キャリアマートの舘花です!
早いもので2019年ももう終わりますね…。2019年はどんな1年でしたか?
今回は中途採用を行っている企業様必見の「転職者が知りたい情報」についてです!
転職者が知りたい情報、不安な点を理解し、その人に合った内容を面接に盛り込むことで入社後のミスマッチも防げるのではないでしょうか?
ここから、データに基づく転職者の動向を見てみましょう!
転職者の本音に迫る!
マイナビ転職 検索キーワード2019/2018 トップ15
マイナビ転職が発表している1か月ごとの検索ワードランキングがあります。
こちらを見てみると…
<2019>
順位 | キーワード | 2018の順位 |
|
1 | 土日休み | 13 | ↑ |
2 | 英語 | 1 | ↓ |
3 | 未経験 | 5 | ↑ |
4 | 学校法人 | 4 | → |
5 | アニメ | 2 | ↓ |
6 | 中国語 | 3 | ↓ |
7 | 事務 | 6 | ↓ |
8 | 年齢不問 | 9 | ↑ |
9 | 大学 | 7 | ↓ |
10 | 不動産 | 10 | → |
11 | 土日祝休み | 43 | ↑ |
12 | 退職金 | 14 | ↑ |
13 | 羽田空港 | 22 | ↑ |
14 | 音楽 | 13 | ↓ |
15 | スポーツ | 8 | ↓ |
1か月だけのデータを見ても「へぇ〜」って感じですね。
では、これを前年同月比で見てみると…
<2018>
順位 | キーワード | 2019の順位 |
|
1 | 英語 | 2 | ↑ |
2 | アニメ | 5 | ↑ |
3 | 中国語 | 6 | ↑ |
4 | 学校法人 | 4 | → |
5 | 未経験 | 3 | ↓ |
6 | 事務 | 7 | ↓ |
7 | 大学 | 9 | ↓ |
8 | スポーツ | 15 | ↓ |
9 | 年齢不問 | 8 | ↑ |
10 | 不動産 | 10 | → |
11 | 鉄道 | 16 | ↓ |
12 | 土日休み | 1 | ↑ |
13 | 音楽 | 14 | ↓ |
14 | 退職金 | 12 | ↓ |
15 | アパレル | 17 | ↓ |
能力重視→プライベート重視
どうですか? 福利厚生(特に休日)を気にする人、検索する人が増えていますね。
昨年は語学力系のワードが多いということで、比較をすると、一概には言えませんが・・・。
昨年➡「自分が仕事で活かせる能力を重視」
して転職活動を行う方が多かったのに対し、
今年➡「能力よりプライベートの時間を重視する」
転職者が増えたように考えます。
あくまで個人的な意見ではありますが、実際人事の方々のお話をお伺いしていく中で、給与面や福利厚生の内容について悩んでいるというお話をしばしばお聞きします。
有効求人倍率にも現れているように、現在の転職市場は売り手市場です。
売り手市場が故の検索結果なのかもしれないですね。
入社を決めた理由とは!?
前項では転職者が何をもとに転職活動を行なっているのかを「検索ワード」という形から見てきましたが、次は転職者が実際に何を決め手とし入社を決めたのか!
こちらのアンケートデータをもとに見ていきましょう。
転職者の「入社を決めた理由」アンケート
2018年のランキングを見ていくと、
1位 希望の勤務地である・・・38.4%(前年35.6%)⇧
2位 休日や残業時間が適正範囲内で生活にゆとりができる・・・36.6%(前年38.8%)⇩
3位 給与が良い・・・32.2%(前年23.3%)⇧
4位 転勤がない、少ない・・・27.0%(前年22.4%)⇧
5位 福利厚生が整っている・・・26.4%(前年24.0%)⇧
6位 会社に将来性、安定性がある・・・25.4%(前年20.0%)⇧
7位 専門性のある仕事に集中できる・・・24.4%(前年23.2%)⇧
8位 新しいキャリア・スキルを身につけることができる・・・21.2%(前年23.6%)⇩
9位 会社の事業内容が魅力的である・・・20.8%(前年20.0%)⇧
10位 現在のキャリアをこれまで以上に伸ばすことができる・・・20.6%(前年22.0%)⇩
どうでしょうか。
前項で私が考えた考察はあながち間違ってないのでは?笑
特に注目すべきは、「希望の勤務地」「給与」「転勤の有無」「福利厚生」です。
前年比で上がっているのがお分かりいただけるかと思います。
検索キーワードと合わせ、プライベート重視で仕事を選ぶ傾向にあることが伺えますね。
知ることができた情報&知る事のできなかった情報があった
また、リクルートキャリアが発表している「求職者が転職活動で知り得なかった情報」のアンケート調査結果では、求職者が転職時に知りたかった情報・実際に知ることが出来た情報について書かれています。
このアンケートの上位5つの項目を比較してみると、求職者が知りたくて、且つ、知ることが出来た情報としては、こちらも「年収」・「勤務・残業時間」・「勤務場所」という、募集要項に書いてあるような基本的な内容となっています。
逆に、求職者が知りたかったけどなかなか知ることの出来なかった情報は、「配属される部署の仕事やミッション」・「配属される部署の風土や慣行」と実際に担当することになる業務や会社内の空気感といったもので、募集要項や人事面接だけでは伝わらない内容となっています。
また、トップ5にはランクインしなかったものの、知りたかった情報と知ることの出来た情報のポイント差が大きかった項目には、以下のものがありました。
「配属される部署の職場長・メンバーの特徴」(49.1%→17.7%)[31.4pt差]
「将来のキャリアパス」(46.1%→19.9%)[26.2pt差]
このように、やはり書面や面接からではなかなか伝わらないような内容が多いのです!!
そんな細かいところまで・・・と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、企業さんによってはたった1度の面接で内定出しとなることもあり、開示されている情報が少なかったり、転職者が一方的に質問をされただけで、知りたい情報はほとんど知り得なかったり、ひとつでも不安要素が残っている状態になってしまうと、せっかくの優良な人材に逃げられてしまう可能性があるのです。
転職者の中にはこれを最後の転職にしたい!と考えている人も多いですからね((+_+))
とはいえ、実際担当する業務の詳細や部署の空気感も、自分が所属していないとなかなか説明しづらいものです。
面接の回数を増やすことも一つの手ですが、回数が多ければ多いほど転職者によっては途中で来なくなってしまうことも…
お互いを知る時間が多いことは良いことですが、その分の手間が発生して、面倒くさいことも増えてしまいがちなんですよね!
そんなときは是非キャリアマートにご相談いただければ!
・・と言いたいところですが、笑
簡単に、すぐに始められる対策として、以下の2つをおすすめしたいと思います!!!!!!
ミスマッチを防ぐおすすめ対策
ここまでは転職者が何を基準に転職活動を行い、何が理由で入社を決めたのかについてデータをもとに見てきました。
ですが人事様の中には「自社を受ける転職者が本当に知りたい情報も同じなの?」や「他にも知りたい情報あるのでは?」など思われる方もいるのではないでしょうか!
ミスマッチを防ぐ新たなツールをつかう!
自社母集団を形成!?タレントプール!
例えば、媒体などに求人広告を掲載した際に形成した母集団を次の採用活動の際や未来の採用活動の際にその母集団から採用活動が出来たらいかがでしょうか。
せっかく形成した母集団を掲載期間だけでなく、自社のデータベースにストックしておき、そこから採用活動をすることで、母集団の効果最大化をできるようなツールとなっています。
今回、なぜこのツールを紹介したかと申しますと、自社に興味を持った母集団に向けて定期的に情報を提供することで、より自社に興味を持ってもらい、そこからの採用により、採用後のミスマッチを防げるのではないかと考えております。
現在の手法と絡めての運用方法やフローにつきましてはお気軽にお問合せ下さいませ。
貴社に最適なご提案をさせて頂きます!
自社への愛社精神がわかる!?IPサーチとは!
続いてはIPサーチです!
こちらは自社のHP上に分析タグを設置し、転職者のアドレス等からIPアドレスを紐づけ、実際にその転職者が自社HPの「どのページ」を「どの位見た」かをスコア化し、可視化できる機能です。
こんなお悩みはありませんか?
- 様々WEB施策を導入したものの、果たして本当に効果があったのだろうか??
- 応募者が「御社が第一志望です」というが、本当に自社へ興味度の高い人間は「誰」なのだろうか?
- 入社前辞退してしまった応募者は、どのタイミングで興味度が下がってしまったのだろう?
- 書類選考後、面接にすら来ない応募者は、「何が」ネックになっているのか???
こういったお悩みをお持ちの方にお勧めです!!
IPサーチは先ほどご説明した「タレントプール」の効果測定にも有効かと思います。
どちらも新卒採用でも中途採用でも活用できるツールですので、採用にお困りの方や、新たな採用手法をお探しの方、名前は聞いたことあるけど詳しく知りたい方はぜひお問合せ下さいませ!
運用フローや活用方法をご提案させていただきます!
すぐにできる対策2選
1、どんな人材をどんな目的で採用したいのかを明確にする!
人が足りない!とりあえず人員がほしい!と見切り発車で中途採用を始めるのではなく、どの部署でどんな仕事をさせたい、こんなスキルを持っている人材が良い、と、採用活動の方向性をきちんと定めることが大切です。
2、転職者に合わせた面接官を選定する
1で採用の方向性を決めることができたということで、その部署の責任者であったり、実際に教育係として担当することになる社員であったりと、より具体的に業務の話ができる人を面接に配置するものよいかと思います。
また、面接調整の際に当日の面接官の情報やこんなお話ができたら、というような告知をしておくことで、転職者としてはその面接官に合わせた質問を用意することが出来るためより具体的に業務の話、知りたかった疑問点を解消する機会にすることもできます!
わかっとるわ!という方ももちろんいらっしゃると思いますが、転職活動という限られた時間の中でより優秀な人材を離さないために、効果的なフォローの1つになっていたら幸いです。
そしてそして!
キャリアマートにお任せいただければ、上記の面接調整から内定後のフォロー、選考フローの最初から最後までをお手伝いをさせていただきます!
やってみたいけどよくわからない、そんな時間や人が足りない、お困りの企業様は是非、お声がけくださいませ!(^o^)!
それではまた次回!
お読みいただきありがとうございました^^
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