午前中は必須科目授業や研究室での作業など、やらなければいけないことに追われているのでしょう。

ほかにも、13時台や15時台といった、午後からの時間帯を希望している学生が多いこともわかります。そのためオンライン配信を行うなら、午後の時間帯を狙って開催するのがおすすめです。

参照:2020卒マイナビ学生就職モニター調査 3月の活動状況

ライブ配信におすすめのツール

ライブ配信に使えるツールには、さまざまなものがあり、どれを使えばいいか迷ってしまうこともあるでしょう。そこで、おすすめのツールを3つピックアップしてみました。

Zoomミーティング

最大10,000人が参加できるパッケージも用意されているので、大規模なオンライン説明会を実施したい企業におすすめです。無料プランでは、参加人数が3名以上になると1回あたり40分という制限時間が設けられますが、最大100名まで参加できます。

アカウント登録が必要なのは主催者のみのため、参加者の手間がかからないのもメリットです。参加者は、主催者から贈られたURLをクリックすれば簡単に参加することができます。ホワイトボート機能を使用すれば、参加者全員が書き込み可能になるため、質問の受付も可能です。

Skype

元祖オンラインツールとも言えるSkypeは、アカウントさえ持っていれば誰でも参加することができます。

最大50名までの参加が可能で、Windows10以降のパソコンには標準装備されている、比較的メジャーなツールです。無料で利用できるため、コストを抑えたオンライン説明会を開催したい企業などに重宝されています。

V-CUBEセミナー

V-CUBEセミナーの利用には初期費用や月額料金が必要ですが、海外を含む最大10,000拠点に配信することができるため、国外にオフィスを構える企業の心強い味方になってくれるでしょう。

簡単なアンケートや質問などを投げかけることができるため、より伝えやすさを求めている企業にもおすすめです。また、東京や大阪には専門の配信スタッフと機材をそろえたスタジオが完備されており、ライブ配信の経験がなくてもハイクオリティのライブ配信が目指せます。

録画配信におすすめのツール

続いては、録画配信におすすめのツールを2つご紹介しましょう。

YouTube

GoogleとYouTubeのアカウントを持っていれば利用可能です。知名度があるため、求職者にとっても気軽に参加しやすいでしょう。

YouTubeは、あらかじめ録画した動画を配信できるほか、YouTube liveと呼ばれるリアルタイムでの動画も配信できます。ライブ配信した動画をアーカイブで保存することが可能なため、繰り返し動画を流せるのもメリットのひとつです。

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HARUTAKA

録画した動画をクラウド上に蓄積することができます。また、企業側が用意した質問に対して、求職者が答えとなる動画を撮影したり、テキスト入力をしたりと、投稿型の面接もできるため、求人募集から採用まで一挙に管理可能なツールです。

さまざまな便利機能を活用することで、企業側から一方的な動画だけを録画配信するのではなく、求職者の熱意や雰囲気までも確認することができます。

まとめ

今回は、オンライン説明会の基本的なやり方や便利なツールなどをご紹介しました。

リアルタイムで行うか録画で配信するかは、目的によって使い分けるのがポイントです。

また、目的やシーンに合わせたツールをチョイスすることも覚えておきましょう。オンラインという便利な機能をうまく活用して、自社の魅力をたっぷりとアピールしてください。ときには、「Career Mart」といった採用支援のプロの力を借り計画を練るのもおすすめです。

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