近年IT化が進む中で人気職種であるエンジニア職ですが、いざ求人広告で採用するとなるとエンジニア職種を得意とする求人広告媒体が多く、迷っている採用担当の方もいるのではないでしょうか。
今回は、type(タイプ)の特徴や掲載料金はもちろんのこと転職サイトとの違い、最新のキャンペーン情報まで紹介します。
type(タイプ)とは
キャリアデザインセンター社が運営するキャリア転職の専門情報サイト「type(タイプ)」ですが、大きな特徴としては3つあります。
- エンジニアと20代ユーザーの集客に注力
- 採用したいユーザーに求人情報を届ける、AIマッチング機能と充実のメールツール
- 一回の掲載で2職種の求人広告を作成
中でもtypeはエンジニア系の掲載職種数が最多の求人サイトです。
エンジニア向けのコンテンツや特集が豊富なため、type(タイプ)へ訪れるユーザーもエンジニアの方が多くいます。また、大手求人広告媒体の中では珍しく、一度に2求人の原稿が作成できるため職種や経験、やりがい、地域によって打ち出し方を分けることが可能です。
実際にtypeで効果を出す方法を説明する前に、まずはtype(タイプ)の会員データについて説明します。
会員データ
画像引用:type パンフレットより
2022年6月時点での総会員数は350万人にも及びます。また、82%の会員はスカウト利用会員のため、ターゲットの応募獲得も十分に見込めます。年齢別では34歳以下の方が40.5%を占めています。
type(タイプ)に掲載するメリット
type(タイプ)に掲載するメリットとしては以下があげられます。
エンジニア求人が多数
type(タイプ)といえばエンジニア職種の求人が豊富な求人サイトです。
下記のようにエンジニア職種も細分化されているため、ターゲットの検索やスカウトなどのアプローチがピンポイントで行えます。
画像引用:type
スカウトメール機能
type(タイプ)にはスカウトメール機能がついています。
特徴的な点は、同じ対象者に対して、スカウト通数を消費することなく何度でも送付できます。同じ候補者に複数回送ることで、スカウトが埋もれてしまう可能性が他のサイトに比べ低くなります。
しかし、ただスカウトを送っているだけでは、開封してもらえない場合もあります。より候補者の目に留まりやすくする件名・タイトルの工夫点など、下記のブログに記載してますので、ぜひご参照ください。
今回のテーマは、『開封されるメール』についてです。 企業の中には人手不足に悩み、中途採用を積極的に行っていることころもあるでしょう。就職活動の一般的な手段としては、求職者が企業に対して応募するというものです。企業は応募を待っていること[…]
コストパフォーマンスが高い
type(タイプ)では、1回の掲載料金で2つ、求人掲載が可能です。
例えば開発エンジニアとIT営業のように2職種の掲載はもちろんのこと、開発エンジニアを経験者向けのベテランSEと未経験者向けの若手プログラマのように2つに分けて訴求も可能です。
1度の掲載で2求人の原稿を出せるため、コストパフォーマンスが高い点では、type(タイプ)を使うメリットにもなります。
type(タイプ)がおすすめな企業は?
以下のような企業にはtype(タイプ)がおすすめです。
- エンジニア系職種の採用を考えている
- コストパフォーマンス高く掲載したい
- 自由応募とスカウトを合わせた採用がしたい
上記に当てはまる企業には是非、type(タイプ)への掲載をおすすめします。
しかし、他にもエンジニア採用に強い転職サイトがあるため、実際のところどの転職サイトが自社に合っているのか悩まれるかと思います。そんな方向けに、type(タイプ)とよく比較されるサイトとの違いを説明します。
type(タイプ)他の転職サイトとの違い
よくtype(タイプ)と比較される「リクナビNext」や「doda」「マイナビIT AGENT」との違いをまとめました。
リクナビNextとの違い
リクナビNextは、国内トップクラスの掲載件数を誇る転職サイトです。
しかし、内訳としては営業職や事務職、建築土木や技能工などの職種が多く掲載されています。type(タイプ)では、総掲載件数は多くないもののITエンジニア系職種の占める割合が高いため、会員層としてもエンジニア系職種の経験者が多くいます。
経験者を採用したい場合は、type(タイプ)の方がおすすめです。
dodaとの違い
dodaはtype(タイプ)同様、ITエンジニア系職種の掲載件数が多く、サイト内の検索項目ではエンジニア系職種が細かく設定されているため経験者の登録者数も多くいます。大きな違いはメール系オプションの有無にあります。
dodaではDMと呼ばれるターゲットメール機能がありますが、一括配信での送付且つ文面のカスタマイズが不可能な点や、求人原稿の修正にも別途料金がかかってしまうため、効果測定をしながら改善施策をする際は、type(タイプ)の方がおすすめです。
中途採用を検討する中で、どの求人広告媒体で採用活動を行うかが重要になります。しかし、現在さまざまな媒体があるため、何が自社にあっているのか悩みますよね。 そこで今回は、ITやエンジニアの職種採用に強い「doda」について、特徴や他の転[…]
マイナビIT AGENTとの違い
マイナビIT AGENTはその名の通りIT業界に特化したエージェント(人材紹介)です。大きく異なる点は料金です。type(タイプ)をはじめとする転職サイトは掲載にかかる費用を事前に支払う必要があります。
しかしエージェントでは採用できるまで費用がかからない成果報酬型のため、1人をピンポイントで採用される際はエージェントを、複数人を幅広く採用される場合はtype(タイプ)をおすすめします。
type(タイプ)の掲載料金と企画の概要
実際にtype(タイプ)での掲載を検討された際に企画プランや原稿のイメージ、オプションについて説明します。
まず、type(タイプ)にはtype-A、type-B、type-C、type-Dの4つの掲載プランがあります。大きな違いとしては掲載順位と原稿量があります。
求職者がtype(タイプ)上で検索された際に上位から表示される順番はtype-A、type-B、type-C、type-Dとなります。また原稿内に記載できる文字数や写真の枚数についても掲載プランによって異なります。
基本プラン | 期間延長 | 職種追加 | 付帯機能 | ||||
プラン/期間 |
4週間 | 2週間 | 4週間 | スカウト メール |
いいね | AI マッチング※ |
|
2原稿 | 2原稿 | 1原稿 | |||||
type-A | 1位 | 100万円 | 50万円 | 50万円 | 200名 | 400通 | 〇 |
type-B | 2位 | 80万円 | 40万円 | 40万円 | 150名 | 300通 | 〇 |
type-C | 3位 | 60万円 | 30万円 | 30万円 | 100名 | 200通 | 〇 |
type-D | 4位 | 35万円 | 18万円 | 18万円 | ー | 100通 | 〇 |
※求職者の登録情報や行動履歴などを加味してAIエンジンが日々学習し、その求職者に親和性の高い求人の提案を行うサービス
プラン別掲載イメージ
プラン別のイメージは下記になります。
画像引用:type パンフレットより
掲載オプション
企画プランだけでなくオプションを有効活用すればさらに応募を獲得できるかもしれません。type(タイプ)では豊富なオプション機能があるので、今回はその一部を紹介します。
メール系オプション
会員データベースを利用して、自社のターゲットにスカウトメールやメールマガジンなどで求人をPRできるオプションです。
行動ターゲティングスカウト※ | 25名 | 5万円 |
いいね | 500通 | 5万円 |
メルマガPR | 1回 | 5万円 |
※会員データベースより、条件を検索して個別にメッセージを送付
露出オプション
トップページや検索結果一覧ページなどにバナーやテキストリンクを表示させ、露出度をUPさせるオプションです。
TOPバナー(PC/スマホ) | 1週間 | 30万円 |
カテゴリーランクアップ(PC/スマホ) | 1週間 | 30万円 |
TOPテキスト(PC/スマホ) | 1週間 | 10万円 |
情報量アップオプション
自社の魅力を最大限に宣伝することができるオリジナル広告ページのオプションになります。
企業メッセージ | 4週間 | 80万円 |
原稿作成
掲載期間中に別の職種にて掲載する場合、別途新規原稿作成に費用がかかります。
新規職種情報作成 | 1職種 | 10万円 |
参照:type パンフレットより
掲載する企画プランやオプションを決定したら、いよいよ料金です。各企画プランによって料金が異なるので注意してください。
1回掲載ごとの購入よりも、まとめて買うことで1回あたりの費用を抑えつつコストメリットを出せるため、長期掲載や多職種の採用の際は是非、まとめ買いも検討してみてください。また、詳細についてもっと知りたい場合はキャリアマートにお問い合わせください。
type(タイプ)企業・求職者からの評判
これまでtypeを使って採用をされた企業や応募をした求職者からの評判を紹介します。
企業側
- エンジニアとしての経験が豊富な方からの応募を多く頂きました。
- 管理画面での操作が直感的でつかいやすかったです。
- 原稿修正やスカウト機能を駆使して応募が増えたので満足してます。
求職者側
- 掲載案件数が多く、自分に合った企業を探すことができました。
- スカウトから知らなかった求人を得られるため選択肢が増えました。
- 職種が細かく分類されているので、希望検索で探しやすかったです。
企業側からも求職者側からもあるようにエンジニアに強いサイトを裏付ける理由として、エンジニア経験者からの応募が多い点や、職種の細分化によって希望条件を探しやすい点からエンジニア向けの転職サイトであることが分かるかと思います。
type(タイプ)で採用成功に導く活用法 2選
type(タイプ)で採用成功に導く活用方法は2つあります。
原稿修正による効果測定
type(タイプ)では、掲載期間中に何度でも原稿修正をすることができます。
例えば掲載初期は未経験歓迎にしていたが、やはり経験者からの応募が欲しい、その際は福利厚生や業務内容、経験者向けのワードを原稿へ盛り込むなどキャリアアップ・スキルアップを打ち出した原稿へ修正することができます。
また、応募フォームの設定においても修正することができます。通常の応募フォームから任意項目を削除し、応募者にとって入力項目が減ることで応募しやすいフォームに変更することができます。今まで応募フォームから離脱されていた求職者からの応募数アップも期待できます。
スカウト機能の活用
先ほど説明したように、type(タイプ)にはスカウト機能がついており、同じ候補者に何度でもスカウトを送ることができます。
スカウトの文面はもちろん、開封されるために魅力的なワードをタイトル件名へ入れたり、送信日時の設定をすることも可能です。例えば営業職であればお昼休憩、もしくは退勤を見越した夕方の時間に一括配信予約することで求職者の目に止まりやすくなります。
スカウト機能を最大限に活用するためにも、自社の魅力や目に留まりやすい言葉を入れるなどの工夫をして、自社ならではのスカウト文を作成するようにしましょう。
しかし、実際に魅力的なスカウト文を作成するにしても、「他業に追われて時間がない」「目に留まりやすいワードって何?」などと思う企業様もいるのではないでしょうか。
キャリアマートではtype(タイプ)をはじめとする求人広告媒体の販売はもとより、スカウト配信代行サービスを含めた採用全般の代行も請け負っています。多くのお客様の運用実績もありますので、気になる方はお気軽にお問い合わせください。
type(タイプ)他社事例
本当にtype(タイプ)で採用できるのか、実際の採用事例をご紹介します。
エンジニア職の事例
<採用課題>
名古屋事業所にて、経験者の母集団形成
<工夫点>
想定給与の項目では具体的にイメージしやすいよう、資格取得や役職/役割手当などを金額まで詳細に記載
スカウトメールは再送、再々送も送り、複数回アプローチ、文面は各メールで内容を変更した
<掲載結果>
エンジニア経験者2名、実務未経験者1名、計3名の採用に成功
営業職、インサイドセールスの事例
<採用課題>
応募~内定までの歩留まりの改善
<工夫点>
経験者をターゲットにサービスの強みや年齢ごとの年収例を詳細に記載
若いうちからキャリアアップが可能であるなど、ベンチャー企業ならではの風通しの良さをアピール
<掲載結果>
20代の男性と30代の法人営業経験のある男性、計2名を採用
ドライバー職の事例
<採用課題>
大型の採用計画のためコンスタントに母集団を形成することが必要
少数チームで採用業務を行っているため、業務効率の向上
<工夫点>
スピード感を持ち応募者対応をするため、詳細スケジュールを作成し採用チームで共有
人柄を重視した採用であるため、お客様をおもてなしすることやコミュニケーションをとることの楽しさを訴求した
<掲載結果>
二種運転免許を持つ1名を含む3名の採用に成功
参照元:type 採用成功事例
type(タイプ)関連サービス
type(タイプ)では転職サイトのみならず、転職フェアや転職エージェントなど多種多様なサービスを展開しています。ここではその一部を紹介します。
type転職フェア
画像引用:typeエンジニア転職フェア
type(タイプ)では、リアルとオンラインにて転職フェアを開催しています。転職フェア当日は平均1400名以上のエンジニア経験者・希望者が来場し、一企業の1日平均面談実績は35名以上にも上ります。
掲載原稿だけでは伝えづらい自社の魅力をダイレクトに伝えることができるため、求職者をファン化することができます。
type転職エージェント
画像引用:type転職エージェント
type(タイプ)ではWeb広告やフェアだけでなく転職エージェントも行っています。
求人数20,000件以上にもおよび、実績としても31万人以上の転職支援実績を持ち合わせています。転職エージェントでは成果報酬型のため初期費用がかからず、採用担当者の作業工数を抑えられる点が特徴と言えます。
女の転職type
画像引用:女の転職
「女の転職type」とは日本最大級の女性向け転職サイトです。
会員登録者層の割合として女性の比率はほぼ100%!長く働きたい女性会員が多く登録しており、営業職や事務職、販売職などの募集に強い転職サイトとなっています。
まとめ
今回は「type(タイプ)」について説明しましたが、ここまで読んで「よし、type(タイプ)で掲載しよう!」と考えるのはとても危険です。
職種や時期・タイミング、年齢層や採用ターゲットによって有効的な転職サイトは大きく異なります。まずは各種取り揃えのある代理店、もしくはメーカーへ直接問い合わせた上で、自社の採用にもっとも適した転職サイトを探しましょう。
また、こちらの記事にてtype(タイプ)以外のサイトと比較した記事もあるので、是非読んでみて参考にしてみてください。
転職希望者へより効果的にアプローチができる「求人広告・転職求人サイト」 このようなお悩みをお持ちの方におすすめ うちの会社にマッチした転職サイトって何だろう? 求人広告(転職サイト)って正直どれも全部同じように見えるけ[…]