本日のテーマは「学生が本当に知りたい・聞きたい企業の情報内容」について。「何を今更、、、」と思う方もいるかも知れません。
しかし!実は、学生の知りたい情報と、企業の伝えたい情報には意外とギャップがあるようなのです…。
そのギャップとは何か。そして、そこから見えてくる「学生が本当に知りたいこと」とは?学生のリアルな声を聞いてみたいと思います!
学生が知りたい情報と企業が伝えたい情報のギャップ
新卒説明会を行う際、学生が知りたいと思う情報を貴社はきちんと提供できていますか?
学生が聞きたかった内容と実際に聞いた内容に誤差が生じている企業がかなり多く存在することがわかりましたので、見ていきたいと思います。
学生が企業研究を行う上で知りたい情報
1位 実際の仕事内容 …85.8%(前年 82.5%)
2位 社風 …63.8%(前年 66.5%)
3位 給与水準・平均年収 …55.2%(前年4位 53.9%)
4位 求める人材像 …53.6%(前年3位 55.4%)
5位 福利厚生制度 …51.2%(前年7位 51.4%)
前年5位の「他社と比べた強み弱み」は 53.0%から48.2%に4.8ptダウン。代わりに前年7位だった「福利厚生制度」の項目(前年51.4%)が、21卒では5位にランクアップしていました。
<株式会社ディスコ キャリタスリサーチ キャリタス就活2021学生モニター調査結果>
一見どれも重要な情報に思われますが、実は学生の8割以上が知りたがっていた情報は「仕事内容」だったのです。しかも、前年より3.3ポイントも増加しています!
仕事内容を説明する際は、より具体的に学生が働くイメージを描けるように説明することを心がけてみてください。
個別企業セミナーで実際に聞いた内容と聞きたかった内容
一方で、「企業理念」「製品・商品について」「詳しい業界説明」に関しては、学生からは求められていない情報だという結果も出ています。
まさに、ここが最大のギャップであると言えるでしょう!!
もし今までの説明会の内容が、企業理念や業績中心で、思うように母集団形成が出来なかった…という場合、もちろん一概に上記の結果が全てではありませんが、こういった学生と企業側のギャップが関係している可能性は十分にあります!
仕事においてもお客様のニーズに応えなければ成果は上がりませんよね?
採用においてもその縮図は変わりません。ぜひ学生目線での内容検討をしてみましょう!
就職サイトの企業アピール欄にもなるべく実務を取り入れた情報を掲載してみる。
それだけでも学生の見え方は随分変わってくるのではないでしょうか?
【学生は先輩社員の話を聞きたがっている!?】会社説明会!先輩社員を登壇させるメリット!
「WEBか対面か」でもセミナー理解度は変わってくる
21卒は、WEBセミナーを開催せざるを得なかった企業様も、22卒はどう開催しようか…と迷われているのではないでしょうか?
こちらは「参加した個別セミナーで知りたかった内容が理解できたか」というアンケート調査です。
やはり「対面」開催の方が内容の理解度は高いです。次いでライブ配信・録画配信となっています。
対面と録画配信とで比べると、録画配信は対面開催に比べ、あまり理解できないセミナーが多かったと回答した割合が12.7%も多い結果となっています。
今後のコロナウイルスの状況次第にはなってしまうかもしれませんが、学生の説明会への理解度・満足度を鑑みると、22卒新卒採用の会社説明会は、「対面」での開催実施が望ましいのではないでしょうか。
【学生が語る!】なぜその情報が知りたいのか
「他社と比べた強み・弱み」を知りたい理由は
なぜ、学生はその情報がそんなに知りたいのでしょうか。
理由はシンプル。選考中、学生が1番時間を使って考える「志望理由」。その大きな材料になるからです。
「何で、他ではなく、この会社に入社したいんだろう?」
学生は選考中ずっと考えています。
ですが、企業毎にそれを見つけるのは意外と大変で、特定の業界を絞って就活を行っている学生なら尚更です。
「自社の強み、弱み」がしっかり伝えられているか。今一度振り返ってみてください。
それだけでも学生は志望理由がより明確になることで、面接などでも貴社への思いを伝えやすくなるのではないでしょうか。
それはつまり、他社より時間を使ってもらうきっかけにもなり、学生を惹き付ける為の鍵ともなります!
「求める人材像」が知りたい理由
こちらも過半数が知りたい情報として挙げています。エントリーシートの作成や、その後の面接を見据えた企業研究の姿勢が伺えます。
会社説明会において、会社の求める人物像と自分がマッチしているか否か、判断することが出来れば、企業側もミスマッチな採用をしなくて済みますし、学生側も無駄な労力を使わなくて済みます。
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まとめ
以上、「採用説明会で学生の知りたい企業情報」をお届けしてきました。
「この情報さえ分かれば説明会に行きたいのに、踏み出せない…」
たったそれだけで、学生が集まらないなんてことが起きてしまいます。
2022卒に向けて、何を伝え続けるべきか、また変えていくべきか。
今回の学生の声を参考にして、ぜひ、学生の気持ちに沿った情報を採用説明会や就職サイトにて伝えてあげましょう!
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