説明会を実施していても、「応募につながらない」「学生の志望度が上がらない」と悩む採用担当者は少なくありません。
なかでもインターンシップは、自社の魅力を伝えながら学生理解を深められる重要な機会です。一方で、内容設計や当日の進行、集客方法まで考える必要があり、人事担当者の負担が大きくなりやすい施策でもあります。
本記事では、インターンシップ企画に入れておきたい必須項目や、おすすめの構成例、集客・応募を増やすためのポイントを分かりやすく紹介します。
あわせて、企画や運営を効率化したい企業向けに、インターンシップ代行会社についても紹介していきます。
- 1 インターンシップの企画で押さえるべきポイント
- 2 インターンシップ企画に役立つ最新の就活トレンド
- 3 インターンシップ企画の進め方【5ステップ】
- 4 【期間別】おすすめのインターンシップ企画例
- 5 【目的別】インターンシップ企画例
- 6 インターンシップ企画・運営を効率化する方法
- 7 インターンシップの企画・運用代行サービスとは
- 8 インターンシップの企画運営を外注するメリット
- 9 インターンシップの企画運営を外注するデメリット
- 10 インターンシップ企画運用代行の費用の相場
- 11 インターンシップ企画を外注した方がよい企業の特徴
- 12 インターンシップ企画・運営代行会社を選ぶポイント
- 13 おすすめのインターンシップ企画・運営代行会社11選
- 14 まとめ
インターンシップの企画で押さえるべきポイント
インターンシップを企画する際に、事前に整理しておくべきポイントを4つ解説します。
インターンシップの目的を明確にする
インターンシップは、目的を先に決めることが出発点です。
母集団確保、認知度向上、選考移行率の向上など、企業によってインターンシップを通して改善したい課題や目的は様々です。その目的により、企画内容や適した実施期間も変わってきます。
また、目的が曖昧なままだと内容やターゲット層もぶれやすくなってしまいます。
ターゲットとなる学生像を設定する
ターゲットを明確に設定していないと、企画内容・告知文・集客媒体・当日の訴求がずれ、参加後の選考移行率も下がりやすくなります。
対象者をはっきりさせてから企画することで、ターゲットの学生に自社の魅力を伝えることができ、ミスマッチ防止にもつながります。
学生が応募したくなる募集内容を作る
募集内容には、「誰に来てほしいか」や「参加して何を得られるか」を具体的に示すことが重要です。
どのような学生に向けてのインターンシップなのか、参加することによりどんな学びが得られるか、今後の選考に繋がる機会なのか、などを明記することで学生が参加後のイメージを持ちやすくなり、応募に踏み込みやすくなります。
また、オンラインでの開催や事前知識不要といった参加のハードルを下げると、学生も気軽に参加しやすくなります。
学生満足度の高いプログラムを設計する
企業が伝えたいことより学生がインターンシップを通じて知りたいことを軸に設計することが大切です。
一方的な会社説明だけで終わらせず、業界や仕事内容の理解、実務に近い体験、社員との接点やフィードバックを得られる機会などを設けます。
インターンシップに参加することで、企業への理解が深められ、入社後に働いている姿をイメージしやすい内容にすることが重要です。
インターンシップ企画に役立つ最新の就活トレンド
最新の就活トレンド3つと、それがインターンシップ企画に与える影響をご紹介します。
口コミ・リアルな体験情報が学生の意思決定に影響する
学生は企業が発信する採用情報だけでなく、口コミや参加者の声、社員の雰囲気といった「リアルな情報」に基づいて意思決定する傾向があります。
下図のように26卒学生が利用する就活サイトは、マイナビに次いでワンキャリアが2位となり、学生は口コミを基にしたリアルな情報に注目していることがわかります。
インターンシップにおいても、参加後の印象がそのまま志望度や口コミに影響しやすいといえるでしょう。そのため、企画段階から満足度を意識した設計が欠かせません。
現場社員と話せる時間を取り入れる、学生が質問しやすい場をつくる、グループワークや仕事体験の後に社員からフィードバックするなど、参加してよかったと思える接点を用意しましょう。
また、参加者にアンケートを取れば今後の企画改善に活かすこともできます。口コミ投稿を依頼する方法もありますが、運用は媒体ごとに異なるので事前に確認しておきましょう。

画像引用:HR総研×就活会議:2026年新卒学生の就職活動動向調査(6月) 結果報告 【就職活動編】
タイパ重視の学生動向
タイパとは「タイムパフォーマンス」の略で、かけた時間に対してどれだけ価値を得られるかを重視する考え方です。
就活においてもタイパを意識する学生が増えており、長時間の説明会やインターンよりも、短時間で業界理解・職種理解・社員の雰囲気・選考に役立つ情報を得られる企画が、選ばれやすくなっています。
そのため企業は、インターンシップを単に短時間化するのではなく、「参加すると何が分かるのか」「どのような体験ができるのか」「次の選考や面談につながるのか」をインターンシップ開催前に明確に伝えることが求められます。
説明中心で終わらせず、職種体験ワークや若手社員との座談会、参加後のフィードバックを組み込むことで、学生にとって参加価値のある企画になります。
さらに、参加後のフォロー導線まで設計しておくと次の接点にもつなげやすくなります。
採用活動を行う中で「学生に自社の魅力が伝わっていないのでは」と悩む人事担当者は少なくありません。 志望度の低下や内定辞退の増加に直面し、Z世代の価値観や行動の変化に対応しきれていないことに不安を感じる方も多いでしょう。 近年注目[…]
AI普及における就活の変化
就職活動におけるAI活用は、学生にとってすでに一般的な行動になっています。下図からわかるように、就職活動でAIを利用したことのある学生は84.9%にのぼり、利用率は年々増加しています。
学生は、自己分析やES作成、志望動機の整理、面接対策といった場面でAIを活用しています。
そのため企業は、AIで整えられた文章だけで判断するのではなく、当日の対話やワークを通じて、学生本人の考え方や価値観、行動特性を見極める設計が求められます。
具体的には、実務に近いグループワーク、社員との座談会、ワーク後の振り返りやフィードバックの機会を取り入れることで、AIでは作りきれない学生本人の姿を把握しやすくなります。

画像引用:2027年卒 大学生キャリア意向調査4月<就活生のAI利用について>
インターンシップ企画の進め方【5ステップ】
実際のインターンシップ企画の進め方を、5つのステップに分けて解説していきます。
STEP1:企画の目的・KPIを設定する
インターンシップ企画では、「何のために実施するのか」「成功を何で判断するのか」を最初に決めると、プログラム内容や集客方法、実施後の振り返りまでがぶれにくくなります。
次に採用上の課題を整理します。たとえば、「学生との接点が少ない」「説明会後の選考参加率が低い」「自社の仕事内容の理解が浅い」などが挙げられます。
そのうえで目的を「母集団形成」「業務理解の促進」「選考への移行率向上」などに絞り、KPIも設定します。
母集団形成が目的なら「予約数」、志望度向上なら「満足度」を、選考移行率なら「本選考エントリー数」などが考えられます。
注意点は、参加人数だけを追いすぎると、会いたい学生層とのミスマッチが起こり採用成果につながりにくくなることです。
よって最初に目的とKPIを決めてから、それに向かってインターンシップ企画を進めていくことが重要です。
STEP2:ターゲット学生を明確にする
次に決めることは、インターンシップに参加してほしい「ターゲット学生」です。ここが曖昧だと、企画内容や告知文、活用する集客媒体がぼやけてしまい、採用につながりにくくなります。
文系理系、専攻、学年だけでなく、志向性までを考えてどんな業界や仕事内容に興味を持ちやすいのかを考えると、企画の方向性が見えてきます。
あわせて現場社員へのヒアリングも有効です。実際に活躍している社員に、入社後に必要な考え方や姿勢を確認することで、より詳細な学生像を作ることができます。
ただし条件が細かすぎると集客数が減る可能性があるため、必須条件とあると望ましい条件を分けて考え、現実的なターゲット設定をしていきます。
STEP3:プログラム内容を設計する
目的とターゲット学生が決まったら、次はインターンシップの「プログラム内容」を設計します。学生に何を知ってもらいたいのか、参加後にどのような印象を持ってほしいのかを整理します。
たとえば、業界理解を深めてほしい場合と、仕事内容を具体的に知ってほしい場合では、プログラム内容が異なるため、目的に合った内容であるかを見極めます。
プログラム内容は学生の満足度や志望度に直結しやすい部分であり、具体的には仕事体験、グループワーク、社員座談会などが挙げられます。
実務に近い体験や社員との対話を入れると、自社の魅力や仕事の面白さが伝わり学生は働く姿をイメージしやすくなります。
ただし内容を詰め込みすぎると、消化しきれないまま終わってしまう可能性があるため、所要時間や実施形式を踏まえ、無理なく参加できる構成にすることがポイントです。
STEP4:集客・告知を行う
インターンシップの内容が固まったら、次はターゲット学生に向けて集客・告知を行います。ターゲット学生がどこで情報収集しているかを考え告知先を決めましょう。
一般的には、マイナビ・リクナビなどのナビサイトを軸にしながら、ダイレクトリクルーティング、大学への案内、イベント、SNS、自社採用サイトなどを組み合わせます。
告知文では「何が体験できるのか」「参加すると何が分かるのか」を学生目線で伝え、参加後のイメージを持てる内容にしましょう。
注意したいのは、告知開始が遅くならないようにすることです。ベストなタイミングで告知をし、その後は予約数や参加率を確認しながら、必要に応じて追加告知や個別案内も行いましょう。
STEP5:参加後のフォローを設計する
インターンシップは実施して終わりではなく、参加後の学生と今後どのように接点をつなぐかまで決めておくことが大切です。そうすれば、以降の選考参加や次回イベントへの接続がしやすくなります。
まずは、参加当日または翌日までにお礼メールを送りましょう。
あわせてアンケートを実施し、満足度や志望度、興味を持った内容を確認して、学生の反応を早い段階で把握しておきます。
次に学生に参加してほしいイベントを用意します。たとえば、選考案内、社員面談、個別面談などが挙げられ、学生の状況や反応に応じて案内をします。
参加後に何も連絡がないと、せっかく高まった関心が薄れ、他社へ気持ちが移る可能性があるからです。
社内では、誰が・いつ・どの手段で連絡するのかまで事前に決めておくと、今後のフォロー対応がスムーズになります。
【期間別】おすすめのインターンシップ企画例
インターンシップは、実施期間によって学生に伝えられる内容や、企業が得られる効果が変わります。ここでは期間別に具体的な企画例をご紹介します。
1日以内の短期インターンシップ
1日以内の短期インターンシップは半日から1日で実施できるため、学生が参加しやすく、企業側も比較的運営しやすい形式です。
自社をまだ知らない学生との接点づくりや、業界・仕事への興味喚起を目的に実施されることが多く、まずは母集団を増やしたい企業や、学生からの認知度が高くない企業に向いています。
代表的な企画としては、オープン・カンパニーです。
会社概要や事業内容、職種紹介に加えて、若手社員との座談会や質疑応答を入れると、短時間でも社風や働く人の雰囲気が伝わりやすくなります。
また、会社説明会に簡単な仕事体験を組み合わせる方法もあります。営業職であれば提案内容を考えるワーク、企画職であれば新サービスのアイデア出しなどを行い、最後に社員からフィードバックをして終わります。
BtoB企業や専門性の高い業界では、業界研究セミナーも有効です。業界の構造、自社の立ち位置、具体的な業務内容を伝えることで、学生が仕事をイメージしやすくなります。
一方で、短期は学生との関係性が浅くなりやすいため、終了後に説明会や次回イベントへ案内する導線まで設計しておくとよいでしょう。
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2日以上の中期インターンシップ
2日以上の中期インターンシップは、短期よりも仕事理解を深めやすく、学生の考え方や行動特性も見えやすい形式です。
参加のハードルは少し上がりますが、参加意欲の高い学生と接点を持てます。
仕事内容をしっかり理解してほしい企業や、競合他社との差別化を図りたい企業、選考前に学生の適性を見たい企業に向いています。
実施しやすい企画の一つが、グループワーク型インターンシップです。
たとえば「新商品の販売戦略を考える」「顧客課題に対する提案内容を考える」といったテーマを設定し、学生同士で議論と発表をし、最後に社員からのフィードバックを行います。
1日目に会社・事業説明とテーマ発表、業務理解のためのインプットを行い、2日目に発表とフィードバック、座談会を実施する流れにすると運営しやすくなります。
具体的には企画ワークがおすすめです。
学生が、自社サービスの課題分析や新サービスの企画を行い、その後社員や役員に向けて発表してもらうことで、学生は仕事の面白さや仕組み作りの難しさを体感できます。
また、課題解決型プログラムを行えば実際の顧客課題や社内課題を題材にできます。課題整理、原因分析、解決策の提案まで行ってもらうと、より実務に近い学びにつながります。
2週間以上の長期インターンシップ
2週間以上の長期インターンシップは、実際の業務に近い経験を提供できます。
学生にとっては職場や仕事内容を深く理解でき、企業にとってはスキルや価値観、職場との相性を見極めやすくなります。
専門職・技術職・エンジニア職を採用したい企業や、入社後のミスマッチを減らしたい企業に向いています。
代表的な企画は、実務体験型インターンシップです。
営業同行、商談準備、市場調査、データ分析、企画書作成、開発業務の一部体験など、職種に応じて任せる内容を設計します。
たとえば2週間であれば、初日はオリエンテーションと部署説明を行い、その後は業務見学や簡単な実務補助をしてもらいます。
後半で個人またはチーム課題に取り組み、最終日に成果発表と振り返り面談を行う流れが考えられます。
また、プロジェクト参加型も有効です。
新卒採用向けSNS企画、Webサイト改善提案、社内業務の効率化など、実際の社内プロジェクトに役割を持って本格的に参加してもらいます。
注意点は、社員と同様の業務経験をしてもらう場合には、任せる業務範囲を明確にし、全体の業務に支障がでないよう管理することです。
メンター社員を設定して定期的なフィードバックの機会を設ければ、手厚いフォローをすることができ、学生の満足度向上にもつながります。
【目的別】インターンシップ企画例
インターンシップでは、仕事内容の理解を深めたいのか、学生との接点を増やしたいのかといった目的によって、企画内容や社員の関わり方が異なります。
ここでは目的別のインターンシップ企画例を5つご紹介します。
企業理解を深める業務体験ワーク
業務体験ワークは、学生に仕事内容や業界の仕組みを理解してもらうためのインターンシップです。
会社説明だけでは、「実際にどのような仕事をするのか」「どのように成果につながるのか」までは伝わりにくいものです。
そこで、実際の業務に近いテーマを学生向けにアレンジしワーク形式で体験してもらいます。
たとえば営業職であれば、顧客課題を想定したヒアリング体験や、提案内容を考えるグループワークが考えられます。メーカーなら商品企画や生産工程の理解につながるワーク、IT企業なら要件整理や改善提案を体験する内容も実施しやすいです。
ポイントは、実務をそのまま任せるのではなく学生が理解しやすいケーススタディに落とし込むことです。
そうすることで、仕事内容をスムーズに理解しながら企業や業界の知識が身につきます。
仕事内容が伝わりにくい企業や、職種理解の浅さによるミスマッチを減らしたい企業に向いています。
志望度向上につながる事業企画・提案ワーク
事業企画・提案ワークは、学生が自社の事業内容や課題に触れながら、新規企画や改善提案を考えるインターンシップです。
学生自身が企業の立場で考えるため、会社説明を聞くだけの場合よりも、事業への理解や関心が高まりやすくなります。「説明会後の志望度が上がりにくい」「競合企業と比較されたときに魅力が伝わりにくい」と感じている企業に向いています。
進め方としては、会社や事業、業界の状況を説明したうえで、自社が抱える課題やテーマを提示します。その後、学生にグループで企画を考えてもらい、最後に社員へプレゼンテーションを行ってもらいます。
テーマは若年層向けサービスの企画、既存商品の販促施策、地域課題を解決する新規事業など、自社の事業に合わせて設計します。
最後に現場社員や人事からフィードバックを行うと、学生の満足度も高まります。
事業の面白さを伝えたい企業や、企画職・営業職・マーケティング職の採用にも取り入れやすい形式です。
学生との接点づくりに適したキャリア支援型ワーク
キャリア支援型ワークは、自己分析や業界研究、キャリア形成支援を通じて、学生との接点を作るインターンシップです。
企業説明を最前面に出さないワークになるため、志望業界や志望企業がまだ明確でない学生にも参加してもらいやすい点があります。
応募や選考への誘導を急ぐのではなく、まずは「参加してよかった」と感じてもらうことを意識すると、自然な接点づくりにつながります。
実施内容としては、自己分析ワーク、価値観整理ワーク、業界研究セミナー、職種理解ワークなどが考えられます。そこに社員のキャリア紹介や、人事・若手社員からのフィードバックを組み合わせると、学生にとって学びのある時間になりやすいです。
たとえば「自分に合う仕事の見つけ方」をテーマに、学生が自身の強みや価値観を整理し、社員がフィードバックする形式があります。
フィードバックの際に、社員が自社の仕事やキャリア事例を交えて話せば、学生の関心を企業理解の方向へ自然とつなげられます。
この企画は、早期段階で母集団を形成したい企業や、認知度向上に課題がある企業に向いています。説明会前の接点づくりとしても活用しやすく、学生との関係性を少しずつ深めたい場合にも取り入れやすい形式です。
リアルな職場を体感できる現場受け入れ型インターンシップ
現場受け入れ型インターンシップは、学生を実際の職場に招き、職場見学や実務体験、社員同行などを通じて、働くイメージを具体的に持ってもらう企画です。
オフィスの雰囲気や社員同士の関係性、仕事の進め方を直接見てもらえるため、説明会だけでは伝わりにくい観点を実際に体感してもらうことができます。
入社後のイメージを具体化できるため、仕事内容や働く環境に対する認識のズレを減らしたい企業に向いている形式です。
実施する場合は、まずオフィスや現場の見学から始め、現場社員による仕事紹介を行う流れが一般的です。
その後に、会議や商談の見学、簡単な実務体験、社員同行などを組み合わせると、よりリアルな働き方を伝えやすくなります。
具体的例として、営業職であれば商談準備の見学や資料の作成を一部任せる、店舗職であれば接客の見学やバックヤード業務の説明、技術職であれば作業工程の見学や簡単な業務体験などが考えられます。
最後に若手社員との座談会や振り返りの時間を設けると、学生が感じた疑問や不安をその場で解消しやすくなります。
この企画は、職場の雰囲気や社員の人柄を魅力として伝えたい企業に向いています。また、現場理解が志望度に影響しやすい職種や、工場・店舗・拠点を持つ企業にも取り入れやすい形式です。
ただし、現場社員との調整は欠かせません。受け入れ部署の負担が大きくなりすぎないよう、見学範囲や体験内容、社員が関わる時間を事前に決めておくと、無理なく運用できます。
全国の学生にアプローチできるオンライン型インターンシップ
オンライン型インターンシップは、Web会議ツールなどを活用して実施するインターンシップです。
場所に関係なく参加できるため、地方の学生や遠方の学生にもアプローチしやすい点がメリットです。移動時間や交通費の負担が少ないため、学生の参加のハードルが下がり、母集団形成につなげやすい形式です。
実施しやすい内容として、オンライン会社説明、業界研究セミナー、グループディスカッション、事業企画ワーク、職種理解ワークといったものが例に挙げられます。
若手社員との座談会やオンライン職場見学、人事からの個別フィードバックを組み合わせと、より充実度の高い企画になります。
一方で、オンラインでは職場の雰囲気が伝わりにくい場合があるため、社員との座談会や職場紹介コンテンツを組み合わせるなどの工夫が欠かせません。
対面開催の工数やコストを抑えたい企業にもおすすめの形式です。
インターンシップ企画・運営を効率化する方法
インターンシップは企画だけでなく、集客、学生連絡、予約管理、当日の進行、実施後のフォローまで対応範囲が広くなりがちです。
特に人事担当者が少ない企業では、準備に時間を取られ、本来注力したい学生対応や選考設計に手が回らないこともあります。
ここでは、工数を抑えながら実施できる方法を紹介します。
企画テンプレートを活用する
まず取り入れやすいのが、企画書や当日の進行表、ワーク内容、学生向け案内文などをテンプレート化する方法です。
毎回ゼロから作成すると、内容の検討や社内確認に時間がかかります。基本の型を用意しておけば、開催目的や対象職種に合わせて一部を調整するだけで準備を進められます。
担当者が変わっても品質を保ちやすく、過去に反応のよかった内容も再利用できます。毎年実施する企業や、複数日程・複数職種で開催する企業には特に向いています。
集客業務を自動化する
学生への案内メール、リマインド連絡、参加確認、予約管理などは、採用管理システムや配信ツールを使って自動化できます。
応募者数が増えるほど、手作業での連絡や管理には時間がかかります。送信漏れや予約情報の確認ミスが起きると、学生対応にも影響が出やすくなります。
自動化すれば、連絡や管理の手間を減らしつつ対応漏れも防げます。学生への連絡を手作業で行っている企業や、予約管理に時間がかかっている企業は優先的に見直しましょう。
オンライン開催を活用する
対面開催だけでなく、オンライン形式を取り入れることも運営工数の削減につながります。
オンライン開催であれば、会場手配や当日の設営、移動に関する対応を減らせます。企業側の準備負担を抑えやすく、学生側も参加のハードルが下がります。
遠方の学生と接点を持ちたい企業や、短時間のプログラムを複数回実施したい企業にも向いています。会場準備や当日運営に十分な人員を割けない場合は、オンライン開催を組み合わせると無理なく進めやすいでしょう。
企画・運営業務を外部に委託する
社内だけで対応するのが難しい場合は、企画設計、学生集客、当日運営、参加後フォローなどを外部パートナーに委託する方法もあります。
採用担当者だけで抱え込むと、準備や運営に追われ、学生との接点づくりや選考への接続に十分な時間を使えません。
外部に任せられる業務を切り分けることで、社内担当者はコア業務に集中しやすくなり、学生との接触に十分な時間を確保することができます。
採用担当者が少ない企業や、初めて本格的にインターンシップを実施する企業には特におすすめの方法です。
自社の課題やリソースに合わせて方法を選ぶことで、採用担当者の負担を抑えながら、学生にとって参加しやすいインターンシップを実施していきましょう。
インターンシップの企画・運用代行サービスとは

インターンシップを実施するためにはさまざまな準備が必要ですが、それらを代行してくれるのがインターンシップの企画・運用代行サービスです。
企画から資料・備品の準備、学生の集客、当日の運営など幅広く依頼することができるため、自社の業務負担を軽減しながら効率よくインターンシップを行えます。
インターンシップの企画運営を外注するメリット
インターンシップの企画や運営を、代行サービスに依頼することで得られるメリットはたくさんありますが、ここでは4つ紹介します。詳しく見ていきましょう。
専門知識が活用できる
インターンシップの代行を行っている企業には、人材採用のプロが多数在籍しています。
採用に関する知識や経験が豊富なため、質の高いインターンシップが実施できるでしょう。
リソースの節約が可能
インターンシップを実施する場合、準備から当日の対応、片付けやその後のサポートなど多くの業務を行う必要があります。
人事部や広報担当者の負担が増えるため、普段の業務が疎かになることも想像できるでしょう。
インターンシップ関連の業務を外注すれば、本来の業務に集中できるようになり、インターンシップにかかる自社のリソースを削減することも可能です。
広範なネットワークが活用できる
自社の力のみでインターンシップを実施する場合、準備と共に課題になってくるのが「集客」です。
代行サービスに依頼をすれば、その企業の持つネットワークを利用して広告掲載やメール送信が可能となり、集客をサポートしてくれます。
代行サービスによってはオンラインで実施してくれるため、場所にとらわれないインターンシップを開催することも可能です。
急な変更やトラブルにも柔軟に対応してくれる
インターンシップの企画や運営を自社で全て行うとなると、途中で計画を変更するのは難しい場合も多いでしょう。
しかし、代行サービスなら状況に合わせて柔軟に対応してくれる可能性があります。
トラブルにも豊富な知識と経験で向き合ってくれるため、スムーズに運営してくれるでしょう。
インターンシップの企画運営を外注するデメリット
ここからはデメリットを紹介します。メリットとデメリットを比べて判断してみてください。
コストが発生する
外注するということは、費用がかかります。委託する内容によって金額は異なりますが、自社で一からインターンシップを行うよりは費用が高くなるでしょう。
全て依頼するのではなく、自社でできるところを省くことで、コストを抑えられます。
企業文化や魅力を正確に伝達するのが難しい
代行サービスの担当者は自社の社員ではないため、企業の魅力を正確に伝えるのが難しい点がデメリットです。そのため、密に連携を取り、双方のズレを減らす必要があります。
一方、代行サービスは第三者目線で自社の強みを見てくれるのため、自分たちではわからなかった魅力に気づかせてくれる可能性もあります。
社内でのノウハウが溜まらない
代行サービスに依頼することで、プロに任せられるメリットと反対に、自社にノウハウが残りにくい点もデメリットといえます。
しかし、自社で全ての業務を行ったとしても、採用担当者や人事部のみにしかノウハウが残らない、ということがほとんどです。
そのため、代行サービスを利用する場合でも定期的にミーティングを実施し、情報交換などを行うことで、社内にノウハウを残すことは可能でしょう。
インターンシップ企画運用代行の費用の相場

インターンシップの企画運用代行の相場は30〜50万円といわれています。
ただし、依頼する業務内容や期間、スタッフの人数などによって費用は異なり、同じ依頼内容でも代行サービス会社によって変わります。
そのため、同じ条件で複数のサービスから見積もりを取るのがおすすめです。
インターンシップ企画を外注した方がよい企業の特徴
代行サービスに依頼しなくても実施できるインターンシップですが、外注した方がよい企業の特徴を3つ紹介します。
初めてインターンシップを実施する企業
1つ目は、初めてインターンシップを実施する企業です。
準備や集客、当日の運営など、インターンシップを実施するためにはたくさんの業務をこなさなければなりません。
初めてとなれば、情報収集からする必要があり、多くの時間を割くことになります。プロの代行サービスに外注することで、準備や当日の運営方法などを学べるでしょう。
以前に実施したインターンシップに課題がある企業
2つ目は、以前にインターンシップを実施したものの、うまくいかなかった企業です。
インターンシップについてのノウハウがない企業では、以前の問題点を洗い出せない可能性があります。
代行サービスを活用することにより、問題点を発見・改善し、より良いインターンシップを実施できるでしょう。
自社の強みを最大限発揮できない企業
3つ目は、自社の強みをインターンシップで最大限発揮できない企業です。
自社の強みとしてこだわりポイントを打ち出しても、学生には響かないこともあります。また、客観的に見ると強みだけれど、自分たちでは気付いていないという場合も考えられます。
第三者の目線から評価してくれる代行サービスに依頼することで、新卒で入りたいと思ってもらえるようなインターンシップを実施できるでしょう。
ここ数年の新卒採用市場は「超」早期化傾向ですので、間違いなく、27卒の採用成功のカギは、このインターンシップです。 本日は、ここ数年のインターンシップ動向を振り返り、そして「勝ち組になる2027卒インターンシップ」の学生からの満足度・[…]
インターンシップ企画・運営代行会社を選ぶポイント

ここからは、代行サービスの選び方を紹介します。企業に合ったサービスを選ぶために、ポイントを抑えましょう。
実績と経験
実績と経験はインターンシップのクオリティに直結します。そのため、代行サービスを選ぶうえで重要なポイントです。
代行サービスの活動年数や累計導入数をチェックしましょう。
また、過去に自社と同じ業種の企業でインターンシップを実施しているかも参考になります。サービス会社によって得意な分野や業界もあるため、依頼後の代行サービスとのミスマッチを防げます。
提供サービスの範囲
どの業務を外注できるかは、代行サービスや金額によってまちまちです。依頼前に、自社がどこまでの業務を委託したいと考えているのか、確認する必要があります。
インターンシップから面接、採用業務まで一貫して依頼できる代行サービスもあります。
コストパフォーマンスの高さ
費用は、代行サービスを選ぶ大きな決め手になります。ホームページに記載されている金額だけで選ぶのではなく、正確な費用を確認するために見積もりをお願いしましょう。
これを怠ると、追加費用の発生などでトラブルになる可能性もあります。
また、費用だけで決めるのではなく、コストパフォーマンスの高さやサービス内容の充実度も加味して選ぶのが大切です。
カスタマイズが可能か
インターンシップの外注は、代行サービスのテンプレートに当てはめて進めていく方法と、企業の方針に沿って進めていく方法の大きく2つに分けられます。
代行サービスの運営方法が自社の希望に沿っているか、チェックしましょう。また、企画のみや当日運営のみなどの単発の依頼が可能な代行サービスもあります。
サポート体制が十分にあるか
代行サービスは依頼された業務を自分たちの社内で行うため、依頼した企業が進捗状況を目で見て確認できません。
そのため、依頼したもののどこまで進んでいるのか把握していないという場合もあります。依頼する場合は情報共有の頻度や方法を事前に確認することが必要です。
おすすめのインターンシップ企画・運営代行会社11選
おすすめのインターンシップ企画・運営の代行会社を11社紹介します。各社費用についての詳細が気になる方は、お気軽に当社までお問い合わせください。
株式会社キャリアマート

- 業界・エリア問わず年間2,000社以上の支援実績
- 企画設計から集客、応募者対応、当日の運営、本選考へのフォローまで一貫して支援
- RPA・AIの活用でスピード・品質を上げながらコスト削減
料金例
・A社 実施代行:10万~20万
・B社 企画代行:150万円
株式会社ネオキャリア

- 10,000社を超える豊富な支援実績
- 企業の魅力を徹底分析し、その強みを学生が体感できるオリジナルプログラム企画
- ターゲット設定に基づいたプロモーション戦略から、参加後の繋ぎ止めまでを一本のストーリーとして立案・設計
料金例
・インターンシップ企画立案・運営サポート:50万円~
・オリジナルコンテンツ開発費:100万円~
株式会社カケハシスカイ

- 12,000社以上の、幅広い業種における支援実績
- 30年の採用支援実績を活かした、学生に選ばれる埋もれないオリジナルインターンシップ企画
- オンライン企画にも対応
料金
お問い合わせください
株式会社セイル

- 200社以上の制作実績を持つ、約20年の経験あるコンサルタントが担当
- 独自のUSP分析によるオリジナルコンテンツの企画
- 長期的に活用可能なアフターフォロー
料金例
・企画コンサルティング:30万円~
・セミカスタマイズ制作:100万円~
・フルカスタマイズ制作:200万円~
ジャンプ株式会社

- 100社以上のインターンシップの企画設計の実績を活かした、戦略的なグランドデザイン
- 採用3C分析をベースとする、独自性のあるプログラム企画
- 採用成果につながるまでしっかり伴走、改善支援
料金例
1dayインターンシップ企画制作の場合
・アドバイザリー:35万円~/月
・共創:180万円~
・業務委託:280万円~
株式会社トライアンフ

- 「自己理解・適性理解」ツールやコンテンツの提供
- マーケティングのフレームワークを生かした独自の集客施策
- 学生の志向に沿ったプログラムの設計から運営まで
料金例
インターンシップ運用代行(終日):40万円
株式会社sandbox

- 年間を通したプランニングで、欲しい人材の集客を支援
- インターンシップの企画・運営・講師経験など実務豊富なコンサルタント
- 中小企業の採用に寄り添った、大企業に負けない学生が満足する自社の魅力が伝わるようなプログラムを企画
料金例
・単発:300,000円~
・年間:1,000,000円~
株式会社エイムソウル

- 業種に問わず、300社以上のインターン・研修プログラムを開発してきた実証済みのノウハウ
- 低予算で利用可能
- パックシリーズの導入企業の高い満足度
料金例
11.4万円~(税別)
株式会社Hal

- 多様なオリジナルのワーク・ゲーム形式のコンテンツ
- 業種・業界問わず、企業の特性に応じたオリジナルプログラム設計
- 事前準備からフォローアップまで、一貫してプロデュース
料金例
・Plan A パッケージプラン:50万円
・Plan B カスタマイズプラン:120万円~
・Plan C オーダーメイドプラン:220万円~
株式会社採用総研

- 新卒採用に特化した伴走型トータルコーディネート
- 業種・規模感問わず、ニーズに合わせたプラン
- 今どきの学生に伝わるコンテンツ制作
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株式会社uloqo

- インターンシップに関わる業務を一貫して代行する密着型サービス
- 30以上のケーススタディを活用し、企業様ごとの課題に応じた企画をご提案
- インターンシップの集客から当日運営、終了後のフォロー・効果分析まで対応可能
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まとめ
インターンシップ企画で押さえるべきポイントや具体的な企画例、インターンシップ企画・運営の代行会社をご紹介しました。
インターンシップは学生の志望度が大きく上がりやすいタイミングです。しっかりポイントを押さえて、その後の選考につなげていきましょう。
新卒の学生をターゲットとした採用活動の場では、採用イベントの活用を検討する企業も多いのではないでしょうか。 採用イベントにはさまざまな種類が存在するため、自社の目的や求める人物像に合わせたサービスを導入することが採用成功の鍵です。 […]