【オンライン内定式?対面?】学生が求める内定式内容&面白い事例

新卒の採用活動で大切なのは、面接だけではありません。

せっかく獲得した優秀な人材の辞退を防ぐため、内定者のフォローをすることも採用担当者の重要な仕事です。そのひとつが、内定者を集めて行う内定式。みなさんは、なぜ内定式を行うのか、その目的をしっかり理解して準備を進められているでしょうか。

この記事では、「内定式の意味について改めて考えながら、内定式で行うべき内容や、面白い事例など」をご紹介します。

内定式とは?

内定式とは本来、次年度の新入社員を確定させるために行うものです。具体的な内容として、企業は学生に対して採用通知を、学生は企業に対して入社承諾書を提出。ここではじめて、正式な労働契約が成り立ちます。

内定を出していた学生に入社の意思があるのか、最終確認をする場となるでしょう。

内定式の目的、実施によるメリット

内定式を行う主な目的は「労働契約を正式に成立させること」ですが、一般的には書類のやり取りだけでは終わりません。内定式の機会を利用して、内定者向けの研修や懇親会などを行う企業も多くあります。

メリット1:入社前のモチベーションを高める

内定者にとっては役員や先輩社員の話を聞くチャンスとなるため、入社前のモチベーションを高める効果も期待できるでしょう。

役員から企業理念を伝えることで、会社の方針をより深く理解してもらうこともできます。内定が出てからは、つい怠けがちになる学生もいるので、社会人デビューに向けて、もう一度気持ちを引き締めておく機会にもなるはずです。

メリット2:内定者同士の連帯感を生み出す

また、同期となる内定者同士が交流できることから、連帯感を生みだせることもひとつのメリット

入社に向けて不安を感じている学生のメンタルを整える機会にもなります。採用担当者は、内定者それぞれのコミュニケーションを直に見ることで、配属先を決める際の参考にもなるでしょう。入社後にどのような仕事がしたいのか、内定式で改めて配属先の希望を聞いてみるのもいいですね。

オンライン内定式を行っている企業割合

しかし、現在多くの採用担当者が懸念しているのが「コロナ禍で内定式を行ってよいのか、感染症対策としては中止するべきではないのか」という問題です。

新しいスタイルとしてオンライン内定式を試みる企業もありますが、果たしてどのくらいの企業がオンライン内定式を開催しているのでしょうか。21卒時はどうだったのか、人事担当者アンケートを見てみましょう。

引用:ゼネラルリサーチ株式会社「オンライン内定式のメリットと課題」

上記は、ゼネラルリサーチ株式会社が「21卒の内定式は、オンライン・オフラインどちらで実施予定か?」と人事担当者に行ったアンケート結果になります。

完全オンライン実施が24.7%、基本的にオンラインで希望者のみオフライン実施と回答したのが34.0%でした。すなわち全体の半数以上がオンライン内定式を実施したということになります。

なかには、下記のようなオンラインとオフラインを組み合わせて行う予定だと答えた企業もあったようです。

  • 内定式の会場から近い学生には来場してもらい、地方の学生はオンラインで参加
  • 居住地の最寄りの支店に集まってもらい、各拠点をオンラインでつなぐ

また、同年にEDGE株式会社が企業の人事担当者に対して行ったアンケートでは、有効回答数88社のうち59.1%が「内定式をオンラインで実施する予定」と回答。どちらのアンケートからも、オンラインへの切り替えを検討している企業が多いことが分かりました。

参照:EDGE株式会社「6割の企業が内定式をオンライン開催に切り替え」

学生は内定式をどう思っているのか?

コロナ禍では、オンラインでの内定式を検討する企業も少なくありません。しかし、内定式を行うメリットである「学生のモチベーションを上げる」や「連帯感を生みだす」といった影響は、オンラインでも得られるのでしょうか。

また、コロナ禍において、学生はどんな内容の内定式を求めているのでしょうか。

内定式をオンラインで行うことに対する学生の反応

株式会社学情が行ったアンケートによると、実際にオンライン形式の内定式に参加した学生からは「役員からのお祝いの言葉で緊張感を持てた」や「オンラインのおかげで海外駐在員の話も聞けてよかった」などの声が挙がったようです。

一方で「式典の雰囲気が感じられず入社の実感が湧かなかった」や「マイクなどがオフになっていて内定者同士の結びつきを感じにくい」といった意見も。遠隔でも学生が臨場感を味わえるように、内定式の内容を工夫する必要がありそうです。

学生が希望する内定式のイベント内容

また、ライフスタイルサービス事業などを手掛けるタメニ―株式会社が22卒学生にアンケートを行ったところ、開催してほしい内定式のイベントランキング第一位は「オフィス見学ツアー」35.4%でした。

引用:タメニー株式会社

また、「謎解きゲームで同期とチームワークを高める」や「上司の意外な一面が見られる?配属部署での人狼ゲーム」などのゲーム性のあるイベントを求める声も上がっています。こちらは内定式後に懇親会を開催する場合に盛り込んでみても面白そうですね!

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基本的な内定式の流れ

内定式の内容を考えるには、まず一般的な流れを把握しておきましょう。多くの企業が、以下の順序で内定式を行っています。

  1. 開会のあいさつ
  2. 社長や役員のスピーチ
  3. 内定証書の授与
  4. 内定者のあいさつ(簡単な自己紹介の場にしてもよい)
  5. 閉会のあいさつ

内定式は、1~2時間程度を目安に行うようにしましょう。懇親会を行う場合は、式の後に別途開催します。内定式に比べて学生が肩の力を抜いて参加できるような内容にできるといいですね。

オンライン内定式の場合、内定証書の授与はどうする?

ここで気になるが、オンライン内定式を行った場合、内定証書の授与はどうするのか?ということではないでしょうか?

キャリアマートがクライアント企業にヒアリングをしたところ以下のような回答が得られました。

  • 開催日までに手元に届くように郵送しておく。
  • 当日はエアーで渡すマネをし、後日郵送する。または後日個別に来社の日を設けて直接渡す。

できれば当日直接手渡ししたいところですが、オンライン内定式ではそうもいきませんよね。

学生としても、内定証書は「きちんと企業から内定をもらった証」となり、入社意欲へとつながる効果が期待できますので、なにかしらの策を講じて、学生の手に渡るようにするのが良いです。

対面開催時におすすめ!面白い内定式事例

それでは、さまざまな企業の工夫が見える面白い内定式の事例をいくつかご紹介します。まずは、対面開催向けのものから見ていきましょう。

スーツだけが正解じゃない!ファッションショーで内定者の個性を発揮

画像引用:STRIPE CLUB BLOG 「ららぽーと海老名」

アパレルの製造や販売を手掛ける株式会社ストライプインターナショナルは、3,600人以上の社員を抱える有名企業。

さすがはアパレル企業だけあり「1番おしゃれだと思うコーディネート」をテーマに内定式を実施しました。20名以上の内定者がファッションショーを行い、ベストファッショニスタを選定。服装で個性を出すアイデアは、どの企業でも真似できそうです。

自社製品への愛着を養う!調理実習スタイルでチームワーク強化にも

画像引用:昭和産業「体験型内定式天ぷら研修」実施

昭和産業株式会社は、てんぷら粉をはじめとした食品の製造や販売を行う会社。

1,200人以上の従業員を抱える企業です。36人の内定者が参加した内定式では、天ぷらの調理を含めた「天ぷら研修」を実施。経営陣が天ぷらの揚げ方をレクチャーするという、内定者にとってはまたとない機会となりました。

内定者は会社の代表製品に触れ、会社への理解をより深めたようです。内定者全員で天ぷらの調理実習を行うことで、同期の団結力アップも期待できます。

少人数だからこそできる!団結力が強くなる合宿スタイル

画像引用:学校に泊まろう!2018年インビジョン流内定式

採用マーケティングなどを行うインビジョン株式会社では、20名以下の小規模企業だからこそ実現できる、笑って泣ける内定式を開催しています。

登山や凧揚げをテーマにした年もあれば、6人の内定者と既存社員が全員で廃校に一泊した年もありました。5,000個の紙コップを並べて文字を作るなど、みんなのコミュニケーションが求められるアクティビティで団結力を強くしています。

オンライン開催時におすすめ!面白い内定式事例

オンラインの内定式では、学生から「結びつきを感じにくい」といった声が挙がることもあるようですが、オンラインでもつながりを感じる工夫をしている企業があります。次は、オンライン開催向けの面白い内定式事例を見ていきましょう。

力を合わせて内定証書を手に!記録にも思い出にも残る

画像引用:株式会社アウトソーシングテクノロジー「内定証書をパズルにして挑戦!?」

人材派遣の業務を行う株式会社アウトソーシングテクノロジーは、10,000人もの従業員数を誇る企業。

1,700人の内定者が参加したオンライン内定式では、「同時にパズルを解いた人数」のギネス記録に挑戦したそうです。パズルを完成させると、なんと内定証書になるというサプライズが隠されていました。

入社前に全新入社員でひとつのプロジェクトに向き合う

画像引用:ディップ株式会社「2021年度内定式、270名の先輩社員が参加するオンラインで開催」

2,000人以上の社員を抱える、WEBサービス提供会社のディップ株式会社では、96名の内定者が一致団結できるような企画を取り入れた内定式を実施。

内定者一人ひとりが撮影した映像を編集して作り上げたVTRを内定式で流しました。動画編集のために、内定者たちはオンラインで打ち合わせを繰り返し、絆を深めたそうです。

自己紹介で、子供時代の写真をみて誰かを当てるクイズ

画像引用:ユナイトアンドグロウ株式会社総合新卒サイト

情報システム部門のタイムシェアなどの事業を行うユナイトアンドグロウ株式会社では、2021年卒の内定式を「せっかくなら、みんなで一から一緒に作り上げよう!」と内定者10名を巻き込んでオンライン開催を2日間に分けて実施しました。

そして以下の課題を内定者に出題しました。

  1. 1人ずつ、当日の30分枠の企画・進行
  2. ZOOMでできる企画
  3. 10人以上参加できる企画
  4. 自分がやりたいこと、思い付きのアイディアでOK

開催1日目は、自分の過去の写真から誰かを当てるといった自己紹介クイズとゲームを実施し、大いに盛り上がったそうです。そしてその後はZOOMのブレイクアウトルームに分かれて座談会を開催し、2日目は自分の将来の夢を雑誌の切り抜きや画像を使ってA3用紙1枚に表現する「ビジョンシート」を発表・共有しあいました。

内定式の事例集

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内定式を充実させて、承諾率をUPさせる!実施すべき項目や当日のプログラム例は?他社事例もご紹介!

内定式の気になるポイントをお纏めし、他社事例もご紹介しております。是非、人事部・採用チームで共有いただければと思います!

内定式事例集

まとめ

内定式のやり方は「こうでなくてはならない」という決まりはありません。多くの企業が、新しいスタイルを模索しながら行っています。

大切なのは、内定式を行う目的をしっかりと考え、その目的を見失わないこと。内定式を行うことで自社にとってどのようなメリットがあるのか、内定者にどのような影響を与えたいのかといったビジョンに沿って内容を組み立てていきましょう。

きっと、どのようなスタイルでも有意義な時間になるはずですよ!

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