近年、採用活動が著しく変化してきており、その変化に追いつけなくて大変だと悩む企業は多いのではないでしょうか。
- 「学生の利用する媒体の増加と多様化によって管理が煩雑になってしまう」
- 「管理が増えることでスムーズに学生と連絡が取れない」
上記のように悩む人事の方も多いと思います。
そこで今、採用手法の多様化に伴い、採用管理システムを利用する企業が増えてきています。
今回はその中でも採用活動を効率的に進めるためのシステム『e2R PRO』の特徴から料金プラン、効果的な活用方法まで徹底解説します。
e2R PROとは
e2R PROとは、株式会社ワークス・ジャパンが提供する採用管理システムです。
利用企業250社以上、Web面接や各種適性検査、LINEなど採用活動に関わるツールと連携できるため、採用業務の工数削減が図れます。
また、媒体の多様化や学生と密なコミュニケーションを取りたいというニーズに対応した採用活動も可能にします。
採用活動を効率的に進めるためのシステムが、e2R PROです。では、採用管理システムe2R PROの特徴をより詳しく見ていきましょう。
e2R PROの特徴・強み
e2R PROの特徴は以下の3つです。
すべての採用業務を効率化できる
簡単な操作で採用状況を簡単に管理することができます。一覧画面から、誰でも簡単にアクションが起こせる仕組みのため、事務業務を効率化してくれます。
採用業務にかかるExcelや紙の管理を撤廃し、データベースとして一元管理することで、母集団形成から内定までの採用に関わる業務を効率化しつつ個人情報の取り扱いに関するリスクも抑えることができます。
そのため、人事の工数を削減しつつ、学生へのスピーディーな対応が可能になります。
学生とのコミュニケーションを強化できる
学生への次選考の案内が簡単にでき、今まで以上に多くの学生と出会えることが可能です。面接終了後すぐに合否配信ができるため、学生を待たせずに他社よりも早く選考を進められます。
学校推薦やインターンシップ参加者向けなど、イレギュラーな個別対応も可能です。
それにより、自社に興味を示してくれた学生との出会いを取りこぼさず、自社に応募してもらうためのコミュニケーションができるようになります。
また、LINEと連携しており、ターゲットの学生に絞って配信が可能です。そのため、歩留まり率も向上しつつ、学生と密なコミュニケーションが行えます。
最適な母集団形成ができる
採用において母集団形成をする上で難しいのが、規模よりも質だと言われています。
e2R PROでは、採用手法が多様化する中でリクルーターも巻き込んで、優秀な学生やターゲットの学生を確実に取り込み、採用を強化できます。
リクルーターに専用ページを配置することで、学生と現場社員とのスムーズな面談を実現し、学生の印象・評価などの情報も選考で活かせます。
また、学生の志望度や理解度を上げるために、オリジナルコンテンツの配信によって学生がほしい情報を、タイミング良く提供することが可能です。
e2R PROの主な機能
e2R PROの主な機能を紹介します。
効率的に採用を進めるための機能
画像引用:e2R PRO
e2R PROでは登録できる個人情報の項目は無制限であり、応募者の一覧画面では、採用活動のフェーズごとに学生の状況が一目でわかるため、学生への対応がすぐに判断できます。
また、WEBアンケートや履歴書など個人情報を取り扱う資料をPDF化し、登録することで、ペーパーレス化を実現し、効率よく円滑に業務を行えます。面接に必要な書類も、簡単に印刷可能です。
人事からの応募者情報を共有できる面接官機能や仕分け印刷機能により、面接の事務業務を大幅に削減します。
また、ダッシュボードは直感的な操作感であるため、画面操作の仕方などについての引き継ぎ業務は一切不要です。
学生とのコミュニケーションを進化させるための機能
画像引用:e2R PRO
応募学生及び面接官・リクルーターごとに専用マイページの発行が可能です。学生のマイページには、選考の進捗、面接の評価などが登録でき、面接官・リクルーターは応募者に関するすべての情報を共有・蓄積できます。
それにより、応募者の志向性に合わせた情報の提供や呼びかけを実現させられます。
また、ターゲット学生に絞った配信と時期に応じてのメール配信ができるため、効率的に学生とコミュニケーションが取れます。
学生へのメッセージはLINEでも送れます。LINEはメールDMよりも開封率が高いため、学生へより確実にメッセージを届けられる可能性が高いです。
最適な母集団を形成するための機能
画像引用:e2R PRO
上記の機能を利用し、自社にとって最適な母集団を形成することができます。
例えば、合同説明会や学内セミナーなどで学生と出会ったその場で、本人にQRコードから登録をしてもらうことで、スムーズに説明会予約に繋げられ、選考への歩留まり率を増加させることができます。
また、各リクルーターに専用のページが作られ、人事から学生情報を簡単に共有できるため、学生と社員とのスムーズな面談を実現させます。
e2R PROの料金プラン
基本的な料金プランは、以下の通りです。
初期導入費
導入時 | 条件 | |
---|---|---|
初期導入費 | 20万円 | 導入時に1回発生 |
初期導入費は、貴社専用データベースの立ち上げ作業費、構築作業費、導入インストラクション費のことです。
採用年度ごとにシステムを提供するため、次年度の採用に使用する際も同額の初期導入費が発生します。
データベース利用費
基本利用料 | 月額利用料 | 登録人数上限 |
---|---|---|
Type1000 | 3万円 | 1千名以下 |
Type3000 | 5万円 | 3千名以下 |
Type5000 | 7万円 | 5千名以下 |
Type10000 | 10万円 | 1万名以下 |
Type20000 | 15万円 | 2万名以下 |
データベース利用額は採用年度で想定される登録人数を設定し、容量タイプを選択していただきます。登録上限人数を超えた場合、契約typeが繰り上がります。
機能利用料
機能利用料 | 導入費用 |
---|---|
人事向け機能 | ※初期導入費に含む |
面接官向け機能 | 50万円 |
リクルーター向け機能 | 50万円 |
LINE公式アカウント連携機能 | 30万円 |
機能利用額は面接官やリクルーター向け機能の提供費用ですので、必要に応じて金額が異なります。利用期間は、データベースの利用期間と連動します。
オプション(アウトソーシングサービス)
オプションは、採用管理システムの活用にあたって発生する周辺業務を、必要な期間対応してもらえます。
例えば、適性検査の受検登録・結果の取り込みや応募者へのコール対応などがあります。
オプションを利用するには、それぞれのオプションごとに初期費用と月額利用料が発生します。
どのオプションをどれくらいの期間利用するかによって金額が異なるため、具体的な金額を知りたい方は下記よりお問い合わせください。
e2R PROの具体的な活用の仕方
続いては、e2R PROの具体的な活用の仕方について説明します。
PC/iPadを利用し、ペーパーレスな業務へ
採用業務にかかるExcelや紙の管理を撤廃し、iPad面接などのペーパーレスな業務を実現できます。面接の準備も終了後のデータ統合にも時間をかけず次選考への引き継ぎをスムーズに行えるので、効率的に業務を進められるようになります。
また一つのシステム上で学生データを管理するため、合格者の把握、予約枠数増加などの状況や、学生ごとに次に何のアクションをすればよいのかを可視化できるようになります。
それにより、合否連絡や日程調整メールの送付などのアクションをすぐに実行に移すような活用方法が期待できます。
このように紙を使わずにPC/iPadを用いることで、効率的に採用業務を行うことが可能です。
LINE@を活用し、埋もれないコミュニケーションを実現
学生にとってNo.1コミュニケーションツールであるLINEを活用することで、埋もれないコミュニケーションを実現させます。
具体的には、LINE@アカウントから学生にダイレクトにメッセージを配信し、説明会開催などの連絡を埋もれることなく、学生へ確実に届けられ、スムーズに自社の選考へ呼び込めるような使い方ができます。
また、LINEのアカウント情報からメンバー化された対象者にターゲットを絞るといった方法を使えば、メッセージを送りたい学生だけにピンポイントにメッセージを送るという使い方も可能です。
QRコードを活用し、その場登録&予約
ほとんどの学生がスマートフォンを保有している今、e2R PROのQRコード化機能を使えば、学内セミナーや就職イベントにおける登録QRコードを作成できます。
そして、学生にその場で読み取ってもらい、登録、そして説明会予約へと促すような効率的な使い方が可能です。
イベントの待ち時間を最大限に活かし、参加票をデータ化する手間や、後日改めて学生にマイページへの案内をする必要なく、業務を減らすことにも役立てます。
またe2R PROを利用することで、登録した学生のイベント参加履歴が残せるため、自社に応募してくる学生の動向や傾向がわかり、次年度の採用戦略を考えるための必要なデータとしても使えます。
e2R PROのメリット・デメリット
e2R PROのメリットとデメリットについてそれぞれ見ていきましょう。
メリット
メリットは以下の2つです。
採用活動の見える化、業務の自動化が可能
e2R PROでは、職種別やコース別などの選考フローの進捗が見える化され、相違なく選考を進められます。また、KPIを設定することで採用目標に対する進捗も可視化され、適宜把握することができます。
また、再現性の高い業務はデータで管理し活用することで自動化させられます。e2R PROでは、具体的に以下のようなことが可能です。
- 適性検査や面接評価の結果に基づいて選考の合格・不合格を自動判定する機能
- リマインドメールやプッシュメールを自動配信、事前予約配信する機能
直感的な操作性で簡単に利用可能
e2R PROは、操作が簡単なことがメリットです。画面の切り換え数・クリック数が少なく、直感的な操作感のため、簡単かつスピーディーに学生へアクションを実行できます。複雑な事前設定も不要なため、マニュアルを見ることなく設定が可能です。
デメリット
e2R PROを使うデメリットは、以下の2つです。
機能をフルで活用するなら、多少のコストがかかる
活用目的によって料金に変動があります。面接官・リクルーター機能などのオプションを利用することで、別途料金が発生します。
e2R PROをフルで活用したいと考えている場合は、多少料金がかかるため、注意してください。
初めは工数がかかる
また、導入時にはe2R PROの操作方法を新たに覚える必要があります。最初は人事の工数がかかってしまいますが、採用管理システムを導入することで、今まで以上に業務の効率化は実現するでしょう。
導入するにあたって、マンパワー不足などの不安がある場合には、採用管理システムも含めて採用の支援・アウトソーシング会社へ外注してしまうのも一つの手です。その際には、きちんと各会社ごと料金比較をしっかり行ってから依頼するようにしましょう。
このようなお悩みをお持ちの方におすすめの記事です。 採用活動がうまくいっていない 採用業務を外注に依頼したい 採用アウトソーシングを導入したいが費用相場がわからない 本記事では、「採用代行(RPO)・採用アウトソ[…]
e2R PROを導入すべき企業
e2R PROを導入すべき企業について解説します。自社に当てはまる部分がないかチェックしてみてください。
採用管理を楽に進めたい企業
- 紙の履歴書、エントリーシートの整理が大変
- 面接資料の準備で忙しく、時間がかかりすぎている
- スムーズに選考に呼び込みたい
このような困りごとを抱える企業には、おすすめです。
e2R PROには採用活動に関わる多くのツールと連携し、ペーパーレスを実現できるため、効率よく採用管理を行えます。
また、データ統合にも時間がかからずスムーズに業務が行えるため、スピーディーに選考を進められるでしょう。
また、選考中の途中離脱や、就職情報サイトのエントリー情報取り込み、学内セミナーへの出展履歴を管理できるイベント管理機能によって、効率的に情報を蓄積できます。
合わせて応募者情報の共有にも優れているので、スピーディーに選考を進められます。
学生と密なコミュニケーションを取りたい企業
- 説明会を予約します!と言った学生からの応募がない
- 学生のメールの開封率・反応率が低い
- もっと応募動機をあげるような情報提供がしたい
このような困りごとを抱える企業にもおすすめです。
採用スケジュールの短縮化の中で、学生は多数の企業に応募しています。多くの企業からのメールやDMは未開封のまま埋もれてしまうケースが多々あります。
そんな中、学生にとってのNo.1コミュニケーションツールであるLINE(※)と連携しているため、埋もれないコミュニケーションを実現します。
※参考:東京工科大学
また、メッセージを送りたい学生に絞って配信できるため、必要に応じて情報提供も可能です。とはいっても、採用における課題点は様々だと思います。
まずは一度、社内の現状を把握し、そのうえで当てはまる課題点があったら、e2R PROを検討してもらえると幸いです。
e2R PROの利用開始までの流れ
まずは下記よりお問い合わせください。
その後、企業の選考スケジュールや採用課題、採用業務に関する課題をヒアリングのうえ、デモを実施しながら、課題解決につながる機能の紹介が行われます。
ヒアリングの内容をもとに御見積が提示され、契約、導入の流れになります。
e2R PROに導入後のサポートはある?
誰しもが導入後のサポート面は気にするでしょう。導入したもののサポート面が充実しているのか、商品を最大限に活用できるのかなどの不安が思い浮かぶと思います。
e2R PROに関しては、導入後の操作説明を実施しており、安心して利用できます。
また、導入から実際の運用が社内で定着するまで、専属のサポートチームを編成し、手厚いフォローをしてくれるので、気軽に相談することも可能です。
まとめ
e2R PROは学生と密なコミュニケーションを取りながら、効率的な採用活動を実現できる採用管理システムであることがわかりました。
登録した学生の情報を簡単に社内で共有できるため、学生の漏れがなくスムーズに次選考へ促すことができます。
学生との連絡を優先し、業務の工数削減やスピーディーで効率化を目指している企業は必見の管理システムです。
しかし世の中には、他にも様々な採用管理システムは存在します。媒体との連携に特化しているものや、料金がリーズナブルなものなど豊富にあります。
企業によって適切な採用管理システムは異なるので、こちらの比較記事をあわせて確認してみてください。
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