リクナビNEXT(ネクスト)の掲載料金は?特徴や向いている企業を解説

リクナビNEXT

中途採用において、採用成功に向けて効率よく進めるためには、適切なツールを選択することが大切です。

しかし、「どの媒体を使えばいいのかわからない」 「採用成功するために何をすればいいかわからない」と悩んでいる方も多いでしょう。

今回紹介するリクナビNEXTは、2025年3月をもって直接掲載が終了し、Indeed PLUSを通じたクリック課金型の仕組みに移行しています。

これにより求人掲載の仕組みや費用体系が大きく変わり、採用戦略にも影響を与える可能性があります。

この記事では、リクナビNEXTの最新の掲載方法やIndeed PLUSとの関係、料金体系、活用のコツを詳しく解説します。

リクナビNEXTの活用を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。

リクナビNEXT(ネクスト)とは

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リクナビNEXT(ネクスト)は、株式会社リクルートが運営する国内最大級の求人転職サイトです。営業、ITエンジニアなど、幅広い職種の求人が公開されています。

2024年9月11日〜2024年9月24日にアイブリッジ株式会社が行ったアンケートで「どの転職サイトを利用しましたか?」という問いに対し、リクナビNEXTと答えた方が19.2%で、求人媒体の中で最も多く利用されていました。

リクナビNEXTは、2024年1月から新たにリリースされた求人配信プラットフォームのIndeed PLUSと連携されました。

2025年3月にはリクナビNEXTのほか、リクルートの求人メディアへの直接投稿はできなくなり、Indeed PLUSを通じた掲載のみになります。

リクナビNEXTとIndeed PLUSの連携の仕組み

リクナビnext

画像引用:リクナビNEXT公式サイト

従来のリクナビNEXTは原稿のサイズや掲載期間、オプションによって料金が決まっている「掲載課金型」となっており、求人を掲載することで費用がかかります。

Indeed PLUSは「クリック課金型」の掲載となっており、求人がクリックされた分だけ料金が発生します。

従来のリクナビNEXTで直接掲載することはできなくなり、Indeed PLUSを利用することで、AIが最適な求人媒体を選択し掲載されるように仕様が変更されました。

Indeed PLUSとの連携でどう変わる?

2024年1月30日よりIndeed PLUSの提供が開始され、株式会社リクルートが提供する求人サイトとの連携が始まりました。

リクナビNEXTがIndeed PLUSと連携することで、従来の掲載課金型が廃止され、クリック課金型に移行します。

連携前は掲載前に費用が発生していましたが、連携後はクリックされた分だけ費用が発生する仕組みになりました。

これまでリクナビNEXT単体で求人を掲載していた企業も、Indeed PLUSの仕組みにより、タウンワークやはたらいくなどの他のリクルート系求人サイトにも、同時に掲載される可能性があります。

そのため、リクナビNEXTだけでなく他の求人サイトにも掲載される可能性があり、複数メディアからの応募流入が期待できます 。

掲載課金型からクリック課金型へ

リクナビNEXTは、以前は掲載する際に費用が発生する掲載課金型でしたが、Indeed PLUSにより、求人がクリックされるたびに費用が発生するクリック課金型の料金体系に変更されました。

クリック課金型は、クリックされた分だけ費用が発生しますが、実際には予算の上限設定が可能です。上限設定に関しては制限がないため、自由に設定した金額でIndeed PLUSの運用を始められます。

クリック単価は、IndeedのAIが自動で最適化する仕組みです。クリック単価は変動するため、企業の予算や採用目標に応じて柔軟に運用する必要があります。

参考として、弊社で実際に運用している求人のクリック単価を例にすると、400~800円程度になります。また、掲載プランといったものはなく、AIの自動判断で求人が求職者に届くようになります。

特定の企業が目立つ工夫をすることが難しくなっているため、他社との差別化が難しくなっています。

応募者の管理

Indeed PLUSを利用する際の応募者の管理については、「Air WORK採用管理」もしくは、その他の採用管理システムで管理することができ、応募者とのやりとりや採用状況の一元管理が可能です。

採用管理システムによっては連携することができないものもあるので、下記にないものを利用している場合は、あらかじめ利用できるATSを確認してから使うようにしましょう。

Indeed PLUSと連携できる採用管理システムは以下です。(2025年3月時点)

リクナビnext

【Indeed PLUSと連携できる採用管理システム一覧】

  1. Indeed
  2. AirWワーク 採用管理
  3. ジョブオプ採用管理
  4. ビズプラ採用管理
  5. @ company
  6. Cloud Recruitment System
  7. トルー
  8. あつナビプラス
  9. HRハッカー
  10.  中小企業求人部
  11.  Jobギア採促
  12.  えんと~り
  13.  Findin
  14.  ハピキタ
  15.  JOB OLE
  16.  JOB!BASE(ジョブベース)
  17.  milto
  18.  HITO Manager(ヒトマネージャー)
  19. OWNED MAKER
  20. ワガシャ de DOMO
  21. WORKL(ワークル)
  22. Q-mate(キューメイト)
  23. リクオプ(Recop)
  24. Recruiting Cloud
  25. リクルートページ.jp
  26. Talent Clip
  27. テンリク
  28. @r4510
  29. Entry Pocket
  30. iRec
  31. ACCESS ON LINE
  32. Agre Arms
  33. Engage
  34. HirePlanner
  35. ジョブカン採用管理
  36. JOBMO
  37. ジョブサイトPlus+
  38. みてくだ採用
  39. R+neo
  40. 採用ページコボット
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求職者からの目線

求職者からの求人画面の見え方は、今までと同じで変わりはありません。

掲載された求人は通常の検索結果やおすすめ求人として表示され、詳細を確認でき、応募ボタンを押すことでエントリーが可能です。

企業側ではIndeed PLUS経由での掲載となるため、求人の掲載期間を裏側で設定することが可能です。

ただし、この設定は求職者の画面には反映されず、ユーザー側へは「応募が集まり次第終了」という表記になります。

その他、求職者からの見え方に変化はなく、企業側のみ仕様が大きく変わります。

今、直接掲載中の企業への影響はどうなる?

掲載課金型プランを利用してリクナビNEXTに直接掲載している企業は、すべて2025年3月末で掲載終了となり、4月以降はIndeed PLUSを通じての掲載のみになります。

リクナビNEXTの掲載終了後も、継続して利用したい場合は、Indeed PLUSに乗り換える必要があります。

Indeed PLUSに乗り換えたとしてもリクナビNEXTに掲載されない可能性もあるため、Indeed PLUSを利用の際には注意が必要です。

リクナビNEXT(ネクスト)の特徴

リクナビNEXTには、求職者にとって魅力的な特徴が3つあります。

求職者の視点に立った転職サイト

リクナビNEXTは、求職者の視点に立ったサイト設計が特徴です。膨大な数の求人広告から、ニーズにあった企業を見つけやすい仕組みが、豊富に組み込まれています。

こだわり条件や持っている経験を求めている企業など、多彩な角度からのピックアップ機能が付いていることで、求職者にマッチする企業の発見性を高めていることも魅力です。

転職アプリの口コミ数が多い

またリクナビNEXTのアプリは、Google PlayやApp Storeにおいて他の転職サイトのアプリよりも口コミ数が多く、一定の支持を得ています。

転職活動をサポートするチャット機能や、利便性の高い検索機能など、若手の求職者からも選ばれやすい機能が充実しているアプリです。

1,300万人のユーザーにアプローチできる

リクナビNEXTに掲載されることで、約1,300万人(2024年12月時点)の方にアプローチすることができます。

応募が集まりにくい職種でも、約1,300万人のユーザーにアプローチできれば、採用成功できる確率は上がることでしょう。

さらに、Indeedユーザーからも求人が見られるので、リクナビNEXTへの流入が多くなると想定されています。

リクナビNEXT(ネクスト)の利用料金

リクナビnext

画像引用:Indeed公式サイト

リクナビNEXTは、2025年3月末より直接掲載することができなくなります。

料金については上記でも記載していますが、求人がクリックされた際に費用が発生するクリック課金型で、予算は3,000円から設定が可能です。

予算の上限設定も可能なため、予算を超えるような掲載はありません。

また、求人掲載はいつでも停止可能です。万が一予算上限に達した場合は掲載が終了し、再度金額の設定をすれば、掲載が再開されます。

Indeed PLUSの利用にあたって、初期費用や各求人サイト個別の予算設定の必要はありません。

リクナビNEXT(ネクスト)への掲載方法

リクナビNEXTに掲載される方法は下記の2種類です。

  1.  Indeedの直接投稿を利用する
  2.  連携している採用管理システムから掲載する

①Indeedから直接投稿をする方法は、Indeed管理画面にある広告予算を設定し、企業情報と求人項目をすべて入力することで、Indeed PLUSに連携することができます。

Indeed PLUSに連携された求人は、管理画面上に「Indeed PLUS」のマークが表示されます。

②連携されている採用管理システムを利用して掲載する方法は、掲載したい求人原稿を選択し、有料配信設定を行うことで、Indeed PLUSに連携することができます。

想定予算と掲載期間を入力し、有料掲載設定をすれば、すぐにIndeed PLUSに連携できます。

注意点として、リクナビNEXTに必ず掲載されるとは限りません。Indeed PLUSはAIが判断して、該当求人に最適な媒体に掲載されます。

Indeed PLUSについては、下記記事で詳しく解説していますのでご覧ください。

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Indeed PLUSからリクナビNEXTに掲載する時の注意点

リクナビnext

Indeed PLUSからリクナビNEXTに掲載する時の注意点を3つ紹介します。

オプション機能がない

従来の媒体では、スカウトやDMといった機能がついていますが、Indeed PLUSからリクナビNEXTに掲載された際は、これらの機能は利用できません。

オプションが利用できないため、企業側から求職者を選んで直接アプローチすることはできません。もしスカウトなどを活用して採用活動を行う場合は、マイナビ転職をおすすめします。

他社との差別化がしにくい

上記でオプションがない旨を説明しましたが、オプション機能がなくなったため原稿内容での差別化が必要になります。

Indeed PLUSに連携されたリクナビNEXTでは、これまでとは異なり原稿修正の回数に制限がないため、求職者の反応を見ながら何度でもブラッシュアップが可能です。

閲覧数や応募率を分析し、タイトルや画像を変更したり、仕事内容や魅力の伝え方を修正するなど、継続的な改善を行い採用効果を最大化させる必要があります。

必ずしもリクナビNEXTへ掲載できるわけではない

リクナビNEXTは掲載課金型の仕様から、Indeed PLUSからの配信で掲載するクリック課金型へ変更されました。

Indeed PLUSは、AIによって求人が自動で最適な媒体へ掲載されるシステムになります。そのため、必ずしもIndeed PLUSからリクナビNEXTに掲載されるとは限りません。

「AIに掲載先の媒体を決められるのは不安」 「採用ターゲットを絞り込んで掲載採用活動をしたい」と考える企業は、職種コードや、多数オプション機能があるマイナビ転職に掲載することをおすすめします。

マイナビ転職の詳細なプランや掲載イメージなどを改めて知りたい方は、以下のページに詳しく記載されているので参考にしてください。
具体的なオプションについて詳しく知りたい方は、キャリアマートへお問合せください。マイナビ転職 掲載料金(全国版)はこちら

まとめ

Indeed PLUSに連携されたリクナビNEXTは、クリック課金型の掲載へと変わりました。

ユーザーの属性については、Indeed PLUSとの連携後も従来のリクナビNEXTと変わらず、幅広いユーザーにアプローチすることが可能です。

注意点として、必ずしもリクナビNEXTに掲載されるとは限らないため、 不明点や詳細を知りたい方はキャリアマートへお問い合わせください。

また、AIに任せられないという企業や、しっかりとターゲットを絞って採用活動したい企業は、従来通りの求人媒体であるマイナビ転職や、dodaなどの各種媒体への掲載がおすすめです。

マイナビ転職やdodaは、キャリアマートからも申し込みが可能なので、掲載を検討している方はお気軽にお問い合わせください。

以下の記事ではマイナビ転職の料金や特徴、利用に向いている企業について解説しているので、あわせてご覧ください。

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