はたらいくとは?料金や特徴を他媒体との比較も盛り込んで解説!

はたらいくとは

「はたらいくと他の求人媒体との違いが分からず、どれを選べばよいか迷っている」
「はたらいくの費用対効果が不透明で、導入すべきか判断できない」
「はたらいくがIndeed PLUSに一本化されると、何が変わるのか?」

採用担当者の中には、こうした疑問を持っている人も多いでしょう。

2025年3月をもってはたらいくの直接掲載が終了し、Indeed PLUS経由でのクリック課金型へと完全移行します。

この変更により、コストや応募管理、求職者の行動にも大きな影響が出るため、正しく理解しておかなければ期待した採用成果が得られない可能性があります。

本記事では、はたらいくの最新の特徴や料金体系、Indeed PLUSとの連携による変化、掲載の注意点などを企業目線でわかりやすく解説します。

はたらいくとは

はたらいく

はたらいくは、リクルートが運営する求人サイトで、主に地元志向の求職者をターゲットとした中途採用向けの媒体です。

はたらいくは、企業が直接求人広告を掲載できる仕組みが特徴でしたが、2025年3月をもって直接掲載が終了し、2025年4月以降はIndeed PLUSを通じたクリック課金型の運用に一本化されています。

この変更により、従来の掲載課金型からクリック課金型へとシステムが大きく変わりました。掲載の方法や応募の獲得方法が変わり、企業側の運用方法やコスト管理にも影響を与えています。

はたらいくとIndeed PLUSの連携の仕組み

はたらいく

画像引用:Indeed公式サイト

はたらいくとIndeed PLUSとの連携は、2024年3月12日から本格的に開始されました。

Indeed PLUSが開発された背景には、人手不足、働き方や雇用制度の多様化による日本の雇用を取り巻く環境が大きく変化する中で、企業と求職者双方の最適な出会いが難航していることが挙げられます。

求人情報のフォーマットがバラバラで探しづらい、求人が適した人材に届かないという現状を改善するため、効率的かつ効果的なマッチングを実現する仕組みとしてIndeed PLUSが開発され、はたらいくの求人をIndeed PLUS経由で配信する仕組みに移行されました。

企業にとって何が変わる?Indeed PLUS連携の影響

はたらいくとIndeed PLUSとの連携は、2024年3月12日から本格的に開始されましたが、2025年3月をもって従来の掲載課金型は完全終了し、2025年4月以降からクリック課金型に一本化されます。

連携前と連携後では次のような変更があります。

連携前(はたらいく) 連携後(Indeed PLUS)
料金体系 掲載課金型(固定料金) クリック課金型(変動制)
費用発生タイミング 掲載時に一括払い 求職者が求人をクリックした際に発生
求人の表示範囲 はたらいく内のみ Indeedを含む最適な求人サイトに自動掲載
応募者管理 はたらいくの管理画面で対応 Indeedの管理画面 or 連携ATS(採用管理システム)を利用
運用の手間 掲載後は基本放置可能 クリック課金型のため、運用・最適化が必要
オプション機能 スカウトメール・特集枠などあり オプションなし(求人の表示はAIが最適化)

掲載課金型からクリック課金型の料金体系に変わることにより、掲載コストを柔軟に調整できる反面、積極的な運用・調整が必要になります。

コスト・運用面

はたらいくの従来の料金体系は「掲載課金型」でしたが、Indeed PLUS連携後は「クリック課金型」に変わります。それぞれの特徴は下記です。

従来の料金体系(掲載課金型) 現在の料金体系(クリック課金型)
特徴 ・1求人ごとに一定額を支払うことで掲載できる

・料金はプランごとに決まり、掲載期間が終了するまで固定

・求人がクリックされた回数に応じて費用が発生

・企業ごとに予算を設定し、広告運用の最適化が求められる

・掲載期間の概念がなくなり、応募が来るまでのコストが読みにくい

 

クリック課金型は、求人がIndeedやはたらいくに掲載され、求職者がその求人をクリックした際に料金が発生します。

クリック単価の決まり方は、業界やエリアごとに異なり、競合の入札状況によって変動するため、求人内容やターゲットに応じて、広告の最適化が求められます。

予算のかけ方としては、一定の予算を設定して運用可能ですが、応募獲得までの総コストは事前に予測がしにくいです。

そのため、豊富なノウハウを持つ会社に相談しながら、自社の現状と目標に合わせて予算や運用方法を考えることが大事です。

応募者の管理はラクになる?煩雑になる?

はたらいくは、Indeed PLUSと連携したことで、従来のはたらいくの管理画面とは異なり、Indeed PLUSと連携するATS(採用管理システム)を活用して、一元管理が可能です。

そのため、応募者管理がより効率的になり、企業の採用業務がスムーズになります。Indeed PLUSの特徴として、求人がIndeedやその他の提携サイトに自動掲載されます。

それにより応募経路が増え、応募者のデータがATSに自動集約されるため、企業側の管理の負担が軽減されます。

項目 連携前(はたらいく) 連携後(Indeed PLUS)
管理画面 はたらいく独自の管理画面 Indeedの管理画面(ATSと連携可能)
求人の掲載管理 はたらいく内で完結 Indeed経由で複数サイトに自動掲載
応募者管理 はたらいく内で対応 一元管理システム(ATS)で集約
費用発生タイミング 掲載時に一括支払い クリック時に費用発生(運用型)

特に、複数の求人サイトを活用している企業や、応募者が多い企業にとっては、ATSとの連携が大きなメリットとなるため、積極的に活用することをおすすめします。

また、連携可能なATS(採用管理システム)を導入すれば、複数の求人サイトからの応募者情報を一元管理でき、選考フローの可視化やメール・面接調整の自動化も可能になります。

特にIndeed PLUSと連携したATSは、応募者数が多い企業にとって大きな効果を発揮するため、積極的に活用することをおすすめします。

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求職者の行動変化

Indeed PLUSに連携されている各求人サイトにおいて、求人票のフォーマットが統一されました。

共通フォーマットの標準化により、求職者側は複数の求人を同じ項目で比較検討でき、自分に合った仕事を選びやすくなります。

また、求職者からの求人画面の見え方は今まで通り変わりません。掲載された求人は、通常の検索結果やおすすめ求人として表示され、エントリーが可能です。

Indeed PLUSと連携した「はたらいく」では、AIを活用して求職者のレジュメや行動履歴を元に、一人ひとりに最適化された順番で求人が表示されます。

このAI最適化により、求職者の希望条件に合った求人が上位表示される仕組みになっていますが、一方で企業側は求人の露出を最大化するための対策が必要です。

また、Indeed PLUSに連携された「はたらいく」では、求人内容の標準化に伴い、応募書類のフォーマットも統一されたため、求職者にとっては入力の手間が減り、より応募しやすくなります。

掲載中の企業はいつまで現行プランが使える?

はたらいくは2025年3月をもって、従来の掲載課金型のサービスを終了します。

そのため現在掲載中の企業は、3月末の契約期間終了までは現行プランを利用できますが、それ以降はIndeed PLUS経由でのクリック課金型に移行する必要があります。

2025年3月末を過ぎると、掲載課金プランでの新規掲載や更新はできなくなります。継続して求人掲載を行う場合は、Indeed PLUS経由の掲載へ移行する必要があります。

はたらいくの特徴4つ

続いて、はたらいくの特徴を4つ紹介していきます。

地元志向の求職者が多数を占めている

はたらいくのユーザーは、年齢層が幅広く、地元志向の方が多くを占めています。

はたらいく

はたらいく

 

はたらいく

はたらいく

画像引用:はたらいく公式サイト

年齢層は20~50代以上まで幅広くおり、8割の求職者が「地元で働きたい」と考えています。

経験職種では、営業や事務、販売・接客業をされている方や、運輸・製造・建築関係の仕事に携わっている方の割合が多い状況です。

クリック課金型へ移行し、コスト管理が変化

従来の掲載課金型(固定料金制)から、クリック課金型(広告運用型)へ移行したため、コストの管理方法が変わりました。

固定料金ではなくクリック数に応じて料金が発生するため、細かい予算の設定が可能ですが、適切な運用をしないとコストが膨らむリスクがあります。

表示回数・クリック率・応募数などの各種データをもとに分析を行い、どの段階に課題があるかを明確にした上で、改善策を実施する必要があります。

例えば、 クリック数は多いのに応募が少ない場合、タイトルや写真で興味は持たれているが、求人の内容や条件が魅力に欠けていて、応募まで至っていないことが原因と考えられます。

この観点から、応募に繋げるために求人原稿や条件を調整します。

「自社の仕事の魅力」が伝わるように表現を変えたり、応募しやすいよう条件をゆるめたりすることで、求職者の反応率アップを狙います。

Indeed PLUS連携により、広範囲に求人が表示される

これまではたらいくに掲載した求人は、はたらいく内のみでの表示でした。

しかしIndeed PLUSと連携したことで、はたらいくだけでなく、リクナビNEXなどの他の提携サイトにも掲載される可能性があるため、より多くの求職者にアプローチできます。

はたらいくに必ず掲載されるわけではないため、求人の表示範囲をコントロールすることが難しくなった点には注意が必要です。

はたらいくの料金体系

はたらいく

画像引用:Indeed公式サイト

2025年3月をもってはたらいくの直接掲載は終了し、Indeed PLUSを通じたクリック課金型へ完全移行したことで、従来の掲載課金型からクリック課金型へと料金体系が大きく変わります。

旧料金体系(掲載課金型) 新料金体系(クリック課金型)
課金方式 掲載期間やプランごとの固定料金 1クリックごとに料金発生
費用発生タイミング 掲載時に一括払い 求職者が求人をクリックしたとき
予算管理 不可(料金は一律) 可能(上限予算を設定できる)

以前のはたらいくでは、掲載期間ごとに料金が発生する「掲載課金型」でした。

応募数に関わらず一定の料金を支払う料金体系で、追加オプションのスカウトメールやオプション機能を利用することで、求職者へのアプローチが可能でした。

しかし2025年3月末以降は、この従来の掲載課金プランやオプションはすべて廃止されます。

新しい料金体系となるIndeed PLUSでは、求職者が求人をクリックした際に費用が発生します。

クリック単価は業界やエリアごとに変動しますが、上限予算を設定することで、無駄な広告費を抑えられます。

たとえば、1クリックあたり100円で、月間500回クリックされた場合、月の費用は5万円です。ただし、クリック単価は競争状況によって変動するため、想定外のコストがかかる可能性もあります。

Indeed PLUSでは、最低3,000円から有料掲載ができるため、企業は自社の採用ニーズや予算規模に応じて、自由に予算を設定することが可能で、小規模な金額からでも無理なくスタートできるのが特徴です。

また、予算の上限についても制限はなく、1日単位・月単位で希望に応じて設定できます。上限に達した場合は自動的に掲載がストップするため、余分な費用が発生することはありません。

掲載中の求人は、管理画面からいつでも一時停止・再開が可能です。急な採用停止や予算変更にも柔軟に対応できるため、状況に合わせた運用がしやすくなっています。

はたらいくへの掲載方法

はたらいく

「はたらいく」への求人掲載には、Indeedからの直接投稿と、ATS(採用管理システム)を通じて掲載する2つの方法があります。

Indeedから直接投稿

利用の流れ

  1. Indeedのサイトで「求人を掲載」をクリックし、アカウントを作成する
  2. 画面の案内に従って企業情報と求人情報を入力する
  3. スポンサー求人の利用を選択して予算設定をする
  4. 審査を通過すると掲載が開始する

Indeedの管理画面から求人を作成・掲載します。自社で内容を作成し運用するため、自由度は高い一方で、求人効果を最大化するにはノウハウも必要です。

求人内容の作成や運用に不安がある場合は、Indeed PLUSや代理店のサポートを活用することで、より効果的な求人掲載が可能になります。

ATSを通じた投稿

利用の流れ

  1. Indeed PLUS連携ATSを選び、アカウントを作成する
  2. 企業情報と求人の項目を全て入力して求人を投稿する
  3. 予算設定をして、求人の有料掲載を開始する

ATSとは、求人作成から応募者管理までを効率化できる採用管理ツールです。Indeed PLUSと連携しているATSを使えば、求人掲載もスムーズに行えます。

例として「Airワーク 採用管理」「ジョブオプ採用管理」などがあり、すでにATSを導入している企業には特におすすめです。

ただし、Indeed PLUSは、 AIが求人内容を分析し、Indeed PLUSに連携されている媒体の中で最適な媒体に求人を配信するため、必ずしもはたらいくに掲載されるという保証はありません。

注意点

  1. はたらいくに必ず掲載されるわけではない
  2. 運用型広告のため、定期的な調整が必要
  3. 従来のオプション機能(スカウトなど)は利用できない

Indeed PLUSについてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

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はたらいくの企業からの評判・口コミ

実際にはたらいくを利用した企業の声をお届けします。

  • A社人事担当者:「らいく機能に紐づく膨大なデータベースの閲覧が可能でした」
  • B社人事担当者:「掲載プランがわかりやすい」
  • C社人事担当者:「地元志向の求職者が多く、転勤なしの職種の場合応募者を多数獲得できる」
  • D社人事担当者:「母集団そのものがベンチャーマインド!」
  • E社人事担当者:「応募者の質が悪い(面接バックレなど)」
  • F社人事担当者:「掲載まで時間がかかることがあるため、短くしてほしい」

引用:ボクシル

上記の口コミから、地元志向の求職者が多いため、地域密着型の企業にとっては母集団形成に効果的だとわかります。

また他のツールでも起こりうることですが、面接に来ないなどの質の部分でマイナスポイントがあります。

Indeed PLUSからはたらいくへ掲載するときの注意点

Indeed PLUSから、はたらいくへ掲載する時の注意点を紹介します。

オプションの利用ができない

従来は、スカウト機能や広告オプションを活用して応募数を増やすことが可能でしたが、Indeed PLUS経由の掲載ではこれらのオプションが利用できません。

そのため、スカウトなどを利用してターゲットに確実にアプローチしたい場合は、他の媒体と併用する必要があります。

運用の手間とノウハウが必要

クリック課金型の求人広告は、単に掲載するだけでなく、採用ターゲットや予算に応じて適切に運用しないとコストがかかりすぎる可能性があります。

そのため、予算設定やクリック単価の調整が必要になります。

競合他社の求人状況の把握や、自社の求人の進捗状況の把握、そのデータを基に改善施策を考察するなど、かなりの手間とノウハウが必要です。

必ずしもはたらいくへ掲載できるわけではない

はたらいくへの掲載はIndeedのAIが判断するため、確実にはたらいくへ求人を掲載できるわけではありません。

「地元の求職者をターゲットにしたい」「確実にはたらいくに掲載したい」と考えている企業にとっては、大きな制約となります。

そのため、的確に採用ターゲットを絞り込みたい場合は、企業側からもアプローチできるような他媒体の利用を検討するのがおすすめです。

おすすめの求人媒体

  • マイナビ転職(全国的な求職者にアプローチ可能)
  • doda(即戦力採用に強い)

マイナビ転職の料金や強みなど、詳細を知りたい方は、こちらのページをご覧ください。
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まとめ

今回は、はたらいくの特徴や料金、評判などについて紹介しました。貴社の採用において、はたらいくの情報が少しでも役立てていただければ幸いです。

はたらいくは、地元での採用に強いかつ、Indeed PLUSとの連携によりクリック課金型で柔軟に予算の設定が可能なので、まだ利用したことがなければこの機会に是非ご検討ください。

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