学生が望む説明会!5つの不満と「本当に行ってよかった」説明会ランキング

学生が望む会社説明会&選考方法!~5つの不満から見える『好評価採用』

早速ですが、一昔前と比べると昨今、採用の手法から採用基準までもが急激に変化してきたことは皆さんもよくご存知かと思います。そんな中、

  • 今の学生がどんな採用活動を望んでいるのか?
  • 就活のどんなところに楽しい!と価値を見い出しているのか?

なんて考えたことはありませんか?

そんな人事様のために今回は『学生が行ってよかった説明会!楽しかった選考方法』についてお伝えしていこうと思います!意外にも、身近で取り入れやすいこともあるかもしれません。ぜひ参考にしてみてください!

「学生のホンネ」会社説明会の5つの不満

まず、今どきの学生は「会社説明会に対してんな感想・不満をもっているのか」をリアルにまとめてみました!

  1. 興味があって参加した説明会でも、いきなりの選考は受けづらい
  2. 会社のカラーばかりを伝えられて、肝心の「社員のカラー」がよくわからなかった
  3. 座って聞くだけの会社説明ばかりで、座談会やグループワークなど参加型のものがなかった
  4. レジュメを配布してくれない企業は、話だけだと理解度にかける
  5. 終わる時間が延長する会社説明会は論外

など、少し並べてみるだけでも続々と本音がでてきますね!

皆さんも就職活動を思い出せば沢山思うところはあると思いますが、個人的には【1】と【3】はとても共感できるなと感じました。

私も学生時代、説明会や選考には約20社ほど行きましたが、印象に残っているのはだいたい「楽しいグループワーク」や「担当の方がよく接してくれた」などの人と関わることが多い企業ばかりだったからです。

これらを考慮したうえで気になるのは、説明会で学生は、各企業の“何を見て選考に進もうと決意するのか?”ということです。

次に紹介する2つさえ理解すれば、自然と「学生の求める説明会」に近づけるのではないかと思っています!

学生が求める「魅力的な説明会にするために」

先ほどお伝えしたように、学生は説明会や選考一つ一つに色々なことを感じ、様々な不満や良いところを考えています。その中で、良かった!と思った企業にアタックし、内定を勝ち取るために動いていくのです。

つまり、
説明会=学生が企業選びの参考に。
選 考=企業が学生選びの参考に。

という意識をもって採用活動を行うことで、お互いがより良い活動を行うことができるのです。

という事で!学生が会社説明会に参加して、良いイメージ・悪いイメージにつながったことを見ていきましょう。

会社説明会 良いイメージにつながったこと

採用イベント・説明会での良いイメージ

<エスプライドリサーチ 第5回『この会社で働きたい!と思わせる採用活動とは?』より>

ここで注目していただきたいのが、同率2位の「見た目や雰囲気が良いイメージにつながった!」という点です。

明るい雰囲気のオフィスに笑顔の採用担当、楽しそうな先輩社員が説明会にいたら確かに学生は憧れや親しみを持ちそうですよね!

会社説明会 悪いイメージにつながったこと

そして逆に、悪いイメージにつながったことの結果をご覧ください。

<エスプライドリサーチ 第5回『この会社で働きたい!と思わせる採用活動とは?』より>

結果から考察すると、学生はまだ会社の中身が見えないので、せめて合同説明会のブース内や説明会会場の見た目を清潔かつ安心感のあるデザインにしておくだけでも効果はあるのかもしれませんね。

他にも少数意見で、人事の方が話しやすい、パワーポイントの使い方が上手い、会社の雰囲気がよくわかる!などの意見も目にしました。

こちらの話しやすい雰囲気作りやパワーポイントの工夫などの方が人事様は取り組みやすく、伝え方によっては早めの変化も期待できるのではないでしょうか。

例年同じ説明会資料ばかりという企業様は、これを機に少しリニューアルしてみるのもおすすめですね!

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学生が知りたい本当の説明会

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【エイプリル採用】某WEB制作会社

4月1日限定で履歴書画像にウソの名前・自己PRを書いてツイートし応募するという、とてもユニークな採用方法です。

「嘘をつくのも才能」という考えをもとに、いかに面白い嘘をつけるかが採用基準で、何と一人だけ本当に内定を出すそうです!

私がこの企業が気になった理由は、これだけではなく他にも様々なユニーク採用を行っていること、そしてそのどれもがユニークさの中に戦略がしっかり組み込まれていることからほかの人事様の参考になるかと思ったからです!貴社の採用活動でも参考にしてみてくださいね。

【受験料制度】某IT関連企業

動画などで有名なこちらでは、「本気で働きたいと思っている人に応募してほしいから」という理由で3,000円を受験料として選考を行っています。

一見すると選考でお金がかかるの?と思ってしまいますが、個人的には、就職したらきっと良い環境が保障されているように思えてとても面白い戦略だと感じました!「ミスマッチを無くす」という観点では、実はこの上ない手法なのかもしれませんね!

【オフィス冒険選考】某メディア事業会社

オフィスを冒険!?それはなんだろう?と、不思議に思うタイトルのこの選考は・・・

「オフィス全体を使った少数グループによる宝探しを行う!」という、とても遊び心満載な採用手法です!

この選考以外にもいくつかユニークな選考を行っていて、中には誰も考えつかないような選考方法を次々と実践しています!もちろんこのまま実践というのは難しそうですが、遊び心を大切にという点では参考にできることが沢山ありそうですね!

このように、学生が就活の楽しさを肌で感じ、自然なコミュニケーションがとれる環境にしていくことが「入社するたった1社」を決めるきっかけになることも多いようです!

ぜひ貴社でも、新たな第一歩として何か一つでも良いアイディアになって頂けると嬉しく思います!

「行ってよかった」説明会2021

こちらはONE CAREERが調査した「14万件の就活生の口コミから見えた人気企業ランキング、説明会部門」のランキングです。

 GOLD賞、受賞企業10社

14万人の就活生から選ばれ、まさに「参加してよかった」とされる説明会を実施した企業とも言えます!こちらもぜひ参考にしてみてください!

A.T.カーニー

「ケース問題での根本的な思考法も聞ける説明会だった」

経済産業省

「説明会に参加していた職員からとても熱意が伝わって、仕事に誇りを持っているのが伝わった」

JETRO(日本貿易振興機構)

「政府系機関3社での説明会で各機関の違いを理解でき、質問の時間も多かったので満足だった」

テレビ東京

「他局からみたテレビ東京が自由のイメージが強いことや、他局と比較した雰囲気の違いなどがわかった」

ベイン・アンド・カンパニー

「現役のコンサルタントの方が会社のカルチャーや仕事について細かくプレゼンしてくれている内容で良かった」

外務省

「各年代の職員が外交に対してどのようなことを考えているのか、入省前後でどんなギャップがあったかなどが知れた」

財務省本省

「2年目の現場職員と少人数の座談会が行われて、普段の仕事内容などが知れた」

TBSテレビ

「キー局5社、すべての人事が集まって話を聞く機会があったので良かった」

バリューマネジメント

「自社の説明を一切しない会社だった。そんな会社に遭遇したことはなかったので面白く異彩を放っていた」

リクルートマネジメントソリューションズ

「オンライン形式で行われ、チャット欄を使っての双方型の座談会でした」

<参照:ONE CAREER  「本当に行ってよかった」と思う説明会のランキング>

工数は発生するが、成功すれば利益も大きい説明会

以上、『学生が行ってよかった説明会!楽しかった選考方法』をお届けしました。

学生が行きたくなるような説明会・選考を行うには様々なリスクや工数も伴いますが、その反面成功すれば大きな利益につながることも期待できると思います。「面白い選考を試してみたい!」「沢山の学生を集めたい!」とお考えの人事様は実践へ向けた活動を始めてはいかがでしょうか。

ぜひ学生が求める会社説明会内容にして、満足度の高い説明会を開催していただきたいと思います。

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