【27卒版】新卒説明会の内容「学生が知りたい・聞きたい」企業情報とは?

  • 田上 ゆうき
    • 2026-03-12
    • 73921view

    就職活動中の学生が求める情報と、企業が説明会で伝えたい情報には大きなギャップがあります。このギャップを埋めることで、学生の参加意欲を高める説明会を実現できるのです。

    本記事では、学生が知りたい情報やその背景、WEB・対面説明会の工夫などを解説します。学生に「この企業で働きたい!」と思ってもらえる説明会の秘訣がわかる内容となっており、参加者数や満足度が伸び悩むリスクの回避に繋げられるでしょう。

    ぜひ、学生の心を掴むポイントを知ってください。

    会社説明会 作り方
    採用成功の第一歩は、学生の心をつかむ『説明会設計』から!
    魅力的な会社説明会の作り方

    学生に「参加してよかった」と感じてもらえる説明会を実現するためのノウハウを、構成例を交えてご紹介しています。

    学生が知りたい情報と企業が伝えたい情報のギャップ

    新卒説明会を行う際、学生が知りたいと思う情報を貴社はきちんと提供できていますか?

    学生が聞きたかった内容と実際に聞いた内容に誤差が生じている企業がかなり多く存在することがわかりましたので、見ていきたいと思います。

    学生が企業研究を行う上で知りたい情報

    1位 実際の仕事内容 …85.1% (前年82.3%)
    2位 給与水準・平均年収 …56.2% (前年58.2%)
    3位 社風 …54.3% (前年61.9%)
    4位 福利厚生制度…50.1% (前年52.3%)
    5位 求める人材像…47.1% (前年51.0%)

    説明会 学生が知りたい情報

    <株式会社ディスコ キャリタスリサーチ キャリタス就活学生モニター調査結果26卒>

    一見どれも重要な情報に思われますが、実は学生の8割以上が知りたがっていた情報は「仕事内容」だったのです。そして、前年の調査と比較してもその割合は増加しています。仕事内容を説明する際は、より具体的に学生が働くイメージを描けるように説明することを心がけてみてください。

    学生が聞きたい説明会内容

    • 1位 具体的な仕事内容
    • 2位 社風・社内の雰囲気
    • 3位 入社後の待遇
    • 4位 企業が求める能力・人材像
    • 5位 採用スケジュール
    • 6位 入社後のキャリアモデル

    このグラフからは、25卒と26卒では、企業説明会において学生が重視するポイントに明確な変化が見られます。特に26卒では、「誰の話を聞くか」よりも、入社後の働き方や業務の実態を具体的に知りたいという意識が一段と強まっています。

    学生が説明会で聞きたい内容

    データ参照:マイナビ 2026年卒 学生就職モニター調査 4月の活動状況

    中でも大きな差が出ているのが「具体的な仕事内容」です。25卒では約2割だったのに対し、26卒では3割を超えており、学生が「どのような業務を担当し、どんな一日を過ごすのか」といったリアルな仕事イメージを最優先で求めていることが分かります。また、「社風・社内の雰囲気」についても26卒の割合が高く、入社後のミスマッチや早期離職を避けたいという学生心理は、27卒ではさらに強まる可能性が高いと考えられます。

    一方で、「社長・経営者の話」「若手社員の話」「入社後の教育・研修制度」「キャリアモデル」といった項目は、25卒と比べて26卒では関心が低下しています。企業の想いや将来像、成長ストーリーよりも、入社直後に自分が置かれる環境や役割を知りたいという現実志向が強まっており、この傾向は27卒においても継続・加速すると見られます。

    この結果から、27卒向けの説明会では、理念やメッセージを伝えること以上に、具体的な仕事内容や職場の雰囲気をどれだけ分かりやすく提示できるかが、説明会満足度や志望度を左右する重要なポイントになると言えるでしょう。

    具体的には、以下のことを検討してみましょう。

    • 説明会では「1日の仕事の流れ」や「配属後すぐに任される業務」を具体的に伝えること
    • 社風・職場の雰囲気が伝わる情報を、説明会・採用サイトの両方で補足すること

    これだけでも、学生から見た企業の印象が大きく変わり、より良い母集団形成につながるのではないでしょうか。

    説明会は、WEB?対面?

    25卒までの推移を見ると、対面形式の説明会参加経験は年々減少しており、コロナ禍をきっかけに学生の参加スタイルが大きく変化したことが分かります。

    一方で、WEB形式、とくにライブ形式の説明会は高い参加率を維持しており、学生にとって主流の参加手段として定着しています。録画形式についても半数前後が視聴経験を持ち、補完的な情報収集手段として一定のニーズがあると言えるでしょう。

    個別企業セミナーの参加経験がある割合

    データ引用:マイナビ 2025年卒 学生就職モニター調査 4月の活動状況

    こうした流れを踏まえた26卒の結果を見ると、ライブ形式が最も多く、次いで対面式、録画形式という順になっています。対面形式は回復傾向にあるものの、依然としてWEBライブ形式が中心である点は変わっていません

    この結果から、学生は形式そのものよりも、参加しやすさやリアルタイムで情報を得られるかどうかを重視して説明会を選択していると考えられます。27卒に向けては、WEBライブ形式を軸に、対面や録画を組み合わせた柔軟な説明会設計がより重要になるでしょう。

    実際に予約・申し込みをした個別企業説明会・セミナーの形式

    データ参照:マイナビ 2026年卒 学生就職モニター調査 4月の活動状況

    WEB(録画)の場合は「倍速」対応を!

    こちらはWEB(録画)で説明会を行った場合「早送りしてみるか」を調査したものです。

    本データでは26卒の結果は示されていないものの、21卒から25卒にかけて、録画形式のWEBセミナーを「早送りしながら視聴する」「早送りすることがある」学生の割合は一貫して高水準で推移しています。25卒においても、倍速視聴を行う学生は全体の約7割を占めており、録画コンテンツは「すべてをじっくり見るもの」ではなく、「必要な情報を効率的に拾うもの」として認識されていることが分かります。

    また、説明会の参加形式や企業選択において、学生のタイパ(時間対効果)意識は年々高まっていることから、26卒以降においても倍速視聴の傾向が弱まるとは考えにくいでしょう。むしろ、情報収集量がさらに増えることで、録画コンテンツを取捨選択しながら視聴する行動は、今後も一般化していくと見られます。

    このことから、録画型WEBセミナーでは、冒頭や要点部分を中心に、倍速視聴でも内容が伝わる構成・情報設計が、今後ますます重要になると言えるでしょう。

    WEBセミナー倍速

    データ引用:マイナビ 2025年卒 学生就職モニター調査 4月の活動状況

    学生が「参加したい!」と思う説明会の内容

    下記は「参加したいと思う企業セミナー内容」について形式別で調査を行ったアンケートです。このアンケートからも先に解説したように、会場型とオンライン型の会社説明会で求められる内容に違いがあることがわかります。

    参加したいと思う企業セミナー内容

    データ参照:キャリタス就活 学生モニター2026 調査結果(2025 年 3 月発行) 

    このグラフから、対面・オンラインいずれの説明会でも、学生は「雰囲気」や「演出」よりも、選考や仕事内容につながる具体的な情報を重視していることが分かります。

    対面形式とオンライン形式で重視されているポイントの違い

    項目 対面形式 オンライン形式
    社員と話せる場がある ◎ 最も重視されている ○ 上位
    選考に関する情報 ◎ 最も重視されている
    部門・職種別の詳しい説明
    業務・仕事理解
    参加しやすさ(接続・視聴)
    経営層の話
    参加型プログラム

    ※ ◎:特に重視されている/○:一定のニーズあり/△:優先度は低め

    対面形式では、社員と直接話せることが大きな魅力となっており、リアルな企業理解を求める学生が多いことが分かります。一方、オンライン形式では、選考や職種に関する情報を効率よく得られるかが重視される傾向にあります。

    形式による違いはあるものの、いずれの場合も「学生が知りたい情報を分かりやすく伝えられているか」が重要なポイントと言えるでしょう。

    学生が説明会で企業情報を求める理由

    学生が会社説明会で、ここまで解説してきたような情報を求める背景には、以下の理由が考えられます。

    1. キャリア選択の不安解消
    2. ミスマッチの回避
    3. 競争の激しい採用市場への対応
    4. 働く環境への安心感
    5. 将来像の明確化

    キャリア選択の不安解消

    学生にとって、企業選びは将来のキャリアを左右する重要な意思決定です。実際の業務内容や職場環境、社員との交流を通じて「この会社で働くイメージ」を具体的に持つことで、不安を解消し、自分に合った選択をしたいと考えています。

    ミスマッチの回避

    「選考に関する情報」や「部門・職種別の詳細な説明」を重視するのは、入社後のミスマッチを避けたいという意図があるためです。具体的な業務内容や求められるスキルを事前に理解することで、自分に適しているかを判断しやすくなります。

    競争の激しい採用市場への対応

    選考プロセスや採用基準について知りたいのは、他の候補者との差別化を図り、選考で有利に進めたいからです。特に人気企業では事前準備が合否を大きく左右するため、この情報が重要視されます。

    働く環境への安心感

    「社員と話せる場」や「職場の雰囲気がわかる情報」は、入社後の環境に安心感を持ちたいという心理から来ています。特に現場のリアルな声を聞くことで、公式情報だけでは分からない企業文化や人間関係を理解したいと考えています。

    将来像の明確化

    学生は、どのように成長できるのか、どのようなキャリアパスが描けるのかを知りたいため、具体的な業務内容やキャリアモデルに関する情報を重視します。これにより、将来の自分の姿を明確にイメージする手助けになります。

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    <資料内容>
    「説明会を実施しても、応募や志望度につながらない」
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    • 説明会・採用広報で見直すべきポイント
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    まとめ

    以上、「採用説明会で学生が知りたい企業情報」についてご紹介しました。

    「知りたい情報が見つからない…」
    「この情報さえあれば説明会に参加したいのに、迷ってしまう…」

    そんな理由で学生が集まらないのは、とてももったいないことです。

    2027卒に向けて、学生にどんな情報を伝えるべきか、そしてどのように見直すべきかを考える時期です。今回の学生の声をヒントに、学生のニーズに寄り添った情報発信を、採用説明会や就職サイトを通じて積極的に行いましょう!

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