昨今、採用難に売り手市場の環境下で中途採用に力を入れる企業が増えています。
欠員による少人数採用から事業拡大による大規模採用まで幅広く、採用ニーズが発生するタイミングも様々だと思います。どの企業の採用担当者様も中途採用の難易度も高まっていることを身にしみて感じていらっしゃるのではないでしょうか。
いつの時代も重要課題のひとつに挙げられる、優秀な人材の「採用」。
そこで今回は、即戦力となる人材を「見極めるポイント」について、中途採用の動向と状況を踏まえながらご紹介させて頂きます!
まずは現状把握を!
企業規模や業種を問わず、中途採用に力を入れる企業が増えています。
中途採用実績は連続して増加傾向
リクルートワークスの中途採用実態調査では、2018年度の中途採用は前年比10.5%増。1社あたりの採用人数は、前年の1.46人から1.61人に上昇しています。
従業員規模別 2019年度の中途採用見通し
2019年度の中途採用の見通しについては、「増える」(19.8%)が「減る」(4.9%)を上回っていて、「増えるー減る」のポイントは+14.9%ポイントと依然として高水準を維持。中途採用需要は前年に引き続き増加する傾向にあります。
社数 | 増える | 変わらない | 減る | わからない | 以前も今後も採用しない | 無回答 | 増えるー減る | |
全体 | 4691 | 19.8% | 36.7% | 4.9% | 32.0% | 6.2% | 0.3% | +14.9% |
中途採用における人員確保難続く
2018年度下半期の中途採用において、必要な人数を「確保できなかった」と回答した企業が49.9%と、前年から横ばいの結果となっています。*比較可能な2013年度以降の同時期と比べて最も高く人員確保が困難な状況が継続しています。
一般的に大手企業は採用力が高いですが、必要な人数を確保できていない状況も同様にあります。
2018年度下半期 中途採用における人員確保状況
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応募者を見極める3つのポイント
中途採用の人材確保において中小企業は、応募者を集めるところから苦戦している状況がありますが、大手企業でも必要な人数を確保できていない状況も同様にあります。
中途採用だからこそ「即戦力の人材」や「自社で活躍できる人材」を見極めて、自社にマッチングをした求職者の承諾を取っていき適正な人材を採用していく必要があります。
その為に応募者を見極めるポイントをご紹介させていただきます!
人物評価
面接で悪い印象を与えるときは、その要因が改善できるものなのか検討する必要があります。
コミュニケーション能力はどんな職種においても、大切なスキルです。
面接官の質問に対して、「Yes」または「No」でしか答えられない人は、コミュニケーション能力が欠けているかもしれません。既に働いている社員やお客様と上手にコミュニケーションが取れない可能性があり、面接官の話を的確に理解し対応できるかチェックすることが重要です。
面接では少なからずよく見せようとしていますので、圧迫面接や厳しい質問をした際にストレス耐性を見極めたり、適性検査を行うことも良いでしょう。
応評価基準を定めていたとしても面接官によって応募者に対する印象が異なってしまうからです。
専門職の場合は、現場の社員を同席した方が仕事の魅力をしっかり伝えたり、仕事についての具体的な話をしたりしやすくなります。
能力評価
前職の実務経験を活かし、自社で即戦力となる人材であるかを判断することが重要です。
判断する為には、これまでの職務経験から応募企業で発揮できる強みを自覚し伝えることが出来ているか、実務能力について筆記試験を行い確認することも良いと思います。
職務経験を述べるだけで、実績や強みがない人は即戦力にならない場合があり、自社での活躍は期待できません。
求められている職務を理解し、発揮できる能力をきちんと伝えているかどうかが採否のポイントになります。未経験の職種であっても、知識やスキルがあれば詳しく質問し、自社で発揮できる能力を見極めましょう。
アピール評価
多くの企業のなかでなぜ自社なのかを、志望動機や自社で活躍できる人材であることをアピールできるかを見極めてください。
どの企業でも構わないという応募者では、短期間で離職や入社後のモチベーションは期待できないからです。
仕事への意欲、熱意、応募企業だからこそ入社したい具体的な理由について信憑性があり、評価ポイントを確認し本気度が高いかどうかを判断し、自社にとって戦力となる人材を採用しましょう。
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