適性検査eF-1G(エフワン・ジー)とは?特徴・料金・導入事例

適性検査eF-1Gとは?

採用活動において、人材の見極めや内定辞退の防止などに苦労している企業は、多いのではないでしょうか?

それらの課題を解決する手段として適性検査は有効です。しかし、種類が多く、「どの適性検査を選べばいいか」とお困りの方も多いでしょう。

そこでこの記事では、業界最多の測定項目を誇る適性検査eF-1Gの特徴や料金プラン、導入事例について紹介します。

適性検査eF-1G(エフワン・ジー)とは

eF-1G

適性検査「eF-1G(エフワンジー)」とは、新卒採用から中途採用の選考、入社後の配属、登用とさまざまな人事活動の場面で活用できる適性検査です。

株式会社イー・ファルコンが開発した適性検査で、性格診断や能力テスト、豊富な測定項目から受験者の特徴や入社後のポテンシャルを正確に把握でき、マネジメントに活かすことが可能です。

年間受験者数10万人以上で、総受験者数400万人、導入実績1000社以上(※2022年8月時点)といま注目を浴びている適性検査です。

eF-1G(エフワン・ジー)の特徴

eF-1Gにはどのような特徴があるのでしょうか?それぞれ見ていきましょう。

測定項目・測定領域が幅広い

eF-1G 測定領域

画像引用:適性検査eF-1G

eF-1Gの特徴の一つとして、測定項目・測定領域の幅広さが挙げられます。測定項目は、業界最多の194項目と圧倒的に網羅されています。

測定できる領域は、「イノベーションに関わる領域」や「環境変化への適応に関する領域」など働くうえで重要な領域を測定することが可能です。

それにより、採用選考から初期配属、人材のマネジメントにも活用できます。

採用選考から入社後のマネジメントまで一貫して活用できる

eF-1Gは、採用選考のシーンだけでなく、初期配属や登用など社内のさまざまな人事活動の場面で活用できることがメリットです。

また、実際に活躍している社員にeF-1Gを受けてもらうことで、「自社ではどんな特性を持った人材がフィットしているのか」を明らかにできます。

そして実際に採用したその社員が活躍しているかどうかを検証し、求める人材をアップデートし続けることも可能です。

企業の課題やニーズに応じたカスタマイズが可能

カスタマイズシート ef1g

画像引用:適性検査eF-1G

eF-1Gではオプションを利用することで、企業それぞれの採用活動における課題やニーズに応じて、測定項目や面接シートを柔軟にカスタマイズできます。

自社の状況にあわせた面接シートなどのオリジナルツールを利用して、より効果的な採用につなげられるでしょう。

eF-1G(エフワン・ジー)の料金プラン

eF-1Gの料金プランには、アカウント利用料、診断受験料、オプションがあります。それぞれ見ていきましょう。

企業アカウント利用料

企業アカウント利用料 117,600円/年

企業アカウント利用料の中では、適性検査の結果の標準シートと受験データに基づいた各選考ごとの傾向値分析が利用できます。

標準シートは、メインシート、面接シート、配属シート、フィードバックシート、ワークシートの5種類に分かれています。

診断受験料

1件あたりの診断受験料
性格診断+能力テスト 3,000円
性格診断のみ 2,000円
能力テストのみ 1,000円

多くの受験者が想定される場合、定量で一括購入すると割引が可能となっています。

オプション

  • シートのカスタマイズ
  • データ分析
  • フォローアップコンテンツ
  • オプションシート

オプションは上記の4種類になります。

オプションで標準搭載のシートをその会社用にカスタマイズできるものや、優秀者の成功パターンやどんな人材が自社にフィットするのかを分析してもらえるサービスなどがあります。

それぞれのオプションの詳細な内容については、弊社キャリアマートへお問い合わせください。

キャリアマートへのお問い合わせはこちら

eF-1G(エフワン・ジー)を活用できる採用シーン

eF-1G 活用シーン

画像引用:適性検査eF-1G

eF-1Gは、採用選考や配属先の検討、人材育成に至るまで人事活動におけるさまざまな場面で活用できます。

例えば採用選考のシーンにおいては、求める人材像の把握や候補者の初期スクリーニング、内定辞退防止などの場面で活かせます。

また、職種適性に基づく配置や、上司との相性を踏まえた配置などを考えて配属先を決めるのにも役立てられます。

eF-1G(エフワン・ジー)と他の適性検査との違い

eF-1Gは他の適性検査と比べて、どのような違いがあるのでしょうか?

代表的な適性検査との違いを見てみましょう。

SPI3との違い

ef1g SPI3

SPI3はリクルート株式会社が提供する最も利用者が多い、オーソドックスな適性検査です。

年間利用社数14,400社、受験者数215万人(2021年12月時点)となっており、利用企業のうち約67%は従業員数300未満の中小企業です。

SPI3では、新卒・中途採用だけでなく、高卒採用向けの適性検査も提供している点が異なります。高卒向けの採用を考える企業は、SPI3のほうが向いていると言えます。

また、受験形式も異なります。eF-1Gは受験者の自宅などでパソコンを使って受験してもらうWEBテスティング形式のみですが、SPI3はWEBテスティング形式以外にもテストセンターや紙、ペーパー形式で受験させることも可能です。

GAB/CABとの違い

GAB/CABは、日本エス・エイチ・エル社から提供されている適性検査です。

GABは、主に商社や証券、総研など、高い知能を必要とする業界の総合職用の検査として利用されています。

CABは、SEやプログラマーなどのコンピューター職を志望する学生の適性を測るための適性検査で、情報処理・システム関連の企業で多く採用されています。

eF-1Gは、豊富な測定項目から「どのような人材なのか」を的確に把握するための適性検査なのに対し、GAB/CABは、特定の職業に適性があるかどうかを測るための検査であるという点が異なります。

eF-1G(エフワン・ジー)利用の流れ

eF-1G 流れ

eF-1Gの利用の流れは、以下の通りです。

  1. 申し込み
  2. 契約
  3. アカウント発行
  4. 利用開始

申し込みから利用開始までは最短3日と、スムーズに利用できます。

eF-1G(エフワン・ジー)の利用におすすめの企業

これまでeF-1Gの特徴や他の適性検査との違いについて説明してきました。

では、eF-1Gは、どのような企業におすすめできるのでしょうか?

テスト実施に関わる手間を最小限にしたい企業

テスト実施に関わる手間を最小限にしたいと考える企業には、eF-1Gを利用することで特にメリットを受けられるでしょう。

eF-1Gは、受験者の都合に合わせて自宅のパソコンなどで受験ができるWEBテスティング形式のWebテストです。そのため、当日の場所の確保や管理監督、テストセンターへの運営委託費も必要なく、テスト実施にかかる手間は極力少なくて済みます。

配属やOJT、社員のマネジメントに悩む企業

配属やOJT、新入社員などのマネジメントに悩む企業にもおすすめです。eF-1Gは、検査から得られた人材の性格、特徴をさまざまな領域から明らかにします。

検査から得られたデータを基に、採用選考だけでなく、配属や登用、OJT、入社後のマネジメントなど多様な人事活動の場で一貫して役立てることが可能です。

eF-1G(エフワン・ジー)の導入成功事例3社

eF-1Gを導入し、採用に成功した企業の事例を3つ紹介します。

金融系システムA社(採用人数30名)

<導入前の課題>

  • 一般的に優秀とされる人材に合格を出したところ、辞退が5割を超えた

<施策内容>

  • 適性検査で得られたデータから社員の分析を行い、定着し活躍している人材の共通項から「当社らしさ」を定義した

<導入後の成果>

  • 自社と親和性が高い学生に内定を出し承諾率アップ
  • より自社になじみやすい人材を獲得できた

小売り系B社(採用人数100名)

<導入前の課題>

  • 採用基準が定まらず、全員に会う採用で手間がかかったものの、十分な見極めができなかった

<施策内容>

  • 社員の共通要件を洗い出し、スクリーニングを行った
  • 学生をタイプ分けして多様な人材にバランスよく内定を出した

<導入後の成果>

  • タイプごとの強みや活躍イメージが持てるフィードバックシートを開発し、内定者に渡すことで承諾率アップを実現した

化学メーカーC社(採用人数十数名)

<導入前の課題>

  • 優秀な人材を見極め内定を出したが、欲しかった人材に逃げられてしまった

<施策内容>

  • 面接官に個性を理解するための研修を実施
  • タイプに応じた心を掴むためのトークをトレーニングした

<導入後の成果>

  • 相性の良い面接官と学生を組み合わせ各タイプに響く魅力を学生に伝えたことで、承諾率もアップし、良い人材を採れた

eF-1Gと連携可能な採用管理システム

eF-1Gと連携が可能な採用管理システムについても、あわせて紹介します。連携できる採用管理システムがあれば、より便利かつ効率的に利用できるようになります。

ACCESS ON LINE

eF-1G アクセスオンライン

eF-1Gは、株式会社マイナビが運営する、採用管理システム利用企業数No1の「ACCESS ON LINE」との自動連携が可能です。eF-1Gで得られた結果をACCESS ON LINEの方で一人ずつ紐づけて、データをワンストップで管理できます。

ACCESS ON LINEと連携することで、eF-1Gのデータをまとめて管理でき、採用選考の効率化につなげられます。

ACCESS ON LINEの特徴や料金、導入事例について知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

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アクセスオンライン(AOL)

sonarATS

sonarATS

Thinkings株式会社が運用するsonarATSは、さまざまなHRサービスやデータと連携が可能な採用管理システムです。

eF-1Gと連携することで、eF-1Gで受験した適正検査の結果や応募者の受験ステータス、スコアをsonarATS上でリアルタイムで確認・管理できるようになります。

sonarATSの特徴、料金、導入時の注意点などを知りたい方は、あわせてこちらの記事をご覧ください。

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まとめ

この記事では、適性検査eF-1Gの特徴や料金プラン、導入成功事例などについて紹介してきました。

自社にマッチする適性検査を選び、人材の見極めや内定辞退といった採用課題の解決に繋げていってください。

適性検査の選び方や導入のメリットなど、他の適性検査も知りたい方は、あわせてこちらの記事をご覧ください。

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